これから出会うあなたへ──MyDearDarlin’が新メンバーオーディションに抱く想い(インタヴュー前編)
“令和新時代の王道アイドル”をコンセプトに活動しているアイドル・ユニットMyDearDarlin'。FES☆TIVEの姉妹グループとして2020年の1月にデビューするや否や、月に何十本ものライヴを行い、常に熱量の高いパフォーマンスで大注目を浴びている。オトトイでは新メンバーオーディションが行われるこのタイミングで、インタヴューを実施。前編となる今回は、咲真 ゆか、篠崎 麗、東條 ゆりあの3名に自身のオーディションの思い出や、現在開催中の新メンバーオーディションへの想いをお訊きしました。私服で撮影した写真にもぜひ、ご注目を。
後編(松本 玲奈、是枝 優美、水城 梓)のインタヴューはこちら
MyDearDarlin'、12月リリースのファースト・シングル収録曲のPVを公開中!
INTERVIEW : MyDearDarlin'
MyDearDarlin’の咲真 ゆか、篠崎 麗、東條 ゆりあに取材を行った。彼女たち3名は、それぞれが進路を考える時期にグループのオーディションに出会い、悩んだ末にアイドルになる道を決めたという。ファンや家族に支えられて活動を行う彼女たちは、オーディションの際にはどんなことを考えていたのか。そして、これから出会う新メンバーにどういう気持ちを抱いているのか。このインタヴューが、これからアイドルを目指す人の道標になれば幸いだ。
インタヴュー&文 : 西田 健
写真 : 宇佐美 亮
いちから作るグループの初期メンバーになりたかった
──まずはMyDearDarlin'(以下、マイディア)のオーディションを受けた理由は?
咲真 ゆか(以下、咲真) : 当時大学4年生で就職活動していて内定をもらった後にマイディアのオーディションを見つけたんです。そのときにやっていたアルバイトで先輩グループのFES☆TIVEさんのステージを観る機会があって、やりたいことがないまま就職しちゃっていいのかなと悩んでいた時期だったので挑戦してみようかなと思って受けました。
──アイドルになろうと思った大きな理由はなんだったんですか?
咲真 : いちばんは就活がストレスだった時期にFES☆TIVEの青葉ひなりさんの存在に元気をもらっていた部分があったんです。音楽もK-POPとか洋楽ばかり聴いていてアイドルに興味なかったのに、アイドルってすごいなと思ったのと、いましかできない仕事かなと思ったのが大きな理由ですね。
──ありがとうございます。では篠崎さんがオーディションを受けた理由はなんだったんでしょう?
篠崎 麗(以下、篠崎) : 高校3年生で受験とか就職の時期にオーディションの募集があったんです。私は専門学校に行こうと思っていたんですけど、それは本当にやりたいことじゃないなと悩んでいて。マイディアに入る前にもアイドルの活動はしていたんですけど、周りから心配されていたり、「高校卒業したら、アイドルじゃなくて就職したほうが、将来的にもいいんじゃない?」って言われたりしたんですけど、どうしてもアイドル活動がやりたかったんです。
──なぜマイディアのオーディションを選んだんでしょう?
篠崎 : もともとあったグループに入るというより、新しくいちから作るグループの初期メンバーがよかったので、マイディアのオーディションを受けました。あとは、FES☆TIVEさんの近藤沙瑛子さんと、すでにマイディアのメンバーになることが決まっていた櫻井優衣ちゃんが好きだったことが大きかったです。
──東條さんはどうでしたか?
東條 ゆりあ(以下、東條) : 私は福岡でアイドル活動をしていたんです。だけど、いちどグループを卒業して一般の高校生として生活しているうちに「アイドルって人にいろんな感情を与える素敵な職業だな」と改めて気づいたんです。高校卒業後の別の道として、看護師の専門学校に入ろうか迷っていたんですけど、やっぱりアイドルへの想いが強くて。結局、アイドル活動を反対していた親を押し切って勝手にオーディションに応募しました。
──親御さんからはアイドルやることを反対されていた?
東條 : 福岡から上京するということもありましたし、一人っ子だということもあって親がかなり過保護なんですね。でも数カ月ぐらい泣きながら説得しているうちに、そんなにアイドル活動をしたかったんだって気づいてくれました。
福岡時代のファンに恩返しをするような気持ちだった
──いい話ですね。2019年の6月から本格的に選考がはじまりましたが、オーディションでの雰囲気はどうでしたか?
咲真 : 二次面接の歌唱審査で最初に自己紹介するんですけど、みんなアイドル経験者ばっかりだったんです。他の方の面接のときの「へえ! 〇〇に所属してたんだ」みたいに1人で焦っていて、「これは、ヤバいかもしれへん」と思っていました。あとは歌が上手い子が多かったですね。歌唱面接が2回ぐらいあって2回とも、歌うま軍団みたいなところに入ってしまって「うわ、まじか」みたいな気持ちで臨みました。
──歌唱審査は、どのように進んでいったんでしょう?
咲真 : 2回目はFES☆TIVEさんの曲だったですけど、1回目は自由に選択できたのでback numberさんの“HAPPY BIRTHDAY”を歌いました。ちゃんと声と歌い方が伝わればいいのかなとか考えて、ゆったりめの選曲にしたんですけど、周りのみなさんはアイドルらしく踊りながら歌っていたりしていて、私だけしっとり歌っていて「これで大丈夫かな」みたいな想いはありましたね(笑)。
──篠崎さんはどうでしたか?
篠崎 : 二次審査は2日間に分けられていたんですけど、1日目のときの合格メールを見ていなくて、2日目のときに連絡が来てそれでやっと気づいたんです。もし、そのメールを見ていなかったら行ってなかったと思います。あまり自信もなくて「ヤバい。どうしよう。受かっているんだけど」ってなって二次面接に行ったら、その日に「残ってください」って言われたんです。審査が進んで最終選考で名前呼ばれたときも、「本当に自分の名前?」って疑うくらい信じられなくて衝撃が大きかったです。
──受かってみてどうでしたか?
篠崎 : 最終で呼ばれて別室に移動したんですけど、そのときは嬉しすぎて、とにかくみんなといっぱい喋っていました。そのときはじめて同じ新メンバーのみんなと会って「これからよろしくね」って話していました。
──東條さんのオーディションの思い出は?
東條 : なにがなんでも受かってやるぞという気持ちでオーディション会場には毎回向かっていました。とにかく、マイディアに落ちたらもうアイドルをしないと決めていたので、自分という自分を全て出しに行っていました。
──東條さんはオーディションではどんなことをやったんですか?
東條 : 歌が苦手な分、ダンスを努力してきた部分を見せたくて、歌唱審査では振りを入れて補っていました(笑)。BiSHさんの“オーケストラ”を歌ったんですけど、自分の前の人も同じ曲を歌っていて、すごく上手かったから緊張してしまって、自分が歌う前に「すみません。一回声出していいですか?」っていって大声で「あー!!!」って叫びました(笑)。
咲真 : めっちゃおもろいな(笑)。
──合格したときはどうでしたか?
東條 : 受かると思っていなかったので、名前を呼ばれたときにびっくりしすぎて「はい!」って言って立ち上がっちゃったんですね。それでスタッフさんから「立ち上がらなくていいよ」って言われて、めっちゃ恥ずかしかったです。それから駅に着いて電車を待っている間に、すぐ親に電話して、「受かったよ!」って言いました。親も一緒に泣きながら喜んでくれました。
──2020年の1月26日には神田明神ホールにてお披露目ライヴが行われました。みなさんはどういう気持ちで臨んだんでしょう。
咲真 : とにかくステージに立ったときに人数の多さにびっくりして。東京のライヴハウスについて全然知らなかったんですけど、「キャパ700!?」って驚いて。大阪にいたときは100人以下のライヴハウスでしかやったことなかったので、すごくドキドキしていました。
篠崎 : 緊張や不安とかが一気に出てきて、ゆりあちゃんにギューって抱きついて、励まし合った思い出があります。チケットが発売してからすぐに売り切れていたので、たくさんのお客様が観にきてくれる嬉しさと同時に、せっかく観にきて下さった方を満足させられるようなパフォーマンスをしなきゃなというプレッシャーがありました。あとは、家族が岩手からわざわざ見にきてくれたんです。その日はアイドルをやっている自分をはじめて家族に見せた日でもあったので、すごく思い出に残っています。
東條 : 私が福岡でアイドルをやっていたときにファンだった方が観にきてくれてたんです。そのときに「わたしはここで有名になるから!」と恩返しをするような気持ちだったのを覚えています。その人たちがいなかったら、もう一度アイドルをやろうとは思わなかったし、その人たちが背中を押してくれたので。ファンの方は今後も大事にしたいと思いました。
──それから活動が本格化してきてライヴもかなりの本数をこなしていると思うんですけど、普段はメンバーさんでどんなことを話していますか?
咲真 : 真面目なことも話すけど、ずっとふざけてますね。でも、ミーティングの時は時間になったらバチっと切り替えてやってます。
──咲真さんは先日、リーダーに任命されたんですよね。
咲真 : そうなんです。任命されたときは、「自分で大丈夫なんかな」と不安はあったんですけど、選んでもらったのには理由があると思うのでしっかりやらないとなと思っています。
篠崎 : 「咲真がリーダーに決まります」というお話があったとき、本当にみんなうなずいていて納得してましたね。リーダーはゆかちゃんしかいないなと思っていました。
はじめて出会ったジャンルの人間
──今回のインタヴューは前半後半の2回に分けての公開となります。せっかくなので後半のメンバーの印象を伺っていこうと思います。まず、水城梓さんはどういう方ですか?
東條 : いちばん都会の女って感じがします。神奈川出身ですけど渋谷の女ですね(笑)。あとは、物事をビシバシ言ってくれるメンバーですね。
篠崎 : 物知りですね。わからないことがあれば、あぁちゃん(水城)に訊きます。唯一、学業とこのマイディアの活動を両立しているメンバーなので、大変だと思うし、すごいなと思います。
咲真 : しっかりしてますね。私自身リーダーは、あぁちゃんだと思っていたんです。物事をまとめたりしたり、時間に関してもいちばんしっかりしてくれるかも。
──水城さんはしっかり者の都会の女ということで(笑)。つぎは、是枝優美さんはどういう方でしょう。
東條 : みんちゃんはいちばん大物ですね。みんちゃんワールド! というか。最年長で雰囲気はフワッとしてるんですけど、地味にボソッと言った一言がツボなんですよね。
咲真 : はじめて出会ったジャンルの人間です。マイディアの隠し玉ですね。爆弾と言ってもいいかもしれない。いじって引き出して、ドッカーンとウケるみたいな。とにかくギャグセンが高いです。
篠崎 : 確かに独特なセンスですね。でも、踊らせたら雰囲気が全然違っていてそのギャップがすごいですね。ダンスのときの動きが綺麗なんですよね。
──ギャップのある方なんですね。最後に、松本玲奈さんはどういう方ですか?
篠崎 : 歌とダンスがメンバーのなかでもトップだと思います。マイディアのパフォーマンスの要ですね。
咲真 : オーディションのときからすごかったです。最終オーディションのときにはじめて彼女のパフォーマンスを観たんですけど、歌もダンスも一際目立ってて「この子はすごい」って話題になっていました。しかも、「玲奈がいちばん上手い」ってダンス審査のときに自分で言ってたんですよ。それでも誰も言い返せないくらいうまかった。
東條 : 確かに「いやいや、そんなことないよ」とは誰も言えないくらいのレベルでした。ばちばちに歌も上手いし、あのパフォーマンスを見とったらそんなこと言えんかった。
──パフォーマンスがすごいメンバーがいるのはグループとしても強いですよね。そして、マイディアは現在、新メンバー・オーディションを開催中です。まず、新メンバーを募集するということが発表されたときはどういう気持ちだったんでしょう。
咲真 : 新体制になってからそんなに時間も経ってないなかでの新メンバー募集だったので、正直驚きはありました。でも、やる気がある方が入って、戦力になるなら、ちゃんと受け入れたいと思っています。
篠崎 : 私も最初は複雑でした。でも、最近になって「マイディアのオーディションに受かって一緒にステージに立ちたいです」という声を目にするようになったんです。「こんな自分を見て、マイディアに入りたいって思ってくれる人たちがいるんだな」って思って、オーディションの募集をかけたことで、ちゃんと自分たちのこと見てくれているんだなという自信になりました。
東條 : いま6人で活動していて、前よりもメンバー同士の絆が強くなっているのを感じていたので、驚きはもちろんありました。でも私自身、オーディションを受けたときに櫻井優衣ちゃんの「オーディションを受けようと思っている方へ」というメッセージが自信に繋がっていったことを思い出して。いまのマイディアをもっとたくさんの人に知っていただけたり、グループ自体が大きくなったりするのであれば一緒に頑張りたいと思えるようになりました。
──では、最後にこれからオーディションを受けようと思ってくれているかたにメッセージをお願いします。
咲真 : 私自身未経験でオーディション受けたので、歌やダンスが得意じゃないとか、そういうことはいったん置いといて、一緒に頑張ってくれる気持ちがあれば、私たちメンバー全員で受け入れるので、自信を持ってきてほしいなと思います。
篠崎 : いま、歌とかダンスとかいろんな面で不安だと思うんです。地方の方もいれば関東の方もいると思うんですけど、自分がここに入って頑張りたいという強い気持ちがあれば、オーディション中じゃなくても、これから先も一緒に頑張っていけると思います。
東條 : 私もオーディションを受けたときは、ここで絶対に頑張るぞという気持ちだけできたので、誰にも負けないぞというか、「マイディアで有名になるぞ」という強く思ってくれていれば、大丈夫だと思うので、頑張ってほしいです。
次回は後半メンバー(水城 梓、是枝 優美、松本玲奈)へのインタヴューをお届けします。
編集補助 : 東原 春菜
FES☆TIVE / MyDearDarlin’ / 津代美月率いる新グループ
3グループ合同新メンバーオーディション開催中
【応募資格】
15歳~26歳までの女性
※未成年者の方は保護者の同意が必要となります。
※現在プロダクションに所属していない方
※所属費用やレッスン費用は一切必要ありません。
【応募方法/スケジュール】
■応募方法
WEBエントリー
https://rizepro.net/audition/2020/
■応募期間
2020年10月1日~10月25日まで
◎1次審査:WEBエントリー書類審査
※通過者のみメールまたはお電話にて連絡を行います。
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◎2次審査:歌唱・質疑応答
11月1日:大阪会場
11月7日/8日:東京会場
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◎最終審査(11月中旬頃実施予定):個人面接/歌唱・ダンス審査等
※都内スタジオにて開催予定
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合格者は随時レッスンスタート!2021年デビューを目指します。
主催:RIZEプロダクション
協力:LIVE PLANET
PROFILE:MyDearDarlin’
FES☆TIVEの公式姉妹アイドルグループとして2020年1月に神田明神ホールにてステージデビュー!“令和新時代の王道アイドル”をコンセプトにデビュー以降は人気を博し、精力的にLIVE活動をこなす。12月15日にはAAA面シングルでCDデビューも決定! ネクストブレイク必須のアイドルグループ“MyDearDarlin’”
【公式HP】
http://mydear.rizepro.net/
【公式Twitter】
https://twitter.com/MyDear_official