Kilk records session 第2弾は女子会!

新進気鋭のレーベルKilk recordsによる連載企画、第二弾のテーマは、なんと女子会!! ありそうでなかったアーティストたちによる女子会を、今回特別に覗かせていただけることになりました。幹事を務めるのは、Kilk recordsから『A broken carousel』でデビューを果たしたFerri。参加メンバーは、夢中夢からハチスノイト、cokiyu埋火から見汐麻衣。なかなか集まることがないであろうジャンルレスな4人が一同に集結。途切れることなく話した2時間。SMの例え話だったり、幸せになることで曲が出来なくなるのではないかなど、赤裸裸なトークで笑いの絶えない女子会となりました。お酒を片手に、あなたも参加したつもりになって、ごゆるりとお楽しみ下さい。

進行&文 : 西澤裕郎

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レーベル・サンプラーでKilk recordsを予習!!

V.A / Kilk Records Sampler 2011 Summer

【TRACK LIST】

1. Rehearsal(Ekko) / 2. Retrospect(üka) / 3. Atlas(Tie These Hands) / 4. Bold Chain(Hydrant House Purport Rife On Sleepy) / 5. Summer(Gamine) / 6. Shower Drop(Melodique) / 7. sincerer-y(nemlino) / 8. Fading Sigh(Ferri) / 9. Goodbye(Chris Olley) / 10. egoist(studio live ver./虚弱。) / 11. Zhulong(alternative version/urbansole) / 12. Glow(Worm Is Green) / 13. life(bronbaba) / 14. The Sea , The Room(Aureole)

歌姫たちの曲作りとは?

Ferri : 今日はお忙しい中、集まってくださりありがとうございます! 女子会幹事のFerriです。せっかくですので、普段聞けないことなど気軽にどんどん聞いて下さいね。

全員 : よろしくおねがいします!

ハチスノイト(以下、ハチス) : さっそくなんですけど、PVで踊っているのはFerriさんなんですか?

Ferri : あれは私の先生の三東瑠璃さんなんです。彼女が、渋谷慶一郎さんやKASHIWA Daisukeさんの曲を使っていたんですけど、それが電子音楽に興味を持ったきっかけなんですよ。だからエレクトロニカとか電子音楽をやり始めたのは、結構最近のことなんです。

cokiyu : 音源を聴かせてもらって、曲の構成とかも含めてバレエ寄りの音楽だなって思いました。ポスト・クラシカルといわれる中でも、本物のポスト・クラシカルというか。

Ferri : 結構クセが出ちゃうんですよね。ハチスさんは、アルバムを作るときにどうやって曲を作っていくんですか?

ハチス : イリヤ -ilya-』っていうアルバムは、私が先に詞を出したんですよ。こういうのを作りたいってイメージが私の中にあって。

Ferri : 詞が先行なんですか?

ハチス : 根底にコンセプトがはっきりあったので、それを中心に最初から詞を書きました。それを夢中夢のリーダーに送って、曲とメロディをつけて返してもらって、細かいところを修正してまた渡すっていうやり取りをして作ったんです。

Ferri : すごいですよね! 見汐さんは色んな活動をしているんですよね?

見汐 : そうですね。メインは埋火っていうバンドをやっているんですけど、メンバーが遠距離で活動しているので、他の人とデュオをやったりとか、ソロをやったりもしています。

Ferri : 東京と福岡と大阪ですよね。そんなに遠いと曲作りとか大変じゃないですか?

見汐 : あまり何も考えてないです(笑)。曲を作る時は、ある程度のお皿の中身は私が準備するんですけど、他の2人がその中に材料を足していって、最終的に3人でどういうものが出来るかを考えて作っています。

Ferri : 多分、私とcokiyuさんと正反対の感じですよね。もともとパソコンで作りこんでいくので、セッションが出来るのはすごいなって思います。

見汐 : でも100%セッションというわけではないんです。バンドの場合、会話をすることのほうが大事で、やっぱり人ありきなんです。丸投げしてその場で作るときもあれば、持っていった曲にどういう服を着せてあげるか、曲自体をどう見せるかを考えて作業をするときもあります。

Ferri : cokiyuさんは音大の電子科出身なんですよね。

cokiyu : 今はあまり珍しくないんですけど、パソコンで音を加工して、いきなり曲を作りなさいって言われるような、当時は珍しい学科だったんです。小室哲哉さんみたいになりたくて入ったんですけど、全然違いました(笑)。ルーツはTMNなんですよ。

Ferri : 意外!!

ハチス : みんな、曲を作れるのはすごいですよね。

Ferri : でも私は歌詞書くのが苦手なんですよ。細かい文法とか気になっちゃって。あと世界観を出そうとすると、言葉が前提になりすぎて、上っ面になることがある。あなたって言うだけで、勝手に恋人のイメージを与えてしまったりするのが嫌で、造語を作ったりするんです。響きを大事にしたいんですよ。ハチスさんにお聞きしたいんですけど、短調のつもりで書いたのに長調で戻ってきたとかそういうことはあるんですか? この歌詞もっと暗いんだけどとか、自分の色と違うなあとか。

ハチス : ありますけど、すごくおもしろいですよ。あの歌詞がこういう感じの曲に乗るんだって発見があって、自分の作品とはまた違ってくるんです。明らかに違ったら言うかもしれないけど、どんなものが返ってきても嬉しいです。この詞はこの曲によってこんな風に変化するんだっていう発見があります。

Ferri : 楽しそうですね! cokiyuさんも英語の歌詞ですよね。

cokiyu : 歌詞については、何もこだわりがないんです。響き重視でもなくて、内容に一本だけ筋が通っていればいいかなって。伝えたいものが1個だけあって、それに装飾していく感じっていうのかな。

Ferri : やっぱり歌詞は後からつけるんですか?

cokiyu : 一番後ですね。そこは多分Ferriさんと同じだと思います。雰囲気を先に作っちゃうというか。

Ferri

Ferri : ストーリーを先に組み立ててから、曲の色を考えて、ベースの音を乗せて、最後にメロディをつけるんですよね。見汐さんはどうですか?

見汐 : 私は、誰とやるかによって、ものすごく左右されるタイプだなってことに最近気づきました。その人がどういうものを提示してくるかによって、自分がどういう風に応えるかってところから始まります。

ハチス : めっちゃフレキシブルですね!

見汐 : 昔は自分がこうしてほしいって球を投げることが一番やと思っていたんですけど、自分が何かしらの縁で出会った人たちとやっているわけだから、そのメンバーで出来ることをやりたいと思うようになったんです。

ハチス : 埋火のライヴを見てめっちゃ感動したのを、今でも覚えています。多分私はそういうふうに出来ないから、すごいなって思っています。

見汐 : ありがとうございます。私はどっちかというと、その場で鳴っているものを、ただ楽しんでもらえればいいって思います。どう楽しんでもらうかはノータッチだから、全然よくないと思われることもあるかもしれないし、めっちゃいいって思われることがあるかもしれないけど、それでいいかなって。

歌姫たちの原動力はどこにある?

Ferri : じゃあ話題を変えて、みなさんが音楽をやっている原動力についてお聞きしたいんですけど、ハチスさんはいかがですか?

ハチス : 私は人前に出てパフォーマンスをすることが好きなんです。絵を書いたり、写真を撮ったり、デザインをしたり、何かものを作ったり。気がついたら歌っていたし、バレエもやっていました。演劇をやっていたこともあって、舞台上で何かすることも好きなんですよね」

Ferri : 詩集を出すっていうのもいいですよね。

ハチス : そうですね。絵でもいいし、写真でもいいので、自分の中にあるものを出したいんです。自分が出そうとしているものを必要としてくれる人がいることが、すごくありがたい。多分、私一人とかだったら、悶々と内にこもって作るだけやけど、メンバーが求めてくれるから新しいものが出来てくるんです。

Ferri : 自分のイメージを実現するために、こう作ってくれって細かく指示することはあるんですか?

ハチス : それはないですね。私は一人で何でも出来るわけじゃないし、曲を作ったりできないから、私の部分は私がやるから、あなたの部分はあなたがやってねって感じで、全部お願いしてやりたいんです。

Ferri : 絶対的な信頼感ですね!

ハチス : その信頼感は、誰かと一緒にやるときは常にありますね。これは私が責任を持って作るので、あとはお任せしますって感じで。すごく好きなものを作る人たちと一緒にやっているので、そこはほぼ丸投げくらいですね。Ferriさんの原動力はどこにあるんですか?

Ferri : 私はピアノを3才からやっていたし、大学もダンス科だったんです。ずっと音楽をやってきたので辞めるきっかけがないし考えられないんですよね。今はパソコンを使って新しいオケを作っているので、表現できる幅が広がったというか。

見汐 : それって、自分の周りにある1つ1つのものが、自分を表現するためのツールってことですか? 例えば、自分の軸になっているダンスや歌をどう出していくかっていうときに、たまたま一番距離として近いところに電子音があるというか。

Ferri : そうですね。以前は自分で歌いたい曲が全然なかったんです。私はアンビエントな土っぽい曲が好きだったので、もっと民族っぽい音が入っているものを歌ってみたかったんです。そのときに、自分でオケを作るしかないなと思って、「MIDIって何ですか? 」ってところから始めました。

ハチス : Ferriさんは、音楽だけじゃなくダンスも重要な要素ですよね。

夢中夢

Ferri : ミュージカルみたいな世界を作りたかったんです。最初に話したダンサーの三東瑠璃さんと競演するのが夢で、彼女の踊りを取り込みたかったんです。人によってはダンサーを雇う方法もあると思うんですけど、私は彼女とじゃないと嫌なんですよ。

見汐 : ある意味その人と出会ってなかったら今がないってことですよね。

Ferri : そうですね。本当に人との出会いがあっての今だと思いますね。プロデューサーの森(大地)さんもそうですけど、他の人と組んでいたらこういう音にはならないですし、本当に一期一会的なことだと思います。見汐さんはどうですか?

見汐 : 楽しいからかな。それだけ(笑)。

Ferri : (笑)。見汐さんは、自分を表現するものがあれば、音楽以外のものでもいいと思いますか?

見汐 : やってみないと分からないかな。バンドを始めた当初は、やりたいもののイメージがあったんですけど、今思うとそれはきっかけでしかなくて、会う人に対して自分がどう反応するか、自分のアンテナがどこに反応するかを考えてやることが楽しいんです。最近、バンド以外の人と一緒にやることも多くて、例えば(山本)達久君と一緒にやっている時とかめっちゃ楽しいんです。

センターに立つ人はどMじゃないと出来ない?

ハチス : 見汐さんは裸一貫で行くようなイメージがしますよね。私って人間がそこに行けば、何でも作れるみたいな。

見汐 : ほんまビビリやから、何も出来へんよ(笑)。昔は自分のことを大きく見せようとか、ナメられたくないって気持ちもあったけど、どんなに見栄をはっても今の自分が出来ることしかできないと思って。大きく見せるなんてのはもうないなぁと 。

ハチス : それってすごく大きな変化だと思いますよ。自分をこう見せたいとか、こういう風に見られたい、評価されたいって思っちゃうじゃないですか。

見汐 : 100%なくなったかというと嘘になるけど、そういうのがなくなったんだと思う。単純に音楽がしたいし、だったら楽しくありたいじゃないですか。ある状況で少し背伸びをするとか、挑戦してみるみたいなことはどんどんやりたいとは思ってますけど… 。

Ferri : 誰かが見汐さんのことを、一瞬で親しみを覚えるなつっこい声って言っていたんですよ。楽しそうに歌っているから自然と親しみを持ってしまうんでしょうね。

見汐 : でも基本器もちっちゃいしビビリなだけですよ。

ハチス : みんなそうですよ(笑)。ミュージシャンとか舞台の上に出る人って、見せる側やからSみたいに思われがちだけど… 。

見汐 : 絶対どMですよ!

(一同笑)

ハチス : そうそう。あんなに観衆の目にさらされるんですよ。特にセンターに立つ人は絶対そうですよ。

見汐 : センターに立つ人はどMじゃないと出来へんよね。

cokiyu

Ferri : じゃあ、今日ここにいる4人はどMってことですね(笑)。

ハチス : ちくちく視線がささってくるのが気持ちいいんですよ。見られてる、見ないで! っていうのが気持ちいい。

見汐 : だから、一緒にやってくれている人はS度が強くなじゃないとうまくいかないと思うんですよ。SっていうのはサービスのSだと思っていて、一緒にやってくれている人が、いかにフロントの人を気持ちよくさせてあげれるかが重要なんです。多分。

ハチス : だからMはMなりにめっちゃ感謝しているんですよね。攻めてくれてありがとうって。

見汐 : そう。だから、Mは満足のMなんですよ。もちろん1人の中でMもSも共存しているんですけど、そこで自分が気持ちいい方を選べって言われたら、自分はMなんやと思います。

Ferri : 全員頷いているってことは、どっかに共通するものが若干あるのかも。

cokiyu : でも、私はドまではいかないけどSだと思います。

Ferri : 意外!

cokiyu : 音楽に関しては分からないんですけど、4人兄弟の一番上だったので、こうしろとかああしろって言われるのがすごくイヤなんです。自分でテレビのチャンネル権も持っていたし、おやつの開け順とかも自分で決めてたから。

見汐 : だったらどMですよ! 自分の欲求をすぐに口に出したりできるってことは、どMなんじゃないかな。

ハチス : 言ったことに対して絶対意見が返ってくるわけですからね。

個人的な曲がリスナーに届くと、どう変わる?

Ferri : じゃあ一回話を戻しましょうか(笑)。cokiyuさんの原動力を教えてもらえますか?

cokiyu : 自分のシェルターみたいな感じかな。絶対に崩したくない自分だけの場所があるとしたら、それが音楽なんだろうなって。どんなことがあっても、自分の匂いをかいだら安心する、戻れる部分がある。そういうものが自分にとっての音楽なのかなと思います。

ハチス : 作っていたら落ち着くってことですか? 自分の家を建てているというか、住処みたいな感じで。

cokiyu : そうですね。最近、聴いてくれる方がいてこその音楽なんだなってことをよく思うんです。「眠れなかったり、精神的に不安定だったけど、cokiyuさんの音楽を聴いて落ち着きました」って言われるとそれが一番の原動力になるんですよ。

ハチス : わかる!

cokiyu : 私も、そういうときに音楽を聴くことで落ち着くことが多かったので、必要としてくれている人の近くにいたいって部分が一番の原動力ですね。

Ferri : 確かにレスポンスがあるだけで、やっていてよかったなって思うことありますよね。

cokiyu : それってある意味で自分のエゴというか、裏を返せば自分の存在意義でもあるんですよね。だから自分のためでもあって、両方なんだなって。

ハチス : 自分が昔聴いた音楽のような存在になれたらいいと思いますね。誰かの中で、私の音楽もそうなっていたらこんな嬉しいことはないなって。

Ferri : 自分の曲を何分か時間を割いて聴いてくれるって、すごくありがたいことですよね。時間をかけて作った沢山の作品の中から、私の作品に出会ってくれたわけですから。やっぱり聴いてくれる人がいるからってのに尽きますよね。

ハチス : めっちゃ不思議やと思うんですけど、曲を作るのってすごく個人的なことじゃないですか。もしかしたら、雨が降ってきたことが理由で書き始めたかもしれないじゃないですか。個人的な経験から始まっているのに、まったく別の人のところで全然違う反応を起こす。それってすごいことだなって。

Ferri : そうですね。リリースしたら、自分の手から離れちゃいますよね。聴く人の感覚によって、泣かせてくれる歌になったり、にっこりさせてくれる歌になったり。

ハチス : 例えば、あの日泣いた一晩の私の出来事が、まったく違う人にとっての朝のワン・シーンになったりするわけじゃないですか。それってすごいなと思います。あのときあの一言の歌詞が全然違って届いていく。

Ferri : それが誰かの思い出の曲になっていたらすごく幸せですよね。Ferriのあの曲を聴いたら、昔の彼氏思い出すとか言われたらイヤだけど(笑)。思い出の一つになるってすごいことですよね。

幸せになったら曲を作れなくなる?

見汐 : 最近すごくよく思うんですけど、歌を作ることとか、言葉を綴ったりとかって、ネガティヴから始まっている場合が多いんじゃないか? って。もし自分の本質みたいなものがもっと楽観的でハッピーだったら、もっと違った形で何かを表現しようと思ったんじゃないかなって思うんです。まぁ、自分がそうってだけで、全員がそうではないと思うんですけど。

Ferri : でも、私もネガティヴから吐き出すもので作っている気がしますよ。

見汐 : 喜怒哀楽って、簡単に分けた4つの感情があるじゃないですか。何かを始めたいときに、どの感情が基盤になっているかで、同じものを見ていても感じ方や視点って全然違うと思うんですよ。すごくハッピーな人が鳴らす音楽ってもっと脈動的というか、同じ音楽でももっと開けている感じがする。

Ferri : cokiyuさんの曲は全部ハッピーな印象がありますよね。ベッドタイムで流せる優しい曲で、そのまま一緒に眠れそうな感じというか。

cokiyu : でも作っているときはどん底なんですよね。幸せだったら、曲を作らないと思います。

ハチス : どん底で出来た曲があんなにキレイな曲っていうのは不思議ですよね。

埋火

cokiyu : 多分、曲を作っているときは、誰かに大丈夫って言ってもらいたくて、そういう音楽にしたかったんじゃないかな。この間リリースした2ndの『Your Thorn』は暗い曲ばっかりですからね。

Ferri : そうですか!? 私にとっては全部やさしいイメージですよ。音の選び方とかもやさしいですし。

ハチス : それがcokiyuさんのフィルターなんでしょうね。作るときにそのフィルターを通すとキレイなものになって出てくる。元の感情との違いってそこで出てくるんやと思います。

Ferri : だから曲を作っているときに安心するんですね。

ハチス : 幸せになったら曲を作れなくなるんじゃないかと思ったことはないですか?

cokiyu : 私はそれは自覚しています。プライベートで幸せだと何も巡ってこないんですよ。それが何とかならないかなとは思うんですけど。

Ferri : 幸せになると他のことに意識がいかなくなるんですかね?

見汐 : 多分、クセなんやと思います。身の回りに起こる情報処理の仕方が癖でやってるというか。嫌なことが起こったり、歯車がうまく回り出さなくなったときに曲を作る習性が出来ているのかも。私も不平不満がなくなったら音楽はやらないかもしれない。それか、作る音楽がすごく変わるかもしれない。

cokiyu : 多分、小さい頃から人と違うことをしなきゃいけないって言われていたから、哀しいときに何か生み出そうとしてピアノを弾いていたのかもしれないです。

Ferri : 浄化方法でもありますよね。私も哀しいときにピアノをパッと開きます。震災後とかは、特にテレビを見たくなくて、ずっとピアノを弾いていたときがありました。ピアノを弾きながら勝手に泣いちゃったりして。

ハチス : 多分自分でも知らないうちに感情が出ているんでしょうね。そうすることで自分が楽になって、それが気持ちいいからまたやるみたいな。

見汐 : やっぱMですよ。

(一同笑)

Ferri : この辺で一回締めましょうか。今日は本当に長い時間おつきあいいただいてありがとうございました!

全員 : ありがとうございました!

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PROFILE

Ferri
福岡出身、東京在住のFerriによるソロ・プロジェクト。幼少の頃からバレエ音楽を聴いて育ち、特にアダン、チャイコフスキー、ミンクス、プルコフィエフ、ラヴェル、ドリーヴ、プロコフィエフなどがら多大な影響を受ける。その後、アメリカにて6年間、ミュージカル、声楽、クラシック・モダン・コンテンポラリーダンスを学び、帰国後、本格的に音楽活動を開始。2011年7月、kilk recordsよりデビュー・アルバムとなる『A broken carousel』をリリース。舞台音楽、映画音楽、ポスト・クラシカル、アンビエント、ポップス、エレクトロニカ、ダブ・ステップ、トリップ・ホップなどを通過した美しくも刺激的な楽曲、そして「女神のよう」とも形容されるFerriの歌声に、日本のみならず海外からも多くの評価を獲得する。さらに同時期に篠田利隆氏率いる映像チームによって作られたミュージック・ビデオは、Ferriの人気をより決定的なものにした。

Ferri official HP

ハチスノイト(夢中夢)
2002年結成。幾度かのメンバー・チェンジを経て、現在は作詞/ボーカルのハチスノイトと、作曲/編曲を手掛けるヨダにより構成される。独創的かつ過剰なまでに壮大な編曲、普遍的な美しいメロディ、哲学的な詩世界を持つ女性ボーカルが融合した音楽は、「存在」の彼岸でその不確実性を照らす一筋の光の如く、聴く者の心をカタルシスへ誘う。

夢中夢 official HP

cokiyu
愛媛出身の女性アーティスト。音大在学時よりコンピュータを用いた現代音楽作品を創作。2005年より彼女の作品を聴いたausが自身のアルバムにボーカルとして起用。sonarsound tokyo に出演。国内外のコンピレーションへの楽曲提供を経て、2007年には、flauより待望のソロ・デビュー・アルバム『Mirror Flake』を発表。イギリス、ドイツ、イタリア、アメリカの海外音楽誌が絶賛。アルバムの楽曲が、東京モーターショーや、キヤノンのウェブ・サイトなどで使用され、話題を呼ぶ。ボーカリストとしての活動もめざましく、ausをはじめ、Bichi (The Blue Foundation) やEberg、Robert Svensson、TSAN、re:plus の作品に参加。2009年には、オーストラリアでausとのスプリット・ツアーを行い、さらにデンマークのSPOT FESTIVALに招待されるなど、海外でのライヴ・パフォーマンスも展開。昨年、大ヒットを記録した中島哲也監督の映画『告白』のサウンド・トラックに新曲2曲が収録され、また、カラスヤサトシの人気漫画を実写化した映画『おのぼり物語』 にもアルバムの楽曲が挿入歌として使用されている。今年8月に『Mirror Flake』のリマスター盤(Ametsub、Geskia、Tyme.によるリミックスを収録)を、9月には4年ぶりとなる新作アルバム『Your Thorn』をリリース。

cokiyu official HP

見汐麻衣(埋火)
見汐麻衣(guitar,vocal,songwriting.)
志賀加奈子(drums,chorus,etc.)
須原敬三(support bass.)
2001年福岡にて見汐麻衣を中心に結成。幾度かのメンバー・チェンジがあり、2005年見汐が大阪に拠点を移すにあたり、見汐麻衣、志賀加奈子のみが残る。2006年頃からサポート・メンバーとして須原敬三(gyuune cassette/ex羅針盤)を迎え現在の形態となる。2009年FUJI ROCK FESTIVAL、京都みやこ音楽祭等に出演。現在、見汐麻衣東京在住、志賀加奈子福岡在住、須原敬三大阪在住と、メンバーそれぞれがバラバラに拠点を置きながら活動中。

埋火 official HP

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インタヴュー

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by 西澤 裕郎
孤独だからこそ誘われた「warbear」という名の灯り──元Galileo Galilei・尾崎雄貴ソロ・プロジェクトが始動
[CLOSEUP]・2017年12月06日・孤独だからこそ誘われた「warbear」という名の灯り──元Galileo Galilei・尾崎雄貴ソロ・プロジェクトが始動 2016年10月、惜しまれながらもその活動に終止符を打ったGalileo Galilei。そのフロントマンであった尾崎雄貴が新たにソロ・プロジェクト「warbear」を始動させた。札幌にある自身のスタジオでレコーディングされ、弟で元Galileo Galileiのドラマーでもある尾崎和樹や、フィラデルフィアで活動をするサックス・プレイヤーDan Wallaceなどが参加した初アルバム『warbear』が2017年12月6日(水)にリリースされた。いわゆるギター・ロック的なサウンドを鳴らしていた初期のGalileo Galileiからはガラッと印象は変わり、バンド後期に彼らがつくりだしたメランコリックな音楽性の、その先が凝縮されている。 いったいこの作品はどのようにつくられたのか。OTOTOYではワールド・スタンダードに視点を置いた作品群となっている本作を探るべく、ライターの真貝聡による尾崎へのインタヴューを掲載。また、Galileo Galileiの音楽を聴いてロックに目覚めた人も多
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