XOXO EXTREMEが開ける新たなプログレ・アイドルの扉──最新アルバム、完全大解剖!
プログレッシヴ・ロックを基調とした楽曲をメインに、唯一無二の活動を続けるアイドル・グループ・XOXO EXTREME(キス・アンド・ハグ・エクストリーム)。昨年、新たなメンバーとして現役東大生の真城 奈央子、現役高校生の星野 瞳々というかなり個性豊かなを2人を迎え、新たなプログレ・アイドルとしての形を生み出してます。今回のメンバー全員インタヴューでは、5人体制での初のアルバム「Le carnaval des animaux〜動物学的大幻想曲」について、じっくり語っていただきました。さらに、5月19日にはOTOTOYでのオンライン・インストア・イベントを開催します。ぜひ、チェックを。
XOXO EXTREME、ハイレゾ配信はOTOTOYだけ!
XOXO EXTREMEオンライン・インストア・イベント開催決定!
日時 : 2021年5月19日(水)
19:00〜「XOXO EXTREME トーク・イベント」
出演者 : XOXO EXTREME
配信URL : https://ototoy.jp/live/
19:50〜「Zoomオンライン特典会」
詳細はこちら!
INTERVIEW : XOXO EXTREME
XOXO EXTREMEの最新アルバム「Le carnaval des animaux〜動物学的大幻想曲」は、とにかく楽曲のもつパワーがすごい。全編英語詞ではじまり、10分を越える組曲や、他のアイドル・グループではあまり見られないような展開を見せるユニークな楽曲群が揃っている。しかし、新メンバーを含めこの難しい楽曲をしっかり歌いこなしているのが、キスエクのというグループのおもしろい部分だ。このアルバムをきっかけにアイドル文化を知る人もいるだろう。逆に、プログレのおもしろさに気がつく人も出てくるだろう。今作は、そんな両方の文化の架け橋をなりうる、そんな一作だ。
インタヴュー&文 : 西田健
写真 : YURIE PEPE
キスエクに入るべくして入ったのかもしれない
──昨年2020年の動きはどんな感じだったんですか?
一色 萌(以下、一色):2020年の最初の方は、前にリーダーをしてくださっていた楠芽瑠さんが卒業してから「3人でどうしよう」って話し合いながら、新メンバーを募集しつつ活動しているっていう状況でした。コロナの状況になってライヴがあんまりできなくなったりしたんですけど、活動をぱったりと止めてしまうことはしたくなくて、配信ライヴやオンラインでの特典会を導入してみたり、ネットを通じてできることを増やして活動していました。
──早い段階で配信ライヴもされていましたよね。
一色:テレビの取材もあったので、そのぶん「どんな感じなんだろう」って思って見てくださった方もいたと思うんです。配信チームの方々も信頼できる皆さんがやってくださったので、安心してライヴができました。お客さんの声がないことに寂しさを感じつつも、配信も楽しんでもらえたかなっていう風には思います。
浅水 るり(以下、浅水):遠くの地方の方や海外の方にも見ていただける機会ができましたね。海外のお客さんに会う機会ってほとんどないので、本当に聴いてくれているのかわからない状態だったんですけど、配信ライヴで知らない言語のコメントが届くと、「本当に応援してくれてるんだ」って思いましたね。
──8月には新メンバーとして、真城 奈央子さんが加入されます。真城さんがXOXO EXTREMEに入ろうと思ったきっかけはなんだったんでしょうか。
真城 奈央子(以下、真城):以前、別のアイドル・グループで活動していたんですけど、7月に解散してしまって、そこから活動できる場所を探していたんです。前のグループにいたときにキスエクのライヴを見たことがあって。音楽の特殊性とか表現する幅の広さとかで、私に合ってるんじゃないかなと思ってオーディションを受けさせていただきました。
一色:私は奈央子ちゃんが元々いたグループさんを知っていて、オーディションの時から気にしてたんですよ。そこで注目してたっていうのもあって、選考の段階で「絶対取ってください」ってプロデューサーに言ったんです。キスエクの曲って難しいので、結構覚えるのも大変なんですけど本当に真面目に取り組んでくれています。本当に入ったばっかりなのかなっていうぐらい、ステージに立つたびに新しい曲できるようになってるので、本当にお客さんにも楽しみながら見てもらえているのかなと思います。
小嶋 りん(以下、小嶋):まず、経歴を聞いた時に「東大生って!」って驚きました。でも、キスエクに入っても違和感がないというか、すぐ馴染みそうだなと思いました。実際入ってからもすごく頑張ってくれるし、自分の方が先輩ではあるけど、奈央子ちゃんの方ができる部分もあるし刺激になる存在です。
浅水:奈央子ちゃんがはじめての後輩になるので、もうちょっと先輩らしくした方がいいのかなとか、私なりになんかいろいろ考えたりとかしたんです。でも、入ってくれたら、色々考えてたことが全然大丈夫だなと思いました。安心感があったんですよね。短い期間でどんどん新しい曲ができるようなって、ひとつ新しくなったキスエクになれたし、一緒に頑張れる仲間ですね。
──10月には星野 瞳々さんが加入されました。星野さんが加入しようと思ったきっかけはなんだったんでしょう。
星野 瞳々(以下、星野):小学生の頃からアイドルとかそういうキラキラしたものに憧れがあったんですけど、中学生になっても特技もなにもないまま3年間過ごしてたんです。高校生になったら絶対アイドルになろうと思って、親を説得してオーディションを受けました。オーディション受ける前に曲も調べていたんですけど、本当にいままで聴かないような曲だったのですごくびっくりしました。他のアイドルの方も見てたりしたんですけど、キスエクがめっちゃ頭に残ってしまっていました。
──星野さんの印象はどうでしたか?
一色:若いし背も高いしビジュアルも被らないし、入ったらおもしろいだろうなっていう期待と、入ったらどうなるんだろうっていう不安もありましたね。お披露目がワンマンだったんですけど、それがこれまでの集大成みたいな気持ちがあって、生バンドも入れてのかなり気合の入ったライブだったんです。しかも、瞳々ちゃんはシークレット披露目だったんですよ。本人もすごく緊張したと思うし、ワンマンに向けて経験がないながら一生懸命頑張ってくれて、思った以上にキスエクに新しい雰囲気を持ってきてくれました。瞳々ちゃんが入ってくれて出来るようになった曲もすごく増えていってるし、奈央子ちゃん同様「入ってくれてありがとう」って思っています。
浅水:実際一緒に活動していくなかで、すごく冷静だし緊張することとか大変なこととか色々あると思うんですけど、あんまりそれを表に出さずに影で努力してくれてる素晴らしい子ですね。
小嶋:本当に16歳だけど、しっかりした子です。素直だしかわいいし、いい子が入ってきてくれたなって思いました。先輩だからって遠慮するわけじゃなくて、割とニコニコしてリアクションを求めてくる感じなので、活動していて楽しいですね。あと、瞳々ちゃん意外と邦楽ロックとか好きなんですよね。
──ちなみにどんなバンドが好きなんですか?
星野:ゲスの極み乙女さんが好きです。
──おお!ゲスの極み乙女は確かにプログレの要素もありますよね。
小嶋:入るべくして入ったのかもしれない(笑)。