さあ、岡咲美保と最高にハッピーな思い出を作ろう!──夏らしさを詰め込んだ、爽やかなポップ・ソング『ハピメモ』
TVアニメ「転生したらスライムだった件」の主人公、リムル役として知られる声優、岡咲美保が、4枚目のシングル『ハピメモ』をリリース。夏らしい爽やかなポップ・ソングに仕上がった今作は、学校を舞台に撮影されたMVも、キュートな仕上がりに。今回OTOTOYでは、これまでに行われたライヴのことを振り返りながら、今回の楽曲について話を訊きました。そして、今週末8月10日に控える2ndワンマン・ライヴ〈Miho Okasaki 2nd LIVE 2024 〜ハッピーメモリー〜 supported by animelo〉への意気込みも語ってもらっています!
岡咲美保最新シングル、ロスレス配信中
INTERVIEW : 岡咲美保
今年2024年の1月には初のワンマンライブ〈Miho Okasaki 1st LIVE 2024 ~キラメキブルームsupported by animelo〉を大成功に収めた、岡咲美保。彼女は、声優としてもアーティストとしても大活躍の存在である。このふたつの活動は、岡咲自身の表現に相互に影響を与え合っているという。今回は、尊敬する水樹奈々に対する想いや、ライヴに対する気持ちについて訊いた。
インタビュー&文 : 西田健
撮影 : つぼいひろこ
ステージの上がいちばん楽しいなって素直に思います。
——2024年5月に開催された〈KING SUPER LIVE 2024〉では、水樹奈々さんとのコラボで披露した“DISCOTHEQUE”がすごく話題になっていましたよね。いま振り返ってみて、あの日のステージは岡咲さんにとってどういうものになりましたか?
岡咲美保(以下、岡咲):奈々さんのライヴを見ることはあっても、同じステージに立つ世界線は想像がつかなかったので、本当に光栄でしたね。私は奈々さんに憧れて、声優という職業を目指したんです。だから今回このコラボのお話をもらって驚きましたし、緊張しました。リハも奈々さんと一緒だったんですが、何が起こっているかよくわからないまま(笑)。でも本番の時間は、ステージからの景色も奈々さんの顔も全部、目に焼き付けようと思いつつ、リラックスして臨めました。
──本番前に水樹さんとはどんな話をしたんですか?
岡咲:「緊張します」って話したら、「でもお祭りだから楽しんでいこうね」って舞台袖で言っていただきました。そんな近い距離で話せたことも嬉しかったですし、心強かったです。すごく信じられる言葉になりました。ステージに立ち続けられている方の言葉は説得力がありましたね。
——“DISCOTHEQUE”は岡咲さんにとっても思い出の曲なんですよね。
岡咲:そうですね。すごく思い出深い曲です。声優を目指していた時期に、某コンテスト番組で歌わせていただいたんです。そのときには奈々さんもゲストでいらして。年月も感じますし、そこからレーベルメイトになって横でコラボさせていただいているのが感慨深いですね。
──岡咲さんにとって、水樹さんはどんな存在ですか?
岡咲:開拓者ですね。女性声優として初めて東京ドームに立ったり、紅白歌合戦に出られたり、いろんなものを最初に切り開いてこられた方だなと思います。生きる伝説でもありますし、私も含めて声優を目指す人の憧れの存在ですね。
──少し遡りますが、今年2024年の1月には初のワンマンライブ〈Miho Okasaki 1st LIVE 2024 ~キラメキブルームsupported by animelo〉を大成功させました。こちらはいま振り返ってみて、どのようなライヴになりましたか?
岡咲:すごく楽しかったです。フェスでも最大5曲くらいしか歌ったことない中で、持ち曲を全部歌わせていただいたんです。どういうふうになるのか想像がつきませんでした。でも終えてみて、ステージの上がいちばん楽しいなって素直に思いました。自分が思ったよりも、自分は頼もしかったんだと思いました。もちろんお客さんも頼もしかったので、怖くなかったです。
──岡咲さんにとって、ライヴは楽しめる場所なんですね。
岡咲:そうですね。でもやっぱり気合は入るので、緊張はします。でもいざステージに立つと、来てくれたみんなのおかげで心配事も吹き飛びますね。なにより、私が歌っている姿を見て、すごく楽しんでくれるんです。バラード曲だと、涙をこらえてくださる方もいらして。普段から聴き込んでくれて、いろんな思いを馳せてきてくださっていたのが見えるというか。生活の一部に私の楽曲がいて、今ここで同じ時間を過ごしてるのがすごく嬉しいです。
──そして8月7日にリリースされた4枚目シングル「ハピメモ」は「夏をめいっぱい感じられる曲」がテーマなんですよね。
岡咲:ワンマンライヴでスポットを浴びる楽曲を作りたいという思いがあったんです。夏らしく盛り上がれる曲をテーマにしていて、気持ちがすごく乗りますね。レコーディングでは、ライヴで歌うときの景色や、1stワンマンでみんなが見せてくれた光を思い出しながら歌いました。
── “ハピメモ”の歌詞で好きな部分はありますか?
岡咲:冒頭の「Oh! Summer day Oh!ハッピーメモリー集めて」がすごく好きですね。語呂も良いですし、サウンドも平成のJ-POPみたいでどこか懐かしいというか。この曲は楽しいだけじゃなくて、夏の哀愁、切なさを感じますね。この部分からライヴタイトルもつけています。あとは、「もう、ちょっと時間が早い あと、ちょっとここにいさせて」の部分も好きです。楽しい時間は過ぎるのが早いし、この曲をライヴで歌うときにもそういう気持ちになりながら歌うのかなと思いますね。