【開催直前鼎談】予定調和なんてない! 今年の〈ボロフェスタ〉は自身の感性を信じて踊れ!
京都で2002年から続く音楽フェス〈ボロフェスタ〉の開催が迫ってきました! 今年もBiSHやZAZEN BOYS、カネコアヤノなどのシーンをにぎわしたアーティストをはじめ、No Busesやズーカラデルなどといった注目の若手バンドまで、これまでの〈ボロフェスタ〉同様、知名度の有無やジャンルに関係なく主催者が「観たい! 呼びたい!」と思うアーティストがラインナップ。
今回OTOTOYでは〈ボロフェスタ2019〉開催直前特集として、出演バンドからLEARNERSの松田"CHABE"岳二、TENDOUJIのアサノケンジが、そして〈ボロフェスタ〉創設メンバーでもあるモグラとともに鼎談を実施した。
ボロフェスタ2019
10月25日(金)@京都KBSホール
時間 : OPEN 17:00 / START 17:55
出演 : YAKUSHIMA TREASURE(水曜日のカンパネラ x オオルタイチ) / TENDOUJI / 夜の本気ダンス / DENIMS / 君島大空 / Ghost like girlfriend / the engy / Mom / 羊文学 / No Buses / さとうもか / リクオ / 踊る!ディスコ室町 / Daijiro Nakagawa(from JYOCHO) / ULTRA CUB
10月26日(土)@京都KBSホール【昼の部】
時間 : OPEN 11:00 / START 11:55
出演 : BiSH / ZAZEN BOYS / eastern youth / Hump Back / Tempalay / セン・モリモト / メシアと人人 / Age Factory / ハルカミライ / NABOWA / toconoma / 柴田聡子inFIRE / ゆーきゃん / クリトリック・リス / ワンダフルボーイズ / 空きっ腹に酒 / 竹内アンナ / 徳利 / folk enough / ボギー / DJ後藤まりこ / Johnnivan / 突然少年 / キーマカリーズとチチワシネマ / 浪漫革命 / soratobiwo / Gue / nishikeke / ツチヤチカら / 河内宙夢 / ASAYAKE 01
10月26日(土)@京都METRO【夜の部】
時間 : OPEN&START 21:30
出演 : LEARNERS / NOT WONK / Dos Monos / in the blue shirt / HALFBY / OUTATBERO / 台風クラブ / THE FULL TEENZ / FEELIN'FELLOWS DJs / クリトリック・リス / mogran'BAR
10月27日(日)@京都KBSホール
時間 : OPEN 11:00 / START 11:25
出演 : Homecomings Chamber Set / でんぱ組.inc / カネコアヤノ / KID FRESINO / Limited Express (has gone?) / GEZAN / Have a Nice Day! / シャムキャッツ / フィロソフィーのダンス / オメでたい頭でなにより / 超能力戦士ドリアン / BiS / 愛はズボーン / teto / ハンブレッダーズ / ズーカラデル / Acidy Peeping Tom (From Taiwan) / Hi,how are you? / 金佑龍 / xiangyu / YOLZ IN THE SKY / チーターズマニア / ELEKIBASS / Sawa Angstrom / ときめき☆ジャンボジャンボ / NaNoMoRaL / Ribet towns / the seadays
Talk Event : アジア・インディー・ロック徹底研究
出演 : 菅原慎一(シャムキャッツ)
司会 / 進行 : 岡村詩野
PARTY NAVIGATOR : MC土龍
ふれあいGIG : アイアムアイ/ミノウラヒロキ・マジックショー
チケットは各プレイガイドにて発売中
・全通し券(昼の部三日通し券+夜の部券) 14,000円
・全通し券(昼の部三日通し券+夜の部券) / 特製スマホポーチ付き 15,200円
・昼の部二日券(26日&27日) 9,300円
・昼の部二日券(26日&27日) / 特製スマホポーチ付き 10,500円
・昼の部一日券(25日) 3,500円
・昼の部一日券(25日) / 特製スマホポーチ付き 4,700円
・昼の部一日券(26日、27日) 5,000円
・昼の部一日券(26日、27日) / 特製スマホポーチ付き 6,200円
・夜の部券(26日夜) 2,800円
・夜の部券(26日夜) / 特製スマホポーチ付き 4,000円
詳細はこちら
https://borofesta.jp/
INTERVIEW : 松田"CHABE"岳二 × アサノケンジ × モグラ
毎年、その1年を象徴するテーマを掲げ開催している〈ボロフェスタ〉。今年のテーマは「SNSには気をつけよう」だという。玉石混交な意見が乱れるSNSの言葉の渦の中、もっと自分自身の感覚を信じて音楽と向き合うことを提唱する。〈あいちトリエンナーレ〉の開催をめぐり、文化や表現する自由が問題となった2019年。2012年より自分たち自身で音楽を表現する場所を作ってきた〈ボロフェスタ〉では、今年、果たしてどのようなライヴが繰り広げられるのだろうか。
開催を目前に、10月26日の京都CLUB METROのトリを務めるLEARNERSの松田"CHABE"岳二、10月25日の京都KBSホールでのトリを務めるTENDOUJIのアサノケンジ、〈ボロフェスタ〉創設メンバーのひとりであり、京都Live House nano店長である西村雅之=通称「モグラ」の3名にて、2019年の音楽をめぐる状況、そして〈ボロフェスタ〉についてざっくばらんに話をしてもらった。
インタヴュー&文 : 西澤裕郎
写真 : 宇佐美亮
みんながみんなで好きなことを素直にやっている(モグラ)
──TENDOUJIの音楽がいま、世の中に正面から受け入れられていることについて話したいんですけど、ぶっちゃけ10年前だったらここまで大きな盛り上がりを見せていなかったかもと思うんです。それこそ、TENDOUJIのような存在に時代が追いついてきているというか、すごく希望を感じるようなことだと思っていて。
松田"CHABE"岳二(以下、松田) : 僕は単純に格好よくてTENDOUJIのことをすごく好きになったんですけど、コンパクトなポップ・ソングがこんなに真正面からスパーンってくる感じがすごく気持ちよくて。ただ、世の中にこんなに受けるとは最初はあまり思わなかった(笑)。すごいよね。
アサノケンジ(以下、アサノ) : 俺も思ってなかったですね(笑)。
松田 : ウェブ記事で「ケンジが骨折した」(※「Mayonnaise」のMV撮影中に崖から落ちて骨折をした。その顛末がMVにも収録されている)のがバズったあたりから、おもしろいバンドなんだなみたいなことを、みんなが認知していった感じはするよね。急に名前を聞きはじめたし。結成はいつだっけ
アサノ : 2014年で28歳のときですね。それこそ、1発目の関西遠征がnanoだったんですよ。
──モグラさんはTENDOUJIの曲を聴いて、最初どう思われました?
モグラ : TENDOUJIは、シンプルにかっこいい形でガレージ・リバイバルをやっている印象があって。2000年前後ぐらいに、そういう音楽をやるロック・バンドは結構いたけど、めちゃめちゃいいし奥も深いって感じました。僕は毎日、ライヴハウスでいろいろなバンドを見させてもらっているけど、最近は好きなことを好きにやっているやつらがいいライヴをしていると思っていて。去年の〈ナノボロフェスタ〉にTENDOUJIが出てくれたとき、好きな音楽をしっかり咀嚼した上で思いっきり素直にやっているところが、これだけのいいライヴに繋がっているんだろうなという印象を受けた覚えはありますね。
松田 : 屈託ない感じがするよね。
モグラ : あー、そうそうそう。ほんとそれです。
──実際、そういう屈託のないバンドが増えてきている印象はありますか?
モグラ : 最近、多くなってきた気がしています。っていうのも、目立ったリリースがなきゃ話題に上らないとか、そういう時代でもないので。みんながみんなで好きなことを素直にやっているのをよく見かけますよ。
表現をすることは止められない(松田)
──チャーベさんはキャリアが長いこともあって、お客さんの音楽の受け取り方の違いも、時代、時代で感じられてきたんじゃないかと思います。そうした中、どういう部分を大切に音楽活動をされてきたんでしょう。
松田 : そこはさっきの話と同じで、このメンバーだからこの音楽をやりたいよねって音を出して、自然とやりたい音をやっているだけですね。狙って音楽を作るということもしてこなかったし、好きなことだけをなるべくやるようにできたらいいなと思って頑張っている感じかな。
──現状、それで手応えみたいなものも感じられているんじゃないですか?
松田 : そもそも僕はメジャーで出したことないし、大きな成功している人間ではないので、正直びっくりしていますね。LEARNERSが地方に行ってお客さんが入ってくれているのを見ると、ちょっとびっくりするけど、ありがたいなと思って。この音楽を好きな人がいてくれるんだみたいな。たまたま集まっているメンバー5人が好きで鳴らしている音楽を聴きにお客さんが来てくれる、こんなにうれしいことはないなと思って。
モグラ : LEARNERSは、こういうファッションやロゴとかで、いわゆる「オールディーズなロックンロールをやって楽しもうぜ」っていうのが見えて、すごく華やかなバンドだし、観てみたいなという気持ちにさせるんだと思います。音楽カルチャーの中で、いろいろやってきはったチャーベさんらしいなって。
──自分たちの信じているものをやった結果、ちゃんとお客さんが入るってことは非常に健全なことというか、喜ばしいことですよね。
松田 : 世の中捨てたもんじゃないなと思うというか。そういう音楽を聴いている子たちが、将来バンドをはじめたりするわけじゃないですか。屈託のなさみたいなものって、ものすごく魅力なんだなって思います。すごくいいことだなというし、そういう部分をTENDOUJIなんかが掘り起こしたんだなという感じがしていて。それを見ているのは気持ちいいですね。
──モグラさんは、nanoや〈ボロフェスタ〉でのブッキングに関して、どういう部分に主眼を置いて、出演者を選ばれていくんですか?
モグラ : nanoでも〈ボロフェスタ〉でも、このバンドが出てくれたらお客さんが入るなとか興行としては考えますけど、結局は自分がおもしろいと思うことを屈託なくやっている部分が重要になっていると思います。nanoのブッキングにしても、〈ナノボロフェスタ〉にしても〈ボロフェスタ〉にしても。
松田 : めっちゃそうだと思うよ。
アサノ : うん、そうだと思いますね。
モグラ : ブッキングって文脈の作り方やと思っていて。〈ボロフェスタ〉のブッキング・ミーティングをしているときに、この出演者が決まったらお客さんは来るかもしらんけど、「他のイベントがやっとるわ、ボツー!」みたいなことはよくありますね。nanoのブッキングでも、これはnanoしか作れない文脈だからゴリ押しでオファーを出したりとかすることもある。まさに、自分が好きなところを屈託なくやっている感じ。でも、人がやっていて、めっちゃいいというものがあれば平気で真似したいです。好きって思えば、本当にそこに声をかけたい。結局、好きこそものの上手なれなんです。
アサノ : 〈ボロフェスタ〉のメンツは、人が考えて選んでいるという感じがめっちゃしますね。機械的じゃなくて、モグラさんなり、ブッキングしている人たちがちゃんと考えて、自分が好きな人を選んでいる感じが伝わってくる。
松田 : そう、だから呼んでもらうことが光栄なんですよ。僕らは前にやっていたバンドで1回しか出ていないから、いまそういう風に見てもらえているんだなってうれしかったです。ちょっとハードル高いじゃん(笑)?
モグラ : でも、チャーベさん、メトロなのでいつも通りっすよ。
松田 : うん(笑)。そうなんだけどね。だけど、いいと思わないと誘わないじゃん。だから、シンプルに誘われたってことがうれしいです。
──少し話は変わるんですけど、文化的に好きなことを屈託なくやることが当たり前にできないかもしれない状況が実際に起こったりしているわけじゃないですか。そういう中で、どう音楽活動をやっていくかってことを訊きたくて。
松田 : 僕はポリティカルな発言をする方なんですけど、LEARNERSの音楽にそれはなるべく持ち込まないようにしていたんですよ。おとぎ話みたいなバンドでいたかった。だけど、そんな綺麗な世の中じゃないわけで、自然とそういう考えは表現の中に出てきているんじゃないかと思うし、なるべく隠さないようにと思っています。忌野清志郎さんぐらいストレートにズバンと言う部分は、僕の場合、弾き語りでやればいいと思いつつ、女性がバンド内に2人いる時点で、もうポリティカルにならざるをえないというか、そうありたいと思っていますね。
──TENDOUJIはそのあたりどうですか?
アサノ : うちは音楽に関しては直接的にそういう話を取り込んだりしないんですけど、表現が外から制限されていくことは今後も増えていく可能性はあるかもしれない。そこは、僕らが28歳からバンドをやりはじめたというところに繋がるんですけど、音楽にしても、何にしても、生み出すことに対する熱は絶対に奪われないもので。僕らはそれが楽しいよという逆張りでやっているし、そこに人が集まったらいいなというスタンスでやっています。
松田 : そう。表現をすることは止められないじゃないですか? 僕たちはライヴをすることを辞められないし、とにかく一生懸命やるというのがまず大前提。それを奪われるようなことがあれば、戦うことになるんだろうなって感じです。いまのところはまだないので、そうならないように頑張るしかないですね。
モグラ : でも、たしかにそういう可能性は頭をよぎることはありますけどね。国からお金をもらってどうこうしているわけではないけど、一応nanoでも行政の許可とかは取ったりしているから。極端な話、今後行き過ぎるところまで行ったとして、そんな空気になってしまったらライヴハウスってどうなるんやろうとは思う。目先の作業に追われているのが実際で、なんとなく肌で感じるくらいのものですけど、よぎるようになってしまったなあっていうのはありますよ。だからどうしていくべきだとかいうまでは、考えがいっていないですけど。怖いなって思いますね。
俺たち、予定調和が大嫌いなんです(モグラ)
──そういう意味でいうと、〈ボロフェスタ〉は自分たちで自分たちの音楽を鳴らす場所を作ってきたフェスです。毎年、その時代を反映するようなテーマがあるじゃないですか。去年だったら「音楽を止めるな!」みたいな。今年はどういうテーマの元で開催するんでしょう。
モグラ : 今年は「SNSには気をつけよう」がテーマになっています。SNSって、フィクションな感じがするんですよね。何かが炎上しているときにディスっている人って、普段から誰かのことをディスってばかりいる人じゃないと思うんですよ。暇つぶしで乗っかっちゃえって一緒に炎上させたりする人もいるし、その人自身が本当に思っていることかすら分からないこともある。SNSは、デマも流れたり、何を信じていいか分からないような場所でもあるから。
タイムラインを見ていて、人がこう感じているっぽいから同調しなきゃ生きていけないみたいな風潮はおかしいというか。本当に自分で感じたことをそのまま声を大きくして言えばいいんじゃないの? という、最近のSNS中心で情報が広がっていくことへのアンチテーゼという部分もあります。もっとリアルなものを求めていいんじゃないの? という提唱だと思ってテーマを設けているんです。
松田 : そもそも、僕のタイムラインとモグラさんは絶対違うわけじゃないですか? 人それぞれ違うのに、自分が見ているものは人も見ているって思っちゃいがちで、その時点でもう間違えている。群集心理として起こるような炎上とかは怖いなと思って。この半年くらい、僕、Twitterをあまりやっていないんですよ。Instagramは「カレー食べたよ」とか「このレコード買ったよ」とかって投稿するのはぜんぜんいいと思うんですけど、Twitterはちょっと疲れてしまって。
モグラ : うん、そうなんですよね。そうなんですけど、ライヴハウスに来るお客さんはバンバンTwitterをやっているんですよね。だから僕自身、捨てられなくて。さっさと辞めたいなと思うんですけど、悩みどころなんですよね。他に発信の仕方はいくらでもあると思うんですけど、ちょっと難しいところなんですよ。話が逸れましたけど。
松田 : でもライヴハウスは、ぜひスケジュールのアップはどんどんTwitterとかでやってほしいですね。見ている側としては(笑)。
──今年の〈ボロフェスタ〉はTENDOUJIが金曜日のトリを、LEARNERSが土曜日深夜にMETROのトリを務めます。どんなライヴにしようか、考えたりされますか?
松田 : ぶちかますしかないですね。何も考えずにやります。狙わない(笑)。自分たちも仕上がっているし。
モグラ : LEARNERSはかなり深い時間に演奏してもらうので、そうですよね。ほっといても見ちゃいますよね。
──TENDOUJIはどうですか? 去年は地下ステージでしたよね。
アサノ : 去年は、本当に酸欠になりかけるくらい熱かったんです(笑)。〈ボロフェスタ〉って、ライヴハウスがそのままでかくなったイメージがあって。会場に着いた時点で、すごくいい空気が流れている。すごく特殊だったのが、フェスって裏にケータリングがあるんですけど、他のフェスとかだと基本的にアーティストにそんなに話しかけてこないんですね。でも、〈ボロフェスタ〉って、「この間のライヴ行きました」とかスタッフがめちゃ話しかけてくる(笑)。「今日楽しみにしています」とか言われるのが、僕個人はめちゃくちゃモチベーションになる。本当にライヴハウスがでかくなったというイメージで挑みたいですね。
モグラ : 他のフェスに比べて、規模は小さめは小さめなんだけど、人の顔が見えると思っていて。ミュージシャンとスタッフ、スタッフとお客さん、ミュージシャンとお客さんの距離も、どのフェスよりも近いからこそ、その人の人となりまで見えちゃうと思うんです。金曜日に関しては、TENDOUJIにトリを務めてもらうのが〈ボロフェスタ〉やなって感じがするし、今年は大きいところで観たいという需要と供給じゃないけどイメージが合致した感じがある。ライヴハウスの延長みたいなノリでやってくれたら、本当に楽しいライヴになるだろうなって。
最終日はHomecomingが大トリなんですけど、「この間出演した〈京都音楽博覧会〉よりも緊張する」って言っているらしくて、それがめちゃくちゃうれしい。金曜日はTENDOUJI、土曜日の深夜は京都METROでLEARNERS、最終日はHomecomingsがライヴアクトとして最後を飾ってくれる。ここを任せておけば、俺たちの見たい景色作ってくれるでしょみたいな信頼があるんです。出演者側とオーガナイズ側のイメージが共有できているストーリーがあるのが〈ボロフェスタ〉らしくていいなって思っていますね。すげーうれしいです。
──〈ボロフェスタ〉は、会場の表でも出演者もお客さんも普通に喋ったりしているじゃないですか。あれがいいなと思うんですよね。
アサノ : その空気感を分かっているお客さんが多いから、変にアーティストが通ろうが身構えないし、普通に一緒に楽しめている感じがしてめっちゃ楽しいですよね。
モグラ : 夜は夜で、まだ終わっていないのに打ち上げしているみたいな気持ちになるときがあるしね。最終日は最終日で、「ちゃんと終われたら今年も成功だ!」みたいな別のスイッチが入ることもあって。そのために、土曜日のMETROでどれだけのテンションを迎えることができるかが大切なんです。俺たち、予定調和が大嫌いなんです。だから変なイベント──玉入れをやったり、去年だったら、自転車を思い切り漕いだらスピーカーからゆずの「夏色」が流れたりする場所を作ってみたりして。自分たちの想像しないような風景を作ることで、お客さんの表情を出すことができるかを考えているし、僕たちもどこまでたどり着けるのかみたいなところでやっているので。いやー楽しみやけど、怖いっすわー今年も。
──いまさらりとモグラさんがおっしゃっていましたけど、LEARNERSはかなり重要なポジションを担っていますよね。
松田 : 完全にいまプレッシャーかけてきた感じはあるよね(笑)。でもたしかに受け取りました!
編集 : 鈴木雄希
ボロフェスタ2019
10月25日(金)@京都KBSホール
時間 : OPEN 17:00 / START 17:55
出演 : YAKUSHIMA TREASURE(水曜日のカンパネラ x オオルタイチ) / TENDOUJI / 夜の本気ダンス / DENIMS / 君島大空 / Ghost like girlfriend / the engy / Mom / 羊文学 / No Buses / さとうもか / リクオ / 踊る!ディスコ室町 / Daijiro Nakagawa(from JYOCHO) / ULTRA CUB
10月26日(土)@京都KBSホール【昼の部】
時間 : OPEN 11:00 / START 11:55
出演 : BiSH / ZAZEN BOYS / eastern youth / Hump Back / Tempalay / セン・モリモト / メシアと人人 / Age Factory / ハルカミライ / NABOWA / toconoma / 柴田聡子inFIRE / ゆーきゃん / クリトリック・リス / ワンダフルボーイズ / 空きっ腹に酒 / 竹内アンナ / 徳利 / folk enough / ボギー / DJ後藤まりこ / Johnnivan / 突然少年 / キーマカリーズとチチワシネマ / 浪漫革命 / soratobiwo / Gue / nishikeke / ツチヤチカら / 河内宙夢 / ASAYAKE 01
10月26日(土)@京都METRO【夜の部】
時間 : OPEN&START 21:30
出演 : LEARNERS / NOT WONK / Dos Monos / in the blue shirt / HALFBY / OUTATBERO / 台風クラブ / THE FULL TEENZ / FEELIN'FELLOWS DJs / クリトリック・リス / mogran'BAR
10月27日(日)@京都KBSホール
時間 : OPEN 11:00 / START 11:25
出演 : Homecomings Chamber Set / でんぱ組.inc / カネコアヤノ / KID FRESINO / Limited Express (has gone?) / GEZAN / Have a Nice Day! / シャムキャッツ / フィロソフィーのダンス / オメでたい頭でなにより / 超能力戦士ドリアン / BiS / 愛はズボーン / teto / ハンブレッダーズ / ズーカラデル / Acidy Peeping Tom (From Taiwan) / Hi,how are you? / 金佑龍 / xiangyu / YOLZ IN THE SKY / チーターズマニア / ELEKIBASS / Sawa Angstrom / ときめき☆ジャンボジャンボ / NaNoMoRaL / Ribet towns / the seadays
Talk Event : アジア・インディー・ロック徹底研究
出演 : 菅原慎一(シャムキャッツ)
司会 / 進行 : 岡村詩野
PARTY NAVIGATOR : MC土龍
ふれあいGIG : アイアムアイ/ミノウラヒロキ・マジックショー
チケットは各プレイガイドにて発売中
・全通し券(昼の部三日通し券+夜の部券) 14,000円
・全通し券(昼の部三日通し券+夜の部券) / 特製スマホポーチ付き 15,200円
・昼の部二日券(26日&27日) 9,300円
・昼の部二日券(26日&27日) / 特製スマホポーチ付き 10,500円
・昼の部一日券(25日) 3,500円
・昼の部一日券(25日) / 特製スマホポーチ付き 4,700円
・昼の部一日券(26日、27日) 5,000円
・昼の部一日券(26日、27日) / 特製スマホポーチ付き 6,200円
・夜の部券(26日夜) 2,800円
・夜の部券(26日夜) / 特製スマホポーチ付き 4,000円
詳細はこちら
https://borofesta.jp/
〈ボロフェスタ2019〉出演アーティストの音源も配信中!
10月25日(金)出演アーティスト
10月26日(土)【昼の部】出演アーティスト
10月26日(土)【夜の部】出演アーティスト
10月27日(日)出演アーティスト
PROFILE
LEARNERS
モデル・歌手の紗羅マリーと松田”CHABE”岳二にユニットから発展した5人組ロックンロール・バンド、LEARNERS(ラーナーズ)。
2015年6月、BLACK LIPSとの共演などを経て、ドラム古川太一、ベース浜田将充、ギター堀口チエをメンバーとして迎え入れ本格的にバンドとして始動。
プロデューサー兼リーダーの松田”CHABE”岳二による選曲は本当の音楽好きから支持を得つつも音楽を聴き始めたばかりの初心者達(ラーナーズ)をも最高に楽しませてくれるに違いない。
【公式HP】
https://learnersband.tumblr.com/
【公式ツイッター】
https://twitter.com/learnersband
TENDOUJI
2014年、中学の同級生で結成。自主レーベル〈浅野企画〉を設立して、これまで4枚のEPと1枚のフル・アルバムをリリース。
類まれなメロディー・センスと1990年代のオルタナ・シーンに影響をうけた爆発力のあるサウンドを武器に、全ての会場をハッピーなグルーヴに包みこむ4人組バンド。
2018年には〈RUSH BALL〉〈BAY CAMP 〉など国内フェスの他、そしてアメリカ最大級のフェス〈SXSW〉にも出演。
2019年2月には、グラスゴーの至宝バンド“TEENAGE FANCLUB”の来日公演のサポート・アクトを務める。また〈ARABAKI ROCK FEST.19〉〈VIVA LA ROCK 2019〉〈COMING KOBE〉〈百万石音楽祭 2019〉など大型フェスに続々と出演し、シーンを席巻。
東京インディ / オルタナ・シーン屈指の愛されバンド、TENDOUJI。
【公式HP】
https://thetendouji.com/
【公式ツイッター】
https://twitter.com/asano_kikaku