ロックって結局、何なんだ!?——the coopeez × THEイナズマ戦隊、新譜リリース & 結成17周年を記念したROCK対談!
これからのロックを占うためのスペシャル対談をお届けする。登場していただくのは、待望の2ndアルバム『newbalance』をリリースし、ヴォーカル藤本の爽やかすぎるコンプレックスにますます磨きがかかったthe coopeez(ザ・クーピーズ)。そして、結成17年を迎え、今日も聴衆の「明日へのビタミン剤」となる王道ロックンロールを弾き出すTHEイナズマ戦隊。かたや爽快な捻くれロックを奏でる遅咲きの新鋭、かたや男気に満ちた熱いロックを鳴らすベテラン。それぞれのスタイルに違いはあれど、彼らはどこかで共通する"匂い"を感じあっていた。そこから浮かび上がってきたのは、ロック・バンドがロック・バンドでありつづけるためのヒントだ。
真っ当にこじらせた劣等感!! クーピーズの2ndアルバムを配信中!!
the coopeez / newbalance
【配信フォーマット / 価格】
alac / flac / wav : 1,944円(税込、単曲購入は216円)
mp3 : 1,404円(税込、単曲購入は162円)
【収録曲】
01. イントロダクション
02. 途中の人
03. クイズ
04. 皮一枚でつながって
05. テレパシー
06. 大人の階段
07. K&K
08. ファイト・ザ・マイセルフ
09. モノマネ
10. グレートアドベンチャー
THEイナズマ戦隊、結成17(イナ)周年プレミアム・ワンマン・ライヴ開催!!
〈Inazuma Fun Fun Carnival〉
〜イナ達のイナ達はイナ友達だ!! 世界に広げようイナ達の輪!!〜
2014年8月17日(日) @長崎 稲佐山(イナさやま)公園野外ステージ
>>詳細はこちら
対談 : the coopeez(藤本、森田) × THEイナズマ戦隊(上中、中田)
かつてのロックのイメージといえば、少数派の人間による反抗、あるいは主張というところであったろう。しかし、時代の変遷とともに、ロックのあり方は変わってきている。音楽以外の選択肢が増えただけでなく、誰もが気軽に発信できる現代において、ロックのできることはなんなのか。ロック・バンドの真価というもの、存在意義が問われている。
そんななか、2組のロックバンドを迎え、対談を行なうことになった。1組は、コンプレックスだらけだというヴォーカルの藤本浩史がはじめたthe coopeez。今年結成10年を迎え、約1年半ぶりの2ndアルバム『newbalance』を完成させた。グッド・メロディな和風ガレージ・ロックといったサウンドは、前作にも増してキャッチーで、聴いたあとに不思議な後味と爽やかさを残していく。そんな彼らの根幹にあるのは、一見後ろ向きに見えて、前を向いて進んでいこうとする姿勢だという。
もう一組は、今年17(イナ)周年を迎えた、THEイナズマ戦隊。8月17日(日)には、長崎の稲佐山(イナさやま)公園野外ステージで、結成17周年プレミアム・ワンマン・ライヴを行なう彼ら。“聴衆の「明日へのビタミン剤」となるライヴ・パフォーマンス”というスローガンをプロフィールに掲げて、これまでも、そしてこれからも突っ走る。
ロックという意味では共通しているが、向いている方向がまったく違うように見える2組。しかし、話しはじめると、実は… という共感点がいくつも出てきた。この2組が考えるロックとは? 根本でつながっている共通点とは? そして、現在ロック・バンドのできることとは? the coopeezとTHEイナズマ戦隊が語るロック、そこには多くのヒントが隠されているのではなかろうか。じっくりお読みいただきたい。
インタヴュー & 文 : 西澤裕郎
写真 : 雨宮透貴
自分のことをアーティスティックだなんて、かけらも思ってないから(藤本)
——そもそも、藤本さんがバンドをはじめたきっかけって、なんだったんですか?
藤本浩史(以下、藤本) : ちっちゃい頃から絵を書いてたんですけど、その場合、主役って絵じゃないですか? そうじゃなくて自分が目立ちたいっていうシンプルなところからはじまったんです。
——目立つという意味では、学校の生徒会長とか、音楽以外にもいろいろあるじゃないですか。
藤本 : そういうの、絶対やりたくないタイプです。避けたいタイプというか。
上中丈弥(以下、上中) : 俺、生徒会長やったで。
一同 : (笑)。
——上中さんは元々目立ってた上に、バンドをはじめて、さらに目立っちゃったわけですね(笑)。
上中 : そう。元々光ってた電球が、ちょっと強めに光り出したってだけ。
一同 : (笑)。
上中 : だけど、藤本みたいな奴は、真っ暗なところにパッと光が点くから、時期を見極めたらものすごいところまで行けんねん。ただ、一回光ってしまったらさらに輝くのが難しい。俺らみたいなアホは、元々光ってるから、自分で光ることができんねんけど。…何の話? これ。
一同 : (笑)。
——一回光っちゃうと、さらに光るのが難しいってことですよね?
上中 : ロックって、アーティスティックなものでしょ? なにかを持ってそうな奴が、持ってそうな歌を歌うと、「ロックやな!」って感じになる。でも、俺らみたいな奴が、しかも関西弁丸出しでステージに上がっても、ロック・バンドとしての評価はね…。サラリーマンなんて毎日電車に乗って、仕事やって毎日帰って来るわけで、そういう奴の方が、よっぽどロックやと思うんですよね。よっぽどすごいことやってるなって。
——じゃあ、上中さんから見ると、藤本さんは自分とは違うタイプだと?
上中 : 全然違う。音源を聴いてもそうですけど、本当にアーティストやと思うんですよ。しゃべってみてもそうやし。クーピーズの世界観、歌詞の世界は、マイナスのところから「明るい未来を目指して頑張っていこう」っていうところにある。だから、「頑張っていこう」っていう核の部分はTHEイナズマ戦隊と同じなんですよ。そういう部分を感じ取ったから、いいバンドやなって思ったし。世界観が真逆なんやけど、言ってることは同じなんちゃうかなっていうのはあるかもしれない。
——ちなみに、中田さんも元々光ってたタイプなんですか?
上中 : こいつは電球が外されてたけど、キュッキュッキュって閉められて、スイッチ入れられてたの。
中田俊哉(以下、中田) : 小・中・高と野球部で、坊主頭で太陽の下にいたもんやから、多分明るい方やったんやないかなと思います。だから、子供の頃は、ロックをやる人間ではなかったと思うし。
——逆に、藤本さんからすると、THEイナズマ戦隊みたいな人がロックをやるっていうのは、どう感じますか?
藤本 : 僕も言わんとしてることは一緒やと思ってます。出所やスタートは真逆なんですけど。僕はスポーツとは真逆の人間だったんで。スポーツができる奴って、力を持っていたじゃないですか。
上中 : 持ってた。
藤本 : ハンサムとかじゃなくて、スポーツできる奴がモテる。そういう弱肉強食感があったんですよ、学生の頃って。動物的というか、身体能力の高い奴が権力を握るみたいな。そこで僕は最下層だったんですけど、根っこのところはどうにかなりたいと思ってて。だから、一緒やと思うんですけどね(笑)。それを一緒やと思ってくれはったのは、すごい嬉しくて。別に自分のことをアーティスティックだなんて、かけらも思ってないから。
——藤本さんは、どういうアーティストに共感を覚えるんですか?
藤本 : フラワーカンパニーズのみなさんとか。
上中 : 一見後ろ向きやけど、前向きやもんね。
藤本 : ですよね。なんか前向きなバンドとか、わかりやすい言葉に反応するんで。そういう意味では、僕もロックとは無縁な人間なんです。
——紅一点の森田さんは、どういうタイプの人間だったと思いますか。
森田夏音(以下、森田) : 私は元々目立ちたがりやなタイプで、生徒会もやってました。
上中 : へえ〜!
森田 : 人の前に出たり、しゃべりたがり屋やったんですよ。文化祭とかでも、踊ったりしてました(笑)。
——そうなんですか(笑)。
森田 : そうなんですよ。元々ずっと目立ちたくって、ダンスをやってたんですけど、目立てなくなってきて。その時期に、清志郎さんとかハイロウズを聴いて、「バンドをやりたい!」ってなって。「バンドやったら目立つかな」と思って、さらにバンドで一番目立つの何か考えたんです。そこで、女子がヴォーカルやっても目立たへんから、ドラムやなって。だから、ずっと目立ちたがり屋のタイプです(笑)。
音楽だけでやっている以上、全部自分の責任になるから(中田)
——(笑)。そしてこのたび、クーピーズの2ndアルバムが完成したわけですが、作品を作るうえで、周りのバンドだったり、流行っている音楽とかを、気にして作ったりしましたか?
藤本 : シーン的には、流行っているところだったりにも入っていきたいと思うんですけど、音的には入っていかないように意識しましたね。あんまり器用なメンバーたちではないので、いま流行ってるものを取り入れたところでボロが出るのはわかり切ってるし、若いわけでもないので、そんな流行っぽいことやっても「若い子の方が全然いいやろ」って感じだと思うし。あえて「やらないように」って意識するために、聴いてはいますけどね。
——あえて他のものを聴く中で、自分たちのものを作っていく感じですか?
藤本 : 「逆に、自分たちにしかないもんってなんだろう」っていうのを知るために、いい勉強させてもらってます。
——それじゃあ、今作に関しては、自分たちの強みを詰めたような作品になったと。
藤本 : そうですね。言うたら僕らは音楽を仕事にしているわけではないので(笑)。
——音楽だけで食ってるわけじゃないってことですよね。
藤本 : だからもう、純粋にいいと思うものを録り溜めしておこうっていう中で、作品に作り上げてきたわけで。THEイナズマ戦隊のみなさんは、音楽が仕事になってるじゃないですか。
上中 : うん。
藤本 : その辺は、なにかあるんですか? 新しいものを取り入れろとか、メンバーがいいと思うことだけをやっとってもあかんねやな、とか。
上中 : いや、もうないね。昔はめっちゃあったけど。
藤本 : へえ。
上中 : バンドって長く続けるもんやねん。長く続けると、自分らを支えてくれるもんも多くなるというか。最近はわりと好きなようにやらしてもらってる。「あいつは好きなことやって食えていけて、幸せそうやな」っていうのが、最高の形やろ? そう見えてるだけかもしれへんけど、それがロックスや、言うたら。
中田 : 音楽だけでやっている以上、全部自分の責任になるから。ここまで続けてきたのもそうだし、こっから先に続けていくにあたっても「自分でやっていかなあかんよ」っていうのがあるし。いまさら、いろんな身の振り方が選べるわけでもないから、そこは慎重に慎重に、音を作ってレコーディングしていかなあかん。バンドって、誰かしらそういう奴おるやろ? うちだとドラムがそうなんやねんけど。
藤本 : そうなんですか?
中田 : そういう奴がおって、ちゃんとやっていくというか。音も。
——そもそもクーピーズは、音楽だけでやっていきたいっていう気持ちはあるんですか?
藤本 : ありますね(笑)。ありますけど、どうなったらそうなるのか、よくわかんない。
上中 : めっちゃいいライヴして、めっちゃかっこいい物販作ったら、まったく問題ない。まさにフラワーカンパニーズや。
中田 : 京都から出ようって気はないの?
藤本 : 京都にいようとも思ってないけど、特に出るきっかけがないってだけで、別に固執してるわけじゃないです。元々京都出身じゃないんで(笑)。あんま土地柄に関して、僕は固執してないです。京都出身はこの子(森田)だけなんで。
森田 : でも私は全然、東京に行きたいです(笑)。
藤本 : でも、意味あるんですか? いまの時代、東京にいるって。
上中 : 昔に比べたらないかもね。けど東京は、めちゃくちゃ住みやすい。
——(笑)。
上中 : 藤本の地元の商店街歩いてて、0時くらいに飯食いたいと思った時に、開いてる店あるか? 本読みたいときに、本屋さんないやろ?
藤本 : ないです。
上中 : やろ? この時間からどっか飯食いにいこうってなったときに開いてるかって話。こっちは、いっぱい開いてるで。それに、夢を追っかけて地元から出て来た奴に会えて、「THEイナズマ戦隊、聴きました。すっごい、いいですね!」って言われたら、「頑張ろう」ってなるよ。東京ってそういう街やねん。悪いとこもあるけど、いいとこもめちゃくちゃある。そういう奴らの気持ち、感じたらいいよ。でもお前は辞めておいた方がええかもな。
藤本 : なんでですか!?
上中 : 眩しいよ、東京。
藤本 : 僕にしてみたらってことですか?
上中 : 代官山とか渋谷とか、原宿、新宿とか、そんなんばっかイメージしてると思うけど、なかなか行かへん、そんなとこ。
一同 : (笑)。
——でも、東京に出ることがクーピーズの活動にプラスになるのだとすれば、出て来る気持ちはあるんですね。
藤本 : ぐらいの気持ちではありますね。
人の心を動かすときって、こっちの熱量がないとあかんから(上中)
——自分たちの色を出せた本作を持って、次のステップを踏み出そうとしているわけですよね。どういうスタンスで行くかっていうのが問われてるところだと思うんですけど、クーピーズとしては、この先どのように活動していくのが理想的ですか?
藤本 : 早く音楽だけでやっていきたいなとは思うんですけど、いままであまりになにも考えてやってこなかったなと思って。黙々とライヴをやって、作品を作って、出したいなってところできてたんで。去年、レーベルの人としゃべるようになって、「認識が甘かった」っていうのを10年目にしてやっと考え出した感じですね。だから、いろいろ話聞かせてくださいって感じです(笑)。
上中・中田 : (笑)。
——今回この2組が対談することになったという根本には、藤本さんが、THEイナズマ戦隊に共鳴することがあったんじゃないですか?
藤本 : ありましたね。京都で挨拶させてもらったんですけど、ライヴがすごかったんですよね。説明一発でしにくいんですけど、「すご…」みたいになって、そこから興味がさらに涌きました。そういう人に聴いてもらってて、「いい」って思っていただけたのがすごく嬉しくて。今回のコメントをお願いしたいなって思ったんです。
上中 : どうせだったら、俺にもお願いしたらよかったんちゃう?
一同 : (笑)。
中田 : でもそのとき聴いてなかったやろ(笑)?
上中 : 俺、めちゃくちゃCD聴くぞ。クーピーズの1枚目だって聴いてたよ。
中田 : ツアー中、車の中でとかじゃなくって…。
上中 : いやいや、俺、普通に聴いてん。
中田 : じゃあ家とか。
上中 : そうや。
藤本 : ホンマっすか。
上中 : 俊也(中田)がやたら「ええ、ええ」言うから。クーピーズ、クーピーズって言ってたからね。
中田 : 名前がかっこいいからね、クーピーズ。
上中 : それ重要やからね。センス。俺ら、恥ずかしいわ、THEイナズマ戦隊。いまは一周回っていいんたけど(笑)。
中田 : さっき、フラカンも好きやって言ってたじゃないですか。僕もフラカン好きなんですよ。圭介さん(鈴木圭介)の世界観と「なんか似てるな」っていうのを感じてて。そういうのも、惹かれた部分なんじゃないかなって思います。
——どういう部分が似てるって思ったんですか?
中田 : さっき丈弥が言った「一見後ろ向きやけど、前向き」っていう感じですよね。
レーベル Trash Records 発売日 2013/10/23
01. 02. 03. 04. 05. 06. 07. 08. 09. 10. 11. 12. 13.
※ 曲番をクリックすると試聴できます。
——フラカンって今年25周年で、それだけ続けてきたってことがなにより大きいと思うんですよ。僕はいま31歳なんですけど、同世代のバンドって辞めちゃう人多くて。THEイナズマ戦隊がここまで続けてこれた秘訣ってなんなんでしょう?
上中 : いつも思い切りやれてる。いろいろな環境があると思うけど、それは大事なことだと思う。あと、あんまりクールに考えてしまうと何にもできなくなってしまうから、子供のままでいなきゃいけない部分があって。そういう部分があったら、バンドって続けられるんですよ。バンドを続けていくっていうのと、バンドで食って行くっていうのは、また別物やけど。
——続けていくのが難しいかもって思ったことはなかったんですか?
上中 : 俺たちはまったくないですね。俊哉(中田)は未だに辞めたいちゃうんかな。
中田 : 最初からないから!
一同 : (笑)。
上中 : でも、腹をくくってステージ立ってるやつがドーンって歌うのと、例えば自分たちで別に会社起こしてて、こっちはこっちで儲かってるんすよねみたいなやつが歌うのではやっぱり違うというか。テレビを見てても、新しい芸人さんが入ってきたときって、空回ってたとしても熱量ってすごいでしょ。人の心を動かすときって、こっちの熱量がないとあかんから、そういうとこやと思うんですよね。THEイナズマ戦隊も、しんどいけどもそれで食ってる。お客さんがいてくれるっていうのはそういうことなんだと思う。信じてやってってるんですよね、その力。
——そういう意味で、僕もフラカンがすごく好きなんですよ。
上中 : フラカン嫌いなやつおらんやろな。人生を見せてくれるじゃないですか。ズタボロだったり、だけど輝かしいことがあったり、音楽は素晴らしいっていうのを。バンドマンに好かれるっていうのはそういうことなんでしょうね。自分を重ねてしまう。
——THEイナズマ戦隊にとっての、フラカンのようなバンドはいるんですか。
上中 : 俺たちは北海道で組んだバンドやから、昔から増子さん(怒髪天)がすごく可愛がってくれて。東京に出てきていろんなミュージシャンと会ったりしたけど、そん中でも増子さんは特別です。だから増子さんを通して怒髪天を見てしまう。あの人の生き様全てが怒髪天になってるっていう、そういうところのバンドのよさっていうか、カッコよさっていうのがあるなって。生き様を見せてくれるカッコよさがあるじゃないですか。すべてクールに決めてあるのはカッコよくない。そういうところが愛されるところなんじゃないかなって。
——なるほど。藤本さんはアーティスティックな方というイメージが強かったので、今回の対談を通して、芯にそうした熱さを持っているってわかったのは意外でした。
上中 : 自分も最初はそっちやと思ってたけどね。
藤本 : 一見、この2バンドってリンクする人ってあんまいないと思うんですけど、僕にしてみたら、全然アリやろって思っていて。そういう感じが分かってもらえたらいいなって思いますけどね。
上中 : じゃあ、今度京都で一緒にライヴやろうや。
藤本 : ホンマっすか!
上中 : ちゅうか誘えや(笑)。
一同 : (笑)。
——最後に、THEイナズマ戦隊のお二人からクーピーズに叱咤激励をお願いできますか。
上中 : そんなに必要あるの? ってくらいの数ライヴをやって、いろんな人と出会って、戦いをして、ボコボコにされたり、勝つライヴってなんなんやろって考えて、自分の生きる道を見つけるのが大事やね。傷だらけのヤツってすごいやん。範馬刃牙(※漫画「グラップラー刃牙」シリーズに登場する主人公)みたいに傷一つ一つが歴史やから。アンプもそうや。傷だらけで、きったないけど、ええ音が鳴るなっていうのが戦ってきた証や。だからたくさんライヴをやるといいと思います。
中田 : 遅咲きとかって言ってるけども、同じ目線で頑張っていこうよっていう気持ちでいてます。なので、一緒にがんばりましょう!!
RECOMMEND
フラワーカンパニーズ / 世田谷夜明け前
フラワーカンパニーズが2004年にリリースした、インディーズ時代の大名盤。そこにあるのは、喜怒哀楽といった生々しい感情、そしてそれを飾らずに表現した真っ直ぐなロック・サウンドだ。とりわけ、名曲「深夜高速」は聴く者の心に深く突き刺さってくる。全13曲、ロックのあるべき姿がここに。
忘れらんねえよ / 空を見上げても空しかねえよ
圧倒的な熱量を集約した最高傑作と言えるだろう。忘れらんねえよ、待望の2ndアルバムは、「夜間飛行」「この高鳴りをなんと呼ぶ」「僕らパンクロックで生きていくんだ」といった名曲を含む必聴盤。大規模フェスや各地のツアー出演を経て成長を遂げ、ひとまわり大きくなった彼らが放つ、アツすぎる1枚。プロデュースは、アイゴンこと會田茂一が担当。
eastern youth / 叙景ゼロ番地
ときに人間の本質を鋭くえぐり出したかと思えば、ときに優しくおおらかに歌い切る。時代に流されず、つねに頑な信念を貫きつづけてきたeastern youthが、2012年にリリースした15thアルバム。日本のロック / パンク・シーンに多大な影響を与えつづけてきた最重要バンド、渾身の1作が到着。これを聴かずしてロックは語れない。
>>メンバー全員インタヴュー 第1回
>>メンバー全員インタヴュー 第2回
>>メンバー全員インタヴュー 第3回
LIVE INFORMATION
the coopeez
〈Shimokitazawa SOUND CRUISING 2014〉
2014年5月31日(土) @下北沢 複数会場
開場 / 開演 : DAY TIME 12:00 / 14:00, NIGHT TIME 22:00
料金 : DAY/NIGHT通し券 5,800円 / DAYのみ 4,500円 / NIGHTのみ 3,500円 (ドリンク代別)
詳細 : http://soundcruising.jp/ (OFFICIAL HP)
〈the coopeez newbalance tour〉
2014年6月18日(水) @名古屋 APLLO BASE
開場 / 開演 : 18:30 / 19:00
料金 : 前売 2,000円 / 当日 2,500円 (ドリンク代別)
出演 : the coopeez / toitoitoi / そらとあめ / etc
詳細 : http://apollo.sflag.co.jp/ (APLLO BASE)
THEイナズマ戦隊
〈Ayaフェス〉
2014年5月25日(日) @京都 綾部市紫水ヶ丘公園
開場 / 開演 : 11:00 / 11:00
料金 : 無料
出演 : Happy / サンドクロック / THEイナズマ戦隊 / etc
詳細 : https://www.facebook.com/WA.EVENT (Facebook)
〈SEA SIDE HEAVEN vol.23 〜Club Lizard Yokohama 12th Anniversary!!〜〉
2014年6月2日(月) @神奈川 Club Lizard Yokohama
開場 / 開演 : 18:00 / 18:30
料金 : 前売 3,000円 / 当日 3,500円 (ドリンク代別)
出演 : MONOBRIGHT / ハチミツシンドローム(O.A) / THEイナズマ戦隊
詳細 : http://www.club-lizard.com/lizard/ (Club Lizard Yokohama)
PROFILE
the coopeez
2002年にバンドをやりたくなった藤本がメンバーを集めだして始まり、2009年にはミニ・アルバム『BUNPAKU』を発表する。翌2010年より、タワーレコード限定のシングル3部作、『バネッサ&ハルッサ/チャダルト君』(2010)、『本当のAボーイ』(2010)、『カレーとライス』(2011)を連続リリースし、2012年12月には1stフル・アルバム『GOLDENTIME』を世に送り出す。それ以降は、〈JOIN ALIVE 2013〉、〈ネコフェス〉などのフェス・イヴェントに出演し、精力的に活動。2014年5月、待望の2ndフル・アルバム『newbalance』をリリースし、全国ツアーを敢行予定。なお、アートワークはすべて藤本が手掛けている。
THEイナズマ戦隊
1997年、札幌にて結成された4人組ロック・バンド。現在に至るまでの大型フェスティヴァル出演や、テレビ & ラジオのレギュラー番組制作によって鍛え上げられたサーヴィス精神豊かな"ロックンロール魂"を武器に、小さなライヴハウスから大ホール公演まで、聴衆の「明日へのビタミン剤」となるライヴ・パフォーマンスを披露し続けている。近年では崎本大海、関ジャニ∞、Kis-My-Ft2への楽曲提供や、数多くのCMソングへの起用(NTTドコモCM、アサヒ飲料「WONDA」CM、パナソニック乾電池「EVOLTA」CM、みちのく銀行CM、Hotto Motto CMなどでの歌唱 & 演奏)をはじめ、福岡ソフトバンクホークス和田毅投手の「マウンド入場曲」書き下ろし、さらにはNHK情報テレビ番組の司会もこなすなど、その活動の幅を広げている。