野外音楽イベント『夏の魔物』の主催者としても知られる成田大致を中心としたプロジェクト、SILLYTHINGが遂にデビュー。ゲストに、栗本ヒロコ(ex.毛皮のマリーズ)、小林ゆう、白井幹夫(ex.↑THE HIGH-LOWS↓)、鈴木秋則(ex.センチメンタル・バス)、田中ケロ(元新日本リングアナウンサー)、マーヤ(KING BROTHERS)、桃井はるこ、夢眠ねむ(でんぱ組.inc)、ROLLYといった豪華メンバーを迎え、新しいロックの形を示した彼らを2週に渡って大特集いたします。第1弾となる今回は、ダイノジの大谷ノブ彦との対談を決行!! 1時間30分を越えた白熱の対談を、一字一句逃さず読み込んでほしい。
SILLYTHINGのデビュー・アルバムを1週間先行配信!!
SILLYTHING / cross wizard
1. 前口上ッッッ(オープニング) / 2. Sunset Heart ATTACK / 3. サマーロマンサー / 4.僕らのブロークンハードディスク / 5. SOSガール / 6. ☆☆☆チャンバラン / 7. ゾンビデジュネ / 8. ロールプレイング未来 / 9. 21世紀のラヴァーズ / 10. People move on / 11. Rock'n'Roll Can Never Die
【販売形式】
mp3 : 単曲 150円 / アルバム 1,500円
wav : 単曲 200円 / アルバム 2,000円
日本初のプロレス・ロック・フェス『夏の魔物』開催決定!!
AOMORI ROCK FESTIVAL '12 ~夏の魔物~
【日程】 : 2012年9月22日(土)
【会場】 : 青森県東津軽郡平内町 夜越山スキー場
【時間】 : 7時開場 / 7時30分開始
※再入場可能 (受付にてリストバンド提示)
※雨天決行(荒天時、天災時除く)
【TICKET】
一人券 : ¥7,000
4人券 : ¥26,500
中高生1人券 : ¥3,000(当日券のみ)
【ACT】
内田裕也&トルーマン・カポーティR&RBAND / 神聖かまってちゃん / スチャダラパー / 在日ファンク / DJ BAKU / SIMI LAB / 曽我部恵一BAND / フラワーカンパニーズ / Hermann H.&The Pacemakers / ZONE / ブリーフ&トランクス / 藍坊主 / アーバンギャルド / 0.8 秒と衝撃。 / avengers in sci-fi / OGRE YOU ASSHOLE / bloodthirsty butchers / KING BROTHERS / SCOOBIE DO / キノコホテル / ザ50 回転ズ / ラフィンノーズ / ニューロティカ / 人間椅子 / バンドTOMOVSKY / 武藤昭平(勝手にしやがれ)with ウエノコウジ(the HIATUS /ex.thee michelle gun elephant) / THE NEATBEATS / 騒音寺 / 夜のストレンジャーズ /PANTA(頭脳警察)with菊池琢己 / 三上寛 / SILLYTHING+鈴木秋則(ex.センチメンタル・バス) +ハジメタル(ex.ミドリ)+prkr+大内ライダー(太平洋不知火楽団) / でんぱ組.inc / BiS / しず風&絆~KIZUNA~ / アリス十番 /アップアップガールズ(仮) / うさぎのなみ平 / 石鹸屋 / 流田Project / ULTRA-PRISM / SEBASTIAN X / パスピエ / うみのて / まつきあゆむ / タルトタタン『※バックバンド…ドラム:西浦謙助(アゼル&バイジャン、ex.相対性理論)、ベース:ナガイケジョー(SCOOBIE DO)、ギター:田淵ひさ子(bloodthirsty butchers)』 / 東京カランコロン / 嘘つきバービー / 踊ってばかりの国 / 撃鉄 / 住所不定無職 / SAKANAMON / KETTLES / 忘れらんねえよ / THE☆米騒動 /hotspring / ボトルズハウス / ソンソン弁当箱 / 本棚のモヨコ / TEENAGER SEX LESS / 大森靖子 / THE××ズ / みきちゅ / ヒロシ / 吉田豪×杉作J 太郎 / あやまんJAPAN / 加藤鷹トークショー/うしじまいい肉撮影会/ バンドマンのすべらない話 / 大内ライダー(太平洋不知火楽団)presents特撮座談会 / DJ.ダイノジ / DJ.掟ポルシェ / DJ.桃知みなみ / DJ.鹿野淳 / DJ.サミー前田Tribute to Fuckin'Great YUYA! / DJ.FREE THROW(弦先誠人、神啓文、タイラダイスケ) / DJ.TOKYO BOOTLEG (O-ant / SMYLE / あばっと) / DJ.歴ドル 美甘子 / DJ.庄司信也 / MC.アントーニオ本多 / DDTプロレスリング / ほもいろクローバーZ / HERE COMES A NEW CHALLENGER SUPER NATSUNO MAMONO FIGHTER ZERO(公募枠)
【INFORMATION】
AOMORI ROCK FESTIVAL '12 ~夏の魔物~ Official Web
成田大致のすばらしい日々
SILLYTHINGのPVが完成!!
対談 : 成田大致 × オッキー長谷川 VS 大谷ノブ彦
SILLYTHINGというバンドを知っているだろうか? 知らない人のために、いくつかキーワードをあげてみよう。「THE WAYBARK」「成田大致」「夏の魔物」。3つのキーワードを見て、ピンと来た人は多いのではないかと思う。そう、SILLYTHINGとは、青森で毎年開催されている音楽フェス「夏の魔物」の主催者である成田大致が、前バンドTHE WAYBARKを解散させた後に始めた新バンドである。成田大致というパブリック・イメージを持っている人にほど、SILLYTHINGのデビュー・アルバム『cross wizard』は衝撃的な内容になっている。「ロック」というワードを一つの軸として活動しているように見えたTHE WAYBARKに対し、SILLYTHINGは表面的にはロックには聴こえない。ほとんどの楽曲を外部の作詞家、作曲家に託し、田中ケロ(元新日本リングアナウンサー)、マーヤ(KING BROTHERS)、桃井はるこ、夢眠ねむ(でんぱ組.inc)、ROLLYなど、多彩なゲストを迎えている。ある意味で分かりやすい、「ロック」はここにはない。
一体なぜここまでの変化を彼は見せたのか。妄想は膨らむばかり。OTOTOYでは、その衝撃に立ち向かうために、2週間に渡り論客を呼び込み、対談を行った。第一弾となる今回は、お笑い芸人としてだけでなく、自身のDJイベント「ジャイアンナイト」でのDJ、数々の音楽誌で執筆活動もしている、ダイノジの大谷ノブ彦をお迎えした。最強の相手に登場していただいたため、SILLYTHIINGのセコンドとして、マネージャーのオッキー長谷川が加わり、タッグを組んで熱い試合を繰り広げた。そこから見えてきたものは、ロックの本質ともいえる大切なものだった。
インタビュー&文 : 西澤裕郎
写真 : 丸山光太
SILLYTHINGがやってるスタイルは批評的で戦ってる感じがある(大谷)
——直接2人が会うのは今日が初めてということですが、大谷さんは成田さんに、どのような印象を持っていましたか。
大谷ノブ彦(以下、大谷) : 成田君は、形式化されているロックンロールを背負わなきゃいけないと思ってロックをやっている人なのかなと思ってました。1回目の夏の魔物の1発目に自分らのバンドを持ってきたりして押してたじゃない。やりたいから衝動でやってみて、色んな人に迷惑かけるっていう。それがすごくいいと思ったの。傍目から見ていたら面白いけど、触りたくはない人っていうか(笑)。
——(笑)。今作を聴くまでそういう印象だったんですね?
大谷 : だって、今でも革ジャンとか着てるしさ(笑)。
オッキー長谷川(マネージャー)(以下、オッキー) : 僕は、嫌々高校の時から青森で軽くお手伝いさせてもらっているんですけど、今まで成田はロックンロールを背負わなければいけないって、誰に頼まれたわけでもないのに勝手に思い込んでいるところが多くて、自分を全く無意識に無理矢理変えるところがあるんですよ。多分去年まではその強迫観念でしか動いてなかったと思うんですけど。
大谷 : それがエネルギー源になって、あんな採算のとれないフェスをやるわけじゃん。それはすごいことだよね、誰もできていないから。記号化されたものを一回破壊しているわけじゃん。でも、1回目・2回目の夏の魔物を楽しみにしていた人は今回のメンツを見て、愕然としてるはずだよね。それはどうなの?
成田大致(以下、成田) : 夏の魔物って毎年実はそういうアピールを、まあ今年に比べれば少しだけしていて。例えば、声優さんを呼んだりってことも、毎年やっていたんですけど。今年はそういったアプローチがメインに食い込んできても、時代の流れ的にも許されるんじゃないかと。ステージ数も増えたし、こうなったらとことん攻めて、今、行きたいアイドルじゃないですけど(笑)、行きたいフェスにしたいなと思って。
大谷 : 50年代60年代のロックンロールに群がっていた人たちがこの時代に生きてたら、多分アイドルに群らがったと思うのね。そのエネルギー源みたいなのは同じなのかなっていう気がしてる。このアルバムを聴いたときも、とにかく「好きな人を集める」っていうところから始めたのかなって気がして。例えば、「サマーロマンサー」は、今までの感じとは全く違う、ちょっと頭が悪いくらいの歌で(笑)。突き抜けている感じがしましたね。自分が守ってきたコミュニティを破壊することに恐れはないんですか?
成田 : むしろ、成田大致や夏の魔物のパブリック・イメージが嫌になっちゃって。前のバンドでは主にソングライティングをギターがやってまして。流通盤を出してから、自分でも曲を書き始めたんですけど、曲を書いていくと、どんどん曲と自分との距離が近くなるじゃないですか。そうなった時に、夏の魔物の自分、バンドの自分、思い描いていた理想の自分、全部がリンクしなくなっていってしまって。で、そういう見られ方も嫌だし違うなぁって思うようになって。「破壊なくして創造なし! 」と橋本真也も言ってましたし。これ、俺の座右の銘なんですけど。
大谷 : なるほどね。音楽のアンセム化って、コミュニティの中でのことでしかなくなっていて。自分がDJをやるときは、嵐の「Happiness」とJetの「Are You Gonna Be My Girl?」を絶対一緒にかけるわけですよ。「お前は俺の女になれ」と「走り出せ、走り出せ」って言ってることは、僕の中ではぐっとくるという部分で一緒のものだと思ってかけているんだけど、「嵐をたくさんかけてくれるDJ」として来ているお客さんも多くなっていて。ロックをかけている時間が、「早く終わんないかな、この我慢の時間」ってなっちゃっていたんですよ。つまり、自分がカウンターと思った曲がメインになっちゃっていた。それがちょっとショックで。何でもあり感は面白いと思ってたけど、「あれ、俺はこれがやりたかったんだっけ? 」って。
——なるほど。
大谷 : 「ロックが死んだ」って言うのはすごい簡単なんだけど、サンボマスターとかは「ロックンロールイズノットデッド」ってロマンを歌うわけじゃん。これは、俺もやらないとダメなんじゃないかなと思って。だから、俺は今アイドルの曲をかけないですよ。アイドルのDJをやっちゃうと、みんなで振りをコピーしてフィジカルをMAXまであげて踊るだけになっちゃって。今年の夏の魔物をやることによって、来年以降「でんぱ組.inc以外は興味ありません。それ意外は我慢して見てます」って人が、リアルに現れると思うんですよ。それってどうなんですか? プロレス的な観点でいうと、そこもロック・バンドがんばれみたいな気持ちはあるの?
成田 : プロレスの興行って、コミカルな試合もあれば、メインで本気と本気のぶつかり合いがあったりと、全体の興行バランスがあると思うんですね。馬場さんの「明るく、楽しく、激しく」じゃないけど。やっぱ、その場に行って会場の空気を感じるからこそ、充実する部分や、新しいものを知るところがあると思いますし。夏の魔物が目指しているところは、いわゆるゼロワン旗揚げ戦のときのような熱気ですね。このインタビューを読んでる大体の人はわかんないと思うんで説明しますけど、当時の各団体に所属していたトップ・レスラーたちがほとんどゼロワンに来たので、各団体のファンも含めておかしな熱気になっていたんですよね。ロック・ファンもアイドル・ファンも自分の好きなジャンルだけでなくて、日本にはこんな音楽や、面白いことをやっている人がいるんだって、新しい発見があると思うんですよね。そこで、またプロレスの話になっちゃいますけど、対抗戦みたいな感じになるとバンドも熱が入るじゃないですか。出演してくれるアーティストたちがどういうライヴをするんだろう、って単純に見たいからってのもあります。
大谷 : 興行として面白いと思った人たちを組み合わせて、あとはアーティストが熱量をもって参加して、しっかり喧嘩してくれればいいってことね。
成田 : そうですね。そこらへんは完全に猪木さんの影響です。リアルな感情を持って、異種格闘技戦をやってくれたら、やってくれるだろと思っています。
大谷 : なるほど。それは共感しますね。頑張ってほしいと思う。でも、大変だろうな。アーティストがそういう気持ちで来てくれるのかっていうジレンマがあるだろうし。
成田 : 基本的に、うちのフェスには2パターンしかないですね。完全にプロモーションで来るか、ガチでおもしろがって乗ってきてくれるか。今年は、それが如実に出るんじゃないかって。でも、今年バンドを本気でやってわかったんですけど(今まで本気じゃなかったんかいって突っ込まれたら「はい、そうですね」って言ってしまわなきゃいけないのが悲しいんですけど…)、プロモーションするとしたら自然にガチになりますよね(笑)。
大谷 : その混沌としてる中から、新しい面白さが出てくるのすごい良いね。そこが偶発的に出ないとダメだからね。
——ちなみに、今年のサマーソニックで、大谷さんはDJのステージにBiSをゲストで呼んでいたじゃないですか。そこにはどういう意図があったんでしょう。
大谷 : サマーソニックって日本の音楽シーンにおけるフォーマットの「なんでもあり感」を体現しているわけですよ。今年サマーソニックが最多動員になったっていうのは、アイドルだけじゃなく、RIHANNAとか、PITBULLとか、KE$HAとか、海外のエレクトロ・ハウス系にラップを乗っけるようなパーティ野郎たちがいたのが大きいと思うんですよ。アメリカで、大地(洋輔)みたいな子が馬乗りダンスして踊っているPSY(サイ)っていう韓国のアーティストがバカ売れしたんですね。要するに、小中学生も一緒に踊ってバカになってくれるものだったら買うんですよ。それがエンターテイメントのフォーマットなのかなって。その1枠として「アイドル枠」も出来た訳じゃない。そういう文脈でBiSも呼んだんだけど、ファンの方たちが熱狂的な感じの、いつも通りのライヴを再現しようとすればするほど、後ろのお客さんの冷め方と温度差が表れてしまって。それを観たときに、「これは幸せなのかな」って。
成田 : 本当そうですよね。それはアイドルと対バンしているバンドのお客さんの反応を見て僕もそう思いましたね。逆にアイドルのお客さんはバンドでも自分の好みなら反応がダイレクトでいいなあって思うんですけど。やっぱりまだバンドをそういう記号で見ている人が多いのかなって思います。最近はだいぶ少なくなったと思うんですけど。やっぱりサマソニくらいデカい規模だとまだそうなってしまうんですね。
大谷 : フェスって多幸感とか色彩感とか含めた上での催しだから、プロレスでいうところの“あがる”かどうかがすごく大事なわけじゃない。そこを徹底的にやった結果、みんなが大合唱して笑うと思うんですよ。それ、すごいことだなって最近痛感してます。痛感してるからこそ、俺はみんな知ってる曲はかけないってことなんですよ。意味分かります?
——もう少し説明していただけますか?
大谷 : 「ロックンロールイズノットデッド」って言ってる人がいるのに、そのロマンに賭けないと思ったら、イヤだなと思って。成田君は、全く同じような発想でバンドを解体していって、ライヴ・ハウスの中で戦ってるアイドルと一緒にやってるじゃん。SILLYTHINGがやってるスタイルは俺にとって批評的で、戦ってる感じがある。フェスって飽和してるじゃん。だから新しいフェスを作らなきゃらない。そういう意味では新しいよね。この混沌感、デタラメ感は。
――SILLYTHINGとしては、批評性、あるいは客観性を持っている実感はある?
成田 : 第3者視点でしか動いてないですね。もっと突き詰めれば、自分のオナニー的なものってできるじゃないですか。でもそういうアーティスト的視点が良いんだか悪いんだかわかんないけど自分には全然なくて。俺はプロレスから得た過剰なサービス精神というか、そういうものに惹かれるんですよね! 須藤元気って入場の時、全然試合と関係ないスーツ着てバック・ダンサー連れて踊って入場したりするじゃないですか。あれって入場からのサービス精神の塊ですよね。まあ言ってしまえば無駄ですよ。でもそういうサービス精神が僕は大好きなんですよね。
大谷 : そうですよね。それはすごい感じました。プロレスラーなんだなって。ロープに飛ばしたら、飛んで戻ってくるということに美しさを感じてるんだなと。
――つまり、成田くんが時代というロープから跳ね返って戻ってきたら、アイドルだとかそういうものを全面に出してきたわけですね。
大谷 : そうそう。ロックっていかがわしいんですよ。俺甲本ヒロトが好きなんですけど、求めているのは、リアルよりリアリティなんですよ。痛そうに見えるやつの方が、本当に痛いことなんかより全然上だって言ってるんです。今回サマーソニックでDJをやったとき、最後にオアシスの「Don't Look Back in Anger」をかけたんですよ。毎回やっているんですけど、ギターのソロの時に、僕と大地さんで喧嘩をするんですね。ささいなことで触れたっていって喧嘩して、みんなが止めに入って、サビの部分になったら2人で歌うっていうネタがあるんです。で、喧嘩になったとき、一番前の女の子が泣き出しちゃったんですよ。要は、リアムとノエルの喧嘩だって、オアシスと照らし合わせちゃったんですね。それで、その子の泣いた姿がモニターででっかく映ったんですよ。そしたら、後ろの連中がみんな泣き出して、歌っちゃって。
——それはすごいグルーヴ感がありますね。
太谷 : 「Don't Look Back in Anger」って、もともとデヴィット・ボウイの「Look Back Yonger」のアンサー・ソングだから、歌詞も全部ジョン・レノンにならってダジャレなんですよ。つまり、意味がないんです。僕、歴史も大好きで、真田幸村っていう人がいるんだけど、すごく人数が少ない中で籠城するんですよ。でも、徳川軍は全くその城をおとせない。「なんでだ?」と、徳川の軍営たちがうわさするんですよ。「きっと真田にはとんでもない忍者がいるんだ」って。それでできたのが真田十勇士で、猿飛佐助とか霧隠才蔵とかは全部、人が頭の中で作った創造上の人物なんですよ。つまり、まったく落とせないっていう想像から、架空のヒーローを勝手に創りだしちゃってる。おれ、全部それだと思ってるから、ロックンロールって。中身の実態のない架空のもので、こうやって喋ってく時に、勝手に面白さとか楽しさが飛躍して増大していって。だから、夏の魔物にしても、ザ・フーのファースト・シングルでいうところの「i cant exprein」、絶対説明できない何かだったり、口に出来ない化学変化が起きて、人が勝手に拡大解釈したりして。「きっと、成田ってこんなこと思ってたんだよね」とか、「なんでガルルレコードから出したんだろう」とか(笑)。
全員 : ダハハハハ!
大谷 : 勝手に想像していくことの楽しさなのかな、って気はするかな。その最短距離の手法をやってる気がするんだよね。だから、僕は前のバンドよりこっちの方がすごくロックンロールだと思ったよ。
――SILLYTHINGのアルバムを聴くと、想像力がより増されると。
大谷 : うん。なぜ、こんなことをしたかって考えませんでした?
――めちゃめちゃ考えましたね。成田大致に一体何があったんだ?! って。
大谷 : それが始まりなんじゃないのって気がする。だけど、ロマンチックさも大事なんですよね。聴いていて口ずさみたくなるとか、何気ない作用が大事だから。もちろん成田くんも思っていることだろうけど、自分の好きなアーティスト、もっと言っちゃうと優秀なアーティストに楽曲制作をオファーしてるっていうのは、そういうことに対しての助っ人ですよね。柏木ハルコなんて抜群のチョイスですよ。青森の人が選んだと思うとなおさら。「いぬ! 」って感じがして(笑)。
成田 : いやあ柏木先生大好きなんで… まあそれに柏木先生ならいい歌詞書くのは目に見えてわかっていたし、それを歌いたいってのもありましたし。
常に客観性、批評性を持ってるやつじゃないと、いいものは作れない(オッキー)
――いかがわしさを醸し出すアーティストが、青森を中心にフェスをやったり、東京じゃないところから出てきたっていうのがおもしろいですね。
大谷 : 青森だからじゃないですか? だって恐山と太宰治とナンシー関ですよ。
成田 : ダハハハハ! あと、インターネットばっかりしてるからじゃないですかね。
大谷 : 俺、青森にシンパシーというかむっちゃ憧れがあるけどね。
成田 : もしや船木とカシンのファンですか(アホっぽいしゃべり方で)!?
大谷 : 2つあるんすよ。僕は太宰治が大好きなんですけど、彼は生きていたら芸人か、ロックンローラーのどっちかになってると思うんです。あんな自己演出の多い、ユーモアのある人いないから。面白いもん、短編集。めっちゃくちゃ。俺、太宰治が入水自殺したところの前にアパート借りてたんですよ。当時大学生のとき、火鉢を拾ってきて、着物というか浴衣着て、エレファントカシマシ聴きながら、写ルンですのセピアで写真とってました。
全員 : ダハハハハ!
大谷 : 相当こじらせてましたよ。読めば読むほど、自意識過剰なナルシスティックな太宰治というよりも、実はふざけてる部分が見えてくる。「何か、しでかしてやろうか」っていうことが多い。「そろそろみんな飽きてるから、心中しちゃおうか」みたいなノリでやってるような気がして。最終的に「本当に死んじゃおっか」みたいな人だったと思うんですよね(笑)。あとは、高野長英っていう人もいたり、一部の抽出されてるやつが非常に特化する傾向にあって。一番好きなエピソードは、ねぶたまつりとかって、終わってからコンドームがめちゃくちゃ落ちてるって聞いたんだけど。
オッキー : まぁ、ありますよね。俺、青森にいたときは童貞だったんですけど、それを見るたびに悲しい気持ちになって。ナンシー関もあれみて嫌な気分になってたんじゃないか? ってナンシー関さんの本を読む度に勝手に思ってるんですけど。周りの祭り嫌いな奴らと似てる感じが(笑)。僕も、もちろんその一人でインターネットしてオナニーばっかりしてたわけなんですけど。
一同 : ダハハハハ!
大谷 : なんかね、博多のカラっとしてる感じとはちょっと違うんですよね。ドロドロしてて。ぱっと横みたら恐山があって、八甲田山あるとか、いわくが多すぎるみたいな、そういうのはありますね。
――大谷さんは生まれが大分なんですよね。大分の田舎感とはまた違うんですか?
大谷 : 全然違うと思う。
オッキー : 飲みに行って、九州の人と会ったりするじゃないですか。「俺九州男児だからさ~」ってすげえ堂々と言えるのうらやましいなって思いますね。田舎はコンプレックスとかすごい感じますよね。だって恐山って名前からしてありえないのに、地獄沼とかあって、おまけにイタコがいるってわけわかんないですよ。そんなの堂々と「青森人です! 」って言えるわけがない。でも、堂々と言える人結構いますからね。僕は全然そっち側にはなれない。自分の顔や体型にコンプレックスがあるのに、地元の名前も言いたくないって、コンプレックスの塊みたいなものですよ。
大谷 : あ、でも俺たちもどっちかといえばそっち側だから。福岡は都会の「九州男児」って背負ってるけど、大分は後ろめたい気持ちをたくさん持ってるみたいな感じだと思うんだよね。最近「桐島、部活やめたってよ」って映画にものすごくハマってるんですよ。学校の中にヒエラルキーがあるんですけど、桐島っていう中心人物がいなくなったってことでバラバラになっていく話なんだけど。あれ観ながら誰に共感するかってことなんですよ。たとえば学校で居場所ってありました?
オッキー : こいつは、いつも女の子といましたね。
大谷 : えっ、嘘!? 本当に?
成田 : みんな、休み時間にサッカーとかしに行くじゃないですか。サッカーしないで女の子と話してました。
オッキー : 彼女と別れた瞬間ヤリチンにもなってって。
大谷 : そうなの? 羨ましいなぁ。ヤリチンになれるんだボンクラが。
全員 : ダハハハハ!
大谷 : いい話聞けたな、それ! 自分は、中3で大地さんと知り合って、みんなで遊ぶ楽しさを知るのね。だけど卒業して進学校に行った時、また一人ぼっちになっちゃったんですよ。「俺このまま青春時代終わるのヤダなぁ」って思って、毎日死にたかった。それこそ太宰治を読みながら「いつ死のう、いつ死のう」と思ったとき、死ぬ前に1回セックスしたい、快楽性のあることを1回やりたいと思って、生徒会長立候補しちゃったの。そしたら、当選しちゃったんですよ。でも、受かった時に逆に居場所なくなっちゃったの。そういうヒエラルキーの中で生徒会みたいな力を手に入れちゃったから、もうボンクラのやつとも遊べない。「あいつ違うよな」みたいになっちゃう。なんか面白くないなと思ったけど、ちょっと待ってよって。「俺の今の立場で面白いことって何なんだろう」って思った時に、「バンドやろう」って思ったの。スーパーの駐車場借りて、社長のところ会いに行って「ここでちょっとフェスやりたいんですけど」って言って、ビール瓶のケースでステージ作ってフェスをやっちゃった。で、休み時間にコントの台本、演劇部に持って行って「これやりたいからこの役やって」って言って、中休みにやってた。単純に生徒会長が何やったら面白いかって考えてやっていたんだけど、ものすごい悪口言われるの。「真面目にやってない」「なんなんだあいつ」みたいな。でも舞台に立ったら、また偉そうに「いや、私が思うに」みたいなことも言えるわけ(笑)。
——なるほど(笑)。
大谷 : 唯一俺の中でなかったのはセックスだけで(笑)。セックスだけはどうしてもできなくて。だから、今の話聞きながら、超うらやましいんだけど、感覚的に、もしかしたらすごく似てるかもしれないよねと思った。
オッキー : この話に絡んでるかわかんないですけど、開戦前夜みたいなのにずっとのっかりたかったんですよ。ここ何年かずっとムーヴメントみたいなのってなかったじゃないですか。渋谷系とか、ブリット・ポップとかパンク・ムーヴメントみたいな、そういうシーンの開戦前夜にのっかりたいなって思った時に、ももクロとかが盛り上がってきて。それに乗っかって、ジェイ・Zの『ブラックアルバム』を作ろうかみたいな感じのところがありましたね。だから、大谷さんの開戦前夜みたいな話ってすごく共感できますね。
大谷 : 確かにね。面白いのは藤林聖子さんとか、特撮の主題歌やってる人とかね、まつきあゆむちゃんとかもすごくいい詩を書く、歌の世界でもどっちかというと少しシリアスなイメージを持ってたから、こういう詩も書くんだみたいな感じだったし。もちろん白井幹夫さんはハイロウズだし。やっぱ、そういうバラエティ感は感じるよね。
成田 : 前、任天堂の宮本茂さんと糸井重里さんと対談したんですけど、「オレだったらどうするか」とか「当事者意識」がどうとか…何て言ってたっけ? ちょっと説明して(笑)。
オッキー : (呆れながら)常に客観性、批評性を持ってるやつじゃないと、いいものは作れないっていう話をしてたんです。ミックスがうまい人は、客観性がしっかりしてるじゃないですか。DJのうまい人たちとかもそうだし。きちんとお客さんカメラを持っている感じで。
大谷 : もう1人の自分が見てるってことでしょ。それは要するに批評的だってことだと思うんですよ。僕はSMAPが偉大だと思ってて。中居君が偉大だとずっと言ってるんだけど、自分でチャックついてますよって言っちゃった人だと思うのね。歌が下手だとかファッションがダサいとかだって、言っちゃいけなかったじゃん、アイドルが。その役割を全うすることによって、実はアイドルのレンジの広さっていうものをすごく広げた人だと思ってて。それはPerfumeもそうだよね。今のアイドルたちはそのフォーマットに乗っかればいいから。ところが、ももクロとかゴールデンボンバーが炸裂したことで、ギミックショーみたいになっちゃっていて。ネタをどんだけ盛れるかみたいになっちゃってるところがある。そういう意味では、SILLYTHINGにはバンド感があるから、彼らの持ってるエッセンスの匂いを持ちながら、バンドとしてもおもしろいと思うよね、すごく。それは物足りないと思ってたところだから。
――要するに、SILLYTHINGはロック・バンドとしての立場からチャックを開けて、レンジの広さを拡大していると。
大谷 : そう。SILLYTHINGが今やろうとしているのは、こういうロックンロールのフォーマットから、それを補おうとしてやってるような気がして。それはとてもユニークで面白いなぁって思っている。だけど、さっきのアンセム、つまりプロレスでいうところの必殺技的なものを、次は作んないといけないのかなってアルバム聴いたときは思った。
オッキー : 最初にこのバンドの目指すとこは全曲アンセム! だったんですけどね(笑)。
「何になりたいか」の問いに「プロレスラーになりたい」って言ったんですよ(成田)
――つまり、批評性を持ちながらも、エンタテイナーとしての力を持つという、ある種矛盾するような要素を兼ね備えているってことが重要な点だと。
大谷 : そうそうそうそう。絶対それだと思う。もう矛盾以外の何物でもないと思う。グッとくるものはすべて矛盾してるっていう。
オッキー : 最近だとエアロスミスの2人の関係性とか、マンパワーだけで全部成立しちゃうみたいな、謎なあれですよね。
大谷 : それはすごい大事なことだと思う。いかがわしいものってすごい大事だと思うんですよ。さっきも言ったじゃないですか、ロックンロールって、荒々しいけどロマンチックじゃないといけない。それって、普通に考えると、絶対おかしい話じゃん。
――そうですよね。
成田 : でも、それで語られることが沢山ある。未だに、昔から語られることって、それしかないんじゃないですかね。ロックもプロレスも。
大谷 : いかがわしい矛盾さを秘めてるところが重要なんじゃないですかね。お笑いもそうだと思います。批評的だけど、ものすごいエンターテイメントって。すごい大事なことだと思うけどな。
――そういうのって、頭で考えてできるようなもんじゃない気がするんですね。それができる人は、他の人と何が違うんですかね?
大谷 : ピート・タウンゼントって、めっちゃ考えるんですよ。あれだけ暴力的なステージやっておきながら、出る前めっちゃ考えるんですって。ものすごくネタを考えて、出るときは何も考えないで出ていくんですって。本能のままやるらしいんです。つまり、考えるって過程がすごく大事なんですよ。考えた上で何にも考えない、っていうスイッチ押すことがすごい大事な気がしていて。俺ギャンブルしてるヤツって意外と好きなのね。日常を劇的に変化させようと思ってやってるわけでしょ。それは、尊いじゃん。つまんないやつって、例えば2万円負けたとすると、必ず「この2万あったらあれができてた」っていう考え方をするんですよ。ドキドキ感、興奮感、日常を変えようとしてトライしたことを全く忘れて、「あの2万あったらこんなものを食べれて」って考えるやつは、どう生きたってロックンロールなんて出来ないですよ。要するに何かと対価を替えられると思っちゃうやつは。女の子にも言うんですよ、「絶対そんなやつと付き合っちゃダメだ」って。
――(笑)。成田さんが夏の魔物にかける大胆さっていうのが、ロックンロールをやる資質を示しているのかもしれませんね。
成田 : 一番最初にSILLYTHINGを初めて「何になりたいか」って言われたとき、「プロレスラーになりたい」って言ったんですよ。破天荒な部分かもしれないし、与えられたことをきちんとやるなのかよくわかんないんですけど、大谷さんならその気持ちわかってくれますよね。でも、まあオッキーにいつも「おめえはプロレスラーとして失格だから滝に打たれて武藤敬司の気持ちの一つでも理解しろ」って言われてるんですけど(笑)。
大谷 : その気持ち、すっげえ分わかるけどね。DJしているときに、よく言うんですよ。「僕は君たちの人生を彩り豊かにするなんて気も全くない。君たちのCDラックにある曲何かななんても、全く考えていない。はっきりいって興味がない。ただ僕はここで、君たちをロープに投げるから、跳ね返ってきてほしい。つまり、見えないギターは見えると言い張ってほしい。今この曲かけますから、かかると思ってなかったという気持ちで歓声を上げてください。サビではこんな動きをしてください。4分40秒、僕と君らの勝負です」って言って、ばーっとかけるんです。
——なるほど。
大谷 : 漫才ってネタ合わせしてるんだよって、その時も言うんです。ツッコミの人はあんなに怒ってるけど、最初から知ってるからって。要するに、もうミスター高橋みたいなわけですよ。背景をわかった上でやれっていうね。僕、そこにしかロックンロールはないと思ってるから。それが一番興奮するじゃん。音楽の世界とかは、特にアイドルなんかは生存競争高いから、合理的にちゃんとできてないといけないじゃん。コールに即してる曲であったり、合いの手が入りやすい曲であったりとかさ、みんな切磋琢磨しながら批評性をもってやってる。それに、ロックンロールの衝動であったりとか、破壊的なものであったり、暴力性であったり、とかっていうことを体現しようとしているのがSILLYTHING。本当にハードルの高いことであると思うし、ここでエバーグリーンなアルバムを作るっていうことが、たぶん本当に大事なんだろうね。それはオンリーワンになると思うし。このアルバムをもって夏の魔物っていうのが明確にこれから方向性をつけられるんじゃないんですかね。
——夏の魔物はこれで1000人とか集客集まらないと辞めるかもしれないってことを書いてましたよね。それはどういう意味で言ったんですか。
成田 : ガチですよ。何回も言ってるんですけどプロレス好きなんで、遠い青森に来るまでの過程を楽しんで欲しい。プロレス・ファン的な考えかもしれませんが、インタビューを読んで、会場に行って、家に帰って、感想言い合ったりっていう全部が、ひとつのライヴっていうかフェスだと思ってて。毎年、それを常に意識して出演順とか考えているんですけど。今回はこんなに変わったので、もっと考えたり、想像力を膨らませてくれたら嬉しいです。とくに今年は、まだ日本でどこにもないフェスになったなと自信があるので。
オッキー : 結局、こいつはプロレス・マニアっていうか頭の中プロレス以外なんにもないので。プロレス好きって、景色を観たい人たちじゃないですか。「夏の魔物」も『crosswizard』も、自分の見たい景色が観たいってところじゃないですかね。
大谷 : プロレスも批評性のあるものだし、意見が言いたくなるじゃない。拡大解釈していったりとかして。だからアンチも増えるし、野次ってくるやつもいる。だから、レスラーってみんな引き受けてるんだよね。全部、全身で。ロック界も、箱庭的には、いいバンドってたくさんいると思うのね。だけど、引き受けるか引き受けないかっていうことになると、やっぱ少ないと思うんだよね。アジカンのゴッチなんてすごく引き受けてると思うんですよ。洋楽文化が廃れないように、労力を使って外国のバンド呼んだりとか。10-FEETも京都で大きなフェスをしたりしているしさ。だから、夏の魔物は今、引き受けているってことをすごくビンビン感じるよね。だってこれ悪口言われるもん、絶対に(笑)。でも、絶賛する人もめちゃくちゃいるから。そこも含めた上でいかがわしさなんだよ。だからこそ、賛否両論の渦の中、最終的に面白かったねと。やっぱ面白いねって言わせる引き受け方をしてほしいですね。大きく雄叫びをあげてほしいっすよ。
成田 : ありがとうございます。日本初のプロレス・ロック・フェスとして(笑)、絶対おもしろいものにしたいと思います。これでお客さんが増えなかったら「すべってるフェスだなあ」って「すべってるフェスだなあ」って思われる、まあ要するにつまらないってことじゃないですか。僕的に絶対面白いものになった自信があるので。まあそのぶん増えなかったからやめますってくらいお金を使ってしまってるので(笑)。今年は誰に頼まれたわけでもないのに、そういう「どこにもない面白いフェスを作らなきゃ」ってのを引き受けた気でいます。
大谷 : そうそうそうそう。
——じゃあ、大谷さんの期待を込めて最後に一言激励の言葉をお願いできますか。
大谷 : 彼らなら、やってくれるでしょ。僕も頑張ります、夏の魔物! 無理言って前夜祭までやらせてもらおっかな。
成田 : せっかくだから青森観光しましょうよ、いつか。
大谷 : したいしたい、本当にしたいんだよね俺!
オッキー : 青森県だったら、恐山に行ってジョン・レノンを降ろしてみたいってずっと思ってるんですけど、それを大谷さんと行きたいです。
大谷 : 俺、行きたいところいっぱいあるんだよね。高野長英記念館が八戸で行きたいのと、あと津軽。どうしても太宰治のところが行きたいっていう。
オッキー : あと杉沢村も…。
——話はつきませんが…(笑)。SILLY THINGと夏の魔物、本当に期待しています。今日はどうもありがとうございました。
LIVE SCHEDULE
Tariki Hogan MuscleMania 2012
夏の魔物~恵比寿さまはレインメーカー? 金の雨振らせて気分上々↑↑~
2012年11月15日@東京都 LIQUIDROOM ebisu
0.8秒と衝撃。 / でんぱ組.inc / SILLYTHING+ハジメタル(ex.ミドリ)+prkr / X(後日発表)
ゲスト : 和嶋慎治(人間椅子)
DJ : 桃知みなみ / FREE THROW(弦先誠人、神啓文、タイラダイスケ)
他豪華ゲスト多数出演!!!
夏の魔物~天むす~天然むすめ~10musume~(予定)
2012年11月22日@名古屋CLUB UPSET
BiS / タルトタタン / KETTLES / SILLYTHING+ハジメタル(ex.ミドリ)+prkr / X(後日発表)
夏の魔物~虎将も合格点! Fandangoイケるやん! ~
2012年11月23日@大阪 ファンダンゴ
BiS / タルトタタン / KETTLES / SILLYTHING+ハジメタル(ex.ミドリ)+prkr
前売り3000円 当日3500円
売り切れなかったら解散ライヴ~SILLYTHINGやめへんで~
2012年12月8日@渋谷O-nest(ワンマン)
SILLYTHING+ハジメタル(ex.ミドリ)+prkr
17時30分開場 18時ゴング
前売り2000円/当日2500円
RECOMMEND
まつきあゆむ / 自宅録音
14歳からひたすら自宅録音を続け、2005年、ファースト・アルバム「自宅録音」で世界に登場。立て続けにCDを制作、発表し、3年半の活動後、ライヴ・アクトを全面的に一時停止。同時進行で「新曲の嵐」と称してmyspaceのサイト上で毎週月曜日に新曲の永続的更新を宣言し(07年9月17日よりスタート)、作曲録音を世界へ発表し続ける。そんなオルタナ・スニフキンの2005年の第一作。
KING BROTHERS / THE FIRST RAYS OF THE NEW RISING SUN
ベース・レス・スタイルを捨て新たな編成で旅をはじめた新生キング・ブラザーズが遂に約6年振りのNEW ALBUMをリリースする!! タイトルは『THE FIRST RAYS OF THE NEW RISING SUN/太陽が昇る時に届く最初の閃光』(かつてジミ・ヘンドリックスが生前完成させられなかった幻のアルバムと同名)爆音と静寂が同居する過去最大のスケールで鳴り響く巨大なキラー・ブルースがいよいよ投下される!! 全てのキッズ達よ、怒れる大人達よこれが本物のロックンロール、本物のパンク・ロック、本物のブルースだ!!! 全13曲、圧倒的なスケールで鳴り響く超大作、さぁブルースでズタズタに殺されろ!!!!
神聖かまってちゃん / 友だちを殺してまで。
2008年頃から活動開始。Vo.の子による2chでの自作自演の大暴れに端を発するインターネット上での活動が、PeerCastやニコニコ生放送での活動と相まって話題となり、YouTubeにアップしたデモ曲が2万ヒット以上を記録。各方面から大絶賛される。本作は待望のデビュー作。初期衝動に満ちた「ロックンンロールは鳴り止まないっ」をはじめ、生きづらい現代を生きる全ての人々へのメッセージが、多くの人の心を強烈に揺さぶり続けている。
PROFILE
SILLYTHING
前身バンドのラスト・ライヴ終了後、新メンバーを加えて即結成。世界中の音楽とリンクし、エンターテイメントしたいという志を持つ。そのスタートとして、2012年現在の音楽界を賑わす作曲家や作詞家からの提供曲、 プロレスラーや漫画家などともコラボレートした個性的な楽曲に加え、 自分達自身で作り上げた楽曲を織り交ぜて 「世界を大いにエンターテインするSILLYTHING」としてのバンド活動を開始した。