2021/04/12 19:30

先週のオトトイ(2021年4月12日)

OTOTOY編集部が先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOY編集部が自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

今週の追加曲を編集部コメントと共にご紹介。

ーO'CHAWANZが産み出す至高のグルーヴ。(西田)

ー“やってやる 2021”、宣言通りのグッド・ナンバー(高木)

ージャジーなメジャー初シングル!(梶野)

ー疾走感のなかにも暖かな陽射しを感じる、小樽発・plumsの新境地 (高田)

ーコロコロと表情を変えながら、陶酔に誘い込むサイケデリック・ロック(津田)

その他追加曲は、PARKGOLF、おかもとえみ “Daylight”adieu “春の羅針”BROCKHAMPTON “CHAIN ON(feat.JPEGMAFIA)”TOKYO No.1 SOUL SET “JIVE MY REVOLVER (album ver.) ”I Saw You Yesterday “Darling”I Don't Like Mondays. “地上を夢見る魚”renforshort “exception”Barbara “Any Way At All”JUBEE “Spotlight (feat. BIM)”

Spotifyで試聴の後はぜひぜひOTOTOYで音源の購入を。

編集後記

「巨人」の最終回
漫画「進撃の巨人」が最終回を迎えた。様々な想いはあるけれど、本当に進撃の巨人らしい最終回だったと思う。そういえば、「進撃の巨人」の略し方としては、「進撃」がもはや一般的だが、アニメ1期くらいの頃は僕の周りでは「巨人」が主流だった気がする。当時、東京には住んでいなかったから「巨人=読売ジャイアンツ」という感覚が薄かったからだろうか、関西に住んでいなかったから「巨人=オール巨人師匠」という感覚が薄かったからだろうか。いつのまにか、僕も「巨人」派から「進撃」派に移ってしまった。長いものに巻かれてしまったのだろうか。巨大な人々のムーヴメントに押されてしまったのだろうか。でも、「巨人」という略し方の方がなんとなくカッコいいと思っている。ちなみに、かつて僕は「ファイナルファンタジー」を「ファイファン」と略す派であった(今はFF)。(西田)

いちご狩り
数年ぶりにいちご狩りに行きました!「あまおとめ」とか「紅ほっぺ」とか6種類くらいあったのですが、初めて知った「おいCベリー」という品種が断トツでした。名前の通り、ビタミンCが豊富で糖度も高いそう。あとは「とうくん」っていう見た目はいちごなのに桃の味がする品種があったり、もぎたてのいちごをその場でクレープにしてもらえたり、今回行った場所はちょっとユニークででした。あとこれは、狩りながら気付いたのですが、いちごは大きいものよりも、小ぶりだけど艶やかなもの方が美味しかったです。旨味がギュッと凝縮されているのかな。一度に大量のいちご食べれるなんで贅沢だった…来年もまた行きたい。(梶野)

1年
この編集後記コーナー〈先週のオトトイ〉がはじまったのが昨年の3月、そして5回目の編集後記で書いたように、音源配信でライヴハウスを支援するプロジェクト『Save Our Place』を開始したのが昨年4月6日でした。この先どうなるか見通せないなか我々ができることを我々なりに考えて組み立てたプロジェクト。いまから振り返ると一ヶ月もない準備期間で企画・アーティストの皆さまへのお声掛け・システム開発・運用等々含めてスタートできたのは、自分ごとながら良いスピード感だったのではないかと思います。楽曲を配信していただいたアーティストの皆さま、そして実際に(投げ銭もふくめて)楽曲を購入していただいた音楽ファンの皆さまのご厚意により、最終的には総額で500万円を超える金額をライヴハウス・イベントスペース等にお送りすることができました。ありがとうございます。1年が経ち未だ楽観のみに包まれているという状況にはまったくありませんが、道筋はなんとなく見えてきたのかな、という気もします。ここからの過程もスピード感をもって音楽とともに進んでいきたいOTOTOYです。これからもよろしくお願いいたします。(高田)

孤独の宇宙
ぼっとしていたらすでに4月も中頃、1年も1/4が余裕ですぎてました。というかここ数週間、気づいたら火曜になっていて、編集後記も書き忘れてというていたらくです。そういえば先日、ジャズ・ミュージシャン、サン・ラーの映画『スペース・イズ・ザ・プレイス』をついに見てきました。映画は、サン・ラーの、いわゆるアフロ・フューチャリズムと呼ばれる、宇宙をひとつの新天地とし、白人中心社会からのエグジットを唱える、その彼の思想・表現がフィーチャーされているSF映画であります。その少々奇妙奇天烈な出で立ちやチープな特撮表現でいわゆる「モンド」なSF作品としても知られています。20年前くらいにひどい画質のVHSで字幕もなくその映像を観たきりでしたが、今回その字幕を含めてしっかりした形で観れてよかったなという印象でした。前述のようにアフロ・フューチャリズムと言っても、どこかPファンクのような「ユナイト」ではなく、どこか孤独で、その感覚の源としてやはりある種の絶望を読み取ってしまいました。それは白人中心社会に対するものももちろんですが、彼がなかなかミュージシャンとして理解されない実像、またはブラック・コミニティーに対するものすらそこにはあるようにも。「あなたたちの現実が憎い」とまで言ってしまうほどの。そして、その現実はどこまでいま良くなったのかというのはやはり考えてしまいます。そのあたり、BLMの議論の盛り上がり以降で再度、その強度が増す、そんな感覚を持った映画ではないかと思います。と、もうそろそろ終わってしまうところも多いようですが…… 地方のミニシアターはコレからというところもあるようですので、ぜひとも。(河村)

It's A Poppin' Time
この土日に掲載されていた達郎さんがポンタさんについて語るインタヴュー、めちゃくちゃ読み応えありました。本を出さないという信条でずっとやってきている達郎さんだけに、ポンタさんというフィルターを通してブレイク前の試行錯誤や苦労などの貴重なエピソードがたくさん飛び出しているこのインタヴューは永久保存ものでは。『JOY』って油が乗り切っていている時期のライブ盤でもちろん素晴らしいんですが、こうしたエピソードを得た後で聴く『It's A Poppin' Time』の味わい深さよ…。若さゆえのヒリヒリとした緊張感はこのライブ盤でしか楽しめない何かな気がします。次週のサンソンでもまだポンタさんの特集が続くらしいのでこれも正座で必聴ですかね。(高木)

先週のカバー・ソング

カバー・ソング好きの編集部西田が、毎週リリースされるカバー・ソングの中から、これは!という楽曲を紹介するコーナー。 第7回は次世代ジャズ・ピアニスト桑原あいのアルバム『JOpera 』を紹介。オリジナル曲も収録されていますが、名曲のカヴァーを中心に収録した今作。ポップスやロック、映画音楽など様々なジャンルん楽曲をジャズのエッセンスたっぷりにアレンジした楽曲が揃っています。 注目は、BON JOVIの言わずと知れた大名曲 “Livin' On A Prayer”のカバー。壮大なピアノアレンジにド肝を抜かされそうになりますが、サビになると原曲と同じく胸が熱くなってしまいます。ぜひ、チェックを。では、また次回!

先週の特集記事

今度のO'CHAWANZはこれまでとは違う!──新作アルバム『Do The Right Thing』でたどり着いた新境地

今週のFRIENDSHIP.(2021年4月7日)

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