サンダルテレフォンが新作EPで魅せたクール&ファンキーな2つの表情──そのパフォーマンスの秘密に迫る!
ファンク、ハウスの要素を散りばめたダンサブルな楽曲で、いま大注目のガールズ・グループ、サンダルテレフォン。このたびリリースされたダブルAサイドEP「碧い鏡 / It's Show Time!」は、彼女たちの元気な部分とクールな部分の両面を魅せる作品に仕上がっています。今回OTOTOYでは、メンバー4人全員にインタヴューを実施。パフォーマンスの秘密や今回の楽曲への想いを、じっくり語ってもらいました。
INTERVIEW : サンダルテレフォン
サンダルテレフォンのライヴは、パフォーマンスがとにかく素晴らしい。お客さんひとりひとりの目を見て、とにかく全力で躍動する彼女たちのステージを観ていると、心から楽しくなってくる。今回リリースされたのは、これまででいちばん速いBPMで新たな一面を映し出した「碧い鏡 」と、ファンクの要素を詰め込んだソウルフルな「It's Show Time!」のダブル両AサイドEP。どちらもかなりライヴ映えする楽曲だ。大きな武器を手に入れ、サンダルテレフォンは大きく飛躍していくだろう。おそらくあっという間に、もっと高みへと上りつめる彼女たち。チェックしておくなら、いまのうちだ。
インタヴュー・文 : 西田 健
写真 : YURIE PEPE
お客さんも一緒に踊って欲しい
──先日定期公演のライヴを見せてもらったんですが、そのパフォーマンスのすごさに驚きました。どのように練習されているんでしょうか?
夏芽ナツ(以下、夏芽) : グループでのレッスンは、振り入れのときくらいしかないんですけど、ライヴの後に見返したりとかして、反省点を改善しています。個々でやって、後で直したいことがあったら、メンバーに「ちょっとズレてるよ」とか「ここを合わせたい」って相談して作り上げています。
──なるほど。ライヴ中、かなりお客さんの目を見られているなと思ったんですけど、そこは意識しているんですか。
夏芽 : お客さんにもよく言われますね。私はあんまり得意なほうじゃないんですけど、他のメンバーはかなり見ているなって思います。
小町まい(以下、小町) : ちょっと前まではダンスが崩れても、レスをしていました。最近は、ちゃんとダンスもレスもしっかり両立できるように頑張ってやっています。
藤井エリカ(以下、藤井) : 来てくれた人、なるべくひとりずつを見れるように意識していますね。私も前までは、ダンスが疎かになってしまうころもあって、毎回反省してたんです。いまはそういうのがないようにどっちも全部やり切ってます。難しいですけど楽しいですね。
西脇朱音(以下、西脇) : 全方向を見れるようには、意識しています。あとは、「いつでも全力に」をモットーにしています。いちばん汗かいていれるように頑張りたいなと思ってます。私は汗っかきなので、3曲目くらいで汗だくになっちゃうこととかあって、それはちょっと気にしてます(笑)。
──サンダルテレフォンさんのパフォーマンスは激しいから、かなりカロリーを消費しますよね。
夏芽 : めちゃめちゃ体力つかいます。曲終わりで結構息切れしてますね。
──メンバーの中では、誰がいちばん体力があるんですか?
夏芽 : 私かな(笑)。私、基本MCを担当してるんですけど、サブ・ヴォーカルとしても歌っているので、そう考えたらいちばん体力あるのかな(笑)。
西脇 : ナツはMCの間に他の3人が息切れてたりとか、水飲みに行ってるメンバーとかもいるなかで、ぶっ通しで喋ったりしているので、いつもすごいなと思っています。
夏芽 : 最近は朱音が一緒に喋ってくれたりしてくれるので、頼りにしてますね。
──お客さんを見てると、メンバーさんと同じ振りを踊られている方も多いですよね。
夏芽 : お客さんも一緒に踊って欲しいという想いもあって、踊りやすいような振り付けにしています。大きい振りが目立つからこそ、踊りやすいのかなって思います。
──お客さんの振りコピはステージからしっかり見えているんですか?
小町 : ステージからもしっかり見えています。大きく踊る部分を一緒に真似してくれるのは、すごい嬉しいです。
西脇 : いま、会場で声を出せない状況もあって、応援の仕方として、手拍子や振りコピがあるんじゃないかなと思っていて。盛り上がってくれているんだなという感覚を実感できます。
──パフォーマンスに影響を受けているアーティストはいますか?
夏芽 : 私たち、メンバーみんなアイドル・ファンなんですよ。私は、ハロー!プロジェクトさんがすごく好きで、そこからかなり、影響をもらってます。サンダルテレフォンにもハロプロっぽい曲調は結構あるので、ハロプロ好きな人にも私達を見て欲しいです。
小町 : 好きなアイドルは、虹のコンキスタドールさんですね。他にも、ダンスや歌が上手いアイドルさんはしっかり見て勉強しています。
藤井 : アイドルになる前は、フェアリーズさんが好きで、憧れていました。あとは、K-POPが好きで、動画を観て、動きを意識して踊るようにしています。K-POPのアーティストは髪の毛ごと踊るのがすごくかっこいいなって思ったので、最近は、「髪の毛崩れてもいいや」と思って思いっきりパフォーマンスするようにしています。
西脇 : 私は=LOVEさんや、わーすたさんですね。わーすたさんは、ヴォーカル・メンバーとダンス・メンバーに分かれているんですけど、サンダルテレフォンも小町はリード・ヴォーカル、夏芽はサブ・ヴォーカルっていう担当があって、フォーメーションが近いので、勉強させていただいています。