22/7史上、最高にキュートなラブソング!!──“恋”も“感謝”も“舌打ち”も“涙”も詰め込んだ、ナナニジの多彩な音楽の表現

秋元康総合プロデュースのデジタル声優アイドルプロジェクト、22/7(ナナブンノニジュウニ。通称・ナナニジ)が最新シングル『あなたでなくちゃ』をリリース。その表題曲は、TVアニメ「カッコウの許嫁Season2」のエンディングテーマに起用され、ナナニジ史上最高にキュートなラブソングに仕上がっている。今回OTOTOYでは、メンバーの天城サリー、河瀬詩、麻丘真央、相川奈央、椎名桜月、望月りの、の6人にインタヴューを実施。最新シングルの聴きどころやMVの撮影秘話、卒業を発表している西條和への想いなど、じっくり話を訊いた。
15thシングル『あなたでなくちゃ』
INTERVIEW : 22/7

TVアニメ『カッコウの許嫁 Season2』のエンディングを飾る『あなたでなくちゃ』は、22/7がこれまでにないほど「誰かを想う気持ち」に真正面から向き合った楽曲だ。さらに今回のシングルには、メンバーが驚いたという衝撃作『あざす』に、「チェッ」という音が飛び交う『舌打ち』、クラブ調×エモ詞の『22/7』、そして西條和の卒業ソング「イングリッシュ・ゴールデンレトリバー」を収録。遊び心とメッセージ性のバランスが絶妙な、22/7の楽曲をじっくりと楽しんでください!
インタヴュー&文 : ニシダケン
撮影 : 星野耕作
こんなに可愛らしいナナニジを見せられたのは貴重
──先日、全国ツアー〈22/7 Spring Tour 2025 〜Casino Party!!〜〉ファイナル公演を拝見させていただいたんですけれども、すごく素敵なライブだったなと思っています。印象的だったシーンはありますか?
天城サリー(以下、天城):大変だった、っていうのが率直な所感ですね。勢いのある曲やアグレッシブな曲が多めのセットリストだったので、みんなで鼓舞しながら確認してました(笑)。
相川奈央(以下、相川):「Casino Party!!」というコンセプトならではの衣装や帽子を使ったパフォーマンスに挑戦しました。このツアーだけで使う“Overture - Casino Party!! ver.-”に合わせて、社交ダンスっぽい振り付けで回ったり、初めての技にもチャレンジしたり。コンセプトはしっかりありつつ、楽曲としても見応えのあるライブになったと思います。
麻丘真央(以下、麻丘):「Casino Party!!」にちなんでゲームもやったんですけど、本当に楽しかったですね。会場ごとにディーラーを変えたりして。会場全体を使った構成がすごく楽しかったです。
望月:ツアーは各地を回るので、回を重ねるごとに完成度が上がっていくのが実感できるのが、楽しいですね。名古屋公演の反省会で振付師さんに「今日すごく良かったよ」って言われて、みんなで「イエーイ!」ってめちゃくちゃ喜んだのが印象に残ってます。



──7月16日には、最新シングル「あなたでなくちゃ」がリリースされます。こちらは、TVアニメ「カッコウの許嫁Season2」エンディングテーマに起用されています。
天城:表題曲で、ここまで誰かに向けたラブソングって初めてだったので、『カッコウの許嫁』のおかげで、キュートなナナニジを見せられて嬉しかったですね。
河瀬:こうして振りで投げキッスしたり、表題曲で「恋」ってワードがたくさん入ったりっていうのは初めてだったので、すごく新鮮でした。こんなに可愛らしいナナニジを見せられたのは貴重で、ありがたい機会だったなって思います。
望月:今回ソロパートが多かったので、曲調に合った雰囲気を意識しながら、自分の個性も出せるように歌い方を工夫しました。
椎名:『カッコウの許嫁』はSeason1の頃から見ていたので、「エンディング担当が決まりました」って聞いた時は「おー!」ってなりました。自分がリアルタイムで見ていた作品のエンディングを担当するって、すごく嬉しかったですし、好きなアニメの世界に携われた感じがしてワクワクしました。「自分が見ていた作品」に関われるっていうのは、また格別ですね。
──好きなキャラクターはいますか?
椎名:強いて挙げるなら、凪の両親(海野洋平・奈美恵)がいいですね。楽観的で、「いいじゃん、いいじゃん!」みたいなノリで、普通の親って感じじゃないんですよ(笑)。その“ポンポン進んでいく”テンポ感が、ラブコメっぽくて好きです。『カッコウの許嫁』は赤ちゃんの頃に取り違えられた子ども同士が許嫁関係になる、というストーリーなんですよ。「取り違え」って結構重大な事件だと思うし、「あ、そうだったんだ。だから似てなかったのか〜」みたいな(笑)。そういう楽観的な空気感がいいなって思いますし、周りの人たちからも“楽観的にいこうよ”って背中を押される感じがします。
相川:怒っちゃったら話が進まないもんね(笑)。


──dance videoも爽やかで素敵でした。撮影はどこで行われたんですか?
相川:グランピングのシーンは、「TACO GLAMP」っていう千葉県多古町の旧常磐小学校をリノベーションした施設で撮影しました。
麻丘:ダンスのシーンは、有明のテニスコートで撮りました。
──今回、衣装もテニスウェアっぽい感じですよね。
天城:上半身はすごくスポーティーで、上だけ見ると完全にテニスウェアっぽいですよね(笑)。でもスカートはふわふわでドレッシーなんです。この絶妙なバランスで衣装を作ってくれたデザイナーさんに感謝です。メンバーみんなこの衣装、大好きなんですよ。


