【PIGGS、とらえる vol.66】PIGGSはなぜ「解散」の道を選んだのか──メンバーが語る、決断の真実

7月30日(木)、PIGGSは10月12日(月祝) 東京キネマ倶楽部にて開催されるワンマンライブをもって解散し、KINCHANがプープーランドを退所することを発表した。
生々しい表現も出てくるのでステージ上で話すと齟齬を生む可能性も高いこと、理由をできるだけ冷静に、丁寧に、昨日のツアーファイナルに来られた方も来られなかった方も含め、すべてのぶーちゃんズに同じタイミングでお伝えしたい、というメンバーの想いから今回このようなかたちでの発表となった。メンバーは泣きながらも長い時間をかけ、必死に言葉を絞り出してくれた。彼女たちの溢れんばかりの気持ちが、少しでも皆様のもとに届けば幸いだ。そしてあと少しの限られた時間を、PIGGSと一緒に進みたいと思う。
INTERVIEW : PIGGS

インタビュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
撮影: 大橋祐希
目標を掲げた以上、そこへ向かうことが一番の目的になっていました
──PIGGSが解散することと、KINCHANがプープーランドを退所することが発表されました。ここに至るまで、グループとしては、どのような状況だったんでしょう。
KINCHAN:去年の11月からプーちゃん(プー・ルイ)が抜けて、プーちゃん脱退以降メンバー5人でセルフプロデュースでやっていくと決心して頑張ってきたのですが、お互いが抱えていた問題と向き合わないまま活動してしまったんです。リーダーとしてシェルさんがPIGGSのことを率先して考えて進めてくれていたんですけど、私たち4人が任せすぎてしまった部分があって、シェルさんをいっぱいいっぱいにさせてしまったんです。その結果、日常的に強い言葉が飛び交うようになってしまって… グループの状態は悪くなる一方でした。
私はみんなの間に入ることが多くて、シェルさんから他のメンバーの相談や愚痴を聞いたり、逆に強い言葉を投げかけられて落ち込んでるメンバーにはシェルさんの本意を伝えたり、みんなの気持ちを整理するような立ち位置で話をしていました。
でもそれで自分もいっぱいいっぱいになってしまって。話の中で「それは違くない?」と思うこともあったのにいつも中立の立場をとってしまって、それはグループにとって良くないことと分かっていたのに改善しようと動きませんでした。本当にこのままじゃ良くないってことに気付いて動いた時には、悪い方に積み重ねてきたものが大きくて、心が折れてしまいました。
「自分たちでしっかり考えて行動する」という約束をしてプーちゃんが脱退してからもPIGGSを続けさせてもらうことになって。そういう何か作り上げる時、新しく挑戦するときに衝突が起きるのはアイドルだけでなくて当たり前の事だと思うし、大変なことというのはわかっていました。だからシェルさんが悪いというわけではなくて。
プーちゃんからも会うたびに「ダメなことはダメってみんなに言わないとだよ。キンチャンが中立の立場を取ってたらPIGGSは大事なことと向き合えずうまくいかなくなるよ」と言ってもらってたけど、私はその行動が取れませんでした。逃げてしまっていたんだと思います。

──時系列的には、いつ頃から、そういう風に考えたんでしょう。
KINCHAN:3月末に私が1回ダメになってメンバーと連絡もとれないし家から出られない状況になってしまったときプーちゃんが連絡をくれて。その時は感情的に「PIGGSをやめたい…」と言ってしまったのですが、プーちゃんと話す中で4月19日のファイナル公演まではなんとか頑張ろうと決めました。応援してくれてるぶーちゃんズの顔がたくさん浮かんだし、折れちゃダメだ!頑張るんだ!って思ったんです。
でもファイナルを終えてもどうしても前を向くことができず、6月の頭にメンバーに「辞めたいです」という話をしました。もうボロボロになってしまっていました。
自分たちだけでは最初は話もできなくて、プーちゃんやスタッフさんにも入ってもらって何度も話したけれど「5人で問題と向き合って、全員で変わってやっていこう」という希望を見出せず、もう一度立ち向かう自信がありませんでした。ぶーちゃんズには本当に申し訳ない、と心の底から思いましたがどうしようもできませんでした。
──決定的な出来事があったというよりは、徐々に積み重なっていったということでしょうか?
KINCHAN:そうですね。大きなきっかけがあったわけではないです。問題に対して向き合わないことをずっと積み重ねてしまいました。ライブでぶーちゃんズと会えるとやっぱり嬉しいので、自分のダメなところを見ないふりをして、日々を続けてしまってました。
──リーダーのSHELLMEさんは、どのような心境だったんですか?
SHELLME:5人になってすぐの頃は、とにかくツアーのことやパフォーマンスなど、目の前の課題ばかりに向かっていました。そのなかで、パフォーマンス以外の個々の問題については後回しにしてしまっていたんです。そして「PIGGSのために何とかしよう」という思いでやっていたことが、だんだん「思い通りにいかない」という感情に変わってしまって、その結果グループの空気を悪くしてしまったんです。
みんなそれぞれ考えていることや話したいことがあったはずなのにそれも話せなくなっていて。本当はもっと根本的に解決しなきゃいけない問題があったのに、見ないふりをしてしまってました。
──気持ちがエスカレートした原因はなぜだったんでしょう?
SHELLME:「ぶーちゃんズと一緒に大きい場所へ行きたい」という目標を掲げた以上、そこへ向かうことが一番の目的になっていました。「セルフプロデュースをすること、大きい場所へいくこと、言ったからにはやらなきゃ」という気持ちが強くて、まわりがみえなくなっていた。
本当はPIGGSのためにも、メンバーともっと話すこと、スタッフさんたちと話すこと、頼ることも必要だったんですけど、とにかくリーダーとしてグループをなんとかして前に進めなきゃ!といっぱいいっぱいになってしまって。手を差し伸べてもらっても、全然わかっていなかったし、空回りしてしまってました。
KINCHANが辞めたい、という話をきっかけに、プーちゃんも交えて話す機会が増えて。5人体制になってからの自分たちが危なっかしかったせいで、プロデュース面でプーちゃんやMETTYさんにも結局は、自分たちの気づかないところでたくさん助けてもらっていたことも知りました。またここから、セルフプロデュースではなく、プーちゃんとMETTYさんがプロデュースをするという提案をもらったときも、わたしは正直そうしたいと思いました。だけど話を持ち帰らせてもらいメンバーと話し合った結果、「5人でやると決めたから」という想いが強く、「セルフプロデュースでやらせてください」と5人で改めて言いました。でもやっぱり気持ちがバラバラになっていく感覚もあり、まとめること、まとまることができませんでした。あのとき素直に、5人で現実をみて話し合えなかったことが分岐点だったと思ってます。
セルフプロデュース決断以降、ブライアンさんにもセトリの相談以外はなんの連絡もできてなく…。後から知ったのですが、プーちゃんからブライアンさんへ状況を共有はしてくれてたそうで、ずっと助けていただいていたのに、自分たちからはなんの連絡もできず、本当に反省しています。


















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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