
2013年CDリリース5周年を迎える4人組バンド、1000sayが、11月より初の東名阪ワンマン・ツアー「NONZOの逆襲」を行う。「次世代ファンタジー」をコンセプトに掲げ、男女ツイン・ヴォーカル、エレクトロ・サウンドを基調としたバンド・サウンドで、日本のみならずフランスや海外でのライヴを決行、2012年には渋谷クアトロでのワンマンも成功させている。そんな彼らが5周年を記念し、1年9ヶ月ぶりの新曲「SPECTRUM」を期間限定フリー・ダウンロード(2013年12月31日まで)。さらに、同楽曲のリミックス音源も配信開始!! メンバー・インタビューでは、なぜ東名阪ワンマンを行おうと思ったのか、なぜ新曲をフリー・ダウンロードにしたのかが赤裸裸に語られている。これを読んで、音源を聴き、ぜひワンマンに足を運んでみてほしい。
>>>「SPECTRUM」のフリー・ダウンロードはこちらから
「SPECTRUM」ゲスト・コーラス
天田優子(joy) / Chiaki(my-Butterfly) / NAO☆(ex.Addy) / MAYUMI YAMAZAKI / Lisa(サカセエレンOR) / 上田浩平(JAWEYE) / KOHJIRO(The KAH) / Shingo Maeda (birds melt sky) / ナガオ タツキ(nano sound museum) / ハタユウスケ (cruyff in the bedroom)
「SPECTRUM」のリミックス盤をOTOTOY限定で配信スタート
1000say / SPECTRUM – MAJO NO TAKKYU Remix –
【販売価格】wav / mp3 : 200円
「SPECTRUM」のセルフ・リミックス・バージョン。壮大かつ疾走感あふれるオリジナル・アレンジから一転、ミニマルなリズムとダークな浮遊感をフィーチャーして、ポスト・ダブステップ風の仕上がりに。1000sayが併せ持つ、スタジオワーカーとしての一面を発揮した作品。
1000sayの1stフル・アルバムも配信中
1000say / APOLLON
【販売価格】mp3 : 単曲 200円 / まとめ購入 2,000円
1000say現在のメンバーによる6年のキャリアにて、彼らの最強、最高傑作、ついに完成! ギリシャ神話で音楽と太陽の神と語られる「APOLLON」。デジタルとアナログを融合したバンド・サウンド。西洋占星術それぞれの星座をイメージして作られた、神の成せる12篇のポップ・ファンタジー。
1000say初の東名阪ワンマン決定!!!
-1000say 5th anniversary-
東名阪ワンマン・ツアー「NONZOの逆襲」
2013年11月17日(日)@高円寺HIGH
オープニング・アクト : Daft Pixy
2013年11月24日(日)@大阪北堀江club vijon
オープニング・アクト : ヲトノ羽
2013年12月1日(日)@名古屋ell.SIZE
オープニング・アクト : We Are From You
INTERVIEW : MAN、API(1000say)
21世紀を迎えるまで、2000年代というのは、いってみればファンタジーの世界だった。空を飛ぶ自動車や、きらびやかなファッション、ロボットと共生しているなど、想像は広がり、ワクワクするような未来が待っている気がしていた。そして、僕らはその想像の未来に生きている。スマートフォンなど、当時とはまったく違った機器を使いこなし暮らしているが、いまの時点から未来にワクワクするということは少なくなってしまっているのではないだろうか。
そんな現代において、「次世代ファンタジー」をコンセプトに、音楽を奏でるバンドが、男女ツイン・ヴォーカルによる4人組、1000sayだ。彼らが描くのは、最初に述べたような未来を描くファンタジーではない。それは、現実だったり見えない感情を浮き上がらすためのものでもある。そして彼らは、その楽曲を持って、初めての東名阪ワンマンを行う。そこに至るターニングポイントになったのは、渋谷クアトロでのワンマンだったという。クアトロの次は、より大きな場所でワンマン、という考え方ではなく、全国でのワンマンを決めたのには、明確な想いがあるという。リーダーのMANと、APIにその真意を語ってもらった。
インタビュー&文 : 西澤裕郎

ファンタジーをただの摩訶不思議な世界で終わらせたくなかった
ーーよく訊かれる質問かもしれないんですけど、1000sayというバンド名には、どういう意味が込められているんでしょう?
MAN : 人間の感情って、ものすごく種類があると思うんですよ。たとえば、「悲しい」と「寂しい」は似ていると思うんですね。ただ、その間にはきっと何十通りもの段階があって、「そんなたくさんの感情を音に込めて表現していく」という意味を込めて、1000sayという名前をつけました。

ーー名前が横文字だったりスペーシーな音作りから、近未来的というか独特の世界観を感じたんですけど、それは意図的なものなんでしょうか。
MAN : コンセプトがあって、物語が見えるような音楽を奏でていきたいという気持ちが強くあるんです。それで「次世代ファンタジー」ってキーワードを自分たちで掲げています。
ーー「次世代ファンタジー」?
MAN : はい。
ーーただのファンタジーじゃなく、「次世代」っていうのがおもしろいですね。1000sayが思い描く「次世代ファンタジー」ってどういうものなんでしょう。
MAN : 「次世代ファンタジー」って名づけたのは、もっと手の届きそうな未来を描きたかったというか。ファンタジーって、架空のものっていう感覚があるじゃないですか?
ーーたしかにそういうイメージですね。
MAN : 僕らは、ファンタジーをただの摩訶不思議な世界で終わらせたくなかった。仮に地球が滅びるとして、「自分はどういうふうに行動ができるだろう?」とか、いま生きている自分たちが普段感じることのない感情を、架空の比喩表現を使って浮き上がらせるみたいな手法をとっているんです。普通に生きていたら思い当たらない、発見できない自分の感情みたいなものも、ファンタジーというものを使うことによって、引き出していきたいなって。
ーーちなみに、APIさんはもともとファンタジーとかそういった世界に親しみはあったんでしょうか?
API : 私は小さい頃からそういう世界観が好きでした。『オズ』とか『迷宮の城ラビリンス』などの映画も好きで、天上からデビッド・ボウイが歩いてくるような世界観が好きだったんです。あと、ジブリも大好きです。現実に暮らしながらファンタジーの世界に行けないかなと思っていたんですけど、バンドの中の音像にそれを見いだすことができたんです。

ーーなるほど。1000sayは、MANさんとAPIさんの男女ツイン・ヴォーカルですが、その対比が現実と虚構の間を描いているというか、いい具合に調和しているなって思ったんですよね。
MAN : 最初は、(APIは)純粋にベーシストとして入って、たまにコーラスをやってもらっていたんですけど、ファンタジックっていう部分で、僕の声だけだとリアル過ぎてしまうんですよね。ふわっとした歌声が僕には出せなかったので、エッジの効いたパートを僕が担当して、ふわーっと空に広がるようなパートをAPIにお願いしてやるようになっていきました。そこからだんだん理想に近い音に変わっていきました。
ーー1000sayの音楽を聴いていると、スーパーカーがよく引き合いに出されるんじゃないかと思ったんですけど、その点はいかがでしょう。
MAN : 僕もスーパーカーは大好きです。初期の作品が好きで、ファースト・アルバムとかはだいぶ聴きこんでいました。いまの編成で音を奏でるようになったときに、「スーパーカーとか好きなんじゃないの?」ってよく言われたんですけど、当時はエレクトロに傾倒してからのスーパーカーはそこまで聴いていなくて。人から言われて聴いたらやっぱり好きだーって思ったんですけど、バンドの成り立ちは直接的に影響を受けてという感じではないんです。
ーースーパーカーは電子音が加わることで、バンドとしての向かう方向が変わっていったような気がするのですが、1000sayは、電子音が入ったことでバンドの在り方は変わったと思いますか。
MAN : 僕らは、音源で鳴らしているサウンド以上にライヴが激しかったりして、生のダイナミックな部分を大切にしているんです。だから電子音が鳴りつつも、最近は特にライヴっていう現場で、よりしっくりくるような楽曲の作りになってきているかもしれません。
音楽を投げる相手がはっきり見えるようになった
ーー再び「次世代ファンタジー」に話の焦点を戻したいんですけど、東日本大震災以降、リアルに生きようっていう雰囲気のほうが、昔よりも強くなったと思うんですね。その中で、あえてファンタジーを描くことって、すごく意味があると思っているんですけど、それをこのバンドがやれている理由はなんでだと思いますか?
MAN : 震災に関しては、圧倒的なリアルを見せられたというか。僕は東京にいて部屋がぐちゃぐちゃになる程度だったんですけど、すごく考えさせられる出来事でした。ライヴが中止になったり、イベント自体がなくなったり、電気は使わないほうがいいとかTwitterで飛んできたりで、音楽がどうしても二の次三の次にならざるを得ない非常事態だったじゃないですか。
ーーそうですよね。音楽は力になるのかみたいな議論もされていましたね。
MAN : 精神的にすごく堪えたし、確実に心に傷を負ったという感覚があって。そういえば今年初めてメンバーみんなで被災地に行ったんですよ。すごく打ちのめされる思いというか、町がひとつまるまるなくなっていたりして。話が前後しますが、それでも震災後初めて仙台でライヴをやったとき、自分たちはアーティストで表現者なんだから、どれだけ元気づけられるかとか勇気づけられるかとか考えてたんですけど、集まってくれた東北のみんなに逆にこっちが激しく勇気づけられてしまって。自分たちが鳴らしてきた音が喜びになっている人がいるならば、僕たちは臆することなく、いままで通り自分たちが掲げた看板を貫いていいと思ったんです。確かに現実は芳しくないかもしれないし、痛々しいリアルとか生々しい傷があるのかもしれないけど、人が生きていくために必要なものって、希望なんじゃないかなと思う。もちろんお金とかも必要ですけど、とりあえず希望さえあれば生きていけるなって。そういうものを表現したくてバンドをやっていたんじゃないかと思うようになりました。
ーーそのときにできた楽曲が前作「流星DESTINY」だったんですね。
MAN : そうですね。震災以降に明確に自分の意思を込められたのは「流星DESTINY」がはじめてでした。
ーー今回の配信曲「SPECTRUM」は「流星DESTINY」から1年9ヶ月ぶりの新曲となりますが、これだけ期間があいたのにはなにか理由があるんでしょうか。
MAN : 2012年3月に渋谷クアトロでワンマン・ライヴをやったんですね。実際、どれだけ人が入るのかわからないような状態だったんですけど、ふたを開けたら満員御礼で。よくよく聞いてみたら、大阪から来ましたとか、名古屋から来ましたって子達がいて、ものすごく感動してしまったんですね。
ーーそれは嬉しいですよね。
MAN : それまでお客さんとかファンの子たちっていうのが、自分のなかで実感として捉えられなかったというか、実態としていまいち掴めないものだったんです。たとえば、CDが何枚売れたよって言われても、「いったい誰がこんなに買ってくれてんだろう?」ってカンジでした。でも、クアトロのとき、それが見えてきて、人と人として繋がれたような感覚があって。そのとき、逆にこっちから東京以外でもワンマンを見せにいきたい気持ちが強くなって。そこからは、まずは東名阪でワンマンをやるということが、バンドとして明確な目標になったんです。それで気がついたら、新作を出すってことよりも、とにかく現場にいって、一人でも多くの人の前で生の演奏を見せていくことに費やした1年で、こんなにリリースがあいてしまったんです。
ーーたとえば、クアトロをやったら、次は赤坂ブリッツを目指すなど、より大きな場所へというステップアップはわかりやすいんですけど、規模を大きくするのではなく、各地に行こうと目標を定めたっていうのがおもしろいですね。
MAN : たしかに、クアトロをやる前は、わかりやすいステップアップみたいなものを想像していたと思うんですよ。でも、大阪には大阪の子たちがいて、名古屋には名古屋の子たちがいて、クアトロにはそういう人たちが集まってくれたんですね。たぶん、すごく大変だったと思うんですよ。新幹線とか夜行バスとかで、自分の予定をやりくりして来てくれたわけですし。そういう人たちの顔が見えて、音楽を投げる相手がはっきり見えるようになったというか。人間の記憶力を駆使すれば、1000人くらいの顔と名前は一致できると思っていて。いまはTwitterとかもあるし、1000sayを好きだって言ってくれている人の名前と顔を、積極的に覚えるようにしているんですね。この子はこの曲が好きなんだなっていうパーソナリティみたいな部分も、やれる限り覚えていこうっていう姿勢があって、クアトロ以降、それが楽しいんですよね。一人一人をよく見れるようになったというか。
ーーAPIさんも同じ気持ちですか。
API : いまMANくんが言っていたこととちょっとかぶるんですけど、音楽を作ることとかライヴをやったりすることって、投げかける相手がいて、はじめてやりがいを感じられるというか。誰かの役に立っていると思えると嬉しいじゃないですか。それを積み重ねてきた1年だと思っています。一人一人を大切にすることを広げていきたいと思えるようになった1年だったと思います。
勝負をかけるための音源でもあるんです
ーーそうした流れのなかで、東名阪のワンマンに向けて、今回「SPECTRUM」を無料配信するわけですが、お客さんの顔が見えているなかで曲を作るっていうのは、それはそれで難しそうですね。
MAN : 難しさとして感じるというよりも、曲を作っていて、煮詰まったり、しんどいなっていうときのモチベーションアップというか、喜んでくれる顔を想像すると、もう2時間集中できるなとか、そういう感覚がすごくありましたね。
ーーそんななかで、楽曲はどういうふうに作っていったのでしょう。
MAN : 今回、ワンマンを盛り上げていくつもりで、あえて5周年っていうのを声を大にして言っているんですね。グッズを作ったり、ライヴで喜んでもらえることとかを模索してきたんですけど、肝心の新曲がないなってことに気づいて。実はみんな、新曲をすごく待ってくれているんじゃないかと思いあたって、5周年を記念して作ったのが「SPECTRUM」なんですね。だから歌詞とかも5周年っていうことをすごく意識して書いていて。みんなに感動を持って帰ってもらえる曲ってどんな曲なんだろうと思って、ワンマンを最高に盛り上げるために作った曲なんです。


ーーそれをフリーで配信するということにも、意思があるんですか。
MAN : 昔よくライヴに通っていたけど、最近足が遠のいているっていうお客さんにもプレゼントしたいなと思って。いま1000sayはこういう感じだよっていうことを、より多くの人たちに届けたい気持ちがありました。音源を出して儲けるっていうのは正しいことだと思うんですけど、今回は僕たちの意識はそこに向いていなくて、曲を聴いて、とにかく会いにきてほしいなと。それで、この曲を無料配信したいなって思ったんです。
ーーたしかにライヴを意識しているからか、ウワモノのスペーシーな部分は控えめで肉体感のある楽曲になっていますよね。
MAN : これは、自分たち的には勝負曲でもあるんです。応援してくれるファンがいたからこそ、東名阪のワンマンに踏み切ることができたんですけど、現実問題、そんなにすぐにソールドアウトするようなバンドでもないので、より多くの人に見にきてもらいたいという意味で、勝負をかけるための音源でもあるんです。今回は5年間のなかで何度も対バンしたバンドだったり、仲が良くて一緒に飲んだりするアーティスト仲間にゲスト・コーラスって形で参加してもらっています。1000sayが5周年を迎えたっていうのは、世間一般からしたらなんの事件でもないけど、僕たちにとっては間違いなくひとつの大切な区切りなので、盛大にお祝いしたいなって思っています。
ーー5年間でつちかってきた仲間などとともに盛り上げていこうというのは素敵ですね。
MAN : いままでは、ここまでわかりやすいコラボレーションってやっていなかったので、おもしろいかなって。5周年を記念した曲、ってなったときに、自分たちとお客さんだけじゃなく、今まで一緒にステージを作ってきた対バンしてきた仲間も外せないなって。
ーークアトロでのワンマンがターニングポイントになっているんですね。ドラゴンボールシステムじゃないですけど、規模だけで大きくしていこうとしたら限界があると思うので、健全なやり方なんだなと思いました。ぜひ頑張ってほしいです。
MAN : 常にあがってく一方っていうのは、いまのご時世難しいと思うし、そうしたわかりやすいステップアップができるのも、一握りのバンドだと思うんですよ。いま、自分たちができることってなんだろうなと思ったら、お客さん一人一人との結びつきをどれだけ強いものにしていけるか。音楽を発信する側と受け取ってくれる側の幹を太くしていくやり方っていうのもあるんじゃないかと思っていて。もちろんリキッドルームとかスタジオコーストとかで、ワンマンをできるようになったら素晴らしいと思うんですけど、まだそこに勝負できる環境が整っているわけではないので、いま目の前に現実として居てくれる人たちに、より多くのなにかを伝えていきたいなって思っています。

LIVE INFORMATION
2013年10月11日(金)@名古屋ell. FITS ALL
MINAMI WHEEL 2013
2013年10月12日(土)@FANJ twice
カヨコ presents「唄魂2013、秋。~泥水啜って唯我独尊編~」
2013年10月20日(日)@大阪北堀江club vijon
2013年10月24日(木)@代官山LOOP
-1000say 5th anniversary- 東名阪ワンマン・ツアー「NONZOの逆襲」
2013年11月17日(日)@高円寺HIGH
オープニング・アクト : Daft Pixy
2013年11月24日(日)@大阪北堀江club vijon
オープニング・アクト : ヲトノ羽
2013年12月1日(日)@名古屋ell.SIZE
オープニング・アクト : We Are From You
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PROFILE
1000say
大学在学中に、MAN を中心に結成。幾度かのメンバー・チェンジを経て、2005年に現在のメンバーに。男女ツイン・ヴォーカル、エレクトロ・サウンドを基調としたバンドサウンドは、デジタルとアナログを包括し、彼らの掲げるコンセプト『次世代ファンタジー』を体現する。
2008年7月、1st mini album『STARGAZER ORCHESTRA』をリリース。各方面から反響を得る。 雑誌MARQUEEで記事連載スタート。同誌にてクラムボン・ミト氏と対談し話題となる。 同年11月にはFM802主催のMINAMI WHEEL2008に出演。初出演ながら入場規制がかかった! 2009年1月、注目度が高まるなか2nd mini album『MICROWAVE HEARTBEAT』をリリース。 iTunes STOREの「今週のシングル」に抜擢され、異例のダウンロード数を記録。 FM局のパワープレイに選ばれ、徐々に確実にシーンを活性化していく。 同年5月に開催されたSAKAE SP-RING 2009に出演するや、またしても入場規制! 夏にはファッション・ブランドHONEYPHICKとコラボレーション。1000sayのためにデザインされたブランドの新商品に未発表音源を付属するという画期的なアイディアで、新たな世界観を提示した。 12月、三部作完結編となる3rd mini album『LIGHTNING AMPLIFIER』をリリース。
2010年2月、バンド史上初となるワンマン・ライヴを下北沢CLUB QUEにて開催。満員のオーディエンスに温かく迎えられた記念碑的なステージとなった。 同年3月、V/A『Disney Rocks!!』に参加。 5月にはフジテレビ『FACTORY』に出演。 11月、デザイン事務所OICHOC とのコラボTシャツを発売。 ライブでのアンセム曲「CANARY -KAZE NO TANI Remix-」を収録したCD-Rを付属。
2011年 4月、東名阪カップリング・ツアーを敢行。 そして7月にはフランス、パリで開催された全ヨーロッパ最大のカルチャー・イベント『JAPAN EXPO 2011』に出演。 収容人数8000人、J.E. Live Houseのステージに立ち、念願だった海外公演を実現させた。 また、『JAPAN EXPO 2011』限定で国際的に活躍する先鋭グラフィックデザイナー・タカハシヒロユキとのコラボレーション・ポスターを発表。
8月、国内初の本格的ミュージック・アプリシングル「HANE」を発売。このアプリでは映像&音楽クリエイターのスギモトトモユキによるシネマティックなビデオクリップや、メンバーの肉声を駆使した「千秒計」、オフショット満載のデジタル写真集、初のフランス公演を振り返るメンバー対談といった、遊び心に満ちたコンテンツを楽しむことができる。 10月、約1年10 ケ月ぶりの沈黙を破って、バンド史上最高傑作のアルバム「APOLLON」をリリース。12星座をイメージして作られた全12曲が収められる。アートワークはDE DE MOUSEのアルバム『tide of stars』などで一躍注目を集めた河野未彩が制作している。 同月、海外レーベル向けのショーケース・ライヴTIMMに出演。
2012年1月、1st Digital single『流星DESTINY』をリリース。 3月にはSHIBUYA CLUB QUATTROでのワンマン公演も成功させた。
9月には自主イベント「1000say presents 千ノ陣 VS-1」を下北沢cluQueにて開催し、ピロカルピンとの2マン・ライヴを行う。また、この日に、SHIBUYA CLUB QUATTROでのワンマン・ライヴの模様を収録した、1st DVDとなる究極のインディーズ・ムービー『サイコの晩餐』を発売。
映像、アート、ファッション、イラストなど日本ポップクリエーターとのコラボレーションなど、その表現は多岐にわたり高い評価を得ている。