【行かなきゃ ASP Episode3】「いま必死にしがみついて私にできることを見つけていきたい」──モグ・ライアンが語るWACKへの熱い想い
活動が発表されて約2カ月、ついにデビュー・アルバム『ANAL SEX PENiS』をリリースしたWACK所属のニュー・グループ、ASP。個別インタヴュー企画、1周目の第3回は〈WACK合同オーディション2020〉や〈Project WACKちん〉で注目の的になり、ASPへの所属が決定したモグ・ライアンが登場。いままでオーディションを受け続けてきたのはASPへ所属するためだったのかもしれない。今回アルバムのことはもちろん、これまでの経歴や今後の目標などについて話を訊きました。WACKへの愛が人一倍感じられる彼女のインタヴューをどうぞ!
デビュー・アルバム『ANAL SEX PENiS』ロスレス配信中!
INTERVIEW : モグ・ライアン
ダンスも歌もまだまだだと語るけど、探求する力、やりきる根性、愛… 実はWACKに大事な3拍子がちゃんと揃っているのがモグ・ライアン。彼女の存在は、ASPの地盤となるだろう。デビュー・アルバム『ANAL SEX PENiS』も発売し、まずは中野Heavy Sick。遂にASPのドラマが始まった!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 東原春菜
写真 : 大橋祐希
合宿の前になんとかOKをもらって
──モグ・ライアンさんがASPに所属するまでの流れを教えてください。
モグ・ライアン : 3年前にWAggの一期生オーディションで合格をいただいたんですけど、受かったその日に親に反対されちゃって辞退したところからはじまりました。
──どうして親は反対したの?
モグ・ライアン : 前からWACKが大好きで“受けてみようかな”ぐらいのテンションでWAggの一期生オーディションを受けてしまって。気持ちの整理がついてないまま親に相談したら「覚悟が足りない」って言われて、なにも言い返せなくなって親が渡辺(淳之介)さんに辞退の電話を入れてしまったんです。
──それから、なぜまたオーディションを受けたんですか?
モグ・ライアン : 私はアイドルになりたいわけじゃなくてWACKに所属して大好きなメンバーさんと一緒にお仕事がしたかったので、親に何回も手紙を送ったり電話したり何回も謝って、他のオーディションを受けずに合宿の前になんとかOKをもらって〈WACK合同オーディション2020〉を受けました。けど、合宿6日目に脱落者として発表されてしまって、翌朝の救済措置がオセロ対決で寝ずにオセロを勉強していたら、本番でなにをやっているのかわけが分からなくなっていて気づいたら負けて終わっていました。
──寝ずに戦っていたんですね。そこからは?
モグ・ライアン : 合宿で落ちてしまったんですけど、あきらめる気はなかったので次のWACKオーディションを待っていたら〈Project WACKちん〉という謎のオーディションがあって。いままでのオーディションとは全く違う形だったので受けようか迷っていたんですけど、渡辺さんに「あきらめちゃったのかな」って思われていたら終わりだなと思ったので受けました。
──〈Project WACKちん〉に参加しているなかでASPへの所属が決まりましたが、どんな風に渡辺さんから声がかかったんですか?
モグ・ライアン : 渡辺さんから電話がかかってきて「とりあえず話したいから事務所に来てくれる」って言われたので事務所に行ったら急に「新グループ作るんだけどやる?」って言われてすぐ「やります!」って言ってASPへの所属が決まりました。合宿に落ちてもずっとWACKについて調べていたので、本当にあきらめなくてよかったなと思いましたね。
──親はASPへの所属を賛成していますか?
モグ・ライアン : 私が合宿に行ってから親がWACKを大好きになって、いまはすごく応援してくれています。
──よかったですね。今回のアルバム・タイトルは『ANAL SEX PENiS』ですが、モグ・ライアンさん的に下ネタは大丈夫?
モグ・ライアン : WAggのオーディションのときも「WACKのどこが好きなの?」って聞かれたら「BiSHさんがちんことか言っているところです」って言うぐらいWACKが大好きすぎて、完全に下ネタに対する抵抗がなくなってしまいました(笑)。
──どうしてそんなにWACKが好きなんですか?
モグ・ライアン : 私はBiSHさんの“オーケストラ”のMVを見て引き込まれたんですけど他の動画を見たら過激なこともやっていて、いろんなことができちゃうグループなんだって。単純にBiSHさんだけ好きだったのが、渋谷とかでかくれんぼするようなイベントがあるたび、だんだんWACKが大好きになっていつの間にか憧れちゃいました。
──ASPメンバーの初印象はどうでしたか?
モグ・ライアン : はじめて集まったのはナアユちゃんとユメカちゃんと私だけで、ふたりを見た瞬間「あっ! ユメカさん! あっ! ナアユさん!」ってなって、最初は本当に新グループを組むことに実感がなかったです。
──2カ月ぐらいメンバーと練習してみてどう?
モグ・ライアン : ユメカちゃんは私と真逆で私にできないことが全部できる人なのですごく尊敬しますし、ナアユちゃんは的確なアドバイスをくれて、いま足を怪我して踊れないんですけど鏡でそれぞれのメンバーのことを見ていてくれて「○○ができていないよ」って毎回教えてくれるところがかっこいいんですよ。ナナシ(ナ前ナ以)ちゃんは、めっちゃ不思議な子で話していてもおもしろくて、私にはない発想とかを思いついたりするので頼りになりますね。本当に天然だからお客さんにも早くおもしろさを知ってほしいです。
──なぜ、モグ・ライアンという名前になったのでしょうか。
モグ・ライアン : 渡辺さんに名前の由来を聞けていないんです。でも、親に聞いたら「メグ・ライアン(アメリカの女優)からきてるんじゃない?」って言われて。その人のことを知らなくて調べたら、いろんな映画に出ていたから見なきゃなと思っていたんですけど、時間がなくて見られなかったのでこれからたくさん映画を見ようと思っています。