切り離すことのできない酒と音楽ーーGenius P.J'sシングルを、TOMY WEALTH、向山聡孝と酒で探る座談会

DAOKOとの共作『world is yours』も話題を呼んだ、東京を拠点としたヒップホップ・バンド、Genius P.J' sが、4作目のシングル『SINCE』を6月15日にリリース。リード・トラック「SINCE」は、Asian Dub Foundationの元MC Lord Kimoやkamome kamome向達郎との制作も手がける"TOMY WEALTH”、"nego”のギタリスト・バイオリニスト向山聡孝を迎え制作されている。OTOTOYでは、そんな本作を2週間先行配信するとともに、Genius P.J' sのメンバーであるchamois、クロダセイイチに加え、TOMY WEALTHと向山聡孝を迎えて座談会を行った。オフィスでお酒を飲みながらリラックスして行われた本座談会。Genius P.J' sの知られざる本質が見えてくるかも。
TOMY WEALTH、向山聡孝参加のシングルを先行配信
Genius P.J's / SINCE
【配信フォーマット】
ALAC / FLAC / WAV(24bit/48kHz)、AAC
【配信価格】
単曲購入 : 205円(税込) / アルバムまとめ購入 : 540円(税込)
【Track List】
1. 1. SINCE / 2. metastasis / 3. NO BACK LAND
INTERVIEW : Genius P.J' s × TOMY WEALTH × 向山聡孝
想像を超えた、実にゆるやかな座談会だった。これまでOTOTOYではGenius P.J' sを3回取り上げているけれど、MCのchamoisと筆者はこれが初対面。彼らの楽曲から、ある種のストイックさを感じていただけに本当に意外な一面のみえる取材となった。その根本にあるのは3組のミュージシャンたちが、それぞれに心を許せるフィールドを持ち、そこを心置きなく解放しているからこその関係性だ。お酒を酌み交わしながら音楽とは無縁の話を重ねるなかで生まれたという本作『SINCE』。それにならい、お酒を飲みながらの座談会を行った。
取材&文 : 西澤裕郎
写真 : 大橋祐希
仲良くなろうと思うんだったら、酒は必要かな(chamois)
ーーTwitterで見たんですけど、TOMYさん、トシ(向山聡孝)さん、クロダ(セイイチ)さんの3人で、すでに渋谷で一杯ひっかけてこられてますよね(笑)? そして取材場所のOTOTOYに着いてからも飲み続けているという(笑)。
TOMY WEALTH(以下、TOMY) : 最近、飲んでいる写真しかSNSにあげてない(笑)。僕、生まれが横浜で、親父が伊勢佐木町でお店をやっていたこともあって、飲み屋の雰囲気に幼少から馴染みがあって。大人になってから横浜の野毛でよく飲むようになったんですけど、今回の制作の2人や、都内のお酒好きなアーティストをガンガン野毛にアテンドしてるんですよ(笑)。
chamois : 一軒ですべて終わらないんです。コースみたいになっていて、肉、餃子、最後にまったりみたいな感じの店って感じで飲んでいくんですけど…。
TOMY : 今の端折ってましたけど、最低で6軒は行きますから(笑)。25軒行ったこともありますよ。
ーー1軒で2杯だとしても50杯くらい飲んでる計算になりますけど(笑)?
TOMY : まあ、次の日は2日酔いです。

ーー途中で記憶が飛んだりしないんですか?
TOMY : 結構飛んでます。秋葉のアメコミ・ショップでコミック買ったあとにchamoisさんとトシさんと3人で飲みに行った事があって、翌日家で起きたらそのコミック入れてた袋に大量の小銭が入っていたんです。このお金なんですか? って2人に訊いてみたら、「それTOMYが熊本募金を募ったんだ」って言われて。
向山聡孝(以下、向山) : 3000円分くらいあったよね。
chamois : だいたい記憶はないけど、飲むたびにドラマは作っているんですよ。
ーーあははは。Genius P.J' sの特集は何回も組ませていただいているんですけど、chamoisさんとお会いするのは初めてでして。ラップの雰囲気から、もっとストレート・エッジな方を想像していたので、今の話を聞いて正直びっくりしました。
chamois : 多分、普段思われているイメージとは真逆なんで。音楽はもちろん、やっぱり兄弟くらいに思わないと何かを一緒にやりたくないじゃないですか? 仲良くなろうと思うんだったら、酒は必要かなと。だから酒と音楽は切り離せない。いつも、酒を飲み始めた時点で連絡事項を確認するんだよね。
向山 : その時間が本当に少ないんですよ。5分くらい連絡事項を確認してからはもう覚えていない(笑)。
ーーあははは。そもそも、3人はいつからのお付き合いなんですか?
向山 : きっかけは横浜GALAXYっていうライヴハウスで開催されたイベントで、nego、TOMY WEALTH、Genius P.J' s、chikyunokikiの4組が出演したんです。
TOMY : 衝撃なブッキングだったんです。全部がヤバイってパターンは、ブッキングでは滅多になくて。
chamois : どのバンドも映像が見える音楽を体現していて、それって僕らが音楽をやる上でテーマに掲げていることでもあるので、俺から2人に声をかけたんです。
TOMY : 「自分から話しかけるのなんて数年振りなんだぜ」って言われたのを覚えてます。トシさんも同じことを言われたみたいなんですけど。この記事を読んで、声をかけられたって人がドッと出てきりして(笑)。
chamois : 本当に声をかけずにはいられなかったんですよね。今回一緒にやるっていうのも、音楽性はもちろん、1番は人間なんですよね。
このパンチ・ラインがやばいって伝わる時点でラッパーの力量なんです
ーー今回はどういうきっかけで一緒にやろうってことになったんですか?
TOMY : chamoisさんと2人で飲んだとき、結構ディープなヒップホップの話をしたんですよ。その辺り話せる仲間って僕の周りでは限られているから、盛り上がったんです。韻の話とか、90年代のこのクルーはやばかったとか、このクルーとこのクルーは軋轢があったとかって話をするのが全部楽しくて。僕は世代的にミドルは後追いなのでリアルタイムじゃないんですけど、chamoisさんは世代だろうし。
chamois : そうだね。それでトシくんどうだろう? みたいな話にもなったんだよね。ちょうど僕らもDAOKOと一緒にやったり、コラボレーションというか、そういう感じで作るプロジェクトがあったので、次は合作みたいな感じでシングル・カットしちゃおうかって話になったんですよ。僕の中ではこのメンバーでやるのを狙っていたんです。

ーー実際、楽曲制作はどういう部分からはじめていったんですか?
クロダセイイチ(以下、クロダ) : 楽曲制作に関しては、1番初めに僕のイメージがあったので、それをTOMYくんに投げました。で、TOMYくんが作ったものを調整するという工程かな。ただ、はじめは俺が思っていたイメージと全然違うのがきたんですよ(笑)。
TOMY : 仮トラックにラップを乗せたものを先にもらったんです、後から知ったんですがその仮トラックがCompany FlowのEL-Pのインストだったんです。クロダくん何も言わないから完全にクロダくんが作ったトラックだと勘違いしてて(笑)。音圧が出てるわ、ズブズブだわ、まぁこれはヤバイと思ってて。これが後からクロダ・リミックスで出るのかな? と思ってたので、始めは無意識にそれに対するコントラスト、自分にしては明るめなネタで組んでみたんです。あと、リリックがプロパガンダ的な内容だったんで、暗いほうに持っていくと結構なシリアス具合になっちゃうんですよね。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが好例で、あのリリックに対してリフがメジャー・コードだったりして結構明るい。あれリフが暗かったら、レイジもこれほど売れてなかったと個人的に思うんですよ。なので、今回のchamoisさんのリリックに、普段通りのエモーショナルでひたすら切ないものを作っていっても、明るいゴールが見えづらいと思ったんです。それで、比較的明るめサンプリングで、ちょっと上向きな印象にしたいなと。プロテスト・ソングなのは変わらないんですけど、トラックがじめっとしていると愚痴っぽくも聴こえる、そうはしたくなかったんです。きっと、Genius P.J' sはエモいのが来ると思って依頼してくれたと思うんですけど(笑)。
chamois : でも、そういう工程が見えたから、トラックが来た時にはニヤっとした。
TOMY : 日本人の耳がいくのは日本語じゃないですか。この曲はとにかくそこからのバランスです。結果的に、トシさんも素敵なストリングスを入れてくれたし。良かった。
向山 : 難しかったよ! 最初からストリングスががっつり入っていたからね(笑)。「ここの間奏でトシさんがガツンと入れてください」って言われたけど、すでにいっぱいストリングス入っていて。
一同 : (笑)。
向山 : 1回心折れたんですけど、俺が心折れてもなくなるプロジェクトじゃないから、気合いを入れてストリングスを入れました。なので、TOMYくんが考えたストリングスと僕が考えたストリングスの共作ですね。それが両方入ってます。
TOMY : Genius P.J’s名義なので、クロダさんがもうちょっとプロデュースするのかな? と正直思ったんですけど、特に何も言わないので、これ完全に3人のプロジェクトだと途中から切り替えなきゃと思うようになって。
ーークロダさんが、そこに口を出さなかった理由ってなんなんですか?
クロダ : 言わないほうが楽しくなるなと思って(笑)。Facebookのメッセンジャーでいろいろやりとりをしていたんですけど、3人の案がめちゃめちゃ飛び交っていたから、俺はなにも言わないほうが自由にやってもらえるだろうなって。個人的に考えるところはあったけど、自分の好きな音楽をやってる人たちが発する言葉とか提案を嫌だとは思わないんですよね。さっきTOMYくんが言っていた、ズブズブのリリックにズブズブのトラックを合わせちゃうところが俺には正直あるんで、それを汲んでくれてる部分があったから、丸投げした方が面白いなって。

TOMY : Genius P.J' sはポピュラーなラインを狙っている印象で。例えば、自分の作品にchamoisさんを呼ぶとなったら、暗く、切なく、通常業務でいくんですけど(笑)。これは外注だから、Genius P.J' sが狙ってるところを僕の視点で見据える必要があった。しかもシングルになると聞いて、どこまでエゴ出すか尚迷いました。chamoisさんのラップのポテンシャルをどれだけ引き出すかっていうのもありましたね。ラッパーがラップしたくなるトラックにしないとダメだなとは常々思っているので。
chamois : そこはすごく思いました。語弊があるといけないんですけど、例えばラッパーの詞を聴いて音を作るっていう人が少なくなったなと思うんですよね。ラッパーの詞を聴いて音を作る人って、これがパンチ・ラインだっていうのもわかると思うんですよ。できあがってきた音を聴くと、パンチ・ラインに対して音の抜きとかしてくれるんですよね。その時に、この人はちゃんと俺の詞を隅から隅まで聴いてトラックを作ったなっていうのが工程でわかるんですよね。
TOMY : それは逆もしかり、聴いただけでここがパンチ・ラインだって分かるラッパーと分からないラッパーがいるんですよ。chamoisさんの場合はすぐ分かる、ダブルの入れ方もあるんですけど、例えば〈ある国じゃこの一票に生命をかけるっていうぜ兄弟〉ってリリックがあって、こんなのパンチ・ラインじゃないわけないじゃんって。ここ、全部抜きでしょ? って。パンチ・ラインが伝わるのはビートメイカーの機転というより、ラッパーの伝え方が上手なだけだと思います。
僕の中では、3人でアルバム出しちゃう? くらいに思ってる(chamois)
ーー先ほどのTOMYさんの言葉を借りると、今回はプロパガンダ的なリリックという面もあると思うんですけど、今の世相だとかそういうものに対してのカウンターを意図しているんでしょうか。
chamois : そういうことをずっと思っているんですけど、書いていくテーマは決まっちゃってるっていうか、生きるっていうことをテーマに書いているんですね。これから先のアルバムは全部そうなると思います。僕は言ってもラッパーなんで、自分が思っている社会に対する考えは単純に自分は攻めとして書きやすいから。
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TOMY : 酔っ払っちゃった。
向山 : もうしゃべらない。
TOMY : まだ取材時間あるみたいですよ。
向山 : やめた!
TOMY : 逆にこっちは違う話したらいいんじゃない。
向山 : ◎×△□
TOMY : ◎◎さんでしょ。
向山 : わかんない(笑)。最近の酔っぱらいのやつらは…。違うな。
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ーー隣から副音声が聞こえてきて集中できない(笑)。
chamois : この副音声も同時に出してください(笑)。
向山 : お願いします、吉田さん。
ーー俺、吉田じゃないです(笑)。今すごく本質的な部分を訊いていたのに副音声というか、TOMYさんとトシさんが酔っ払って別の話をし始めてしまっていて…。ちょっと話題を変えますね。今、フリースタイル・ダンジョンが流行っていたり、ヒップホップが一般的に盛り上がりつつあるじゃないですか。そういうのってどういうふうに見てらっしゃるんですか?
chamois : 正直言うと全体的な動きに関しては興味はないですね。でもそういうカルチャー自体には興味あるし、フリースタイルに関しては自分自身がその戦線に居ないのでコメントするにも微妙です。そこのフィールドと俺のフィールドはまたちょっと違うんで。もちろんフリースタイルで多彩にできる人はすごいと思いますね。
ーー漢 a.k.a. GAMIさんの自伝『ヒップホップ・ドリーム』にも、chamoisさんは漢さんが認める人物として登場しますよね。
クロダ : もう1人登場する亀井も元ラッパーで、もともと同じクルーだったんですよ。それでHip-hopドリームにGenius P.J' sの名前も出してくれて。
chamois : 昔の事なんですが、GAMIとはずっと同じクルーでやってて。だからなんだって話なんですけど(笑)。というのも、そうなんですって言ってもGAMIの影響力に後ノリしちゃう自分がでちゃうから。書いてくれたことに個人的に感謝します。
TOMY : 始めて聞いた、その話。
ーー自らそういうことを語らないんですね。
chamois : 語らないよ。
一同 : (笑)。

ーーchamoisさんはフリースタイルはやらない?
chamois : 昔、めっちゃやってましたね。それこそGAMIが有名ですけど、グループでいるときは僕が1番初めに切り込んで行ってたんで。人のライヴを止めちゃうくらいな失礼なこともやってました。
ーーそこからスタイルを変えたのには理由があったんですか。
chamois : やっぱり、フリースタイルだと自分のいいたいことが言い切れない。あと、これは賛否両論だと思うんだけど、ある意味のハングリーさがなくなったというか。自分は言いたいことが違うんだっていうか、対1人に対してけちょんけちょんに言いたいってわけじゃないと思ったからですね。
ーーよりもっと広いものだったり、本質を追求していきたかった、と。
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TOMY : トイレ行きたい。
向山 : って言ったら怒るよね。
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chamois : また、副音声が(笑)。ぶっちゃけ音楽って楽しくやったもん勝ちなんですよね。こいつら失礼だなって思うぐらいじゃないと、俺も仲良くなりたくないし。
TOMY : これがアンダーグラウンドですよ。
ーーよくわからないです(笑)。
一同 : (爆笑)。
chamois : 今回の制作をこの3人でやれたっていうのがやっぱり意味があって。おもちゃを買って3人で遊んでるみたいな感じで、本当に音楽で遊んでる雰囲気っていうか、それがあったから楽しいものができたんじゃないかと思うし、これで終わりじゃないと思うんで。僕の中では、3人でアルバム出しちゃう? くらいに思ってる。8曲インストで2曲俺みたいな(笑)。
TOMY : 俺が8曲トラックを作らなきゃいけないのね(笑)。
chamois : 冗談だよ。10曲歌うよ!
ーーたしかにこれくらい自由でいいと思いますよ、ミュージシャンは。
TOMY : 今度野毛にいきましょうよ。OTOTOY主催で1回野毛会をしましょう。
向山 : OTOTOYで抱えてるミュージシャン全部呼んで飲み会をする。お支払いはOTOTOYで!!
ーー言うまでもないですけど、絶対無理ですよ。
向山 : わかりました! … じゃあお支払いは自腹にしましょう!
一同 : (笑)。
LIVE SCHEDULE
Genius P.J's 『SINCE』Release Party!!!
2016年6月10日(金)@下北沢ERA
時間 : OPEN 19:00 START19:30
料金 : adv 2,000円 door 2,500円
出演 : nego / Genius P.J's / TOMY WEALTH
DJ : DJ SHUN(HAKAIHAYABUSA)
FOOD : SARA
※※サポート・メンバーとして、Dr. 祢津 隼(THE ANDS)、Ba. 安西哲哉(HANZI BAND、はなし)、Sax. 村上大輔(クンクンニコニコ共和国 / LUCKY TAPESサポートetc...)を迎えた5人編成でのGenius P.J' sになります。
PROFILE
Genius P.J's

kazz aka chamois(MC) クロダセイイチ(keyboard、programming、guitar)を軸に東京を拠点としたHIPHOP BAND.1st album『DUST HEAP』、2nd album『MANKIND ORDER』2010年にはsingle『Touboe』を発表し翌年には「RO69 JACK 2011」入賞アーティストに。2012年あらかじめ決められた恋人たちへの池永正二 / INNER SCIENCE / Fragment等参加したJOINT ALBUM『republic』をリリース。2014年『oarsmen theory the E.P.』を発表。同年の冬にはm-floやライムスターのMummy Dとの共作や中島哲也監督作品「渇き。」に挿入歌として 「Fog」が使用され女子高生にしてTOY’S FACTORYからメジャーデビューをはたした"daoko"とのコラボレーションシングル”world is yours”をリリースし話題を集めた。現在、主体のメンバーに加えサポートメンバーにDr.祢津隼(THE ANDS)sax.村上大輔(クンクンニコニコ共和国 / LUCKY TAPESサポート等)Ba.anzai tetsuya(HANZI BAND / はなし)を迎え活動を展開。ライブ活動として「MINAMI WHEEL 2013」や台湾の野外FES「SPRING SCREAM2016」等近年では数々の地方都市や海外でも活動の場を広げている。ソロワークとしての活動も目立っておりMCのchamoisは本来DJ JOMOとのユニット『chamois』としても古く知られ、2001年ONE OWNER RECORDSよりINNER SCIENCEの12inch Single『Cardamine/CLEARD EP』に収録の 『TRANSPARENCE』で参加。2003年、ファーストアルバム『TRANSPARENCE』続いて12inch Single『求める』 を発表。いまでも平行し、活動を展開している。またクロダセイイチ個人の活動としてズボンズのアルバム”The Sweet Passion”にシンセサイザーで参加しズボンズ解散時にドン・マツオ、マッタイラと共に結成された『The Randlf』にギターでの参加を経て現在はDON Matsuo Magic Mountain Bandにも参加している。更にR da Mastaと共にG-FREAK FACTORY主催”GUNMA ROCK FESTIVAL 2012”にて全曲の楽曲アレンジを担当し伴盤奏者としても参加。DJ活動しては2013年に西川口 Live House Heartsにて行われた”THA BLUE HERB and the telephones”や「ぐるぐるTOIRO2015」等に出演。昨今では DOTAMA『イオンモール』、狐火『ささやく様な絶叫』NAIKA MC『STEEZ』等の楽曲プロデュースも行っている。全編RAP MUSICまたはポエトリーをベースとし、 演奏はエレクトロニカ / HIPHOPを主体とする。個々の音楽的役割としても確かな基盤を持ち合わせ技巧派としても多く定評を呼びまるで音を映像として焼き付けたような静寂から徐々に湧き上がるエモーショナルな演奏と聴き手の周囲をその風景に変えてしまうような強烈な世界観 を形成するRAPとの融合。クラブ / バンドカルチャー問わず、数々の場で独特の空気を吐き出している。
Genius P.J's / world is yours(24bit/48kHz)
【配信フォーマット】
ALAC / FLAC / WAV(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲購入 : 249円 / アルバムまとめ購入 : 500円
【Track List】
1. world is yours
2. walkin’
TOMY WEALTH

Takayuki Saekiのソロ・プロジェクト。 15年以上に渡るドラム歴を生かし、自身のトラックは全て自ら叩いたドラム・プレイからサンプリング、エディットするというスタイルをキャリア当初から貫いている。ドラマーの枠を越え、ピアノやストリングスを主とした琴線に触れるエモーショナルなメロディ・メイク、どこか品や知性を感じさせるワビサビのある楽曲に定評がある。映画の様に架空のストーリーを立てながら作曲する事が彼の手法であり、ある種自閉的な世界観を頑に死守している。 ライヴでは自身はドラムを叩き、サポート・メンバーにSampler / VJのMitsuaki Aoyagi、BassのDemskyを加え、シーンやジャンルに拘らず多岐にわたり活動中。音源をベーシックにしつつも、ライブ限定曲やカヴァー曲を取り入れるなど、より視野の広い一面を見せている。2016年、ニュー・アルバム発売予定。
nego

2008年結成。 現在は向山聡孝(バイオリン、ギター、ダブエフェクツ)、mitchel(映像)、中島一城(ベース)、Gan(ギター、タブラ)の4人で活動。ライヴでは演奏と映像がリアルタイムに絡む、ハイブリッドなダンス・ミュージックを展開。様々なジャンルを取り入れながら、独自の"ループ・ミュージック"を追求。 2011年、2012年に〈KAIKOO POPWAVE FESTIVAL〉に出演。2014年4月、Bayon Productionに移籍。 2015年5月、3枚目のオリジナル・アルバム『THE WORLD』をリリース。
nego / THE WORLD(24bit/48kHz)
【配信形態 / 価格】
24bit/48kHz WAV / ALAC / FLAC / AAC : 単曲 300円 アルバム 2,300円
>>ハイレゾとは?
>>CD音質(16bit/44.1kHz)、mp3をお求めの方はこちら
【Track List】
01. Ants / 02. Edge of… / 03. Shadows / 04. Lopez Summer / 05. Hello World / 06. Birth / 07. Hermit Crab No.5 / 08. Stratos / 09. Diggin' Dub / 10. World