先週のオトトイ(2024年01月29日)
OTOTOY編集部が先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。
OTOTOY NEW RECOMMEND
毎週月曜更新中、OTOTOY編集部が自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。
ー圧巻のライヴ映像公開から約1年。最新アルバム『未成線上』で待望の音源化 (梶野)
ーデジタルリリース解禁! この機会に過去作も是非 (草鹿)
ーゴールウェイ出身の大注目バンド・NewDadがデビュー・フル・アルバムをリリース (藤田)
ーこうきたか。いいなー。3月のEPが待ち遠しい (高田)
その他の収録曲は、Enfants “化石になるまで”、オレンジスパイニクラブ “六号線”、GIRLS FIGHT CLUB “She meets love”、the dadadadys “OS!”、COVAN “CRF”、ポップしなないで “白昼きみとドロン”、美味しい曖昧 “パレパレ”、chilldspot “愛哀”、有元キイチ “多摩ナンバー”、シバノソウ “5月のこと”。
Spotifyで試聴の後はぜひぜひOTOTOYで音源の購入を。
編集後記
KOTORIワンマン
O-WESTでKOTORIのワンマンを。超超超ストレートでかっこよかった。音の届き方もバンドとしての姿勢もフロアとの向き合い方も、どこを切り取ってもドストレート。雲ひとつない夏の晴天のようなバンド。本当に最高でした。4人の音だけで勝負している感じがたまらないです。どうしても前の方で観たかったので覚悟してスタンバイしていましたが、いざ始まると (当然ですが) お客さんがドバーッと押し寄せてきたので、途中から後方へ移動しました。それでも後ろまでぎゅうぎゅうだった。大学生の頃は前の方でわっちゃわちゃしていたのになぁ。もうそういう年齢じゃなくなってしまったという寂しさも感じつつ、いまはいまの楽しみ方をと思いながら心地よく観ていたはずが、いつの間にかわんわん泣いてました。本当かっこいいよ、KOTORI。(梶野)
SHELTERにて
先週、バンド・侍文化が久しぶり(2022年6月のワンマン以来)にライヴをするということで下北沢SHELTERへ行ってきました。相変らずどの曲もキャッチーで、どの曲をやっても会場が沸きっぱなし。コールアンドレスポンスもばっちりなお客さんがフロアいっぱいに溢れかえっていて、ノるのも忘れて感動し立ち尽くしてしまいました。meiyoとしても活躍するDr. / Vo.のワタナベタカシのMCや客煽りが前よりもすごくこなれていて、場数を踏んでいらっしゃる...と思ったりも。メンバーそれぞれが忙しくなかなか侍文化としてのライヴを行うのは難しいそうですが、今年中にもう1回くらいは観れることを祈っています。あと、やたらと外国人の方が多いような気がしたのですが、あれはやはり『ぼっち・ざ・ろっく』の影響だったりするのでしょうか...? もしそうだったらすごい影響力。(藤田)
Ratboysを吉祥寺で
昨日まで来日ツアーをやっていたシカゴのエモ、インディー・ロック・バンド、Ratboysを見に土曜日は吉祥寺へ。対バンはEupholks、T.V. NOT JANUARY、Ålborgの3バンド。大好きなT.V.はもちろんですが、見たことなかったEupholks、Ålborgも素晴らしかった〜。Ratboysはこれぞ “ど真ん中USインディー!” みたいなバンドが好きだと再確認したナイスショー。本編のラストにやっていた長尺曲 “Black Earth, WI” とか大好物すぎました。配信なし日本限定販売のRatboys&T.V. のスプリット7インチも内容最高〜。あとはこの日3年前の引っ越しぶりに西荻窪に寄り道。駅の近くはお店が色々と変わっていたけれど大好きな中華料理屋、八龍は変わらずだったのを含めて充実の1日でした。(高木)
週末は横浜2連続
土曜日は、ぴあアリーナMMにて開催された乃木坂46の〈34thSGアンダーライブ〉千秋楽公演へ。メンバー3人でのドラム・セッションのコーナーが、プログレバンドばりの絵面で迫力がすごかった。伝説になりうるライヴだったと思う。伝説になりうるといえば、日曜日の超ときめき♡宣伝部の横浜アリーナ公演もすごかった。キラキラとときめきが会場中に溢れていて、多幸感がずっと体のなかに残っている。アンコールのメンバーの挨拶も本当に素晴らしかった。「青春」がテーマのライヴだったのだけど、メンバーにとっての「青春」とは、超ときめき♡宣伝部としての活動なのだろうな、と思った。(西田)
倉俣史朗展
日曜日に、駆け込みで世田谷美術館の倉俣史朗展へ。倉俣史朗というインテリアデザイナーの存在は知っていたが、彼の仕事や作品を見たことがなかったのでちょうど良い機会だった。彼のデザインした家具は、ミニマルだけどどこかおかしいところがチャーミング。家具自体も非常に魅力的だったのだが、1番覚えているのは、「引出しは椅子といった家具に比べると、使用者と対話ができる」と書いてあったキャプション。たしかに子どもの頃はき出し開けるのがなんとなくワクワクしたし、いまでも机の引き出しをたまに覗くと、昔の思い出が一気に蘇ってくるような気がする。倉俣が引出しという家具に惹かれていたのも納得した。家具やインテリアデザインの歴史や流行を知っているわけではないが、家具という生活に身近な存在だからこそ十分に楽しめた展示だった。(草鹿)
練習の継続
休みの間に最近サボっていたギターの練習をしました。練習しなきゃなと思いつつも、時間が取れずギターに触れていませんでした。しばらく楽器に触らないと下手になると言いますが、下手になったというか、指の耐性が下がった気がします。弦楽器を弾きはじめるときは、指の皮が薄いので指先がめちゃくちゃ痛いですが、だんだん指の皮が厚くなって痛くなくなってきますよね。そんな感じで育ててきた指の状態が初心者の頃に戻ってしまいショックでした。少しの時間でも毎日ギターを弾こうと思いました。(小高)
聴きかたと音質
第1回の直後にも書いたRITTOR BASE主催のP-MODELアルバム聴き比べイベント「P-H(EAR) discipline」の全5回が終了しました。回によって多少の差はあるのですが、概ね、
① 1979年〜80年代前半にリリースのオリジナル・アナログ盤
② 90年代初頭の初期CD
③ 2000年代リリースのリマスタリングCD
④ 2010年代後半リリースのリマスタリングCD
⑤ 2010年代後半〜20年代リリースのハイレゾ配信
を真っ当な機材で再生して聴き比べます。感想を一般化すると、
① (盤質にも依存するが) とても音が良い
② 音量が小さく広がり奥行きも無い
③ 音圧を人工的に上げすぎで (いわゆる “コンプ戦争”、“海苔波形”) のっぺりしていてうるさい
④ バランスが良くかなり高音質
⑤ “情報量が多い” とはこういうことかと圧倒される、聴こえていなかった音が聴こえる
でしょうか。
ここで自分個人のリスニング遍歴を振り返ると、①の時代はソースはアナログ盤だとしても実際に聴いていたのはほとんどがカセットテープへのコピー、圧倒的に分量を聴いたのは②、実は③の時代はあまり聴いていない、今は④ (OTOTOY配信のロスレス音源もこれに相当) や⑤を楽しみつつも、サブスクも同時に、となります。そう、①〜⑤の流れと並行して、MP3/AACによるCDリッピング、ダウンロード配信、サブスクリプション・サービスがあるわけです。こういった音源の聴かれかたや音質について俯瞰して語られているものって何かあるのでしょうか? もう一度おさらいをしたくなるような連続イベントでした。開催ありがとうございました。ちなみに本来は5回で終了予定だった当イベントですが、「諸般の事情により」すくなくともあと1回は開催するとのこと。何を題材にするかは未定だそうです。アルバムの順番で言うと次はアルファレコードからリリースの2枚になるのですが…… なにか良いニュースはないものだろうか。(高田)
先週の特集記事
OTOTOY NEW RECOMMENDから