街の底、冷凍都市、交わす盃──吉野寿 × 向井秀徳
もはや説明不要! 日本のロック・シーンに現在進行形で影響を与え続けている吉野寿(eastern youth)と向井秀徳(NUMBER GIRL / ZAZEN BOYS)の2人によるスペシャルな対談をお届けします! 2人が旧知の仲ということはとっくにご存知とは思いますが、この組み合わせに編集部も震えております…!! 出会いからお互いについて、バンド、ソロ、そして両者迫った野音でのライヴについて、これまた2人には欠かせないお酒も交えてたっぷりと語ってもらいました。
2002年5月に野音で収録された全曲初出しのライヴ音源をハイレゾで!
※2019年7月24日0時より配信開始となります
17年ぶりの野音を控えるeastern youthの最新作!
INTERVIEW : 吉野寿 × 向井秀徳
NUMBER GIRLの復活の報に奮い立った! 同じくeastern youthの日比谷野音でのライヴの発表に奮い立った! しかも両バンドとも17年ぶりに日比谷野音でライヴをするという…復活のNUMBER GIRL向井秀徳。やり続けたeastern youth吉野寿。数多くの取材をOTOTOYでしてきたけど、一番奮い立つ対談だ。今40歳の俺の青春を先導した二人は、やっぱり今でも爆裂にかっこいいぞ!
インタヴュー : 飯田仁一郎
構成 : 高木理太
編集補助 : 鎮目悠太、東原春菜
写真 : 大橋祐希
裏表がない。まさに“This is”ですよ。(吉野)
──お2人の最初の出会いは、どこだったか覚えていますか?
吉野寿(以下、吉野) : 昔やっていた事務所の〈坂本商店〉に一緒にいたfOUL宛に聴いてほしいってCDが送られてきたんだけど、なぜか自分のところにそれが来ちゃったんですよ。すごい人が出てきたなと思って聴いていたんですけど、その後下北沢SHELTERかどこかで会った時に「上京してきました」って言われて、「あー! NUMBER GIRLって君たちか!」ってなってそれからの付き合いですね。自分がNUMBER GIRLのライヴに行ったわけじゃないんだよね。
向井秀徳(以下、向井) : fOUL企画の〈砂上の楼閣〉ですね。
──ライヴで共演する回数が多くなって、徐々に交流が深まっていったんでしょうか?
吉野 : ライヴで共演した回数なんて本当に数えるくらいしかないですよ。どのように距離が縮まったかはもう覚えていません(笑)。
向井 : 私としては〈極東最前線〉に呼んでいただいたってことが大きいですね。〈極東〉にお呼びがかかるっていうのは、バンドとしてすごい特別なことだったんですよ。思い出としては、当時住んでた代々木八幡の風呂なしのアパートに二宮(友和)さんと吉野さんが来てくれてフライヤー用の写真を撮ったことですかね。
吉野 : そうだ、そうだ。アパートで「鍋をやろう」ってなってネギを構えてオー! ってやって撮ったんですけど、結局その写真はあぶらだことやった〈極東最前線〉の時に使ったんだよね(笑)。そしてそのアパートがすごくて! つげ義春の世界みたいな。裸電球だし風呂も無いし。
向井 : 当時で築40年ぐらいで、3階建ての鉄筋だったんですよ。隅に和式の便所があって、木製で。
──木製!?
吉野 : ドリフに出てくるような便所ね。
向井 : 上京して初めて住んだのがそこで。
吉野 : いい部屋だったよ。ステレオがあって、布団があって、あとはゴミ、ほぼ家具ゼロ(笑)。窓開けたら新宿のビルも見えたし、本当に“冷凍都市”って感じの家だったね。
向井 : 他のメンバーは自分が住みやすいところをリサーチしてたみたいですけど、私はめんどくさいっていうのもあったし、アクセスが良くて動きやすいところがいいだろうと思って。渋谷辺りで風呂はどうにかなるだろうと思って流しで水浴びをしてましたよ。
──吉野さんが上京してきたときは、どうだったんですか?
吉野 : (増子)真二(DMBQ)の木造アパートに住んでましたね。そこに住みながら真二と同じ登録制の日雇いの建築現場で働いて何か月かして引っ越しました。当時、みんな上京するときは真二の家に転がり込むって人が多かったんですよ。ヨウちゃん(吉村秀樹)(bloodthirsty butchers)とかタモ(田森篤哉)(eastern youth/Dr.)とかもそうでしたね。一緒に仕事探して、部屋も探してもらったりもしてっていう。
向井 : 中尾憲太郎も東京に出て来た時は何年間か人の家に居候してましたよ。先に上京してた人に頼るっていうパターンはありましたね。
吉野 : 暫定的と言いつつ、ずるずる居ちゃうみたいなね。
──なるほど(笑)。そんなお2人がお互いに惹かれている部分ってどこなんでしょう?
吉野 : なんと言っても“人”じゃないですか? 単純に面白い人だなって思いますよ。裏表がない。まさに“This is”ですよ。みんなが思ってるような向井秀徳ですよ、いつでも。
──そうなんですね!
吉野 : 自分も含め誰に対してもだと思うんだけど、人によって態度を変えない人間なんじゃないかなって。全員に対して“This is”感が全開ですよ。だから素晴らしい。最高に面白い。
──向井さんはどうでしょう?
向井 : 一言で言うなら、吉野さんは本当にハートが優しい方だなと思う。ご本人は自分以外は全部敵ぐらいに思ってらっしゃるかもしれないけど、やっぱり人とか街、世界に対して、吉野さんの目線っていうのはすごい優しいと思う。ハードなサウンドでギザギザした言葉になっているけれども、そこに私はすごく優しさを感じるし、そこに感動しますね。
1人でずっと悶々としてたら素早く動いたりはできなかった(向井)
──eastern youthはずっと続いていて、NUMBER GIRLは1度解散しています。向井さんはeastern youthが続いていることをどう思いますか?
向井 : すごいなと思いますよ。単純に吉野さんが「俺はやりてえんだ、バンドを」ってやってらっしゃることにすごい勇気をもらっている。だからその、やりたくねえけどやってんだみたいなことではないわけですよ、当然。
吉野 : そんな人いなくない(笑)?
向井 : いや、いますよ。しょうがなくやってるみたいな。もちろんそういう人たちが鳴らす音に興味はないんだけど、とにかく「まだやりてえ」と「鳴らしてえ」っていうシンプルにそれだけみたいな。それが嬉しいし、私もそうだなって思うわけです。自ずと続くし、続かざるを得ない。病気なのかなって思うこともありますけど… 何病だこれみたいな(笑)。
吉野 : そうね(笑)。
向井 : 目的とかじゃないと思うんですよね、続けることが。
──吉野さんは二宮さんが抜けてもバンドを続けたじゃないですか。その時に吉野さんは例えばここで終わりにして、向井さんがNUMBER GIRLを解散したように一回ゼロにしようとは思わなかった?
吉野 : ニノが辞める時にやめようと思いましたよ。その時にタモと二人で話し合ったんですよ。自分とタモがガキの頃に作ったバンドだから。それでタモが「お前がやるならやるわ」っていうんですよ。じゃぁ、辞めるのは簡単だしどうなるか分からないけどこのままいってみようかって。やりたいことが1個しかないから、どういう形になってもおんなじことになるんですよ。人が変われば演奏も変わるしフレーズも変わってくると思うんだけど、まあ背負っていけばいいんじゃなかっていう風に思いましたし、そういう選択をしました。
──なるほど。逆に向井さんはNUMBER GIRLを解散しました。
向井 : やはり、NUMBER GIRLというバンドが特別だったっていうのは大きいですね。1番最初に作ったバンドだし、一緒に成長していった感じもありますから。途中から自分が作ったものを投げかけて、どこかでそれが反射するっていう実感があったときに、これを自分はやり続けたいと気付いたというか。そうした意識の変化があって、バンドをやるというよりNUMBER GIRLをやるっていう風に意味が変わってきたんですよ。そこで1人抜けることになった時に、そこから先の想像ができなかったんですよね。だから1回ゼロにして、そこから自分はどうしたいのかをゼロから始めたのがZAZEN BOYSで。ZAZEN BOYSはずっとやってきて、NUMBER GIRLもまたやりますけど、自分としてのやりたいことっていうのはあくまでバンド。ギターが2本あって、ベースとドラムがあるというスタイルが自分の好みとして絶対的にあります。
──ZAZEN BOYSは何度かメンバー・チェンジも経験しているじゃないですか。その時は1回ゼロにしようと考えたりはしなかったんですか?
向井 : ZAZEN BOYSという形は、自分のよりどころみたいになっているからそれは思わなかったね。吉田一郎なんかは10年やりきってバンドを抜けたけれども、新しくMIYAが入って新しい風が吹いてきたっていう高揚感があって、その風に乗ってNUMBER GIRLをやってみようかなとも思ったし。
──へぇー! ZAZEN BOYSからだったんですね。
向井 : それは自分の中での気持ちの話なんですけど絶対にそれはある。あと酔っぱらってた。
──(笑)。ちなみに吉野さんはNUMBER GIRLが復活するって事前に聞いていたんですか?
吉野 : 去年の夏ぐらいから知ってました。言えませんでしたけど、誰にも。
──それも飲みの場とかで聞いた感じですか?
吉野 : そう。やりたいと思ったならやったらいいよって。バンドは一人じゃできないから難しいだろうけど、みんながやりたいって言うんだったら、人生1回しかないからそれはやったほうがいいよって。だって嬉しいじゃん、もう一回見れるんだもん。タイミングって絶対あるからさ、よし今だなっていう時が来たならやったほうがいいと思いますよ。
──逆に解散した時はどうだったんでしょう?
吉野 : そっかって感じでしたね。でも次にどうするんだろう、何が出てくるのかなってことの方が自分は楽しみでしたね。そこからは意外の連続でしたよ。これは思い切ったアプローチだなって思ったけど全然大成功だし。やっぱりすげえなと思いましたよ。
向井 : 中尾憲太郎が脱退をするという表明を受けて、結果NUMBER GIRLを解散するって決めた時、やっぱり自分でも思い悩んではいましたよ。新しいメンバーを入れて続けていこうかとか色々考えたけど、程なくやっぱり一回ゼロにした方がいいと結論を出して。その時も吉野さんには話しましたし。
吉野 : 案外大事な時にいるんだよね。解散することにしましたって聞いて、当時懇意にしてた店で一杯飲もうってなったら結果的に色々な人が集まって。
向井 : なんかこう自分から言いたかったんですよね。ある種そこで1回ゼロにしますって。自分の奮い立たせみたいやつもあったのかもしれませんね。それを聞いていただいて、それで潔く次に向かえたような気がするんですよ。1人でずっと悶々としてたら素早く動いたりはできなかったかもしれないですね。
吉野 : あの日は送別会的な感じだったね。
向井 : 送別会でしたね。己のハートにさよならみたいな。
吉野 : まあ、ガシガシのんで盛り上がりましたよ。
──解散を肴に盛り上がったんですね(笑)。
吉野 : 「やめんの!? まじで〜!!」みたいな(笑)。最後の方はもう関係ない話をしてましたね。
ソロは酔拳、飲めば飲むほどですから(吉野)
──(笑)。今バンドでの話を聞きましたけど、吉野さんも向井さんも弾き語りで出ることもあるじゃないですか。高円寺の高架下でお2人が弾き語りしてたなんて話も以前話題になりました。1人でやるときの心境はまたバンドと違いますか?
吉野 : 身の丈でやってますね。自分に関して言えば、バンドじゃできないことをやろうと思ってます。アンプは3ワット、バンドじゃアンプ3ワットじゃできませんから(笑)。曲順なし、テンポなし、何もなしですよ。1人でやるわけですから。曲の途中でやめちゃってもいいわけですからね。1つの曲に対してその通りに演奏しなくてもいい、どんどん変わっていってもいいわけで。そういうのはバンドではなかなかできないですよね。1人だろうがバンドだろうがなんでもいいんだよ、やるんだよみたいな気分ですかね。そうしないと生きる術がないですしやりたいこともないですし、そうすることが自分の幸せでもありますから。
──自由度が高いんですね。
吉野 : うん、1人だから制約がない。だから共演のあるライヴはほぼやらない。それが制約になるから。観たい人だけ観られればいいと思ってるから。
──eastern youthでは曲順を決めないとか、少しセッションを多く入れるとか、そういうライヴはやらないのですか?
吉野 : ZAZEN BOYSはかなりインプロ的な要素は強いと思いますけど、自分たちは出来ないんですよね。変にめちゃくちゃなことをやられると迷惑だろうから、なるべくやらないようにしてます。
──なるほど。向井さんは弾き語りとバンドは全然違うものですか?
向井 : 吉野さんがおっしゃってることと同じなんだけども、身軽っていうのは大きな魅力ですね。バンドだろうが、アコギ1発だろうが、音楽をぶち鳴らしたいっていう衝動は気持ちの面で変わらないと思いますけれど。ただ身軽にやれるっていうのはたちが悪くて、身軽すぎてギター持って街に繰り出しちゃう。これ、ある種の人からしたら迷惑ですよ。聴きたくない人とかもいるわけだからね。
──ちなみに話題になった高円寺の高架下での弾き語りってどういう経緯だったんですか?
吉野 : あれは飲んだ勢いですよ。一度自分の家までギターを取りに行ってね。
向井 : 着いたころに出来上がってるもんだから、コードとか押さえられなくなってて、全然弾けないみたいな。なんで、高円寺だったんでしょうね?
吉野 : やりますかってなって、出来るところがないか探してたわけだけどおまわりが来るよっていう話になって。でも高円寺は街が全体的に寛容なんで割と来ないってなってね。週末になるとドラムみたいな楽器を持ち込んだり、ホーンとかでやったりしてる人もいますから。
──何分ぐらい歌ったんですか?
吉野 : しばらくやってたよね。ワンカップ1杯のむぐらいまではやったかな。
──そんなノリだったんですね。いつも2人だと、どれくらい呑んでいるんですか?
吉野 : 昼の2時ぐらいに「荻窪にラーメン食いに来たんですけど、ちょっと飲みませんか」ってメールが来て。行きつけのお店は昼からやってるんで、2時半とかに集合して、日が暮れる前に帰ります。いつもふらふらで帰ってますよ。基本自分は誘われるまま、呼び出されるままですから。
──お二人はずっと飲んでらっしゃるイメージがあります。
向井 : でもね、弱くなりましたよ。やっぱり気持ちがいいときに、冷蔵庫開けてビール入ってたら自分の気持ちのよさを煽るように飲むっていう。だるいなっていう時にわざわざ飲んだりはしないですね。そういう時はもう飯を3合くらい食って腹一杯になってあとじっとしてだらだら寝る。
吉野 : 自分はもうどんな時だろうと飲んでますよ、酒量は落ちましたけど。
──作曲するときは?
吉野 : 飲みませんね。
──じゃあライブの前も?
吉野 : ソロの時は飲みますよ、ソロは酔拳、飲めば飲むほどですから。バンドで飲んじゃうとテンポについていけなくなるので。
──向井さんはバンドだろうとソロだろうと飲んでるイメージですけど、作曲の時も?
向井 : 曲とか出来始めて、「お、いまリフきたな」みたいに興が乗ってきたらやっぱプシュっと開けますよ。
──吉野さんもそうですか?
吉野 : 自分は曲が家の中で出来ることないんですよ。いいなってフレーズが出来ても、バンドに持っていかないと出来ないので。バンドで直して、色々やりながら微調整の連続になるので、飲んでる余裕がない。
青春取り戻そう作戦じゃないんですけどね、今回は(向井)
──ちなみに向井さんが以前のインタヴューのときに「金を稼ぐんだ」っておっしゃってましたけど、お2人ともメジャーを経験して、今は自分たちでやっていて、“お金”っていう部分に関してはどう思っていますか?
向井 : バンドでたくさんライヴをやることが労働であるのかどうかってのはありますよね。もちろんレコーディングで弾いて1回いくらとか、ライヴに出演して1回いくらとかって人もいますけど。ZAZEN BOYSのメンバーはある意味、そういうバンドの組み立て方をしてる部分もありますからね。でもバンドの形って説明しづらいんですよ。はっきりこれが正解とは言えない。ただ、自分のわがままでやりたい歌を歌って、お金をもらうなんてこんな最高な商売はないなとは思いますね。
──なるほど。
向井 : 自分としては良いものだと思っても反応が薄い、つまりは金銭として見返りをもらえないこともあるわけで… まあお金は出来れば頂きたいなっていう感じですかね。お金をこんだけもらわんと俺はやれんぞっていうのは順番が逆、「できれば、いただきます」ですよね。
──なるほど。吉野さんはどうでしょう?
吉野 : 自分はもう完全にしのぎですよ。こうしないと生きていけないですから。今までなんども仕事をクビになってますし、使い物にならないポンコツだってことはもう骨身に沁みて分かってますから。だから生きる道はここしかない。音楽しかないんで、がっつりいただきますと。よし、お前ら全員有り金置いていけって感じですよ。
──向井さんがNUMBER GIRLの復活の時に「金を稼ぐ」ってはっきりと言ったのは、やっぱりそうだなって思うんですか?
吉野 : うん、稼いだれと思いますよ。だってそれにお金払って見たいんだもん。でも銭になんなくてもさ、やりたかったらやったら良いと思う。
向井 : 他のメンバーに久方ぶりに再会して「ちょっと一緒にもう一回やろうや」っていう際にですね、なんかこう「もう一回青春やろうぜ」とか言えるわけないですよ。思ってないし、そんなんで乗っかってこないだろうし。その中で心底ナチュラルな言葉として「稼ごうぜ」って言った気はしますね。
吉野 : いや、でも案外「青春をやろうぜ」って言ってくれるのを待ってたと思うよ。
向井 : それだったらやってくれましたかね?「えっ?」ってなるでしょ。青春取り戻そう作戦じゃないんですけどね、今回は。
吉野 : いやいやそれでもみんなやるよ、だって面白いもん。プラス銭があったら超最高だけどさ(笑)。
──(笑)。最後に、eastern youthとNUMBER GIRL両バンドともに日比谷野外音楽堂でのライヴを控えていますが、野音への思い入れはありますか?
向井 : 数回野音でライヴをやっていて、野外は野外でも開けた場所でもないし、ビル街のど真ん中で音を鳴らしてるっていうのがすごく不思議な感覚ですね。周りがビルで囲まれてる中の、ぽっかり空いた白熱空間24時みたいな。その違和感も含めて、スペシャルな感じがあるんですよ。解放感ではない不思議な気持ちというか。
──やっぱり復活する上で、野音でやりたいというのはマストだったんですか?
向井 : やりたいなとは思ってましたけど、まずはライジングっていうイメージがでかかったから。ただ野音でやる時のきっかけって絶対に会場が取れたからっていう理由で。何月何日に確保できたっていう話から始まって、じゃあやりましょうかってなることが多い。
──正直このタイミングはすごいですよね、ライジングの2日後っていう。
向井 : えらい立て続けだなとは思ってますよ。でも現実的に、ドラムスのアヒト・イナザワが仕事でスケジュールの自由が聞かないから立て続けにやるのは彼に取っても悪くないのかなと。ただむちゃくちゃ暑い8月の真ん中ってのは少し不安(笑)。
──吉野さんはいかがですか?
吉野 : ワンマンでやったのは1回しかないし、野音にそんなに馴染みがないから思い入れがあるとは言えないですけど、自分が感じてる感覚というのは、彼が言った通りです。本当は去年が30周年だったんですけど、野音が取れなかったんですよ。でも今年は当たりましたと。今の自分たちの力量では不安って言ったんだけど、せっかくだからやりましょうよって言われて「一か八かやってみるか!」と今やってみてる真っ最中です。 蓋を開けるまでどうなるかわかりませんけど、ガッツリやりますよ。
関連作品はこちらにて配信中!
eastern youth
NUMBER GIRL
ZAZEN BOYS
LIVE INFORMATION
eastern youth 日比谷野外大音楽堂公演
2019年9月28日(土)@日比谷野外大音楽堂
時間 : OPEN 16:45 / START 17:30
前売 : ¥4,500(全席指定) / ペアチケット ¥8,000(全席指定)
TOUR 『NUMBER GIRL』
2019年8月18日(日)@東京・日比谷野外大音楽堂
時間 : OPEN 17:00 / START 18:00
2019年9月7日(土)@大阪・なんばHatch
時間 : OPEN 17:00 / START 18:00
2019年9月8日(日)@福岡・DRUM Logos
時間 : OPEN 17:00 / START 18:00
2019年9月27日(金)@愛知・名古屋ダイアモンドホール
時間 : OPEN 17:00 / START 18:00
チケット料金 : 6,480円
その他のライヴや詳細などは、各HPをご確認ください
PROFILE
easetrn youth
吉野寿 : エレキギター、ボイス
村岡ゆか : ベースギター
田森篤哉 : ドラムス
1988年 札幌にて、吉野寿、田森篤哉、三橋徹により結成
1991年 バンド上京に伴い三橋脱退
1992年 二宮友和加入
2015年 二宮脱退
2015年 村岡ゆか加入
何がなにやら暗中模索で今日も迷走中
公式HP : http://hadashino-ongakusha.jp/
Twitter : https://twitter.com/ey_chan
NUMBER GIRL
1995年、福岡にて結成されたロックバンド。メンバーはアヒト・イナザワ(Drum)、向井秀徳(Gt, Vo)、中尾憲太郎 44才(Bass)、田渕ひさ子(Gt)。地元福岡でのイベント開催や、カセットテープの自主制作などの活動を経て、1997年11月に1stアルバム『SCHOOL GIRL BYE BYE』をリリース。1999年5月、東芝EMIよりシングル『透明少女』をリリースしメジャーデビュー。以後3枚のオリジナルアルバムと2枚のライブアルバムを発表し、2002年11月30日に行った札幌PENNY LANE 24でのライブをもって解散。2019年2月15日、再結成しライブ活動を行うことをオフィシャルサイトにて発表。
公式HP : https://numbergirl.com/
Twitter : https://twitter.com/numbergirl_jp
ZAZEN BOYS
向井秀徳 (Vocal,Guitar,Key)
松下敦 (Drums)
吉兼聡 (Guitar)
ミヤ (Bass)
元NUMBER GIRLの向井秀徳が中心となり、2003年結成。
MATSURI STUDIOを拠点に、国内外でのライブ活動、作品制作を行っている。
公式HP : http://www.mukaishutoku.com/
Twitter : https://twitter.com/MatsuriStudio