カラフルでポップでオシャレな化学反応!?ーー(M)otocompo × Kit Cat、初ハイレゾ配信
シンセ・ポップ・アイドル「Kit Cat」とスカ・エレクトロ・バンド「(M)otocompo」のスプリット・アルバムが、OTOTOY独占でハイレゾ配信スタート!! プロデュースは、(M)otocompoのメンバーでもあり、作曲家としてでんぱ組.inc、妄想キャリブレーション、バニラビーンズ等々のアイドル曲やプリキュア主題歌等数多くのアニメ・CM曲を手掛けてきたDr.Usuiが担当。11月23日(水・祝)には、そのDr.Usui企画によるシンセポップ・ミュージック・イベント〈Switched On!〉も吉祥寺の3会場にて開催される。そんな盛り上がりを見せるDr.Usuiと、Kit Catからジョゼを迎え対談を敢行した。ハイレゾ音源を楽しむとともに11月23日は吉祥寺へ足を運んでみてはいかがだろう?
初ハイレゾ!! さらにOTOTOYだけのボーナストラック付きパッケージ!!
(M)otocompo × Kit Cat / POPLOT TIMES 2016(24bit/48kHz)
【配信形態】
WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz),AAC
【配信価格】
まとめ購入 円
【Track List】
1. Theme Of Pop Troop
2. FLASHBACK 50
3. Lily Lies
4. CAT'S PAW SONG
5. Detective 2016
6. 急ぐ人たち
7. On The Top
8. FLASHBACK50(OTOCOFULLMIX)(※ボーナストラック)
9. CATSPAWSONG(aboutKitCat)(※ボーナストラック)
※8、9曲目はアルバムまとめ購入のみのボーナストラックです。
Dr.Usuiが主催するイベントが2年ぶりに吉祥寺で開催!!
「Switched On!」
2016年11月23日(水・祝)
会場 : 東京・吉祥寺 Planet-K、WARP、伊千兵衛(3会場同時開催)
時間 : OPEN 12:00 / START 13:00
料金 : 前売 3,500円 / 当日 4,000円(各1ドリンク代別)
プレイガイド前売り
WEB予約前売り
出演 : ケラ&ザ・シンセサイザーズ(ゲストギター:田渕ひさ子、なるけしんご) / DJハヤシ(POLYSICS) / (M)otocompo / Kit Cat / 夏の魔物 / NECRONOMIDOL / KOTO / パブリック娘。 / エレクトリックリボン / その名はスペィド / 空中分解feat.アンテナガール / リアル3区 / 装置メガネ / Cutie Pai / エイプリルズ / ジーニアス / 異国のパルピタンテ / ハチマルキューマル / 19:19 / Tariki Echo / リナチックステイト / Ian Martin (Call and Response Records) / KOVACS
詳細はこちら : http://switchedon.jp/
INTERVIEW : Dr.Usui × ジョゼ
ーージョゼさんは、MOTOCOMPO時代からDr.Usuiさんと付き合いがあるということで、もともとその音楽が好きで関係が生まれていったんですよね。
ジョゼ : そうです。高校生の頃はロキノン系が好きでいろいろ聴いてたんですけど特にPOLYSICSとか大好きで、その界隈の人って聞いて「すご~い!」ってところがきっかけです。
ーーUsuiさん自身POLYSICSとは親交が深いんですよね。
Dr.Usui : いわゆる90年代後半のニューウェーブ・オブ・ニューウェーブって呼ばれていた界隈にいて、結成年もデビューも一緒だったんですよ。POLYSICSも19周年、MOTOCOMPOも続けていれば19周年くらいなんです。
ーーいわばUsuiさんはジョゼさんの先輩なわけですけど、KitCatが生まれた経緯を教えてもらえますか?
Dr.Usui : ジョゼはもともとバンドを組んでいて、一緒に小さいイベントとかをやったりしていたんだけど2011年にバンドがなくなって、残っていた女の子2人ジョゼとイヴでなんかやればってことを言ったんだよね(笑)。そこにアスカも加わって2013年の5月にはKitCatでライヴをやって。でもその前1年間はDJユニットをやっていたんだよね。
ジョゼ : J-POPを流して歌って踊ってました(笑)。カラオケですね、もう。
ーーその時の名前は…?
ジョゼ : 1000%やらかしちゃうズ(笑)。
一同 : (笑)。
Dr.Usui : 「1000%なんとかっていいんじゃない?」って(笑)。2012年くらいからアイデアだけ固めていって、13年にMOTOCOMPOのカヴァー曲レパートリーとして活動を始めて、その後すぐオリジナル作り始めたって感じですね。
ーー(M)otocompoって、頭のMに()が付いてるじゃないですか。ずっとモトコンポって読むんだと思ってたんですよ。
Dr.Usui : MOTOCOMPOの最後のライヴに男だけのMOTOCOMPOっていうコーナーを作ったんですよ。chihoさんがお腹大きくて2時間くらい丸々ステージに立つのは無理だったんで、ちょっとだけ男のサポート・メンバーとかその時だけのメンバーとしてそのコーナーを作ってUsui隊と呼んでいたんです。それを元に何かやればいいんじゃないかって名前を考えてみたら「オトコンポは?」っていうアイデアが誰かから出て、一同「うわ、だせえ!」って感じになったんですよ。でも「Mを()に入れて読まないでやればいいんじゃないか」って言ってみたんです。オト(音)はミュージックの意味でオトコ(男)はMenでMで、それを頭につけて読まないのは意味があってかっこいいんじゃないかってなって決まった名前なんですよ。未だに「モトコンポ」って読む人はいるんですけど。
ーーそういう経緯もジョゼさんは近くで見て知っているという。
ジョゼ : そうですね(笑)。最初の頃全部付いて行って、観て、写真撮ったりしてましたね。物販とかもやったり。
Dr.Usui : ちょうどバンドが止まってた時だったから、最初の1年くらいは。それで2012年くらいから準備が始まって、ジョゼくんが新グループのアイデアを思いついたって言ったんだよね。
ジョゼ : 猫だ! って(笑)。
Dr.Usui : 猫はみんな好きじゃないですか。SNSの動画とかで猫たくさんあるし。1000%やらかしちゃうズを超えるなって思って(笑)。やらかしちゃうズの活動を経て、得たものがあったっていうか。
ジョゼ : それはありますね。それまでダンスとかもイヴにゃんとかアスカとかもそうだけど、アイドル好きみたいなところがあって、振りコピみたいなのをしていて。私は全くそういうところ通ってこなかったんですけど、そういうの初めてやって、なんかおもしろいなって思って。アイドルやったらおもしろいんじゃないってくらいの感じではじめました。
Dr.Usui : 僕からすると1000%やらかしちゃうズは暫定的なものだから暫定的な活動としてそういうのやればってことだったんだけど、周りの人にはそれが伝わってなかったからこんなことやっちゃダメだとか言われてへこんだりしてて(笑)。それがかわいそうだったけど、得るものはあったよね。それこそ俺、のちに主題歌作ることになるプリキュアの曲初めて聴いたの、やらかしちゃうズの振りコピのパフォーマンスの時だったからね。イヴにゃんがそういう提案してくれてなかったら、知らなかったから。
女の子の世界であるべきだなって
ーーじゃあ猫とアイドル、ダンスとか歌っていう組み合わせで、Usuiさんが曲を?
ジョゼ : シンセ・ポップは絶対にやりたいって思ってました。シンセ・ポップの感じでアイドルっぽいことやってるのっていないなって思って。
Dr.Usui : シンセ・ポップってなんだろう。やりながらいつも思うんだけど(笑)。テクノ・ポップとは違う?
ジョゼ : テクノ・ポップの方がちょっと尖ってる気がするなって思います。
Dr.Usui : あーそうか! Perfumeがテクノ・ポップか。もうちょっとシンセポップはポップス寄りなんだね。
ーーこういう感じのアーティストとか、こういう曲がいいみたいな話はしたんですか?
ジョゼ : 私がほんとに1番好きなバンドがパッション・ピットっていうバンドで。ひたすらこういうのがいいですっていうのをずっと言っていて。
Dr.Usui : まだそういうのやってないね、ほとんどね(笑)。
一同 : (笑)。
ーーUsuiさんはそれを踏まえた上でどういう曲作りの方針を立ててやってるんですか?
Dr.Usui : 常々思ってることなんですが、こういう時にトラック・メーカーがメンバーになっちゃったりするじゃないですか? そういうのあまり入らないんじゃないかなと思ってて。曲は作ってあげるから、歌詞は自分たちで考えてもらって、シンセ・ポップ・ユニットって言ってるわけだからバンドみたいにバンドみたいやりたいなって思っていて。メンバーと話してみるとやっぱりシンセ・ポップ、インディー・ロックも好きだし、洋楽、ニューウェーブ以降のインディーと言われるものがみんなの共通項にあって、あと遡るとみんな小学校の時にTommy february6が好きだったっていう話をしてくれて。なのでそういう昔の洋楽っぽい感じとシンセ・ポップと、あとは今のアイドルの人たちを楽曲派みたいな感じで観に来てくれてる人を意識して作ってます。個人的には後期MOTOCOMPOの続きをより洗練させて、クオリティの高いものに持っていけないかなっていうのはKitCatでやってるつもりなんですよね。
ーーそれはそれまでの付き合いがあったからこそ、出せる部分がありますよね。
Dr.Usui : いきなりグループ組んで、「はい、この曲やって」って感じではなくて、「こういうのお互い好きだよね、メンバーもこういうの好きだよね」って共通項でバンドみたいな感じで作ってますね。メンバーが言ってる言葉もわかるし、そういうつもりで。
ーーKitCatには現代版のMOTOCOMPOのDNAみたいなものがあるというか。
Dr.Usui : 僕はそういうつもりなんです。自分でも作家としてというよりはアーティストとしてという気持ちでなるべく媚びないように作っていて(笑)。ちょっと語弊あるかもしれないけど、仕事だったら究極お金をいただければ成功なのですが、、、これね、すごく悩ましいところなんですよ。(M)otocompoは自分が参加してるバンドだから自分のバンドなんだなって感じだけど、KitCatは自分はメンバーとして参加してないので、外から見たら作家としての楽曲提供と同じように見えちゃうんでしょうけど、KitCatは最初からとにかくバンドを組むみたいに始まってるから、自分のこだわりもでちゃうんですよね。
ーーKitCatはコンセプトとして猫とアイドルっぽさみたいなものを、メンバーが中心になって作って行くんですか。
ジョゼ : 3人版Tommy february6(笑)。
Dr.Usui : 君たちが小学生だった時Tommyに憧れたように、小学生とかティーンエイジャーの女の子に刺さるようなつもりで自分たちの女の子の世界を作るといいよって言いましたね。
ジョゼ : いつかティーンたちに私たちを見てほしいと思ってます。
Dr.Usui : 男目線でこういう服着なよとかは絶対言わないようにしてるんです。自分たちがおしゃれだと思うことをやったほうがいいよって言ってますね。男から見てこれいけてるよってことは時々言うけど、こういうので露出を多くしてとかそういうことは絶対言わないです。女の子の世界であるべきだなって。
ーーそういう意味だと、Tommy february6さんとかは女性にとっての憧れるポイントが結構多いんですね。
ジョゼ : そうですね。Tommy february6なんて小学生くらいの音楽とかどうとか全く考えてない頃にもう大好きで、SMAPと同じくらいの並びで思って私は聴いてたんですけど。Tommy february6嫌いな女いないだろうってくらいの気持ちで思ってて、ほんとに憧れでしたね。存在とかMVの世界とか、ほんとに女の子の好きなものが詰まっている。セットとか丸々置いてあるもの全てがかわいいとしか言えない(笑)。「全部かわいい!」みたいな。
ーー自分たちもそういう存在になるっていうのを、今固めてると。
ジョゼ : Tommy february6とTommy heveanly6っているじゃないですか。今活動してないですけど、amoyamoちゃんっていうTommyがプロデュースした妹ユニットがいて、Tommy february6みたいなことを2人でやっていて。その集団が1つになったのがKitCatじゃん! って、KitCatをやるにあたって、そういう意識がありました。
ーーステージに立つ上で、それをどうやって形にしていったのかなって。バンドとはまた違うじゃないですか?
ジョゼ : 自分で可愛いと思えるようなものにしたいっていうのはすごいあって、かわいくておしゃれで。男性が見てこうとかは今でも全然考えてないですね(笑)。そこらへんはほんとTommyみたいな存在になりたいっていうのは今でも考えてるところです。
KitCatで50’sっぽい曲をやろうっていうのが前々からあって
ーー(M)otocompoとかUsuiさんの遺伝子も入ってきてるところがすごいおもしろいなって思うし、このあいだのミナミホイールでゲリラ的なやつも一緒にやったんですよね。
Dr.Usui : おもしろかったねあれ。誰かが勝手にあげてくれたYouTubeでもう30回くらい観て。再生回数30回になってたけど、俺全部1人で観たから(笑)、多分まだ誰にも発見されてないんだよ。あれはミナミホイール史上最もスマートなゲリラ・ライヴだと思うけど。
ーー若さを全面にテーマにしていないんだけど、すごく若々しく見えるのがおもしろいところなんですよね。Usuiさんのやってることって。
Dr.Usui : 全員をフィーチャーするっていうのにこだわってますね。(M)otocompoとKitCatは8人いて、沖山くんはSEBASTIAN Xの最後のライヴの赤坂BLITZでヴォーカルの真夏ちゃんに振られて、1人でスースースーダラダッタ♪って2、3分無茶振りで歌わされてて(笑)。その度胸すごいって思って。SEBASTIAN Xの時もユニゾンで歌うぐらいはあったみたいなんですけど、この曲のハモは沖山くんに頼むよって言った時に抵抗なくやるんで、この人もしかしたらほんとは歌いたいのかなって。8人全員にマイクが当たってて歌うっていう、全員をフィーチャーするふうにしたいんですよね。ゲリラライヴもあの時は大内(雷電)くんは夏の魔物のライヴがあったんで参加してないんですけど、7人で路上で生声で歌ったっていうのは初めてだったけど、それがすごくよくて。そういうことを意識してやりたいなって。今回のリード曲、ゲリラ・ライヴでもやった曲はKitCatで50’sっぽい曲をやろうっていうのが前々からあって。
ジョゼ : 衣装だけすっごい前に買ってたんですよ(笑)。
Dr.Usui : 1、2年前から買ってたよね。
ジョゼ : 「Breakaway」のこととかもあって、オールディーズっぽい曲がやりたいってずっと言ってたのですぐ買って(笑)。
Dr.Usui : なかなか順番が回ってこなかったけど、この何ヶ月か前にスプリットの企画があって、いろんなイベントもこれで出ようってなった時にただのスプリットじゃなくて、ジョイントする曲を作ろうってなって。ライヴでの再現性考えると、人数も多いから、最初尖ったことやろうとしたけど、滑る可能性が高いから、パーティっぽく考えてシンプルな構造の曲ってなった時に50’sっぽい曲をってなったんです。(M)otocompoの音楽性の延長線上にあって、KitCatが今やりたいことと近いのはそれなんじゃないかなって思って。KitCatが今までやってきたことと、(M)otocompoがやってきたまるで違うそれぞれの世界観があってというのでああいうことを思いついて、せっかくだからみんなでシンガロングやりたいなっていうことからああいうことになって。みんなが同時に歌ってハモったりする瞬間ってすごく少ないし、楽しいですね。
ーー意外とやってみたらハマる部分が見えたと思うんですけど、このまま継続してやってくんですか?
Dr.Usui : 11月23日に〈Switched On!〉があるんで、そこで1回終わりつつも次に何かできたら、考えられたらいいなって思うけど、やってみて発見したのは路上で生声で歌ったら楽しかったとかそういうのがあったから。
ーーぜひこっちでもやってほしいですね。ずっとゲリラ的なやつやられてるじゃないですか。最初〈ぐるぐる回る〉の時に観てとか、そういう人ってすごいいっぱいいると思うし、じわじわ効いてくるんだろうなって。
Dr.Usui : あーたしかに。年がら年中やってるつもりはないんですけどね(笑)。渋谷のセンター街の入り口とかでも、今高校生くらいのラップの子がやってるじゃん。あそこでやる(笑)?
ジョゼ : 試しにみたいな(笑)。
ーーKitCatも来年そうなってるかもしれないですね。
ジョゼ : BIGCAT出たいですね。Catなんで(笑)。
Dr.Usui : それTシャツ作りたいね。
ジョゼ : もう決まりましたねタイトル(笑)。
インタヴュー : 西澤裕郎
構成 : 岡本貴之
LIVE SCHEDULE
Dr.Usuiが主催するイベント「Switched On!」が2年ぶりに吉祥寺で開催!!
「Switched On!」
2016年11月23日(水・祝)
会場 : 東京・吉祥寺 Planet-K、WARP、伊千兵衛(3会場同時開催)
時間 : OPEN 12:00 / START 13:00
料金 : 前売 3,500円 / 当日 4,000円(各1ドリンク代別)
プレイガイド前売り
WEB予約前売り
出演 : ケラ&ザ・シンセサイザーズ(ゲストギター:田渕ひさ子、なるけしんご) / DJハヤシ(POLYSICS) / (M)otocompo / Kit Cat / 夏の魔物 / NECRONOMIDOL / KOTO / パブリック娘。 / エレクトリックリボン / その名はスペィド / 空中分解feat.アンテナガール / リアル3区 / 装置メガネ / Cutie Pai / エイプリルズ / ジーニアス / 異国のパルピタンテ / ハチマルキューマル / 19:19 / Tariki Echo / リナチックステイト / Ian Martin (Call and Response Records) / KOVACS
チケットは当日総合受付にてリストバンドと交換いたします。
チケットのみではご入場いただけませんのでお気をつけください。
■総合受付
吉祥寺ロフト(いなりやビル)1F
ペニーレーン側入り口横 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目10-1
詳細はこちら : http://switchedon.jp/
PROFILE
(M)otocompo
(M)otocompoオトコンポは、テクノポップ・バンドMOTOCOMPOからスピンオフした男だけの人力テクノポップ・バンド。スカとエレクトロを融合させたキャッチーでパンクなパフォーマンスを展開。
KitCat
あなたのつまらない毎日に爪を立てる自由奔放なキャットたち。
ポップでロックでキャッチーに歌い踊るシンセポップ・ユニット。