国際色豊かな敦賀で行われる新しいフェスティバル〈JINDO音楽祭〉!!!

敦賀で、11月3日(火・祝)から8日(日)の約1週間、食や音楽、シンポジウム、ワークショップなど様々なプログラムを実施するイベントが開催することが決定した。タイトルは〈人道の港国際文化交流ウィーク〉、リニューアルオープンする施設の式典や、キッズエリアのほか、新たに〈JINDO音楽祭〉と題したフリーの音楽フェスも実施。豪華なアーティストによるライヴ・パフォーマンスが繰り広げられる。 また、敦賀のキーワードとなる「人道」にまつわるイスラエル、ポーランドをはじめとした海外との歴史を現地で学ぶことができ、国際色豊かな料理も食べられるとのこと。そして、夜には北陸最大級のイルミネーション「ミライエ」のライトアップが!
そんな敦賀とはどのような町なのか、なぜ今年大規模なイベントを開催することになったのか? 敦賀在住のアーティストであるYoiYoiの吉村亘と主催の敦賀の行政職員の皆様に話を訊いてみた。
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 東原春菜
11月3日(火・祝)~8日(日) 〈人道の港敦賀国際文化交流ウィーク〉 開催
〈人道の港国際文化交流ウィーク〉とは
11月3日(火・祝)から8日(日)の約1週間、「人道の港敦賀ムゼウム」の拡大リニューアルオープンを皮切りに官民が連携して食や音楽、シンポジウム、ワークショップなど様々なプログラムを実施するイベント。かつて空襲により失われた街並みとともに人々の記憶から薄れつつある“国際的で多様な文化が交わっていただろう当時の敦賀の雰囲気や歴史“をこのウィークにおいて感じ、楽しんでほしい。
〈JINDO音楽祭〉とは
人道の港国際文化交流ウィーク期間中の7、8日に開催する無料の音楽フェス。
【人道の港国際文化交流ウィーク】
2020年11月3日(火・祝)
ムゼウムリニューアル記念シンポジウム、特別企画展
JINDO×ミライエライトアップスタートセレモニー
鉄道フェスティバル
フードトラックストリート
周辺施設での関連イベント など
2020年11月7日(土)、8日(日)
JINDO音楽祭
特設スケートパーク
日本遺産認定記念シンポジウム、鉄道企画展
フードブース
周辺施設での関連イベント など
【JINDO音楽祭】
11月7日(土)
LIVE
東郷清丸
ロボ宙
オオルタイチ(弾き語り)
DJ
サラーム海上
吉沢dynamite.jp
地元子供達の出演 など
11月8日(日)
LIVE
キセル
attc vs Koharu
民謡クルセイダーズ
DJ
俚謡山脈
Mr.マジックバジャール a.k.a.カレー屋まーくん
入場料 :FREE
※「定員あり」と記載しておりましたが「定員を設けない運用」に変更となりました。
〈JINDO音楽祭〉タイムテーブル
※音楽ステージ前方にはイスが配置されていますので、着席してご観覧ください。また、緑地全体にベンチも配置し、金ヶ崎緑地休憩所(旧ムゼウム前)では、アウトドアチェアやレジャーシートの無料貸し出しを行っています。
下記に【ライヴ観覧中の注意事項】を記載していますので、ルールとマナーを守り〈JINDO音楽祭〉を存分にお楽しみください。
【ライヴ観覧中の注意事項】
・マスクを外しての会話や大声を出すなど、飛沫感染の可能性がある行動は、お控えください。
・会場内、とくにステージ前では密集を避け、他のお客様との十分な距離を保ってください。
・ステージ前のイスが配置されているエリアでは、着席もしくはイス前に立って観覧してください。なお、長時間の専有はご遠慮くください。各演目ごと離席いただくなど、譲り合って使用してください。
・無料貸し出しのイスやレジャーシートの数には限りがございます。コロナ禍での開催も踏まえて長時間のご使用を希望される場合は、各自でご用意いただけますと幸いです。
・イス等の離席の際には、ご持参頂いたお手持ちの消毒液でイス・ベンチを消毒して頂くなど、次に使う方へのご配慮を頂けますと幸いです。
・テントやタープの設営は禁止とさせていただきますので了承ください。
・会場内にはお酒も販売しております。アルコール摂取は節度を持ってお願いいたします。
・ルールやマナーが守られていない場合は、スタッフよりお声掛けする場合があります。その際は必ずスタッフの指示に従ってください。
■HP:https://jindo-week.com/
■Twitter:https://twitter.com/JINDOWEEK
〈人道の港敦賀国際文化交流ウィーク〉とは?
──敦賀という町は、どんなところですか?
松田 和之(以下、松田) : 敦賀は、福井県の南西部にある海と山に囲まれた小さな町です。昔から港町として発展してきた歴史があり、朝鮮や中国から人が訪れ、戦国時代には織田信長、徳川家康、豊臣秀吉が来たところです。江戸時代に入って北前船という貿易船が寄港する港として栄えてきた歴史があり、鉄道も日本で3、4番目くらいに通りました。当時は、外国の人々が街を歩き、洋風の建物も多くあった写真などの記録はありますが、戦争で焼けてしまって目に見えるものは随分なくなってしまいました。僕らも敦賀の歴史を肌で感じられたことは少ないけれど、敦賀市の行政職員として時代背景を学んでいくと色濃く残っている歴史があったんだなと感じることができます。

──そんな敦賀で、11月3日から〈人道の港国際文化交流ウィーク〉が行われますが、こちらはどんなイベントでしょうか?
松田 : 来航が多い敦賀は、ポーランド孤児やナチスから迫害されたユダヤ難民が敦賀を経由して祖国や第3国であるアメリカに渡ったというストーリーがあります。その出来事を伝えている施設が11月3日にリニューアルオープンし、そのオープンに合わせて当時の国際交流がいまの世の中と通じているということを音楽や食などの色々な方法で伝えていくイベントです。
──リニューアルオープンする施設というのは?
落合 崇(以下、落合) : 「人道の港敦賀ムゼウム」という施設です。先ほど松田さんからも話がありましたが、敦賀には1920年代にシベリアで家族を失い、過酷な状況にあったポーランド孤児が、1940年代に杉原千畝領事代理の発給した「命のビザ」を携えたユダヤ難民が上陸した日本で唯一の港としての歴史があります。ムゼウムでは、それらの歴史を中心に、彼らに手を差し伸べた人たちのことや、当時の敦賀市民が彼らを温かく迎え入れた“人道の港”のエピソードを紹介する施設として、2008年にオープンしました。近年、杉原千畝に関する映画の公開や海外からの注目が高まってきたことを背景に入館者数が増加しており、そうした中、“人道の港”のエピソードを、もっとしっかりと後世に伝えていこうという考えから、施設を拡大しリニューアルオープンすることになりました。


──“人道の港”のエピソードを詳しくお聞かせください。
落合 : “人道の港”のエピソードは2つあります。まず1つ目は、1920~22年にかけて、ロシア革命の動乱により家族を失ったポーランドの子どもたちがロシア極東のシベリアにたくさんいました。彼らは日本赤十字社などの迅速な活動により救済されます。救済された孤児たちは、敦賀港に上陸するのですが、当時の敦賀の人たちは、孤児たちに宿舎を無料で開放したり、お菓子や絵ハガキを寄付したり、温かく迎え入れたというエピソードが残っています。

──2つ目は?
落合 : 2つ目は、1940~41年にかけて、ユダヤ難民たちは、ナチス・ドイツの迫害等から逃れるため、リトアニアのカウナス領事代理・杉原千畝氏が発給した「命のビザ」を携えて敦賀港に上陸します。上陸した彼らに、当時の敦賀の人たちは、無償で果物をあげたり、お風呂を無料で開放したというエピソードがあります。苦難の旅路を経て敦賀に降り立った彼らは、後に、敦賀の街が「天国(ヘブン)に見えた」と語っています。


──なるほど。〈人道の港国際文化交流ウィーク〉は今年で何度目の開催になるんでしょうか?
松田 : 〈人道の港国際文化交流ウィーク〉として実施するのははじめてです。過去に2回、人道の港敦賀ムゼウムに関連のあるポーランド、イスラエル、オランダ、リトアニアの4ヶ国の文化や交流に絞って実施された民間のイベントはあります。今年は「新ムゼウム」がオープンすることと、2023年の春に開業予定の北陸新幹線敦賀開業も見据えて規模を大きくして、4ヶ国との交流以外も含めて敦賀の歴史を学ぶシンポジウムやワークショップをはじめ、食や音楽といった切り口で間口を広げ、実施したいと思います。その上で市民の方と一緒に楽しんで作り上げていくイベントができたらなと思っています。
──北陸最大級のイルミネーション「ミライエ」も11月3日にライトアップしますが、こちらのイベントはいつから行っていますか?
松田 : 「ミライエ」は今回の〈人道の港国際文化交流ウィーク〉のメイン会場である金ヶ崎緑地で2014年から、市民団体が企画から運営まで積極的にボランティアで行っています。LED電球60万個超の北陸最大級のイルミネーションの開催により、目前に控えた北陸新幹線敦賀開業に向けた町づくりの機運上昇やイベントによる集客効果を地域経済へ波及させることを目的に活動を始め、今年で7年目を迎えます。3日はムゼウムのリニューアルオープンの日なので、夜からは「JINDO×ミライエ ライトアップ・スタート・セレモニー」として、コロナ禍で来日が叶わなかったポーランド孤児、ユダヤ難民の関係者からのメッセージ動画上映や、富樫春生さん、地元のDJやミュージシャン、吹奏楽団が出演する音と光のスペシャルなイベントを行います。


“食や音楽”の体験
──今回、“食や音楽”、そしてシンポジウムの要素で開催されるとのことですが、どのような流れで決まったのでしょうか?
西澤 達也(以下、西澤) : まずは民間の方と一緒に作り上げていきたいなという思いがあり、それと同時に敦賀の歴史を知り学んでいただきたい、それには“食や音楽”といった文化的要素もプラスすることでお客さんが受け入れやすくなるのかなという考えで決まりました。
──食では、どんな体験ができるんですか?
西澤 : 食の部分は、敦賀の鉄道と港の町として栄えた歴史から、「欧亜国際連絡列車」にちなんだ海外の食べ物であったり、日本遺産に認定されている北前船や鉄道遺産にちなんだ敦賀らしいテーマにそった食べ物を提供したいと考えています。また、地元敦賀が誇る食べ物も併せてPRします。

──例えばどんな食べ物がありますか?
西澤 : テーマにそった食べ物は、ヨーロッパの国々の食べ物や北前船寄港地(日本海側)の人気グルメ、といったものを用意します。また、地元の食として、養殖の敦賀ふぐと敦賀真鯛があり、これらを使ったメニューを提供します。さらに、コロナ禍における食ということで、敦賀商工会議所さんが取り組んでいる「つるが旨いもん テイクアウト」という市内のテイクアウト・メニューの一部をマルシェとして提供する予定です。
──いろいろな国の食べ物が食べられそうでわくわくします。
西澤 : せっかくですので、他の敦賀の食も知っていただきたいので、ふるまいも実施できればと考えています。敦賀の特産品である「東浦みかん」や昆布や練り物を活用した「敦賀おでん」などが提供できるといいなと思ってます。
──〈JINDO音楽祭〉と名付けた音楽ステージは、独自のラインナップだなという気がします。
西澤 : DJの方々って、ジャンルや年代、国境も違うレコードを真摯に掘って、音楽で場をつくるパフォーマンスをしているので、今回の多様な文化を音で表現するのにはDJの方に相談するのがいいと思っていました。なので、それこそジャンルレスなイベントをやられているYoiYoiという地元のDJグループに、今回伝えたいテーマにあったミュージシャンは、どのような方がいいのか相談しました。

【JINDO音楽祭】
11月7日(土)
LIVE
東郷清丸
ロボ宙
オオルタイチ(弾き語り)
DJ
サラーム海上
吉沢dynamite.jp
地元子供達の出演 など
11月8日(日)
LIVE
キセル
attc vs Koharu
民謡クルセイダーズ
DJ
俚謡山脈
Mr.マジックバジャール a.k.a.カレー屋まーくん
入場料 :FREE
※「定員あり」と記載しておりましたが「定員を設けない運用」に変更となりました。
──その中でも、今回どうしてこのようなラインナップに?
吉村亘(以下、吉村) : 最初は「DJは年代も国境も超えていけるのでDJ主体にしよう」という話だったんですけど、話を進めていくうちに「DJだけじゃなく、バンドにも声をかけていこう」ということになって、このようなラインナップになりました。そのうえで、他のフェスとラインナップが被ってしまうと面白くないので、多様な文化というテーマにそった観点で考えました。
敦賀の音楽シーン
──YoiYoiとは、どのようなグループですか?
吉村 : YoiYoiはメンバー4人編成のDJグループです。僕たちは、popoの喜多村朋太さんが経営するお店(お酒が飲める雑貨店)にお世話になっていて、そこで小規模のイベントを行っています。
──敦賀にはどのような音楽シーンがあるのでしょうか?
吉村 : 敦賀には、クラブやライヴハウスがなく、頻繁に音楽イベントがあるわけではありませんが、スナックやイベントスペースはあるので、そこで行われるその時々のシーンはあると思います。敦賀には、定期的に音楽イベントを開催しているTree Caféというお店があります。Tree Caféでは、近藤等則さん、DJの松浦俊夫さん、ジャイルス・ピーターソン、Jazztronikの野崎良太さんなどを観る機会もありましたし、喜多村さんのお店でも不定期にいいライヴが行われています。こうした濃い音楽シーンをもつお店が、敦賀にあることがすごいことだと感じています。
──敦賀にあるそういったお店が、音楽シーンの一端を担っているんですね。
吉村 : そうですね。もちろん他にもいろいろあると思いますが。以前は、スナックやイベントスペースに機材を持って行って自分たちでステージを組んでDIY的なライヴをしていました。いまも変わらず、イベントをやる場合はカフェやバーを間借りして自分たちで機材を持ち寄ってやることが多いですね。

──吉村さんは敦賀に住む音楽人として〈人道の港国際文化交流ウィーク〉や〈JINDO音楽祭〉に期待していることはありますか?
吉村 : 今回を機に、こうしたイベントが定着していくといいなと思います。
〈人道の港敦賀国際文化交流ウィーク〉への想い
──行政職員のみなさんは、今回の〈人道の港国際文化交流ウィーク〉や〈JINDO音楽祭〉がどのようなイベントになってほしいですか?
西澤 : 今回は、新ムゼウムのリニューアルオープンをきっかけに特別に開催されるイベントです。今回のイベントを見に来たり、運営に関わったりした人の中で、今後もこんなイベントが続いてほしい、自分でもやってみたい、関わってみたいに思う方がでてくると嬉しいです。なので、今回と全く同じ形、固定化されたイベントとして継続されるよりも、場所や形、規模を変えつつ、やりたい人がやりたい形に変化・発展させながら、継続されていくと面白いと思います。
松田 : 「いい雰囲気のイベントだな」とか「このイベントってずっとあったらいいな」と言ってくれるような取り組みが継続されていくと町としてもおもしろくなるのかなと。こんな動きのそのものが町づくりになるような気がしています。

──来場者の方々に今回の〈人道の港国際文化交流ウィーク〉でどのようなことを感じてほしいですか?
西澤 : “食や音楽”といった堅苦しくない入り口から、「敦賀って昔は国際色豊かだったんだろうな」とか「いろいろな歴史があり、それをいま表現するとこのような形になるんだな」というのを、それぞれに感じてもらえたらいいなと思っています。欲張るなら、「開かれた鉄道と港の町敦賀だからこそ、いろんな文化や価値が交じり合うイベントが続くといいよね」と感じてもらえると最高ですね。あと、敦賀は海、山、川が近くにありコンパクトな割にバラエティ豊かな田舎が魅力なので、このイベントを通して敦賀にはじめて来たお客さんは、もう一泊して敦賀の町や周辺の市町もグルっと回って観光してほしいですね。
──最後に、コロナ対策で考えていることはありますか?
西澤 : マスクの着用、検温や消毒に加えて、COCOA登録の推奨、万が一コロナ発生した場合にも追跡調査ができるように個人情報を登録いただきたいと考えています。当日会場での混雑を避けるために、特設HPから事前の登録にご協力いただきたいと思います。もちろん当日も特設HPから登録いただけますし、スマホをお持ちでない方などWebで登録いただけない場合でも、紙面にご記入いただければ大丈夫です。会場では検温ゲートを設けて、登録確認、検温等を行った方たちにリストバンドを配布して、安全な状態を可視化したいと考えています。そのうえで、特に大きな声を出したり、混雑が想定される音楽ステージについては、フリーであっても入場者数の制限を行うとともに、ステージの前に椅子を並べたりラインを引くなどの対策をする予定です。また、個人情報登録は、イベント期間中実施するWebスタンプラリーの参加申し込みも兼ねています。コロナ対策にも、少し楽しみがあるといいなぁと。折角なので、会場周辺の見どころを回るWebスタンプラリーに参加して、抽選でもらえるグッズや特産品を狙ってください。発熱等の症状がある状態で参加しないなどイベントの参加ルールを守ったうえで、楽しんでいただきたいと思います。

出演アーティストの音源をチェック!
PROFILE
東郷清丸

1991年横浜生まれ。その場に流れる目に見えないムードを、音と言葉でかたちにする。どんな音楽を作っても必ずどこかに東郷清丸の匂いがするのは、ジャンルではなく未体験の耳心地を追い求めているから。2017年に1st Album「2兆円」2019年には2nd Album「Q曲」を発売し、ASIAN KUNG-FU GENERATION後藤正文が主宰する音楽賞APPLE VINEGAR -Music Award-2020にて特別賞を受賞。
ロボ宙

大阪で 同時多発で色々起こった色々なカルチャーに影響を受けて脱線3で活動開始。
ビースティーボーイズなど、様々な hiphopの old school アーティストと共演3枚のアルバムを発表。
スチャダラパー3本目のmicとして、全国津々浦々 ライヴ活動中。
ソロとしては 2002年にアルバム「銀河飯店」をkioon/sonyより発表。
2006 ロボ宙&dau名義で、「life sketch 」発表。
2007 THE HELLO WORKS で「payday 」発表。
2010 donuts disco deluxe 結成。7枚のmix CD を発表。
2017 アルバム 「scrappin」。
2018 4月 scrappin アナログを自身のレーベル omiyage とjet set recordsから発表。7月scrappin megamix remix。caset tape発表。
2019 4月シングル near by town。7月曽我大穂との unit a-ho-bo。caset tapeで発表。
2020 青山のfashionビル loveless 店内音楽の選曲を毎月担当。
ソロのlive から多くの客演 session 即興。DJや選曲など音に関わるコト。声 コトバに関する諸々自由な アートフォーム styleで、フットワーク軽く活動中。
■HP:https://www.instagram.com/robo_scrappin/
オオルタイチ(弾き語り)

オオルタイチ(弾き語り) 1999年より活動を開始。主軸となるエレクトロニックミュージックと並行 して続けてきたオオルタイチのルーツともいえる“うたもの”サイド。オリジ ナルからカバーまでギター1本で弾き語る。 ソロ名義の他ゆうき、ウリチパン郡、 YAKUSHIMA TREASUREなど様々 なプロジェクトにおいて活動を展開している。
DJ サラーム海上

DJ/中東料理研究家。
1967年生、群馬県高崎市出身、明治大学政経学部卒。中東やインドを定期的に旅し、現地の音楽シーンと料理シーンをフィールドワークし続けている。NHK-FMのワールドミュージック番組「音楽遊覧飛行エキゾチッククルーズ」のナビゲーター。J-WAVE の「Oriental Music Show」では2017年日本民間放送連盟賞ラジオエンターテインメント番組部門最優秀賞を受賞。『美味すぎる世界グルメ巡礼』『MEYHANE TABLE More! 人がつながる中東料理』ほか著書10冊。
DJ 吉沢dynamite.jp


東京生まれ。94~02年迄ファンク/ロック・バンドTHEATRE BROOKのメンバーとしてDJを担当。東京を拠点とし日本各地でDJ活動をする傍らプロデュースやライヴDJサポートなどボーダレスなスタイルで長期に渡り定評を得て来た。東京FM 『FCバルセロナ×鹿島アントラーズ』の実況席からのライヴ・プレイ、『Red Bull Sound Clash』『Red Bull Music Academy presents Lost In Karaoke』、『DOMMUNE』への出演。ニューオリンズ・ファンクMETERS来日公演のオープニングDJ、Netflixの米人気ドラマ「Stranger Things」のプレミアム・イベント『Stranger Things夏祭り』のDJミックスなど多岐に渡り活動し、ここ十数年は国産音楽=和モノへの傾倒と共に数々の和モノ・ミックスをリリース。2015年リットーミュージックよりDJ CHINTAMと共に監修・執筆をした『和モノ A to Z -Japanese Groove Disc Guide-』はディスクガイドとしては異例の売上を記録。各レコード会社のコンピCDやアナログ再発にも携わり一般的には知られざる国産音楽発掘の一端を担っている。そして2020年9月フランス180Gレーベルより和モノ・レアグルーヴのアナログ・コンピレーションがワールド・リリースされヨーロッパを中心に局地的に話題となっている。『既存の曲をそのままプレイするに飽き足らず、スクラッチやサンプラーを多用したトリックプレイに絶妙なマイク・パフォーマンスを交えた独創的DJスタイルはまさにエンターテイメントであり、日本のみならず世界的にも注目されつつある和モノムーブメントを牽引するトップDJの一人である。』
■HP:http://www.dynamite-jp.com/
キセル

辻村豪文と辻村友晴による兄弟ユニット。カセットMTR、リズムボックス、サンプラー、ミュージカル ソウ等を使用しつつ、浮遊感あふれる独自のファンタジックな音楽を展開中。スピードスター在籍時に4枚のフルアルバム、2006年カクバリズム移籍後も「magic hour」「凪」「SUKIMA MUSICS」「明るい幻」「The Blue Hour」など、アルバムと10インチレコードやライブ会場限定のEPなど精力的にリリース。どの作品も多くの音楽好きを唸らす名盤となっており、ロングセラーを続けている。毎年の大型野外フェスへの出演や、フランス・韓国・台湾でのライブ、ジェシ・ハリスとの全国ツアー、そして恒例のワンマンライブをリキッドルームや赤坂ブリッツ、日比谷野音などで行っている。2019年、結成20周年を記念したベスト盤『Kicell’s Best 2008-2019』をリリースし、日比谷野外大音楽堂での3度目のワンマンを成功させた素敵な2人組である。
attc vs Koharu

端唄や俗曲、民謡などの歌い手として知られる柳家小春と、AMEPHONE(ベース)を中心に、山田民族(ギター)、塚本真一(ピアノ)、庄司広光(ドラムス)によって2012年に結成されたattcが翌2013年より開始したコラボレーション。attcによるオーセンティックなロックステディ~レゲエ、さらにモーラムやニューオリンズなど世界中のポピュラー・ミュージックの一端をいろどるアンサンブルと柳家小春の三味線の弾き語りがパラレルに進む世界に類例をみないチャレンジングなプロジェクト。既発作品に、2014年にリリースされたアナログ7インチ・シングル「梅は咲いたか c/w 五木の子守唄」(円盤)と2020年のファースト・アルバム『縁かいな ~Bring Us Together~』(Sweet Dreams Press)がある。
民謡クルセイダーズ

かつて戦後間もない頃、偉大なる先達――東京キューバンボーイズやノーチェクバーナが大志を抱き試みた日本民謡とラテン・リズムの融合を21世紀に再生させる、民謡クルセイダーズ。東京西部、横田基地のある街、福生在住で米軍ハウス「バナナハウス」主のギタリスト田中克海が、モノホンの民謡歌手フレディ塚本と近所の某酒場で意気投合したことをきっかけに、2012年、福生周辺の辺境音楽好きが集まり結成。70年代以降には福生でよく見られたハウス・セッションを続けながら現在に至る。
■HP:http://minyocrusaders.tumblr.com
DJ俚謡山脈

(ムード山+TAKUMI SAITO)
世界各国の音楽がプレイされるDJ パーティ「Soi48」内で活動する日本民謡を愛する2人組DJユニット。日本各地の民謡を収集/リサーチし、DJプレイしたりCDやレコードの再発を手掛けたりしています。
MIXシリーズ「俚謡山脈 MIX VOL.1」~「VOL.5」
CD/レコード監修
「田中重雄宮司/弓神楽」
「境石投げ踊り保存会/境石投げ踊り」
「木崎音頭保存会/クラーク内藤/木崎音頭」
「葛西おしゃらく保存会、他/おしゃらく」
ロンドンのインターネットラジオNTS LIVEに日本民謡だけで構成されたMIXを提供
農民ダイナマイト(山梨県)、大和町八幡神社大盆踊り会(東京)など各地のパーティーにDJで参加
BOIDマガジン連載「俚謡山脈の民謡を訪ねて」
NHK FM「DJ俚謡山脈の民謡沼めぐり」
■Facebook:https://www.facebook.com/riyomountains
■Twitter:https://twitter.com/riyomountains
Mr.マジックバジャールa.k.a.カレー屋まーくん

HIPHOP黄金期の原体験で磨かれた超絶的スクラッチ・ミキシングテクニックを武器にHIPHOP・DEEP HOUSE・TECHNO・MINIMAL・・・ありとあらゆるジャンルをイルなドラムミュージックという観点で解釈・プレイするそのスタイルはクロスオーヴァーDJなどという形骸化された言葉から連想されるような姿からは程遠くまさに唯一無二。DJ HIKARUをもってして『俺が東京に捨てていったものを拾って勝手に暖め続けた晩酌イズム後継者』と言わしめ、DJ YAS(LAMP EYE/KEMURI PRODUCTION)も自身がプロデュースした日本語ラップの金字塔『証言』の7インチを『シリアルナンバー1はこの先会う最もドープなDJに。2番はまーくんの物だ』と渡した。 近年では2000年以降最大級のレコードヒットとなった『加山雄三feat punpee お嫁においで2015』のプロジェクトディレクター、ママチャリで行くDJツアー(現在青森で停泊中)レッドブルも怖くてできないと言われたブロックパーティー『大三元』をたった一人で主催するなど多岐過ぎる動きは『織田信長、実は7人居た』のように想像上の生き物として寒い地域の子供を布団に篭城させるくらい得体が知れない存在として業界に無視され続けている。