THE BEACHESは今後どうなるのか? ──昨年末リリースの復活7インチ・シングル音源を独占ハイレゾ配信

突如の“ロング・ヴァケーション”として2010年の活動休止を経て、2016年、まずはライヴでの活動を再開。〈FEVER〉でのライヴ、〈BAYCAMP〉、〈CLUB SNOOZER〉などへの出演を果たした。そして年末差し迫った12月25日、クリスマスに新曲2曲による7インチ・シングル「Here Comes Summer Again」をリリース。トラップを取り入れた、チルな「Here Comes Summer Again」、彼ららしいラテンな陽気さも兼ね備えたエレクトロなスカ〜ファンク・チューン「Rude Boy Root Down」の2曲だ。OTOTOYではこのたび、本シングルを独占ハイレゾ配信。ライヴ活動再開の2016年を経て、今年、2017年はアルバムなどのリリースを念頭においた、THE BEACHESにとって本格的な活動再開の年となるのか? それともまた別の展開となるのか? DJとしても活発に活動を続けるヒサシ the KIDにインタヴューを行った。

THE BEACHESのひさびさのシングルとなった7インチがOTOTOYだけのハイレゾ配信

THE BEACHES / Here Comes Summer Again(24bit/48kHz)

【Track List】
01. Here Comes Summer Again
02. RUDE BOY ROOT DOWN

【配信形態 / 価格】
24bit/48kHz WAV / ALAC / FLAC / AAC
単曲 200円(税込) / アルバムまとめ購入 400円(税込)
歌詞を含む、デジタルブックレットがPDFで付属


INTERVEIW : ヒサシ the KID

2010年9月、恵比寿〈LIQUIDROOM〉でのワンマンライブを最後にロングバケーションに突入したTHE BEACHESが、2016年に限定復活、しかも「HERE COMES SUMMER AGAIN」、「RUDE BOY ROOT DOWN」という2曲の新曲を7inchでクリスマスにドロップ、新代田〈FEVER〉で2DAYSライヴを敢行。そしてこのたび、OTOTOYで独占配信。なんだかなにやら騒がしくなってきたTHE BEACHESの今後が気になるぞ! ってことで、ヒサシ the KIDにインタビューを敢行。THE BEACHESの今のモードは? もうここまで来たなら、アルバムも聴かせてくれよな!!!

インタヴュー : 飯田仁一郎
構成 : 岩澤春香
写真 : おみそ

THE BEACHESはポップスが作りたいっていう感覚なんです

──昨年新譜を発表して、12月に新代田〈FEVER〉でもイベントを行いましたが、ライヴの手応えとしてはどうでしたか?

アレンジは違うんですけど、新曲を2曲ともやれて、それがやっていて一番楽しかったんですよね。特に「HERE COMES SUMMER AGAIN」は、すごくテンションが上がった。それが収穫だったと思います。

──〈FEVER〉でのライヴを経て、THE BEACHESはどんなモードになり得たのでしょうか?

綺麗さっぱりって感じです(笑)。

──ええ!? もうその綺麗さっぱり感なんですか?

THE BEACHESとしては、ロングバケーションっていって休みに入る前に、ある程度の気持ちの区切りはついていたんですけど、やり残したことがまだあったんです。でも今回作品を出せて、そのやり残していたものができたんじゃないかなと。

──そのやり残したことってなに?

まず「THE BEACHES」っていうタイトルがコンセプチュアルだし、最初に活動のイメージがあったんです。1stのイメージがあって2ndのイメージがあって3rdのイメージがあって、とにかく3枚アルバムを出そうってぼんやりと思っていたんですね。で、その中にビーチ・ボーイズみたいに、クリスマスの作品を出したいっていう思いもずっとあって。今までもその話は何回かあったんですけど、やれるタイミングがなく一旦終わってしまったから、今回10周年というタイミングでそれをやりたいと思ったんです。

──THE BEACHESがなぜ終わったのかを聞かせてもらってもいいでしょうか?

3枚目までを出して、その後にその先のことを考えようと思っていたんです。でもその3枚目のアルバムが作品的にもサウンド的にも満足度が大きくて、やりきった感もあって、もう次があまりイメージできなかったんですよね。俺は家でもデモとか作らないし、ずっとバンドでセッションしながら作っていくスタイルだったから「このままセッションをやっていく中で、これ以上何かできることがあるの?」というところまできてしまった。それにもしこのアルバムがセールス的にある程度枚数も売れていれば、俺としてはもうちょっとやりたいってなっていたと思うんですけど、それが状況はそうでもなかったんですよね。

──ヒサシ the KIDの言っている売れることと状況を良くすることはイコールだったんですか?

THE BEACHESってワールドっぽい要素もたくさんあるんだけど、俺の中ではそういうことがやりたいっていうよりかはポップスが作りたいっていう感覚なんです。誰にもわからないような音楽が作りたかったわけではなくて、「俺の中ではこれ結構ポップなんだけどな」っていうところで作っていて。その感じと伝わる感じとのギャップが大きかったっていうのはありますね。

──ジェリーリー(THE JERRY LEE PHANTOM)のすっとひいた感じとか、ヒサシ the KIDのDJの感じから、評価とかはあまり気にしないのかなと勝手に思っていました。

そこはずーっと気にしていたと思います。でもだからと言って何かに寄せて、今こういう曲をやれば売れるんだろう、みたいな感じでやったことはないですけど。自分の中で、「これポップでしょ」って思えるところまで極端に振り切ってやることが、イコール売れるっていうことに繋がってほしくてやっていて。売れる曲を書きたいっていうよりかは、そうやって作ることがポップスになるんじゃないかなっていうイメージでずっとやっていたんですよね。

──なるほど。ヒサシ the KIDってDJの感覚もあるし、流行りがどんどん変わっていくのを敏感に感じ触れているから、THE BEACHES自体が4枚目5枚目に行ける多くの可能性もあったと思うんです。その中で3枚っていう制限を作ったのはどうしてなんですか?

THE BEACHESっていう名前も、3枚って決めることもそうなんですけど、俺の中で縛りを作ることで頑張れた部分があって。ジェリーリーのときも一時期ディスコパンクみたいなことをやりだしたり、何かにピントを絞ってやっていた時期が何年かあって、そういう、何か一つ縛りを作る方が、俺は自由に書けるんですよね。そうじゃないとあれもやりたいこれもやりたいってなってしまって、あまり楽しめなくて。ただジェリーリーだともうあまりにも枚数を出していたので、お客さんが聴いていた時期によってもバンドの印象が全然違うし、それが鬱陶しくて。それを全部取っ払って、分かりやすいことを1からやり直したかったっていうのが大きかったです。バンド名を思いついたときにすごくテンションが上がったんですよね。こういうライヴがやれるし、こういう服も着れるっていうのが、縛りがあったことでいろいろイメージできた。そうやってひとつ縛りがあると、今俺が聴いている音楽を、THE BEACHESだったらこういう解釈ができるっていう発想にも繋がっていったんです。

──なるほど。10周年でTHE BEACHESをやろうっていうのはいつ頃から考えていたのですか?

10周年でTHE BEACHESをやりたいなってぼんやり思っていたんですけど、いきなり集まってやるのは無理だったんです。現実的な話、メンバーも東京にいないから、リハをするにもいちいち出てきてもらわないといけなくて、前みたいに曲も作れない。で、ちょうどその前の年(2015年)に、ジェリーリーでライヴをやらないかっていうのをヘルマン(Hermann H.&The Pacemakers)に誘ってもらって。で、会場もキネマ倶楽部で結構なキャパだったし、THE BEACHESとしてもいいウォーミングアップになると思ったんです。ジェリーリーも黙ってやめているから、ライヴを見られなかった人にももう一度見てもらう機会にもなるので。

──ヘルマンとのキネマがあって、結局ジェリーリーでは何回ライヴをしたんですか?

あと夏の〈BAYCAMP〉に誘ってもらって、その2本だけです。

俺がやりたいと思うことをやりたいと思ってくれるメンバーだから

──ヒサシ the KIDにとってジェリーリーでのその2本のライヴはどんなモチベーションだったんでしょう?

キネマのときは自分でも予想外にも本当に良くて、演奏もバッチリはまったんです。でも〈BAYCAMP〉のときはあまり上手くいかなくて(笑)。同じ4人でやっていても、その4つの楽器の噛み方が全然違うから、ちょっと気を抜くと本当に上手くいかなくなっちゃうんですよね。ただTHE BEACHESの場合は、最初からそういう軽い感じではやれない仕組みになっていて。

──それはどういうことですか?

隙間が多いからぼーっとできないんですよ。一個一個の「ダン!」っていうところを皆で合わせないといけないから、集中しないとできないんです。

──なるほど。THE BEACHESの音楽は、この4人じゃないとできないんですか?

この4人じゃないとできないですね。特にドラムに関しては、普通の人が叩かないようなことをやるから、他のメンバーではもう再現できないんです。ここからそれを一から作っていくのもちょっとしんどいかなって。すごく上手い人が入ったからできるっていうものでもないから。そこはもうずっと一緒にやってきて、俺がやりたいと思うことをやりたいと思ってくれるメンバーだからっていうのもあるかもしれないです。r.u.ko (Keybords)に関してはもう、いなきゃ話にならない(笑)。

──それはどういうこと?

r.u.koのリフがそこに絡んでかっこよくなったときに初めて曲が完成するんですよね。もちろんフレーズを組み立てていったり、リズムを作るのは俺の役割なんですけど、曲として完成するってなると、r.u.koのフレーズが入らないことには完成しないです。

──ヒサシ the KIDがひとりで構築までして、っていう作り方ではないんですね。

そうです。スタジオで一個のフレーズを決めて、それがいいグルーヴになるまで延々やるっていう。1日中やって何にも使わないことも頻繁にありましたよ。やっぱりやりまくらないと出てこない瞬間ってあるから、それが見えてくるまでひたすらやるっていう、本当に面倒なやり方なんです(笑)。

──でも今回の作品はそういう感じで作られたように聴こえなかったのは、打ち込みだからですか?

この2曲に関してはバンドではセッションしていなくて、大枠を俺が一人で作ったんですよね。セッションする時間もないし、それで形にできないことには今後もないと思っていて。だから本当にしんどかったですね。

──DTMはもともと使えたんですか?

もともと使えたわけではないです。本当は自分のソロの作品もTHE BEACHESをやめてから出そうと思っていて、DTMを教えてもらったりしていたんですよね。デモとかも作ってはいたんだけど、ずっと完成しないままになっていて。だから今回初めて形にできました。

──メンバーとのやりとりはなかったんですか?

r.u.koのフレーズに関してはr.u.koに投げていろいろネタを考えてもらって、そこから一緒に組み立てていくっていう作業はやったりもしました。順番としては、リズムが出来てから歌を作っていって、歌を作りながら歌詞も同時に書いていましたね。今回歌詞の尺を同じタームにしたくなくて、歌詞の回しで構成がずれていくっていう作り方をしたかったから、歌と歌詞を書きつつ構成も変えつつっていう作業をずっとやっていました。

次に何かしら違うモードでやれるっていう気にはなれている

──特にA面にはびっくりしました。3回ぐらい、これはA面とB面が間違っているんじゃないかと(笑)。

ははは(笑)! B面の「RUDE BOY ROOT DOWN」はA面の「HERE COMES SUMMER AGAIN」ができてから作ったんですけど、お気楽に「あ、THE BEACHESっぽいじゃん」みたいな感じで作ったんです。「HERE COMES SUMMER AGAIN」1曲目があったから、もう1曲お気楽に作ろう、みたいな。逆に「HERE COMES SUMMER AGAIN」は、THE BEACHESっぽくやろうみたいなことは考えていなかったですね。スタジオでセッションしながら歌っていたら絶対にでない声のトーンなので。

──この作品の、特に「HERE COMES SUMMER AGAIN」では何に影響されて、どんなことをしたいと思ったんですか?

最初から思っていたのは、バンドでセッションしてできる、こんな感じになるだろうっていう曲にはしたくなかったんです。どういうジャンルがやりたいっていうのは特になかったんですけど、俺普段家でヒップホップとかしか聴かないから。2016年は特にそうだったんですけど、洋楽の新譜が盛り上がっていたので、そういう雰囲気があるものにしたいなっていうのは漠然と思っていました。

──ちなみにどのあたりをよく聴かれていたんですか?

一番大きかったのはチャンス・ザ・ラッパーですね。あとはその周りにいたいろんなアーティストの音楽も聴いていたし、ビルボードのチャートに入っているヒップホップとかトラップとか、そういうのは好きでずっと聴いていました。別にTHE BEACHESでヒップホップやろう、ってことではないんですけど、ビートとして、その辺の感じを表現できないかなって試していましたね。で、今の洋楽で面白いのが、ビートもいろんなビートがあって、ラップも、もう歌なのか何なのか分からないようなものもある。そういうのもTHE BEACHESで俺がやりたかったことと少し似ていて。ラップじゃないんだけどそういうフローもあって、でも聴き方によっては、すごい奥地のワールドミュージックみたいなメロディにも聴こえる。そういうのが今ビルボードの100位以内にガシガシ入っているのを見て羨ましく思うし、やれたら楽しいよなとも思うんです。俺小さい現場をDJでたくさん持っているから、そこで日本語の曲が一曲でもあったら楽しいし、そういう曲を年に何曲かでも作れたらいいなと思いますね。

──2017年はそういうモードを突き詰めるときですか?

今年何がやれるかもまだわからないですけど、ただ、去年の活動を通して、次に何かしら違うモードでやれるっていう気にはなれているんですよね。休んでいた5、6年間は、どんな曲を作ってもピンとこなくて、音楽的にも、最新の音楽で「これ!」っていうのがあんまりなかった時期でもあるんです。THE BEACHESをやっていた4、5年は、毎年「このビート俺が真っ先にやってやる」っていうのが常にあった。でもちょうどベースミュージックとかでいろんなジャンルがでてきていたのが一旦飽和した時期くらいに、俺のやる気も無くなっていって。多分今年は、去年出てきたものが、もうちょっとパーティー・チューンになっていくはずなんです。2016年って結構ヘヴィな雰囲気のものが多いんだけど、ああいうのが一旦売れると、それがまたチャラくなっていくじゃないですか。俺その時が一番好きで。だから今年、DJでかけたいようなすごく良い新譜がたくさん出るんじゃないか、っていう期待感があって。で、それを聞いた時に、「これだったら俺のやり方でできる」って思わせてくれる何かが出てくれるのを待っているところもあるんですよね。

──最初に「綺麗さっぱり」と言っていましたが、THE BEACHESとしてはこれでコンプリートという感じです?

最初にバンド・サウンドとしてイメージしていたことは、3枚のアルバムの中でやりつくした感はあります。心残りだったことも、新しい作り方で1つ形にできた。ただライヴで新曲をやったのが一番楽しくて、そういう意味ではやれることがまだあるんだろうなと思えたんですよね。で、その次はやっぱり全然違うことをやりたいから、それをTHE BEACHESって名前でやってもいいかもしれないし、そうじゃない方が面白いかもしれない。そこはまだ自分でも見えていないですね。ただライヴをやるってなったら俺もバンドの方が楽しいから、何かしらバンド的なスタイルでやるのはいいかなとは思います。

PROFILE

THE BEACHES

上段左から、ヒサシ the KID (Vo, Gu)、dij (Dr)、TOMOTOMO club(Ba)、下段中央、r.u.ko (Key)

2006年結成。「世界は常夏」をキーワードにアルバム3枚、シングル2枚をリリース。2010年9月、恵比寿リキッドルームでのワンマンライブを最後にロングバケーションに突入。結成10周年にあたる今年、5年9ヶ月ぶりに東京、大阪でロンバケ返上ライブ。下品なダンスビートで薄暗いダンスフロアからいつまでも辿り着けない世界中のビーチを目指すNEW WAVEなパンクバンド。

>>THE BEACHES アーティスト・ページ

o

 
 

インタヴュー

15周年のneco眠る、新作アルバムはあえて無責任につくった?! ──『Typical』を独占ハイレゾ配信開始
[CLOSEUP]・2017年11月22日・15周年のneco眠る、新作アルバムはあえて無責任につくった?! ──『Typical』を独占ハイレゾ配信開始 今年2017年に結成15周年を迎えた“neco眠る”。そんなアニバーサリー・イヤーに、彼らから新作アルバム『Typical』が届きましたよ〜!! 新メンバー・おじまさいり((Key from CASIOトルコ温泉)加入後初、そして実験性とポップ・センスが高次元で結合した前作『BOY』以来、実に3年ぶりとなるフル・アルバムとなっております!!! 初期作を担当していた森雄大(Gt)、前作で全曲の作曲を担当したBIOMAN(Synth)、栗原ペダル(Gt)、そして新メンバーのおじまさいりがソングライティングを担当、さらにスチャダラパーやロボ宙、安部勇磨(never young beach)なども参加し、各人の個性が爆発した10曲を収録! そんなバラエティに富んだポップで踊れる今作『Typical』を独占ハイレゾ配信を開始するとともに、メンバーの森雄大、おじまさいりへのインタヴューを掲載します! 3年ぶりフル・アルバム! ハイレゾはOTOTOYだけ! neco眠る / Typical'【配信形態】AL
by JJ
「やっといまのPolarisになったな」──Polarisの新たな魅力が凝縮された新作『走る』をリリース
[CLOSEUP]・2017年11月22日・「やっといまのPolarisになったな」──Polarisの新たな魅力が凝縮された新作『走る』をリリース 数々のアーティストのプロデュースや映画音楽の制作、ソロ・プロジェクトなど、多岐に渡り活躍するオオヤユウスケと、フィッシュマンズ、So many tearsとしても活動する柏原譲によるユニット、Polarisが2年9ヶ月ぶりとなる新作ミニ・アルバム『走る』をリリースした。〈bud music〉へと移籍後初のアルバムリリースとなる今作は、Nabowaの川上優がサポート・ドラムとして参加。新曲5曲に加え、フィッシュマンズ「SEASON」のカヴァーを含めた6曲を収録し、新たなPolarisのサウンドが凝縮されている。OTOTOYでは今作を1ヶ月独占ハイレゾ配信とともに、オオヤユウスケ、柏原譲の2人へのインタヴューを掲載。今年彼らがどのような活動をし、このアルバムをリリースしたのか、話を訊いた。 2年9ヶ月ぶりの新作をハイレゾ配信! Polaris / 走る (24bit/96kHz)'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/96kHz) / AAC>>>ハイレゾとは?'【配信価格】単曲 300円(
by ?
大西順子、ジャズ・ピアノストを語る
・2017年11月21日・大西順子が語る、ジャズ・ピアノ──アート・テイタムから現代まで つい先ごろ、約8年ぶりのピアノ・トリオ・アルバム『Glamorous Life』、そして初のバラッド集『Very Special』と2枚同時に新作をリリースしたばかりのジャズ・ピアニスト、大西順子。OTOTOYでは新作に関するインタヴューに続いて、こちらのページではその後編、特別企画として、ジャズ評論家、柳樂光隆を聞き手に、大西にレジェンダリーなアーティストから現代にいたるまでのジャズ・ピアノに関して語ってもらった。レジェンダリーなジャズ・アーティストたちに直接師事、またはバンドのいちいんとして共演し、まさに世界レベルで活躍してきたピアニストたる大西の、その審美眼を通して分析される、ジャズ・ピアノはまさに目から鱗ものの情報ばかりです。 大西順子、新作2作に関するインタヴュー前半こちら 8年ぶりとなる待望のレギュラー・トリオ作品大西順子トリオ / Glamorous Life(24bit/96kHz)'【Track List】01. Essential 作曲 : 大西順子02. Golden Boys 作曲 : 大西順子(モントルーL
ニッポンのロックンロールに、新たなモッズの風? ──Layneの1stアルバム『Be The One』に迫る
[CLOSEUP]・2017年11月13日・ニッポンのロックンロールに、新たなモッズの風が吹く? ──Layneの1stアルバム『Be The One』に迫る 湘南在住、ザ・ビートルズ、オアシス、ザ・フーなどの英国音楽をはじめ、ザ・コレクターズなどのモッズ・ミュージックの影響も感じさせる4人組バンド・Layne。9月に先行リリースした7インチをきっかけに早耳リスナーの中で話題を呼んだLayneが、満を持して〈Youth Records〉から1stアルバム『Be The One』をリリース! 狂おしいほどのロックンロール・サウンド満載の10曲が収録されています! andymoriなどを輩出した〈Youth Records〉からの、新たな才能の誕生に、絶対に立ち会うべきです! このインタヴューを読めば、Layneがどんなバンドなのか丸わかり! ぜひアルバムとともにお楽しみください。 ニッポンの音楽をアップデートする、記念すべき1stアルバム! Layne / Be The One'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC【配信価格】単曲 250円(税込) / アルバム 2,488円(税込)【収録曲】''1. ステ
by ?
世界を旅した音楽家・谷澤智文、長編3部作の第2部完成! 第1部とともに独占ハイレゾ配信開始 & 自宅兼スタジオ、農園に潜入!
[FEATURE]・2017年11月11日・音楽と農業のあるライフスタイル──谷澤智文の農園、自宅兼スタジオに潜入! 最新作の独占ハイレゾ配信も! かつてはメジャー・レーベルに所属し、アニメの主題歌なども手がけていた音楽家・谷澤智文。東日本大震災を経たことで彼の価値観は大きく変わり、2012年に彼は今までの活動をなげうって世界放浪の旅に出た。帰国後は生活のサイクルを変え、現在は東京を離れて埼玉県加須市にて新たな生活をしながら音楽活動を続けている。昨年2016年にはアコースティック宇宙奏楽長編3部作「”ぼくらはみんな”シリーズ」と銘打った第1作目『ぼくらはみんなスペーシー(We Are All Spacy)』をリリース。そしてこの度、制作期間1年半の時を経て第2部となる『ぼくらはみんなエイリアン(We Are All Alien)』が遂に完成した。 自身の演奏に加え、これまでの活動や旅で出会った仲間たちのサポートによって産まれた今作は、壮大な世界観と細部までこだわり抜かれた彼の美学が込められた渾身の1作。アートワークは前作に引き続き、気鋭の漫画家・panpanyaが担当、アルバム特設サイトには詩人・谷川俊太郎からのコメントも寄せられているので、
渋谷慶一郎のレーベル、ATAKの過去音源配信開始、第3弾
・2017年11月11日・ATAK過去作配信第3弾、今回は渋谷慶一郎の1stソロ、そして渋谷の原点となったアーティストの作品も 2017年9月11日より、毎月11日に、半年に渡って渋谷慶一郎が主宰レーベルのATAK過去作品を配信リリース。OTOTOYでは各作品に関して、毎回、ライター、八木皓平による渋谷慶一郎本人へのインタヴューを行い解説をお送りします。第3弾は、2004年リリースの渋谷慶一郎の1stソロ・アルバム『ATAK000』にボーナス・トラックが2曲加わった、2011年の『ATAK000+』。そして渋谷慶一郎が音楽の道を志すきっかけとなった、実験音楽の巨星、高橋悠治の関連作2作。『ATAK002』での共演から親交をさらに深め、〈ATAK〉からのリリースとなった、高橋悠治のソロ作で、電子音楽作品によるフル・アルバムとしては12年ぶりとなった『ATAK006』。そして、こうした交流が渋谷慶一郎とmaria、そして高橋悠治との共演ライヴへと結実、凄まじい緊迫感の中繰り広げられたこのライヴのドキュメントとなった『ATAK007』の3作品だ。インタヴュー : 八木皓平 ミニマリズムは結構強力な乗り越える対象としてあって ──いま、パ
by 八木 皓平
大西順子、バラッド集&ピアノ・トリオ新作を先行ハイレゾ配信スタート
・2017年11月10日・大西順子、待望の8年ぶりのレギュラー・トリオと、初のバラッド集をリリース──先行ハイレゾ配信 2度の活動休止(2012年には引退宣言も)からの復活を遂げ、昨年は菊地成孔プロデュースによるニュー・アルバム「Tea Times」をリリース「Tea Times」をリリースするなど、ここにきてまた活動を活発化させているジャズ・ピアニスト、大西順子。そんな活動の勢いを象徴するように2枚のアルバムを同時にリリースする。まずはファン待望、8年ぶりとなる待望のピアノ・トリオ・アルバム『Glamorous Life』、そして彼女が10年以上、そのアイディアを温め続けてきたという初のバラッド集『Very Special』の2枚だ。OTOTOYではこの2作を、11月15日のCDリリースを前に、24bit/96kHzのハイレゾ音源データにて、先行配信開始いたします。さらには本作を巡るインタヴュー敢行。『Jazz The New Chapter』監修のジャズ評論家、柳樂光隆によるインタヴューを掲載いたします。また次週には同インタヴューの後編として、往年の名ジャズ・ピアニストに関して、柳樂が大西に問う特別企画も掲載予定です。そちらもお
10年前に想像してた10年後よりも楽しく音楽をやれてる──GHEEEの、5thアルバムを独占ハイレゾ配信 & インタヴュー掲載
[CLOSEUP]・2017年11月08日・10年前に想像してた10年後よりも楽しく音楽をやれてる──GHEEEの、5thアルバムを独占ハイレゾ配信 PLAGUES、PEALOUT、ZEPPET STOREといった90年代中盤以降のギター・ロック・シーンを担ってきたメンバーを中心にHisayo(tokyo pinsalocks / a flood of circle)が加わり2007年に結成されたドリーム・バンド、GHEEE(ギー)。個人やその他のバンドでの活動と共に4枚のアルバムを発表しつつ、今年で結成を10周年を迎えた彼らですが、この度5枚目のアルバムとなる『CINQ(サンク)』を完成! OTOTOYでは今作をハイレゾ独占配信すると共に、フロントマンである近藤智洋と深沼元昭へのインタヴューを掲載。10年の歩みを感じる、今までのアーティスト写真やライヴ写真と共にお楽しみください! 結成10年目のアニヴァーサリー作!! ハイレゾ配信はOTOTOYのみ!!GHEEE / CINQ'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC 【配信価格】単曲 324円(税込) / アルバム 3,780円(税込)【収録曲】''01.
筆者について
J J (JJ)

パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyのチーフ・プロデューサー。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。ototoyでは、リミエキのJJとして喋っている時は、JJ(Limited Express (has gone?))と記載しています。

同じ筆者による他の記事