【集中連載】GANG PARADE Vol.4 キャン・マイカ「やってやるぞ!! 感のある気持ちを多く出したい」
BiSやBiSHと同じ事務所WACKに所属する7人組アイドル・グループ、GANG PARADE。2017年5月よりカミヤサキとBiSのアヤ・エイトプリンスの無期限限定レンタル・トレードが行われ、アヤを入れた7人体制での初アルバムをリリース、恵比寿LIQUIDROOMでのワンマン・ライヴも超満員の中大成功させた。2018年2月から全国8カ所ツアー、2月20日にアヤ含む7人体制ラストシングルのリリース、2月23日にはマイナビBLITZ赤坂でツアー・ファイナルを控えている。そして、3月3日でレンタルトレードが終了、3月4日に両国国技館で開催されるBiSのワンマン〈BiS 2nd BEGiNNiNG TOUR FiNAL WHO KiLLED IDOL??〉内でトレード終了式が行われる。そんな激動の最中にいるGANG PARADEの個別インタヴューを掲載。第4回は、キャン・マイカが登場。
アヤ含む7人体制ラストシングルをハイレゾ配信
GANG PARADE / BREAKING THE ROAD
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(24bit/96kHz)(32bit/96kHz) / AAC
【配信価格】
単曲 201円(税込) / アルバム 400円(税込)
【Track List】
1. BREAKING THE ROAD
(作詞 : JxSxK×松隈ケンタ / 作曲 : 松隈ケンタ)
2. とろいくらうに食べたい
(作詞・作曲 : ヨウタ颶風(ハリケーン))
※まとめ購入でWEBブックレットがついてきます。
INTERVIEW : キャン・マイカ
GANG PARADEの楽曲の振り付けをメインで行なっているキャン・マイカ。レンタルトレード中のカミヤサキ不在の中、マイカが中心となりギャンパレの新しいダンスの潮流を作り、7人の形を作り上げてきた。そして未だに強い「キャンマイは優等生」といったイメージを崩すかのように、ツアー内のコントではパンストを被りながらバラード楽曲を真剣に歌う。常に殻を破りながら、新しい表情を見せてきたキャン・マイカの考えや想いを訊いた。
インタヴュー&文 : 西澤裕郎
写真 : Jumpei Yamada
編集補助 : 岡本貴之
自信を持ってできるのはダンスなのかなと思って
──他のメンバーにインタヴューした中で、WACK総選挙期間中は不安定な気持ちだったという意見が多かったんですけど、マイカさんはどんな気持ちで過ごしていたんでしょう?
キャン・マイカ(以下、マイカ) : 決して気持ちが安定していたわけではなかったんですけど、WACK所属グループのメンバーの中でTwitterのフォロワー数が少なかったので、そこまで自分に期待していなかったというか。そこまで追い詰められたり不安にはならなかったです。
──失うものはない、っていう感じ?
マイカ : そうですね。失うものがなかったから、ここからどれくらい順位を上げられるかっていう楽しみの方が大きかったと思います。
──順位を付けられるってこと自体に対しては、どういう気持ちでしたか?
マイカ : 順位を付けられることにはあまり乗り気ではないけど、そういうのをきっかけにファンの人の団結力って深まるものだと思っていたのでよかったと思いました。ギャンパレって「みんなで上に行けたらいいね」っていう気持ちが他のグループよりも大きいと思うので、その点ではよかったなって。
──結果、マイカさんは12位にランクインしましたよね。
マイカ : 2回目の中間発表からずっとランクインしていたことがビックリで。まだ他の子のファンの人が投票していないだけだなと思っていたんですけど、それはすごく自信にもなりました。Twitterとか目に見えている数がすべてじゃないんだなって。
──その時期、ギャンパレの雰囲気はどうだったんですか。
マイカ : そんなにピリピリはしていなかったんですけど、順位に入っている子と入ってない子がいたので、ちょっと落ち込む場面があったりはしましたけど、「ここからもっと発信していこうよ」って雰囲気だったと思います。自分もTwitterで何を発信する悩んでいたときに、メンバーが「やっぱりマイカは踊りがいいんじゃない?」って言ってくれて。1位と2位になればソロデビューができるって状況で競っているのに、踊るのはどうなのかなと思っていたんですけど、今自信を持ってできるのはダンスなのかなと思って政見放送もダンスをしたんです。そういう部分もみんなで助け合いながらできたことがよかったです。
笑いが起きたときは心の中で「よっしゃ!」って思います(笑)
──現在、全国ツアー〈BREAKING THE ROAD TOUR〉のまっ最中ですけど、どういう気持ちでツアーに臨んでいますか。
マイカ : アヤを含む7人のラストツアーだし、この7人で苦労しながらやってきた形が見えつつあるんです。7人の見せ方だったり遊び場感が出てきている中でのラストツアーなので、この形をバシッと見せられたらと思って臨んでいます。
──7人らしさが見えてきた?
マイカ : そうですね。徐々に個性も出始めたというか、この体制になって個人個人でいろんな役割をして活動してきていたので。
──ツアーのコントでは、マイカさんがいじられ役になっていますよね。マイカさんのイメージと逆のものが多くて、最初はビッチみたいな感じの演出だったじゃないですか? そういう部分を演出されることをどういう風に捉えているんでしょう。
マイカ : 個人的には、ステージ上でいいところだけを見せなくちゃっていう気持ちが吹っ切れるし、遊び人の人たちも今まで特典会とかに来ていなかった人が来てくれたりするのが嬉しいです。私は合宿オーディションを受けて入っていないので、そういう深い部分までお客さんには知られていなくて。ギャンパレに加入して1年経ったけど、「キャンマイは優等生で」みたいなイメージがあると思うんです。でもコントをやることで見え方も変えることができているというか、「こんなこともやるんだ?」みたいな部分があるから嬉しいですね。
──合宿オーディションは精神が削られて何も考えらなくなったときに、その人の個性が出てきますからね。
マイカ : そういうのを見てファンの人も応援したいってなると思うんですよ。ただ、私がパンストを被っているのを観て応援したくなるかは、ちょっとわからないんですけど(笑)。
──あははははは(笑)。
マイカ : でも「こういう面白いこともするんだ」っていう面が見せられるのは嬉しいです。
──ちなみに、これまでの人生でパンストを被ったことってある?
マイカ : ないですよ(笑)! ココの「ブスチャレ」で、ココとパンスト相撲をしたんですけど、それ以来です(笑)。結構苦しいんですよ、あれ。初日は自分でコンビニでパンストを買ったんです。生地が薄めの方が顔が見えて面白いかなと思って買ったら「かぶってもそんなにブスじゃない」って言われて…。その後からマネージャーの辻山さんに買いに行ってもらったら、男の人ってパンストの種類とかがわからないから結構厚手のやつとかを買ってきてくれて。ユユとココがメインで私にかぶせるんですけど、もう首のところが苦しくて苦しくて!
──ははははは(笑)。
マイカ : しかもそのまま「WE ARE the IDOL」のサビを歌うので、顔もグワーって圧縮されて。よく「苦しくないの?」って聞かれるんですけど、結構苦しいんです(笑)。しかも、前も見えない。本当にブスな顔になるから、あまり目も開いてない状態で…。結構大変なんです。
──しかも「WE ARE the IDOL」みたいなバラードで、っていうのが今までだと考えられないですよね。
マイカ : そうなんですよ。私以外は真面目にやっているし、いい曲なので、私もストッキングをかぶりつつも、ちゃんとやろうと思って微笑みながらやっています。振り返って笑いが起きたときは心の中で「よっしゃ!」って思います(笑)。
──(笑)。そういう部分も自分で受け入れて、出せるようになったんですね。
マイカ : そうですね。全然嫌じゃないですし、むしろ楽しいです。
どこでも100点以上のライヴをしたい
──アヤを含む7人体制ラスト・シングル『BREAKING THE ROAD』がリリースされるわけですけど、カップリングの「とろいくらうに食べたい」も強烈ですよね。まだお披露目はされていないですけど、振り付けはマイカさんが考えたんですか?
マイカ : 「BREAKING THE ROAD」は振り付けも完成していてMVも撮ったんですけど、実は私にとってはちょっと苦手な分野だったんですよ。普段メジャーなJ-POPとかアイドルソングとかしか聴かないので、ロック調の曲の振りは全然作ったことがなかったし、すぐにアイデアが出てこなかったんですね。サビは会場みんなで一緒にやれるものにしたかったので、どうしようと考えました。なので、ある程度は私が軸になって考えているんですけど、今まで以上にメンバーに助けられて振りを作っています。
──メンバーと一緒にどのように作っていったんでしょう?
マイカ : どうしても肩を組む振りを入れたかったので、最初にサビにその振り付けを入れていたんですけど、歌詞を見て、みんなが「こっちの方が当てはまるよね」って言ってくれて、サビ前に肩を組む振りを入れました。7人でのラスト・シングルということで、「7人で1つ」みたいな部分を目に見える形で入れたかったんです。それと、イントロとAメロは結構その場で考えました。主にココとドクが、いつもぶっ飛んだ感じのアイデアを出してくれるので、「いいね」っていう感じで作りました。
──たしかに「BREAKING THE ROAD」は振付けを作るのが難しそうですね。
マイカ : バンドマンの人たちって踊らないじゃないですか? ずっと手を上げて煽っているようなイメージがあって。でもギャンパレらしさはダンスを揃える部分なので、まっすぐ突っ走る“イノシシ加減”をどう出すかっていう部分で苦戦しました。結果、ず~っと動いている振りなので結構疲れます(笑)。楽しみにしていてください。「とろいくらうに食べたい」の振り付けは今の段階で、まだ考えている最中です。
──サビまでのストーリーが一気に吹っ飛ぶくらいの衝撃ある曲なので、どんな振りになるんだろうと楽しみです(笑)。
マイカ : サビ前まではカッコよくして、サビで「えぇ!?」っていうイメージで作りたいです。あとは、みんなでこれはバズらせたいね!! って言っているので、誰でもできる、世界中どこでも通用するようなものにしたいですね。
──寿司っていうキーワードも含め、外国の人にも伝わるといいですね。全国ツアーもあと数えるくらいですけど、手応えはどうですか?
マイカ : 「まだいける」みたいな感じは自分たちでも感じていて。どこかで守りに入っているというか、「もっといけるのにな」っていうのは自分たちでもすごく感じています。地方にしか来られない人たちもいるから、どこでも100点以上のライヴはしたいし、その気持ちは持ち続けたいです。
──ツアーをよくするために毎回ライヴ後に話し合いもしているんですよね。
マイカ : していますね。ツアーが始まる前にも話し合いができたし、最近はツアー終わりごとに車に乗っているときやご飯を食べながら反省会をしています。「ここは改善しよう、次はこうしよう」とか話す機会が増えている。メンバー全員目指しているものも一緒だし、「みんなの遊び場」という共通認識をよりよいものにしていこうとしています。
──ギャンパレ史上最大キャパとなるマイナビBLITZ赤坂でのワンマン。どのようなライヴにしたいと思いますか。
マイカ : この前のリキッドルームでのワンマンがここ最近で1番よかったライヴだと思っていて。自分たちのパフォーマンスだけじゃなく、自分たちがぶつけた気持ちがちゃんとお客さんに届いた。それを越えるライヴにしたいです。ツアー・ファイナルだし大きいハコで長い尺でアヤがいる7人体制を見せられる最後なので。どういう気持ちで行くのが正解なのかはまだ自分の中で考え中なんですけど、悲しい気持ちっていうよりは、ギャンパレらしいがむしゃらな「やってやるぞ!!」感のある気持ちを多く出したいです。「まだここからいけるんだぞ」っていうのをちゃんと見せられるライヴにしたい。「ここで止まっちゃうんじゃない?」って1人でも思わせたらそこまでになっちゃうから。ギャンパレとしてまだまだいけるっていうところを、ちゃんと見せるライヴにします!
これまでの記事もチェックしておこう!!
アヤ含む7人体制のGANG PARADE現在、ラストソロ・インタヴュー
>>Vol.1 ココ・パーティン・ココ「みんなは1人のために 、1人はみんなのために」
>>Vol.2 ユイ・ガ・ドクソン「今を全力で生きたい」
>>Vol.3 テラシマユウカ「自分でも想像できないところまで行きたい」
GANG PARADEの歩みを現在の7人で振り返る
>>GANG PARADEの歩みを現在の7人で振り返る・前編はこちら
>>GANG PARADEの歩みを現在の7人で振り返る・中編はこちら
>>GANG PARADEの歩みを現在の7人で振り返る・後編はこちら
GANG PARADEの音源をまとめてチェック!!
アヤ含む7人体制初アルバムをハイレゾ配信中
GANG PARADE / GANG PARADE takes themselves higher!!
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz)(32bit/48kHz) / AAC
【配信価格】
単曲 200円(税込) / アルバム 2,000円(税込)
【Track List】
1. イミナイウタ (作詞 : 松隈ケンタ×竜宮寺育 / 作曲 : 松隈ケンタ)
2. GANG PARADE (作詞 : GANG PARADE!!×松隈ケンタ×JxSxK / 作曲 : 松隈ケンタ)
3. Are you kidding? (作詞 : テラシマユウカ / 作曲 : oki you-oh)
4. 普通の日常 (作詞 : 竜宮寺育 / 作曲 : ユメノユア)
5. FOUL (作詞 : GANG PARADE!! / 作曲 : 松隈ケンタ)
6. I need you I love you I want you (作詞 : テラシマユウカ / 作曲 : 松隈ケンタ)
7. Plastic 2 Mercy (作詞 : プラニメ / 作曲 : 松隈ケンタ)
8. TIE (作詞 : ユイ・ガ・ドクソン / 作曲 : some)
9. Beyond the Mountain (作詞 : GANG PARADE!! × 松隈ケンタ × JxSxK / 作曲 : 松隈ケンタ)
10. CAR RADIO (作詞 : 松隈ケンタ×JxSxK / 作曲 : 松隈ケンタ)
GANG PARADE、アヤ含む7人体制初シングルを配信中
GANG PARADE / Beyond the Mountain
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC
【配信価格】
単曲 200円(税込) / まとめ 901円(税込)
【Track List】
1. Beyond the Mountain
2. ペニンシュラ
3. Happy Lucky Kirakira Lucky(2017ver.)※TypeA-のみ収録
3. QUEEN OF POP(2017ver.)※Type-Bのみ収録
4. Beyond the Mountain(inst)
5. ペニンシュラ(inst)
GANG PARADE、現体制2ndシングルを配信スタート
GANG PARADE / FOUL
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC
【配信価格】
単曲 200円(税込) / まとめ 800円(税込)
【Track List】
1. FOUL
2. Close your eyes
3. FOUL(inst)
4. Close your eyes(inst)
GANG PARADE改名後、初アルバムをハイレゾ配信中
GANG PARADE / Barely Last
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV / AAC
【配信価格】
単曲 200円(税込) / まとめ 2,000円(税込)
【Track List】
1. sugar
2. crazy night
3. Barely Last
4. don't forget me not
5. ISSIN ITTAI
6. QUEEN OF POP
7. テヲノバス
8. this is love song
9. WE ARE the IDOL
10. Happy Lucky Kirakira Lucky
GANG PARADE改名後、初シングルを配信スタート!
GANG PARADE / WE ARE the IDOL
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV、AAC、mp3
【配信価格】
単曲 200円(税込) / まとめ 800円(税込)
【Track List】
1. WE ARE the IDOL
2. これはきっとaventure
3. WE ARE the IDOL(inst)
4. これはきっとaventure(inst)
POPの2ndシングルを配信スタート!
POP / QUEEN OF POP
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV、AAC、mp3
【配信価格】
単曲 200円(税込) / まとめ 800円(税込)
【Track List】
1. QUEEN OF POP
2. 走る!!
3. QUEEN OF POP(inst)
4. 走る!!(inst)
POPの1stシングルを配信スタート!
POP / Happy Lucky Kirakira Lucky
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV、AAC、mp3 単曲 200円 / まとめ 800円
【Track List】
1. Happy Lucky Kirakira Lucky
2. Alarm
3. Happy Lucky Kirakira Lucky(inst)
4. Alarm(inst)
POP-Period Of Plastic2Mercy-の1stアルバム、堂々のリリース!!
POP / P.O.P
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV、AAC、mp3 単曲 200円 / まとめ 2,000円
【Track List】
1. Plastic 2 mercy(POP ver.)
2. pretty pretty good
3. fly away
4. who am I ?
5. UNIT(POP ver.)
6. NEON
7. Lonely lonely lonely
8. 3rd FLOOR BOYFRIEND
9. Daydream
10. Letter
プラニメ時代のシングルもチェック!!
>>>カミヤサキ(プラニメ)へのインタビューはこちら
>>>ミズタマリ(プラニメ)へのインタビューはこちら
PROFILE
GANG PARADE
2014年にプラニメとして活動開始。2015年、カミヤサキを中心にイヌカイマアヤ、ヤママチミキ、シグサワアオ、ユメノユアの4名を新メンバーとして迎え、ユニット名をプラニメから“POP”(ピーオーピー)に改名。ロック色の強かったプラニメ時代の楽曲から、POPとしての活動を経てアイドル然とした楽曲へと路線を変更。2016年6月、グループ名をGANG PARADEに再度改名。バリエーションに富んだ活動を行う。