【ゆるめるモ!リレーインタビューvo.5】らきの内に秘めた、メラメラと燃ゆる想い──「いまのゆるめるモ!」をもっと知ってもらうために

今年2025年で結成13年を迎えながらも、新たな道を進み続けるアイドル・グループ、ゆるめるモ!。そんな現在のグループの歩みにフォーカスを当てるメンバー個別インタビューシリーズの第5弾に登場するのは、らき。昨年2024年5月に、まことと共に新メンバーとして加入した彼女。アイドルとして活動するなかで、どんなことを思っているのか。話をじっくりとききました。
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INTERVIEW : らき(ゆるめるモ!)

不安や戸惑いを抱えながらも、内側ではずっと燃え続けている。2024年5月にまことと共にゆるめるモ!へ加入してから1年半。らきは、自分の居場所や役割に悩み、ネガティブな感情を抱えながらも、ライブや表現への強い思いを静かに育ててきた。「ミステリアス」と評される理由、言葉にできない本音、そして「今のゆるめるモ!」を広めたいという切実な願い。控えめな語り口の奥にある、確かな熱量と未来への意志に迫った。
インタヴュー&文 : ニシダケン
撮影:大橋祐希
最近、いろんなことを考えながら書くのが楽しくなってきました
──らきさんは、昨年2024年5月にまことさんと共に新メンバーとしてゆるめるモ!に加入しました。1年半活動してみて、今の率直な心境はいかがですか?
らき:最初はあまり空気に馴染めなかったんですけど、徐々に慣れてきたかなって感じです。でも最近はライブも楽しめています。パフォーマンス面は、もっと頑張りたいなって気持ちです。
──そういう向上心があるんですね。
らき:パフォーマンス面がうまくなりたいとはずっと思ってます。他のグループのライブとかを見ると、まだまだ全然足りないって思います。結構ネガティブなので(笑)。


──ご自身ではグループでは、どんな立ち位置だと思いますか?
らき:自分も「私は何担当なんだろう?」みたいな感じなんです。結構ぼやっとしてます。みんなはキャラが決まってるのに、「私がいてもいいのかな?」って思っちゃいます。そこをずっと悩んでて、自分のキャラ的なものが、まだ固まりきってないです。
──これまでメンバーそれぞれに、らきさんの印象を聞いてきたんですが、「ミステリアス」と言われることが多いです。
らき:そうなんですか。自分ではそんなつもりはないですけど。でも多分、自分の気持ちを話さないからだと思います。恥ずかしいし、難しくて。
──なぜ自分の話をしないんでしょう?
らき:これはもう性格ですかね。もともと人前で喋るのが苦手で。心で思っていても、そこで止めちゃう。「これは言わないほうがいいかな」とか考えているうちに、話が飛んじゃったりして。でも言わないけど、思ってることはすごくあります。だから文字にするのは結構楽です。最近、いろんなことを考えながら書くのが楽しくなってきました。一旦すごく考えた上で喋りたいのかもしれないです。
──そもそも、どうしてゆるめるモ!に入ろうと思ったんですか?
らき:お姉ちゃんがアイドルをしていて、一緒に活動したいと思ってました。でも自分にはできないと思っていたんです。その頃は私は不登校で、私もアイドルやりたいなって思いながら見ていました。
──お姉さんはどんなアイドルをやっていたんですか?
らき:キラキラ系ですね。フリフリの衣装を着るタイプの、王道アイドルって感じです。でも私は別にキラキラをやりたかったわけじゃなくて。お姉ちゃんと一緒にやりたい、っていう気持ちでした。
──同じグループで活動したかった?
らき:そうですね。最初に受けたオーディションは、お姉ちゃんと同じグループに入れるかもしれないと思って受けたんです。でも途中で辞めちゃって。


──なるほど。そこで今回のゆるめるモ!の新メンバーオーディションに?
らき:ゆるめるモ!も好きだったので、「久々にオーディションやります」という情報を見て、受けようかなって。
──なるほど。ゆるめるモ!は加入前から好きだったんですね。
らき:あのちゃんがきっかけで好きになったんです。あのちゃんが好きになって、そこからいろんな曲を見るようになりました。今までにないアイドルだ! かっこいい!って思っていました。
──らきさんが新メンバーとして加入するって発表されたとき、「あのちゃんみたいな子がいる!」ってSNSがざわついていましたよね。
らき:うれしいですが正直ちょっと、複雑でしたね。自分一人の人間として見られてないんじゃないかなって。でも当時は割とポジティブだったので、あまり気にしてなかったです。
──ゆるめるモ!として加入してからの最初の頃を振り返ってみて、覚えていることはありますか?
らき:いや…全く覚えてないですね。ドキドキで、何もわからなくて。アイドル自体がはじめてだったから、ついていくので精一杯でした。最近当時の映像を見返したんですけど、顔も死んでて、目も下を向いていて…恥ずかしかったです。


































































































































































































































































































































































