一番とっつきにくい音楽を突きつけるーーTHE STARBEMSが世の中に問いかけるラウドなポップネス
元・BEAT CRUSADERSの日高央を中心に、2012年に結成されたハードコア・バンド、THE STARBEMSがOTOTOY初登場!! パワー・ポップなメロディ、メロディック・パンクの性急感、ハードコアなアレンジとアティチュードとともに活動を開始し、これまでにシングル『FUTURE PRIMITIVE E.P.』と1stアルバム『SAD MARATHON WITH VOMITING BLOOD』をリリース。このたび、2ndシングルとなる『ULTRA RENEGADES E.P.』を配信開始した。アメリカでレコーディングされた本作は、マノ・ネグラのカヴァー曲を含む全4曲を収録。パンクを中心に練り込まれたTHE STARBEMSというバンドの成り立ちについてメンバー3人にインタヴュを行なった。バンドとはどういうものか、考えるきっかけになれば幸いである。
2ndシングルを配信開始
THE STARBEMS / ULTRA RENEGADES E.P.
【価格】
mp3 単曲 270円 / アルバム 1,080円
【Track List】
1. LET LIGHTS SHINE
2. PITFALLS
3. BOYZ OF NATIONZ
4. KING KONG FIVE
オトトイの学校に日高央が登場!! 定員間近!! お申し込みはお早めに!!
伊藤英嗣×日高央のもう英語詞はこわくない! 〜YMOからMAN WITH A MISSIONまで〜
期間 : 2014年7月3日(木) 20時00分〜 (全一回)
受講料 : 2,000円 (税込)
出演者 : ナビゲーター : 伊藤 英嗣(クッキーシーン編集長)
ゲスト・ナビゲーター : 日高 央(THE STARBEMS)
2011年より5クールに渡り開催されてきた「歌詞対訳講座」が、リニューアルして帰ってきた!! これまでの講座スタイルから、トーク・スタイルに変化。伊藤英嗣(クッキーシーン編集長)をメイン・ナビゲーターに、ゲスト・ナビゲーターとともに英語詞を読み解いていきます。今回のゲストは、邦洋問わず音楽のことについて語らせたら止まることのないミュージック・ラヴァー・日高央(THE STARBEMS / 元BEAT CRUSADERS)。テーマは、歌詞対訳史上初、日本人アーティストによる英語詞。YMOからハイスタンダード、MAN WITH A MISSION(!?)まで、日本人アーティストが書いてきた歌詞を、そして歴史を辿りながら分析し、しゃべり倒します!!
>>>お申し込みはこちら
INTERVIEW : 日高央、後藤裕亮、寺尾順平(THE STARBEMS)
80年代後半にフランスから現れたミクスチャー・バンド、マノ・ネグラのカヴァー曲が収録されている時点で、THE STARBEMSというバンドが、普通のハードコア・パンク・バンドとひと味違うことがわかるだろう。そして、原曲とカヴァー曲とのギャップを比較すれば、さらにその特殊さが際立つに違いない。日高央は、その音楽への愛情と知識の広さとともに、どうすれば自分の音楽が広くに伝わるかを分析しながら、THE STARBEMSを続けている。そして、リスナーが聴きたいものだけでなく、あえてわかりづらくても好きなものに挑戦し、突きつけてもいる。こんな音楽好きが、そして挑戦的なバンドがいることが喜ばしくて仕方ない。わかりやすい音楽、ノリやすい音楽もいいけれど、わかりづらいものを聴くことで音楽への理解や興味は深くなる。それを身を以て行なっている彼らに、じっくりと話を訊いた。
インタヴュー & 文 : 西澤裕郎
夢破れて難破船のようにここに辿りついたので(笑)
ーーTHE STARBEMS(以下、スターベムズ)は、メンバーの年齢がバラバラなんですか?
日高央(以下、日高) : 俺以外は32、3歳かな。
ーーつまり、日高さんと他のメンバーは、もともとプレイヤーとリスナーという立場だったわけですよね? スターベムズをやっていくなかで、その壁みたいなものはなくなってきましたか?
寺尾順平(以下、寺尾) : まだ大きな壁はありますね。
後藤裕亮(以下、後藤) : 超えられない、先輩という壁が。
日高 : だから、いま勉強中です、“日高塾”で。どうやって勉強してるの?
後藤 : えっと、まず60年代までさかのぼり、そこから重要なアーティストを勉強していくっていうのをやっています。
ーーへえ。日高さんが教育していくみたいなところがあるんですか。
日高 : 教育というよりは、共通言語が多くないとバンドってつらいから。もともと別のバンドをやっていて、夢破れて難破船のようにここに辿りついたので(笑)。
寺尾 : 夢破れたやつばっかなんです。
日高 : だから、船の作り方っていうか、帆の張り方を知らないと、次の船を出せないじゃないですか。そういう感じで、ビートルズといったら○○とか、当時のストーンズとの関係性みたいなことをLINEで話したり、音源を聴いて感想を言いあうとか。それこそオトトイの学校じゃないですけど、オンライン上にミニ学校があるみたいな。
ーーそれまでは、共通言語がなかったんですか。
日高 : AIR JAM以降のみって感じだったんですよ、基本的には。
後藤 : そこは共通していました。
寺尾 : 俺は通ってなかったんですよ。
日高 : ね、こういうやつがいるとモチベーションさがるじゃないですか?
一同 : (爆笑)
ーーだから一回統一しようと。
日高 : そうですそうです。
ーーバンドをやるうえで、音楽的な共通言語があるかないかっていうのは、その音楽にかかわってくるものですか。
日高 : OTOTOYだから突っ込んだ話ししますけど、バンドのポイントは2つにわかれると思っていて。ひとつは幼なじみバンド、もう一つは音楽的魅力あるいはそれプラスで集まってきたバンド。例えばバンプ・オブ・チキンとか、ブラフマンとかは付き合いが長いチームで、そういう人たちって阿吽の呼吸があるじゃないですか。
ーーはい。
日高 : それとは逆で、バンドをはじめてから仲良くなった人っていうのは、それまでの共通言語がないから、揃えたほうがやりやすいんじゃないかっていうのが持論で。例えば、対バンする相手とかも、もともと知っている人同士でやればお客さんが入らなくても楽しいグルーヴがでるけど、全然知らない人とハコのブッキングでお客さんもいないなかでやると、ただただへコンで終わっちゃうみたいな日もある。そういう意味でお互い予備知識が多いに越したことはないんですよ。
ーー後藤さんは、日高塾のなかで感銘を受けたバンドとかいましたか?
後藤 : トーキング・ヘッズですね。とりあえずいままだ勉強中なので、トーキング・ヘッズを聴くのを我慢していて、それを聴き終えたらひたすら聴くと思うんですけど。
ーー寺尾さんは?
寺尾 : 80年代ですごいなと思ったのは、ポップ・グループ。僕が大学時代とかに青春だったのがナンバーガールとかなんですけど、もろ「NUM-AMI-DABUTZ」のイントロでなっているギター・ソロみたいな音が鳴っていて、この感じが向井さんとかも影響を受けているのかなって思ったりして、衝撃でしたね。
ーーニュー・ウェーブっていっても、シンセが鳴っているものより、NO WAVEよりのもののほうが好みとしては強いんですね。
日高 : たぶん、NO WAVE、わかんないです。
ーーまだ、“日高塾”では、そこまで進んでないんですね?
日高 : そう。いま、ザ・スミスくらいで止まってます。
ーー(笑)。日高さんはどういうところを重点に教えていっているんですか。
日高 : 俺は小学生のときにモンキーズ、中学生に入ってラフィンノーズにはまったので、要は60’sと80’sなんですよね。その成分のブレンドが、ビークルにおいてはいい結果をもたらしていたので、まずはそこを頑張る。そうすると、ビークルの仕組みがわかる。そこが理解できたら、足りなかった70’sとか90’sを足していくこごことで、自然と全方位的に強くなるんじゃないかって。まあ、ご覧のとおり、世の中うまくいかないもので(笑)。
ーー(笑)。日高さんのなかでは、スターベムズはビークルとまったく違うプロジェクトっていうわけじゃなくて、ビークルを解体した上でっていうのがあるんですね。
日高 : そうですね。あれがなんでウケたのかが、自分でも正直よくわからないっていうか。仕組み云々のまえに、自分の声が褒められたんだろうなと思っていて。そうやって考えたときに、自分の声が活かせるバンドってどんなのか考えたら、ラウドに行き着いて。そこから派生して考えたひとつのロジックなんです。例えば、出版社に入ったときに、なぜこの本は売れたのかって考えないといけない局面ってあるわけじゃないですか。あと、感性だけでやっていたらどこかでネタが切れてしまうんじゃないかって恐怖もありますよね。だから引き出しを増やしておいたほうが、いざというときに対応できるんじゃないかって、プラクティカルな考え方をするようにしています。
オリジナルを冒涜しているって言われるくらいでちょうどいいのかなと
ーーさっきの話では、スミスまでしか日高塾は進んでいなかったわけじゃないですか。それなのに、今回のシングルにはマノ・ネグラのカヴァーが入っています。なんでまたマノ・ネグラを?
日高 : お客さんにとってみればそれ日高塾の進行は関係判らないことなわけので(笑)。まずはオールドエッセンスをいかに入れるかが、毎回俺のテーマとしてあって。すごくわかりやすい例でいうと、90年代の一番いいところってレッチリなんですよね。俺が紹介する以前にスーパースターじゃないですか? そう考えると、レッチリの影に隠れて泣いている誰がいて、そこがマノ・ネグラなんですよ(笑)。で、そこにいち早く反応してきたのがブラフマンやフロンティア・バックヤードですよね。「俺たちのマノ・ネグラ!!」じゃんって。
ーーいわゆる同世代にとっての共通言語が、マノ・ネグラだったんですね。
日高 : 知る人ぞ知るだったんですけど、ミクスチャーっぽい音楽が好きだったら当然好きでしょっていう共通言語の一つだったんで。当時ってTOSHI-LOWとか田上くん(TGMX aka SYUTA-LOW TAGAMI)もそうだと思うんですけど、英米の音楽に寄っていくのに腹が立っていたんですよ。日本だって、こんなにいいバンドがいて、いい音楽があるのに、結局はテレビやヒットチャートをみると、アメリカかイギリス、あるいはドメスティックな歌謡曲的な人たちしかいない。そんななかで、フランスのバンドが洋楽誌にどーんって取り上げられたことが嬉しかったんですよね。
ーー確かにそうですよね。
日高 : 今回レコーディングをアメリカでやっているんですけど、アメリカってマッチョイズムが強くて、俺たち俺的にはいけ好かないところもあるんですよ。そういうところで、英米圏じゃないところから話題になるアーティストが出てきて嬉しかった時期があるんですよね。90年代後半に、こぞってマノ・ネグラとか、レ・ネグレス・ベルトみたいな、フランス産のミクスチャーを聴いていて、それを知っていることがバンド界隈でも一種のステータスだったし、お互いのアイデンティティ確認になったというか。あの頃って、みんな若いから、◯◯知っているか合戦みたいのがあって、お互いのあら探しをしていたりもして(笑)。そのなかでマノ・ネグラって外せない要素だったんだよね。いま聞き返しても全然古くさくないし。
ーーヒップホップでもあり、ファンクでもあり、トライバル・ミュージックっぽくもある。ミクスチャーっていっても、現在一般的に言われているものとは違いますよね。特に後藤さんとかには、違って聴こえたんじゃないかなって。
後藤 : ミクスチャーって聞いたときのイメージとは、また別のイメージがありましたね。やっぱ俺らのなかのミクスチャーって、リンキン・パークとかリンプ・ビズキットだったんで。
日高 : ミクスチャーって、本来音数は少なくてよくて。レッチリもよく聴くと音数はそんなにないし。ヘヴィ・ロックが入ってきたことで、ミクスチャーもイメージが変わっていったし、音楽って一つ一つそうじゃないですか。パンクもピストルズ世代の人にとっていまと全然違うし。
ーー寺尾さんはどう感じましたか?
寺尾 : 俺もフィッシュボーンは聴いていたんですけど、最初に日高さんがカバーするから聴いといてって音源を貸してくれて、聴いたらめちゃめちゃかっこよくて。すっと聴けましたね。
ーーそのマノ・ネグラの要素に、スターベムズでいうラウドを掛け合わせると、現代のミクスチャーに近づいてしまう懸念はなかったですか?
日高 : 基本的には大げさな翻訳のつもりですよね。現代風に寄せることで、大げさに翻訳してみせるというか。実際、俺たちのは音数は多いんですけど、それを聴いて本物を聴いたときにビックリしてほしいというか。全然ちゃうやん!! って。それでいいというか、むしろオリジナルを冒涜しているって言われるくらいでちょうどいいのかなと。そこの親切さは基本いらないと思っているから。
ーー新訳みたいなことですか。
日高 : そう。そのままなぞるんだったら、オリジナルには絶対に勝てないんで。
すごく悪いいい方をすると、突きつけている感じですよね
ーースターベムズって、音楽的にいえばポップさを持ったハードコア・パンクで、かなりストイックな音楽だなと思うんですよ。それだけに、お客さん同士で共有を求める日本でやることは大変なのかなって思ったりするんですけど。
日高 : すごく悪いいい方をすると、突きつけている感じですよね。逆にいまって機材も発達しているし、ライヴハウスもいっぱいあるし、リハスタも充実しているんで、よほど僻地に行かない限り、バンドってやれるわけですよ。そうなっちゃうと、よくもわるくも平均値があがっちゃう。そういう意味では、一番とっつきにくいところを選んでいる節はありますよね。
ーーはい。
日高 : そういう親切感をビークルのときと反対でそういう親切感をなるべく排除しています。ビークルのときって、なるべく親切感満載だったって自分でも思うんで。例えば、お面でおもしろいとか、下ネタで楽しい、曲はポップで耳障りがよくて、すぐ歌える。そういうのと真逆をやっている感じなんですよ。それでもおもしろいものを作れたらミュージシャンとして本物だし、個人的にはそういう存在のほうが今はポップだと思うんですよね。
ーーというと?
日高 : 誰にでも耳障りのいいものをはポップに感じない時期というか。なぜなら誰でもできちゃうから。例えば、なわとびの2重飛びと微は意外と誰でもできちゃう。でも3重飛びはなかなかできない。みたいに、そのハードルをあげておきたいというか。ビークルを始めたときは、そんなに他のバンドとかぶってなかったのでポップな存在だったと思うんですけど、いまはマンウィズもいるし、This in Not a businessもいるから、ポップに感じないんですよ。そういう意味では、なるべくかぶってなくて、自分が好きな範囲のサウンドを奏でる、それがスターベムズですね。リスナーのみなさんには申し訳ない気持ちでいっぱいですけど、基本的にはSっけの強い性分なので、戸惑いそれを見るのは楽しいです。
ーー(笑)。
日高 : よくわからないものが確証に変わっていく瞬間をみるのは嬉しいんですよ。例えば、毛皮のマリーズを好きだった子が、スターベムズいいっていってくれるのは嬉しいですね。最初は、西くんが全然違うギター弾いているって戸惑いがあったでしょうけど、それを超えてスターベムズおもしろいって思ってくれたときに、新しい音楽のチャクラが開いているっていうか。だから我々が一緒にやっているスプレッドのことも好きになってくれるだろうし、そういう広がりをリスナーに与えられることが一番の喜びですよね。極論、スプレッドが好きになっちゃったんでスターベムズ聴かないですっていうのもいいですし。Limited Express(has gone?)(OTOTOY編集長のバンド)のほうが好きになってしまったというのでもいいし(笑)。
ーー(笑)。これだけ熱量がある日高さんといると、メンバーのみなさんにも変化があるんじゃないですか?
日高 : どう変わったんですかね?
後藤 : 髪型が変わりましたね。
寺尾 : 着ているものが変わりました。
ーーそこ(笑)?
日高 : この服、俺があげた誕プレなんです(笑)。
寺尾 : いままで、僕はファッションと音楽って結びついてなかったんですけど、日高さんとバンドをやるようになってからは、そこを口うるさく言われるんで(笑)、結びつくようになりましたね。
日高 : 誰でもやれることをやるんだったら、俺たちじゃなくていいんですよね。俺たちが好きなバンドも、そのバンドしかできないことがあるから好きなんですよ。Xのことは、Xにしかできないわけですよ。
後藤 : 昔は、自分の好きな音楽をただただやっているのが好きだったんですけど、お客さんが自分たちに通して他のバンドを知っていくのをTwitterとかで見て、素直によかったなと思えるようになってきたことが、自分のなかで変わってきているし、一人間として嬉しいです。最初は自分たちのバンド以外を好きになると「くそー!!」ってなっていたと思うんですけど、新しい音楽をみつけたんだって喜べるようになってきているところが実感です。
ーーそれは素晴らしいですね。
日高 : ただ、ゴスケ(後藤)は俺の前ではいい子ちゃんになるっていうのが、他のメンバーからのチクリ定説なんで……。だから、この発言はあんまり信用しないほうがいいかも(笑)。
後藤 : … 僕の発言、全部うそっぽい色にしておいてください(笑)。
日高 : 結局、音楽って、奉仕活動的なところもあると思うんです。ゴスケが言ったみたいに、自分の好きな音楽しかやっていないミュージシャンって、社会人になってバンドをやめちゃうんですよね。聴くのもやめちゃうし、やるのもやめちゃう。まれに新しい新譜を聴くひともいますけど、周りにほとんどいないじゃないですか?
ーー確かに少ないですね。
日高 : それって、自分の楽しみのためにしか聴いていないからで。そうじゃなくて、音楽そのものが好きになると、いまの新譜も気になるし、聴きたくなる。音楽を聴いている自分が好きなわけじゃないってことに、45歳にもなると気づいてくる。この歳になって自分の音楽が好きって、矢沢永吉くらいしか許されないじゃないですか(笑)。もしくは内田裕也さんみたいに貫いてくれるんだったら、ロックンロール・ドリームではあると思うけど。ただ、普通の人には無理だと思う。いまは仕事として音楽をやっているし、やりたいんですよね。趣味としての音楽はいつでもできるので。音楽を生業としなくなっても、趣味として聴き続けることは、俺には難しくないと思うので、音楽を生業にしている間は奉仕活動的にやってみたいなと思いますね。
ーーそして、リスナーにおもねるのではなく、突きつけると。
日高 : そうです。決して親切な音楽をやるっていう意味じゃないですからね。たまにはすごく親切になるかもしれないけど、それはタイミングだと思うんですよ。一人くらいこういう意地悪なミュージシャンがいてもいいんじゃないかって思ってます(笑)。
RECOMMEND
実に、前作『ZAZEN BOYS 4』から4年ぶりとなる、ZAZEN BOYSのニュー・アルバム『すとーりーず』が完成。2011年の初頭にデモ制作を開始し、メンバーによる永遠に終わらないマツリ・セッションを経て、2012年初頭より本格的レコーディングを開始したという本作は、これまで以上に研ぎ澄まされた作品へ昇華。作詞作曲、録音、ミックス、ジャケット、PV撮影編集など、マスタリングを除く全ての制作作業を向井秀徳がマツリスタジオにて行い、 70年代より数々の名作を手がけたUKの巨匠エンジニア、Kevin Metcalfe(The soundmasters)が、マスタリングおよびアナログ・カッティングを担当。ZAZEN BOYSの新たな名作がここに誕生!!
Limited Express (has gone?) / JUST IMAGE
結成から間もなく15年目を迎えるLimited Express(has gone?)が「遂に出来た!」と語る、バンド史上最も心血を注いだ最新作にして最高傑作。いち早く何でも“自分達で作ろう”を実践してきた彼らが、2013年、何でも“自分達で作ろう”の波が次第に大きくなりつつある現代にさらなる自由を解放するニュー・アルバム、タイトルは『JUST IMAGE』。オルタナティヴ・パンクを世界レベルで引率するLessThanTVからのリリース。
LIVE INFORMATION
ULTRA OPERATION TOUR2014
2014年6月12日(木)@和歌山CLUB GATE
2014年6月14日(土)@福岡Queblick
2014年6月15日(日)@広島ナミキジャンクション
2014年6月20日(金)@高松DIME
2014年6月21日(土)@大阪梅田Zeela
2014年6月22日(日)@名古屋池下CLUB UPSET
2014年6月25日(水)@札幌BESSIE HALL
2014年6月27日(金)@大船渡LIVEHOUSE FREAKS
2014年6月28日(土)@仙台PARK SQUARE
2014年6月29日(日)@福島club SONIC iwaki
2014年7月10日(木)@高崎SUN BURST
2014年7月12日(土)@長野LIVE HOUSE J
2014年7月13日(日)@新代田FEVER
チケット絶賛発売中
全公演 前売り¥3,100(D別)
PROFILE
THE STARBEMS
2012年12月、日高 央を中心に結成。
2010年9月のBEAT CRUSADERS散開後、数々のプロジェクトと平行してソロ活動を始動した日高が、同年12月の年越しイベントから、現在も続くSPC(LIVE P.A.チーム)提唱の〈東北ライブハウス大作戦〉に協力しながら構想を練り、日本各地でライヴ活動を通しての精力的な支援と共に、数々のミュージシャンとセッションを重ねながらサウンドを構築。
2012年9月に現在のメンバー編成となり、パワーPOPなメロディ+メロディックPUNKの性急感、更にハードコアなアレンジとアティチュードを武器に活動開始。2013年にシングル『FUTURE PRIMITIVE E.P.』と、1stアルバム『SAD MARATHON WITH VOMITING BLOOD』をリリースし、全国ライヴハウスから大型フェスまで、至る所で熱狂を生み出すPUNKバンドとして急成長。
>>THE STARBEMS official website