先週のオトトイ(2023年5月22日)
OTOTOY編集部が先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。
OTOTOY NEW RECOMMEND
毎週月曜更新中、OTOTOY編集部が自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。
今週の追加曲を編集部コメントと共にご紹介。
ースピッツは、いつまでも瑞々しい (西田)
ーアルバム・リリースも楽しみなCornelius最新シングル (高木)
ー6月末にはアルバム・リリースとのこと。期待大!! (高田)
ーリョクシャカのコアなポップ集、リリース! (梶野)
その他の収録曲は、bala, MANON, SUNNY ONLY 1 “barla (SHINICHI OSAWA REMIX)”、Newspeak “Clockwise”、ミツメ “ドライブ”、エルスウェア紀行 “無添加”、宇田川別館バンド “つつみ込むように・・・”、PEOPLE 1 “夏は巡る”。
Spotifyで試聴の後はぜひぜひOTOTOYで音源の購入を。
編集後記
やっとのことで観た映画
昨年、日本各地を巡回していたシャンタル・アケルマン映画祭。あれだけ上映していたのに観られず、今年も情けの再上映があったのにもかかわらずまたしても機会を逃してしまった。と思っていたら、東京日仏学院でぎりぎり上映しており、急いで予約した。観にいったのは『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』という作品だ。毎日の繰り返しの行動がじっくりとありのままに映し出される。その日の気分によってルーティーンが少し崩れる様子も非常に共感できた。間伸びしないし、むしろ心地よい作品だった。3時間強の映画に少しウトウトしてしまったが、これも贅沢なこと。映画館で観ることで初めて意味が生じる作品だったので、閉ざされた箱に包まれる体験も含め、至福の時間だった。(草鹿)
下北沢、平日の夜
ようやく、つきみを観ました。音源聴いてずっと思っていた “なんか良いよな” はライヴでもそのままで、そしてライヴならではの “良いよな” もあり、観に行ってまじ良かったです。この良さがどういう良さなのかは自分の力ではなかなか言語化できないのですけど、機会があったらそこは頑張りたいとしみじみ思いました。そして浅い時間にあっという間に終わったワンマン…… からの徒歩1分、Theティバ、明智マヤ主催の弾き語りイベントへ。よく把握せずに勘で行ったけど大当たり。会場のブリティッシュ・パブ「GOOD HEAVENS!」は運ばれていくフードがどれも美味そう。店内の壁や天井にはCDジャケや7インチ・アナログ(!)が貼ってあるのですが、カウンターの真上にあった、『Pillows & Prayers』からひとつ飛んで隣がTHE HIT PARADEの『WITH LOVE FROM...』、というのが個人的ツボでした。あらためて来ようと心に誓う。Fish and Chips (やたらと巨大) と、Burger and Chipsと、Indian Curryと…… (高田)
ライヴを見るライヴ
先週は坂本慎太郎の去年のツアーより熊本の〈キャバレーニュー白馬〉の模様を収録した映像の上映イベントへ。そりゃ当たり前に生の演奏のほうがいいでしょぐらいの気持ちで観たんですが、16mmフィルムカメラ6台撮影、スクリーン3面使用、音響はライヴでミックスという力の入れっぷりで、これはこれでまた普通のライヴとも違う充実感のあるイベントでした。これはそのままソフト化するのも多分違う気がするし、ただこれがこれっきりは勿体ないでしょという感じ。東京だけじゃなく、地方の人も観れる機会があってもいいような。昨年のツアーは観れずじまいだったので、シンプルに『物語のように』の楽曲がライヴのアレンジで聴けたのも良かったです。来月の野音はチケット取れたので今度はナマで踊れるぞ〜! (高木)
ラストライブ
土曜日は、恵比寿LIQUIDROOMに開催されたクロスノエシスの「4th anniversary one man live plant」に行ってきました。今回のライヴをもって、無期限の活動休止となる、いわばラストライブ。最後の最後までクロスノエシスはクロスノエシスで素晴らしかったです。ラストライブといえば、木曜日は東京ドームにて開催された乃木坂46の「齋藤飛鳥 卒業コンサート」配信で。こちらも齋藤飛鳥さんが最後まで齋藤飛鳥さんで素晴らしかったです。有終の美ってこういうことを言うんだなと思いました。(西田)
ロックバンドのかっこよさを改めて
水曜日はハンブレッダーズのワンマンへ。紅白歌合戦が開催されているあのNHKホールへ行くのは初めてでしたが、レトロな雰囲気がすごくいいですね。バンドのホール公演はあまり好みではないことの方が経験上多かったのですが、この日はそんなことを微塵も感じませんでした。やっぱりハンブレはどんな場所でもスタンスを変えないので、本当にかっこいいです。自分にとってのハンブレは思い出帳みたいなバンドであり、無垢な気持ちを思い出させてくれるので、ライブ中は自分でもびっくりするくらい泣いちゃいます。そして金曜日はとけた電球、なきごと、Enfantsのスリーマンへ。どれも好きなバンドですが、元LAMP IN TERRENの松本さんが新しくはじめたEnfantsのパフォーマンスがもう眩しくて眩しくて。色々なことを経験された大人の余白みたいなものも感じつつ、前身バンドの頃よりも艶があって、ロックスターってこういう人のことを言うんだなと思いました。(梶野)
先週の特集記事
OTOTOY NEW RECOMMENDから