【ExWHYZ】Episode16 maho「最後に辿り着いたのは今いてくれるマスターへの感謝」
Seihoとのスプリット・ツアー〈SeihoWHYZ〉の千秋楽・大阪公演を控えるExWHYZ。個別インタヴュー第4弾は、mahoが登場する。WACKツアーやイギリス公演を経て、視野が広くなったという彼女。V.Aアルバム『Dress to Kill』に収録されているリミックス楽曲や、作詞を手掛けた「Fleeting」、「Unknown Sense」に込めた思い、加えて5月からスタートする〈ExWHYZ TOUR 2024 'Futura Free'〉への意気込みも語ってもらった。
新曲やRemixを含んだ、V.Aアルバム
INTERVIEW : maho (ExWHYZ)
個別インタビューを定期的に行っているとメンバーの考え方の変化が見えて感心することが多い。今回のmahoへの取材は、これまでの連載インタビューの中で、もっとも彼女の心のうちを見せてくれたものになっていると思う。「未来の自分を助ける」ために自分の考え方や行動を変えていこうとしているmahoの現在の言葉をお届けする。
取材&文 : 西澤裕郎
写真 : まくらあさみ
今ちょっと冒険しているところです
──mahoさん、雰囲気が変わりましたか?
maho:髪を切ったんです。私、思い立ったらやっちゃうタイプなので、思い立って切りました(笑)。
──髪を切ったことで、気分も変わった?
maho:そうですね、変わりたい(笑)。
──まだ変わってないということ?
maho:いや、結構変わりました。髪型を変えるとライブの感じもなんとなく変わるというか。自分の中でですけど、そういう変化も新鮮でいいなと思ってます。
──EMPiRE時代から3、4カ月おきぐらいに個別取材をさせてもらっていますが、今まで取材させてもらってきた中で1番明るい感じがしますね。
maho:え、本当ですか? ここ1ヶ月くらいですけど、生活スタイルを変えるというか、色々な人と話したり、もっとコミュニケーションを取れるようにしようと思っていて。今まで人と会わなさすぎたのもあるんですけど、最近はなるべく外に出ているんですよ。だから、ちょっと会話ができるようになっているのかもしれないですね(笑)。
──外に出ようと思ったきっかけがあったんですか?
maho:2024年に入ってから、知らないうちに視野が狭くなってるかもと思うときがあって。EMPiRE時代からいまに至るまで、時間ができたときは1人の時間にしてきたんです。休息に使ったりすることがベストだと思ってやってきたんですけど、違う使い方を試してもいいのかなと思って。やってみてから、どっちが自分に合うか決めるのもいいなって。選択を増やすみたいな感覚というか。人間らしい生活をもうちょっと意識したら、グループでもメンバーとの関わり方でも、もっと色々見えてきたりするかもと思って、今ちょっと冒険しているところです。
──冒険っていうのは、具体的にどんなことをしているんでしょう?
maho:WACKツアーがあったことも大きくて。みんなで回るツアーってすごく久しぶりだったし、楽屋もみんな一緒だったんですよ。改めて接してみて、明るくて、賑やかで、いい人たちばっかりだなと思って。そういう機会もいろんな人と話してみたりしていました。
──WACKツアーで初めて話すメンバーも結構いたんですか?
maho:といいつつ、私から話しかけるというより、みんなが話してる輪の中に入って話を聞いて、近くでこの子はこういう感じだったんだって勝手に知る作業をしてました(笑)。
──あはははは。その中でも、よくしゃべったメンバーは?
maho:ギャンパレさんが本当に楽しい方たちで、よく話しました。私がWACKに入った当時から、ココ(・パーティン・ココ)さんと「ご飯行こうね」って言っていて。お仕事が入ったりで流れていたんですけど、この1カ月中に絶対に行く! って約束してるんです。
──まだ1ヶ月くらいと言っていましたけど、色々な人と積極的に関わってみて、どんな風に感じていますか?
maho:すごくいいなと思ってます。私は基本的に引きこもり属性で、今までに行き詰まったときは自分でずっと思考を巡らせてきたけど、もしかしたら誰かと過ごしてる時間が何か次の行動を起こすきっかけにもなるかもしれないなと思うようになりました。
──WACKツアーを経て、音楽面に関して感じたことはありますか?
maho:グループごとに、それぞれのカラーがめちゃくちゃあるなと思いました。多分、みんな試行錯誤しているところだと思うんですけど、それが今までで1番見えたというか。バラエティに富んでいる感じがして面白かったですね。全グループともライブが好きで、そこに来てくれているファンの人に楽しんでもらいたい熱は同じだなって。その想いをそれぞれが繋いでいってるのが嬉しかったですね。