2025/08/25 19:15

先週のオトトイ(2025年8月25日)

OTOTOYスタッフが先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOYスタッフが自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

ー才能爆発SSW、ここに集結 (西田)

ーニュー・アルバム『GOOD PLACE』より、冒頭を飾る1曲 (石川)

ー活動休止中のバンド、ロンリーのヴォーカリストがソロで新曲をリリース。久しぶりに歌声が聴けてめちゃくちゃ嬉しい。(高木)

ー内省的でありながらも、外へ飛び出すための屈伸のような、ルーズさとタイトさの往復がかっこいい。(菅家)

ー8年ぶり、メンバー総入れ替えでリリースされたアルバムより (津田)

ー不穏な歌詞が不安なリバーブ下で歌われる。そこに光はないが街を照らす夕日も曲も美しい (高田)

その他の追加曲は、 tayori “遠雷”Widescreen Baroque “NO.5”DOGADOGA “フェイクファー”THEティバ “Monday(REIMEI SESSION)”ピノ・パラディーノ, ブレイク・ミルズ “Heat Sink”T.V.NOT JANUARY “もの”ロマネスク実験 “わがままキラー”管制塔より “自転車”家主 “FEARS FOR FEARS”國 “I'm waiting for”

編集後記

昼からNIGHT
今週土曜は、渋谷のO-EAST、duo、WOMB、asiaで開催されたサーキットフェス『NIGHT HIKE』へ。ボカロを軸にネットカルチャーから生まれた音楽・イラスト・映像が一堂に会すこのイベント。バンドセットのPAS TASTAのライブには衝撃を受けましたし、この日に照準を合わせてきたようなyamaのセットリストにもグッときました。DJも全部素晴らしかった。日曜は、櫻坂46の京セラドームでのライブを配信で。噴水ショーがはじまって、すごいことやってるなーと思っていたら、途中から大車輪と布で中吊りの人とかローラースケートでぐるぐる回ってる人とかピエロが出てくる本格的なサーカス (曲間で守屋麗奈さんが発射されてダンボールに突っ込んだ) が始まって、度肝を抜かれました。いうまでもないことですが、櫻坂はパフォーマンスが最高峰。本当にすげえものを見ました。(西田)

技術革新
X (旧Twitter) で、マイクの抵抗器を光センサに変えることでノイズフロアを1/4に軽減するという新技術をみた。マイクの技術はある程度頭打ちかなと思っていたのもあり、抜本的な技術革新でブレイクスルーが起こるとは思っていなかったため、非常にワクワクする出来事だった。音のデータとして我々の耳に届くもののクオリティが大きく変わることはないかもしれないけれど、全センサー類の高性能化、マイクを搭載するあらゆる機器が進化すると思うと、ヤバい。(菅家)

2年ぶりの再会
数日間家を空ける知人夫婦が頼んでくれて、飼い猫のお世話をしに行った。そのご夫婦は前職働いていたお店のオーナーで、当時はその猫にも頻繁に会えていたのだけど、辞めてからは顔を合わせる回数も減り、気づけば2年ほど会ってなかったみたい。もう私のことは忘れてしまっただろうと思っていたけど、多分覚えてくれていてあんまり警戒されなかったのでよかった。任務は2回分の食事とトイレ掃除。持ち込んだパソコンで仕事しつつ、隙をみてチラチラと猫を眺めては癒やされていた。遊び道具は持ち合わせていた有線のイヤホン。帰り際は本当に名残惜しかった。その猫はもう8歳だから、人間でいうと48歳くらいになるらしい。いつのまにそんなに大人になったんだ。あと何回会えるかわからないけど、お互いにいい時間をたくさん過ごそうね。(石川)

高円寺
自分にしては珍しく、この週末2回も高円寺で遊んだ。金曜ノックでのリスニングイベントでは初めてノックを体験。その後普段クラブでちょっと話すくらいの人たちと居酒屋に行って、何の中身もない会話をし続けた、さいこう!グラスルーツに光さんをみに行くつもりだったけど全く無理な話で気づいたら4時になっていた。日曜は阿波踊りへ。こちらも初めてで、連ごとに交代で踊っていく形式であることすら知らなかったので、それぞれの特徴の違いを感じるのに精一杯。型は同じなはずなのに、展開の違いとか太鼓奏者のうまさによって迫力や印象が全く異なるのが面白い。千と千尋のどんちゃん騒ぎを思い出したりもしました。中央線最近疎遠だったけどまた縁も生まれてきてるんで、今後もちょこちょこ来ることになるでしょう。(津田)

完璧な夏休み
もうすぐ8月も終わっちゃう(マジかよ)。先週は木曜日に夏休みを取ってまずは朝から布団やカバー、枕を洗濯しつつ、掃除機をかける。その後、ずっと売りに行こうと思って、袋にだけ詰めていた着れなくなった服たちをようやく売る。思ったより値段がついてホクホクした気持ちで、近所の中華料理屋でラーメンを食い、そのまま銭湯へ。気持ちよく汗をかいて家に戻り、冷えた部屋でたっぷり昼寝、起きたら酒を飲みながらダラダラ。もはや行楽に行くのなんかよりも、この行程をこなすほうが満足度が高いのではないか。休みは取りましたが、7月の終わりに行ってきたフジロックのレポートや思い出野郎Aチームの新譜リリースイベントをまとめた記事も無事公開されたし、しっかり仕事もしてます(記事読んでね)。にしてもこの暑さには本当に堪えるので、早く過ごしやすい季節になってちょ…。(高木)

従来の情緒では説明不能な気候
今週プレイリストに入れた、管制塔よりの “自転車”。「向かい風が 冷たくなった午後6時」という歌詞ではじまります。ちょうど今、6時すぎですが、空気は熱を持ったままです。自転車が快適な時間/季節がなくなりつつありますよね。暑いか寒いか。中庸よりは極まったほうがいい、と言われる文脈もあるにはありますが、気候はそういうことではないのでは。日本というか日本人は、主に変化の振れ幅の大きさからくる気候の過酷さを、「四季」とか「季節の移り変わり」という情緒で覆い隠すことで耐え・生きてきたのだと以前から思っているのですが、この気候を乗り越えるには、新しい「情緒」の発明が必要な気がします。音楽でそれができるかなぁ。(高田)

先週の特集記事

Widescreen Baroqueが目指すのは、音楽のニュースタンダード

多様な人生への賛歌を──思い出野郎AチームのニューEP「エンドロールの後に」

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OTOTOY NEW RECOMMENDから

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