先週のオトトイ(2020年10月19日)
OTOTOY編集部が先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。
OTOTOY NEW RECOMMEND
毎週金曜更新中、OTOTOY編集部が自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。
今週の追加曲はこちら。
そこはかとなく哀愁を感じさせる80s風ポップス ヨネコ “ロンリーナイト”
ケンドリックも所属する〈TDE〉からのデビュー作より、ラプソディーを迎えたドープ・チューン REASON “I Can Make It”
家主のフロントマン、田中ヤコブが放つ大傑作ポップス・アルバム『おさきにどうぞ』から1曲 田中ヤコブ “小舟”
福岡拠点のDeep Sea Diving ClubがBeacon LABELからデジタル・シングルをリリース。今日みたいな夜に Deep Sea Diving Club “cinematiclove”
Spotifyで試聴の後はぜひぜひOTOTOYで音源の購入を。
編集後記
バチェロレッテ ジャパン
Amazonプライムでやっている「バチェロレッテ ジャパン」を観ている。1人の男性を複数の女性が取り合う婚活サバイバル番組「バチェラー」シリーズの続編である今シリーズは男女が逆転して1人の女性を多くの男性が取り合う構造だ。基本的には恋愛リアリティーショー番組なのだが、最終的には1人しか選ばれないというシステムの都合上、オーディション番組の要素も併せ持っている。 この「バチェロレッテ」のおもしろさは、「バチェラー」と男女が逆転しているからこそ浮かび上がる異性への認識の違いや男性特有のノリが見られる部分だ。非常に興味深い。例えば、女性を「オンナ」としてしか見ていない人間や暴言を吐くような人間はばっさり落とされるし、男同士の助け合いのシーンはどこか部活の大会ようでもある。 また、今作でバチェロレッテとして登場している女性は芯が強く、並の男では釣り合わないほど聡明な女性だ。彼女の存在はこの番組の良心である。「バチェラー」シリーズではシリーズが進むにつれて自分のなかで推しが生まれていくのだが、今作においてはダントツでバチェロレッテ推しである。この先、どんな展開が待っているのかは想像もつかないが、彼女が幸せになる結末を迎えてほしいなと思っている。(西田)
意志薄弱
ここ2週間ほど、編集後記と連載で度々書いていた禁煙チャレンジ、無事失敗しました。先週後記を書いた後に誘われた飲みの席、なんとか我慢し続けたものの、最後の最後に「1本吸う?」にまんまとやられた次第です。その日はそのもらった1本で我慢したんですが、次の日流れるようにコンビニのレジ前でいつもの番号を叫んでおりましたとさ…。ということで禁煙宣言からの減煙宣言に切り替え、ひとまず外に持ち歩かないというルールで自分を納得させることにします。何事もいきなりは無理ということで徐々に徐々に。(高木)
there must be light
某野外、某ホールに続いて、この土日に7ヶ月ぶりのライヴハウスへ。土曜日はシバノソウとthat's all folks。シバノソウの『あこがれ』はこの夏いちばん聴いたアルバムなので当然の帰結か。そして日曜日はナツノムジナとOs Ossos。土曜日は着席、日曜日はスタンディング。人数制限+ディスタンスではあるけど、よくある「空いてる日」だと思えば前と変わらない、戻ってきた感がありました。(話はそれるけど個人的にはライヴハウスはパンパンに入れないほうがいいんじゃね派です。気軽にドリンク買いに行って戻ってこれるくらいがちょうどいいと思ってます。)4アーティストとも皆、美しく・カッコよく・とっても良かったです。ただいま戻りました。
……という文を今週は載せる予定だったのだけど、いまは、今日の報せに打ちのめされています。なんだよそれ。音楽はまだ聴けていません。ごめん。でも、ありがとう。(高田)
オウテカ『SIGN』を聴く
金曜の深夜(木曜ということだ)から、リリースされたばかりのオウテカの新作『SIGN』を繰り返し聴いている。中学生の頃に、たしかセカンドかサードをリアルタイムで聴いたのが最初で、その後もずっと新作を追いかけ続けている数少ないアーティストかもしれない。途切れることなく、「これまで鳴ったことない音楽を作る」という、ある意味で誰でも思いつきそうな「新しい音楽」を30年近くも作り続けている。と、同時に電子音でなければならない表現というのを自らに課しているとも言える部分もある。そのなかでどの音とも似ていない音楽でありながら音楽としての「楽しさ」(これはひとそれぞれではあるけれども)に関してさまざまな新しい視線を、常にリスナーに投げかけている。そしてリリースされた新作もまた、月並みな言葉が、そのサウンドには不釣り合いなのを重々承知で言わせてもらうが、とにかくそれは刺激に満ちたものだ(フレッシュなビート感!)。小難しい音楽だと思って聴き逃しているのはもったいないですよ!(河村)
先週の特集記事