過去、現在、そして未来へと繋がるサウンドスケープ──キセル、3年ぶりのアルバム『The Blue Hour』リリース

2014年にリリースした『明るい幻』から3年…… 来年結成19周年を迎えるキセルがついに新アルバム『The Blue Hour』をリリース! 3年ぶりに届いた今作も、キセルらしく浮遊感満載のサウンドスケープがひろがる、ファンタジックな楽曲が並んでおります。今作は、インタヴューのなかで辻村豪文が「“4人のバンド”として録りたいというのも思ってました」と語ってくれているように、以前よりキセルをサポートしていたドラムの北山ゆうこと、サックス、フルートの加藤雄一郎の4人が全曲で参加。これまでのキセルにはなかった管楽器というエッセンスを加えたことで、よりキセルのふたりが描く風景が美しく膨らんで聞こえる。3年間待ちわびたみなさん! 『The Blue Hour』を読み解くテキストとしてぜひお楽しみください。

メロウに、ドリーミーに、ミニマムに響く3年ぶりのフル・アルバム


キセル / The Blue Hour

【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC

【配信価格】
単曲 205円(税込) / アルバム 2,160円(税込)

【収録曲】
1. 富士と夕闇
2. 君を待つあいだに
3. 山をくだる
4. わかってたでしょう?
5. 二度も死ねない
6. うしろから来る
7. モノローグ
8. 来てけつかるべき新世界
9. 明日、船は出る
10. 一回お休み
11. きざす
12. ひとつだけ変えた

『The Blue Hour』特設サイトはこちら

INTERVIEW : キセル

もうキセルも19年目なんだって。つまりは、僕も彼らと出会って19年ってことだ。住む場所も、レーベルも、サウンドも、あたり前のように変わったけれど、根幹にながれる揺るぎないキセルが好きで、いつも僕はアルバムを楽しみに待っている。『The Blue Hour』いう便りは、彼らの昨今の想いを如実に伝えてくれると共に、まだ見ぬ地点に進もうとする彼らのエネルギーに、涙が出た。キセルのサウンドようにおおらかに美しく生きていきたい。

インタヴュー : 飯田仁一郎
文・構成 : 鈴木雄希
写真 : 大橋祐希

いままでよりもう少し統一感があるアルバムにしたかった

──今回のアルバム『The Blue Hour』をつくろうというのは、いつ頃から考えていたんですか?

辻村豪文(以下、豪文) : 2年前ぐらいから「2017年の冬に出そう」というのは言ってましたね。

──じゃあスケジュール通りなんですか?

豪文 : なんとか間に合ったっていう(笑)。

──前作から今作にかけて、どんなアルバムを目指してたんでしょうか?

豪文 : いままでよりもう少し統一感があるアルバムにしたいなというのは話してて。あとは、ここ2年ぐらいドラムの(北山)ゆうこさんと、サックス、フルートをやってもらってる加藤(雄一郎)さんと“4人のバンド”として録りたいというのも思ってました。

──この『The Blue Hour』を聴いて、こんなバンドだったっけなって思ったんですよね。

豪文 : たいぶ印象は違いますか?

──めっちゃすごい変化した! って思いました。今の編成の場合、どのように楽曲を作っているのでしょう?

豪文 : ほとんどアコギで構成とメロディだけで作ったあと、それをカセットMTRに入れて、アコギだけ抜いて、そこから自分でアレンジしていくみたいな感じです。『明るい幻』のときは弟の曲もアレンジをしたりしたけど、今回は基本的に友晴くんの曲は友晴くんがアレンジをして、僕はギターのパートと構成を考えてって感じでした。

──バンドに昇華されるのはいつでしょうか?

豪文 : みんなにデモを送ってリハに入ってからかな。ひと月ぐらい前からですかね。

辻村友晴(以下、友晴) : ライヴでもやっていたからもうちょっと前かな。

豪文 : なんか違うなとかのやつは、2人にもアイデアとかを出してもらって。

──アレンジ等はリハで?

豪文 : 管楽器のアレンジは、簡単なリフは自分で考えたりはしたんですけど、込み入った感じのラインは加藤さんに全部任せて。

友晴 : ムードがある感じとか、フワッと入ってもらう感じとかね。

豪文 : 「二度も死ねない」とか「ひとつだけ変えた」の繰り返すメロディとかは考えたりしたんですけど。そのほかの曲はミュージシャンに任せようっていう感じですね。

──2年前には、このアルバムの構想があった?

豪文 : 構想ではなく「アルバムを作ろう」ということが決まっていただけですね。去年末の渋谷のさくらホールでのライヴ(〈キセル ワンマンライブ「SONGS FROM A ROOM」〉)の時期に4、5曲ぐらいつくったのが半分と、今年に入ってからちょっとずつ残りの曲をつくりました。

──なるほど。なにかテーマとかありましたか?

豪文 : アルバム1枚を聴かすときに、なんとなく全体の雰囲気で持ってけたらというイメージで。前のアルバム(『明るい幻』)の時はもう少し曲各々の個性でって感じやってたんですけど。モードは引き続きなんですけど今回の方が同じ雰囲気の曲で統一できたらなっていう感じはあったかなぁ。

──雰囲気の統一感?

豪文 : そうですね。これまでアルバムに絶対1曲はニュー・ウェーブっぽい曲を入れるというしきたりがキセルには勝手にできていて、『明るい幻』まではやってたんですけど、今回は外したりとか(笑)。

友晴 : 前は「この曲はこの楽器をあえて入れてみよう」とかっていうのもありましたね。

豪文 : ちょっと力を抜いてみようってのは結構自分達の中では大きかったかもしれないです。

中年のアルバムかなって思います(笑)

──このアルバムはアレンジがおもしろく、飽きることなく聴くことが出来ました。アレンジのやり方とかが変わったのでしょうか?

豪文 : ゆうこさんと3人でライヴを2年くらいずっとやっていたんですけど、3人でやるとなるとコーラスとかをいろいろ工夫しないとというのがあったので。それが1番大きいかもしれないですね。

友晴 : ギター・アレンジも変わったもんね。

──それは感じましたね。

豪文 : でもギターのことはあんまり考えてなかったです。まぁ3人でやっているときはウワモノがギターしかないから、ギターの居どころを探す勉強になったのかな。

友晴 : ベースとギター、メロディ、コーラスでコード感がわかるくらいの感じで分解されてるかも。

──僕には、ゆうこさんとエマさん(エマーソン北村)のイメージもあったのですが、いまの編成への変化はどうして?

豪文 : 各地方の町おこし的なイベントとか呼ばれることが増えてきたときに、予算的にっていうのもあったんですが、機動力もあってなるべくしっくりくる形をつくりたいなと思って。2016年の頭くらいに「ちょっと3人でやってみよう」という感じで決めたんです。そのあと、はっきりヴィジョンがあったわけじゃないですけどおもしろそうだから、ワンマンで管楽器の加藤さんに入ってもらおうと。

──管楽器を入れてみてどうでした?

豪文 : キセルではサックスっていままでなかったから新鮮でしたね。すごいアーバンな感じになったらどうしようとか思っていたんですけど、あんまりそういう感じにならずにいい膨らみ方を加えてもらえて。

友晴 : そういう要素もあるけどね(笑)。

豪文 : おもしろいですよね。誰かに言われたんですけど、加藤さんが入るとちょっとエモくなるっていうか。加藤さんのスタイルとかもあると思うんですけど、全体がアガるというか。もうひとり歌が入るみたいな感じになりますね。抑えつつも要所で熱いみたいな感じで。

友晴 : アガる楽器ですね。

──今回、アルバムとしてどういうモードで曲を制作していきましたか?

豪文 : 1曲目(「富士と夕闇」)と最後(「ひとつだけ変えた」)が特にそうなのかもしれないですけど、自分と時間との関係性みたいなことについてどこか頭の片隅に置いて作ってた気はします。いま41歳になるんですけど、自分が歳をとって、ここ2、3年は特に時間に追われる感じが増えている気がしていて。「自分が生まれる前の時間」「これから先自分の子供が生きていくだろう時間」を追ってみることで「いま」っていう瞬間が少し膨らんで生き易くなる感じがして。自分の想像が届く範囲なのでとても狭いですが。

──なるほど……。

豪文 : だから中年のアルバムかなって思います(笑)。

友晴 : 今回の歌詞は本当、年いったなって感じの歌詞ですね(笑)。

──友晴さんも歌詞は変わったと思った?

友晴 : うん、変わったと思う。視野が広がって俯瞰的な要素と掘り下げた感じが結果聴き手に対して寛容というか、単純に聴きやすくなった気がする。あと今作はこっちに投げかけてくるとこもあるので、一緒に考えさせられる印象があるかな。

豪文 : 曲も変わったって言えば変わったかもしれないけど、基本的にやっていることはあんまり変わっていない気はするんです。今回は1曲1曲テーマがいつもよりははっきりしてたかもですが。

もっと良くしたいなっていうのはちょっとずつですけどあります

──1曲1曲にテーマがある?

豪文 : そうですね、なんとなくだけど。

──テーマのいくつかを教えていただきたいです。

豪文 : 1曲目(「富士と夕闇」)とかは娘と、エマさんのライヴを観にいったときに見た風景が元になっていて。富士山が中央線から見えたんですけど、時々理由はわからんけどハッとする光景ってあるじゃないですか?それがすごく印象に残っていて曲にできないかなとずっと思っていたんです。


キセル /

──その風景をみて。

豪文 : その風景を見て、イメージですけど鈴木翁二の漫画みたいやなと思って。ゴオン、ゴオンって空に描いてあるみたいな。地球、めっちゃ回ってる!って(笑)。回ってる先端の地平線で時間が凄い勢いで流れてるみたいな感じもして。

──その風景を曲で表したんですか?

豪文 : 風景もなんですけど、そのとき思った感じとか、あとは“聞こえたわけじゃないけど音も一緒に見える”みたいなそんな感覚を曲にしたかったって感じです。

──なるほど。「君を待つあいだに」についても訊かせてください。

豪文 : 子供の頃読んだ『猫は生きている』って絵本があって、めっちゃ怖くて当時の自分には原爆関連のものも含めて地獄絵図みたいなものだったんですけど。東京でむかし空襲があったというのは知識としてはあったんですけど、それが過去とも未来とも地続きやっていうのがもう少し実感としてわかるようになって。でも過去は戦争だけというわけじゃなくて、今いてる場所の昔の風景を考えてみるっていうのが結構あるんです。そんな感じもありつつ。

──過ぎていく時間を意識することは増えてきているんですか?

豪文 : 「追われるのがつらい」というのがあるからだと思うんですけど。

友晴 : 自分から探しにいっている感じもする。

豪文 : 探しにいってるというか、いまこの場所に自分がいるということだけが全てみたいな感覚になってくるときついなというか。昔はここに何があって、その前は何が…… みたいに思った方が楽やし楽しいというか。いま目前にあることだけではないという感じというか。でも逆にそう思ったら、いまというものがより刹那的やなって感じたり。

すごい普通のことですけど、「いまがこの先のためにあって、いまが昔の延長であって」ってことを本来求めながら皆生きていると思うんです。だけどどっちも切り離されているというか、いまが何のためにあるのかっていうのが少し見えにくくなっているような気もして。あと自分がオッサンになってきているのもあって悶々としているというか。それが1番大きいかも(笑)

──友晴さんは豪さんの感覚とはちょっと違う感じなんですか?

友晴 : もちろんぜんぜん違う部分はあるけど、何かが起こったときに怒ってたりモヤモヤしてた事が今回は時間的にもうちょっと広げて見ることができたので、「しゃーないのか!」みたいな諦めの部分と「俺はこう思うんだ」という部分のバランス感覚の幅はひろがりましたね。うまく言えないですが次の段階に来ているからかもですね。

──そうなったのは、忙しくなったからとか、お子さんができたからというのも大きいですか?

豪文 : 子供がいるっていうのは大きいかもしんないですね。あとは大きな変化を前に五里霧中みたいな雰囲気って、多かれ少なかれみんなが感じてると思うんです。そういう不穏で、きな臭い感じも踏まえても楽しんで聴ける音楽にしたいなっていうのはありますね。ハッキリ歌にメッセージを乗せたいというわけではないんですけど、少しはマシな方に行って欲しいって願いはありつつ。

そういう感覚って人それぞれなのでどれが正解っていうのはないとは思うんですけど、自分が聴きたいなぁというのはいつもに増して感じながら作ってました。『明るい幻』のときにそれで1番悩んだんですけど。

友晴 : 基本『明るい幻』とは地続きですね。

──とはいえ、前作『明るい幻』からの3年間で何が1番変わりました?

豪文 : 自分的には曲のつくり方が変わったかもしれないですね。前はメロディとコードだけで聴けるような余白の少ない感じだったたんですけど、少し頼りないけど、いろいろ音が入ってきた段階でやっと曲が成立するくらいの感じで作りたいなと思っていましたね。

──友晴さんはどうですか?

友晴 : 一緒で、曲の聴かせ方っていう部分でそういう風にしようとしましたね。

豪文 : 割とメロとか歌詞とかも無理なく普通でいいやみたいな感じというか……。

友晴 : 大サビなしみたいな(笑)。

──なるほど。実際キセルを、19年やってみて今はどんな気持ちですか?

豪文 : いやもうわかんないっすね(笑)。でもなんか「もう上がり〜!」みたいな感じにならへんから続いてるのかなとは思います。昔から続けたいというのは思っていたけど、なんとかなるかなとぼんやりしてたんですが、でも10年越えたあたりから続けるのってほんまに大変やなって思うようになりましたね。

友晴 : キセルとして団結して1個のものを作るのは体力がいるなとは思いましたね。

──音楽的な欲求が枯渇しないっていうのが大きいんでしょうね。

豪文 : でもやりたいことがいっぱいあってとかではなくて、方向性はひとつふたつなんですけど、まだまだあるな〜、みたいなところですね。まあでももっと良くしたいなっていうのはちょっとずつですけどあります。ほんとわからん位の変化で良くしていくっていう。

──100点ですって言ってアルバム出す感じではないのですか?!

豪文 : いやでもそのときにできることは全部やってるつもりです(笑)。友晴 : 普通にもっとうまくやりたいとかは思うけど、「これがいまできる限界です」みたいな(笑)。

──でもほんと挑戦的で素晴らしいアルバムだなと思います。

友晴 : ライヴでも結構やってたんですけど、形にするとなるとやっぱり新鮮に映るもんなんですかね。

──僕にはすごく新鮮に映りました!

ご視聴・ダウンロードはこちらから


【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC
【配信価格】
単曲 205円(税込) / アルバム 2,160円(税込)
【配信ページ】
https://ototoy.jp/_/default/p/88833

過去作もチェック!

みなと湯にて録音されたOTOTOY限定の音源も!

レーベル カクバリズム  発売日 2013/05/20

01. 02. 夕焼け 03. 庭の木

※ 曲名をクリックすると試聴できます。


【配信形態】
DSD 5.6MHz+HQD(24bit/48kHzのwav)
【配信価格】
まとめ購入のみ 800円
【配信ページ】
https://ototoy.jp/_/default/p/34307

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LIVE SCHEDULE

キセル『The Blue Hour』発売記念 ワンマンTOUR
2018年1月6日(土)@大阪 梅田クラブクアトロ
時間 : OPEN 16:00 / START 17:00

2018年1月7日(日)@愛知 名古屋クラブクアトロ
時間 : OPEN 16:00 / START 17:00

2018年1月13日(土)@東京 恵比寿リキッドルーム
時間 : OPEN 16:00 / START 17:00

2018年1月19日(金)@宮城 仙台darwin
時間 : OPEN 18:30 / START 19:00

2018年1月21日(日)@北海道 札幌BFHホール
時間 : OPEN 15:30 / START 16:00

2018年1月27日(土)@石川 金沢GOLD CREEK
時間 : OPEN 16:30 / START 17:00

2018年1月28日(日)@長野 まつもと市民芸術館小ホール
時間 : OPEN 16:30 / START 17:00

2018年2月3日(土)@広島 広島 セカンド・クラッチ
時間 : OPEN 16:30 / START 17:00

2018年2月4日(日)@福岡 福岡 イムズホール
時間 : OPEN 16:30 / START 17:00

2018年2月12日(月・祝)@沖縄 那覇 桜坂劇場ホールA
時間 : OPEN 16:30 / START 17:00

2018年03/17日(土)@京都 京都 磔磔
時間 : OPEN 16:30 / START 17:00

インストア・ライヴ
2017年12月17日(日)@タワーレコード新宿店
時間 : 15:00〜
場所 : タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース

2017年12月20日(水)@タワーレコード難波店
時間 : 20:00〜
場所 : タワーレコード難波店 5Fイベントスペース

>>> 詳しくはこちら

PROFILE

キセル

辻村豪文と辻村友晴による兄弟ユニット。
カセットMTR、リズムボックス、サンプラー、ミュージカル ソウ等を使用しつつ、浮遊感あふれる独自のファンタジックな音楽を展開中。これまで4枚のアルバムを〈スピードスター〉よりリリース。2006年12月に〈カクバリズム〉に移籍し、『magic hour』『凪』『SUKIMA MUSICS』のアルバムと10インチ・レコードやライブ会場限定のEPなど精力的にリリース。どの作品も多くの音楽好きを唸らす名盤となっており、ロングセラーを続けている。
毎年の大型野外フェスへの出演や、フランス・韓国・台湾でのライヴ、ジェシ・ハリスとの全国ツアー、年末恒例のワンマン・ライヴをリキッドルームや赤坂ブリッツなどで行っている。2014年には結成15周年記念ライヴを行い、同年12月3日に7枚目のアルバム『明るい幻』をリリース。昨年1月〜2月にかけて行われた『明るい幻』のリリース・ツアー、本人たちにとって2年振り2度目となる日比谷野音でのワンマンLIVE〈野音でキセル 2015〉も大成功させた素敵な2人組である。

>>> 公式HPはこちら

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インタヴュー

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筆者について
J J (JJ)

パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyのチーフ・プロデューサー。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。ototoyでは、リミエキのJJとして喋っている時は、JJ(Limited Express (has gone?))と記載しています。

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