これで完全版! Neat's傑作『MOA』を補完する3.5thアルバム、ハイレゾ先行配信スタート!

2014年、史上最高の作品『MOA』をつくりあげたNeat's。今回、その『MOA』を補完する作品、3.5thアルバム『Bedroom Orchestra Ⅱ 〜more MOA〜』が完成した。"Bedroom Orchestra"(注1)作品の真骨頂とも言えるBOXセットには、Bedroomリアレンジした『MOA』楽曲から新曲も収録した、ミュージック・プレイヤー内蔵の缶バッチ型ガジェット「PLAYBUTTON」に、120Pオール・カラーで描いたNeat'sお手製のオリジナル絵本。さらにミュージック・ビデオとそのメイキングが収録されたDVDも収められ、まさに"『MOA』完全版"。
さて、このBOXセットはオフィシャル・ショップで4月11日より販売されるが、OTOTOYでは発売に先駆けて、PLAYBUTTON収録の全10曲をハイレゾ(24bit/48kHz)、CD音質(16bit/44.1kHz)、mp3の3タイプで配信。Neat'sのインタヴューと共にお届けする。本作の構想はもちろん、Neat'sというアーティストの多才さに改めて触れる機会となった。
注1 : "Bedroom Orchestra"とは、Neat'sの思い描く世界を、音楽だけではなくストーリー、アートワークと共に表現する企画。第1弾が2014年1月に完成し、OTOTOYでは完成に至るまでの8ヶ月を追った。詳しくは以前の特集ページへ。
ハイレゾ先行配信&OTOTOY限定書き下ろしブックレット付き!!
Neat's / Bedroom Orchestra Ⅱ
【配信形態】
ハイレゾ(24bit/48kHz) ALAC / FLAC / WAV : まとめ購入のみ 2,500円
>>ハイレゾとは?
>>CD音質(16bit/44.1kHz)、mp3のご購入はこちら
【Track List】
01. prologue 〜淡い記憶〜 / 02. MOA / 03. グレイの森 / 04. 夕暮れレコード / 05. 黄昏れに雨 / 06. monologue 〜孤独の星と金色の鳥〜 / 07. 海 / 08. 砂漠のスコルピオン / 09. end roll 〜夢と永遠のまんなか〜 / 10. 風
☆Neat's書き下ろしOTOTOY限定歌詞ブックレット付属
INTERVIEW : Neat's
最初にインタヴューをさせてもらったときは、やりたいことに溢れてはいたが、それを言葉にできてなかった。正直、音楽にも落としこめていなかったかも。そんなNeat'sは、2014年に『MOA』を創り、そして今回、3.5thアルバム『Bedroom Orchestra Ⅱ 〜more MOA〜』を創り上げた。何を言っているのかわからなかった彼女は、クリエイティブはいっさい衰えずに、どんどんスマートになり、それを表現しきる術を身につけた。凄い、凄い! 毎回、インタヴューさせてもらって、彼女の成長を体感出来るのは、ライター冥利に尽きる。僕は、彼女についていくことに決めた。みんなも、Neat'sという愛らしい才気に溢れたアーティストに、振り落とされてはいけない。
インタヴュー : 飯田仁一郎
カメラマン : 外林健太
ポップな入口からもっと深いところに踏み込んだアルバム
――『Bedroom orchestraⅡ』をやろうという構想はいつごろからあったんですか?
『MOA』を作るときからありました。前作の『Bedroom Orchestra』はすごく挑戦的にやったことだったんですけど、予想以上に好評で、これはもう1回やるべきだなと思って。Neat'sの作品の流れ的に、オリジナル・アルバムの物語とリンクさせようと思っていたので、『MOA』ができた瞬間から作っていった感じですね。だから物語やテーマは『MOA』とほぼ一緒で、ちょっとだけ絵本仕様にストーリーをデフォルメしました。
――今回は、アートワークまで全部自分で? 『Bedroom Orchestra』では、TOMOYOさんが担当しましたね。
はい。『Bedroom Orchestra』ではちょっと怖気づいたんです(笑)。私にとって絵本は命みたいな存在だから、それを自分で手掛けるのは結構勇気がいることだったんですよ。今やっていいものか、おばあさんになって集大成として出すべきなのかなとか。だから『Bedroom Orchestra』では、コラボしてまだ見たことない可能性にかけたほうがいいかなと思ったんですけど、今回は腹を決めてやっちゃおうかなって。
――『MOA』とは音楽のスタイルも全然違いますよね。曲順も違うし、新曲も入ってる。
『MOA』で世の中に出てないストーリーをまとめたのがこの絵本で。絵本のサウンドトラックを作るような感じで『MOA』とはまったく別アレンジで作り直したのが今作なんです。
――『MOA』とストーリーはほぼ一緒なんですよね。ストーリー性を考えたら、『MOA』の楽曲に絵本をつける形でも成り立つと思うんですけど、そうしなかったのは何故なのでしょう。
別に出してもいいんですけど、おもしろくないなって。全てMOAっていう世界観の中の話なんですけど、それをすごくポップに色んな人に聴いてもらえるようなサウンドに落としこんだのが『MOA』で、「良い!」とか「元気出る!」とかそういう感想をいただけたらいい作品なんですよ。でもそこからさらに2歩3歩入ってみると、泣けるお話があったり、映画的な要素が入ってたりして、エスプレッソみたいによりギュッと濃縮したのが『Bedroom Orchestra Ⅱ』。ポップな入口からもっと深いところに踏み込んだアルバムなんです。
――なるほど。じゃあ『MOA』と同時、というか『MOA』完成以前から構想があったんですね。
そうです。1番最初に頭に浮かんでたのが『Bedroom Orchestra Ⅱ』で、そこから『MOA』にしていったんです。深いところはもうちょっと焦らしたいなと思って。
――今回はどんなストーリーなのでしょう。
簡単に言うと、「『MOA』という絶滅した鳥が、永遠の命を授かって不死鳥として生きたとしたら、それは幸せなことなのか」っていうのを検証したくて始まった物語なんです。私自身、永遠のものに憧れ続けていて、「これが明日なくなっちゃったらどうしよう」とか「今こうやって大好きなものがたくさんあるけど、明日にはこれが大嫌いになるかもしれない」って怯えて生きてきたのにケリをつけたくて。そういうものが全部永遠になったらうれしいかな。いや、うれしくない。あれ? なんでうれしくないんだ? ってなったところからこの物語が始まってて、その私が「ん?」って思った心が『MOA』として映しだされて旅をしてるんですね。絵本に出てくる飛べない鳥のモアっていうのは私なんです。

――なるほど。
「永遠の体が欲しいよ! 僕だって空を飛んだりして色んなものがみたいよ!」って言ってるモアがいて、「いろんなことを知らないで死ぬなんて最悪だ!」ってモアはおじいちゃんに話すんですけど、おじいちゃんは永遠が素晴らしいことではないってわかってるんです。でもモアにはそれがわからないから、おじいちゃんは、「自分で神様にお願いして永遠の体になってみなさい」って諭すんです。そして永遠の体を手に入れたモアは、最後、ワンダーランドに行って気づくんです。ずっと探し求めていたものは世界のどこを見てもなくって、「おじいちゃんと一緒に夕日の光に包まれたときの感動こそが探し求めていたものだったんだ!」って。
――おじいちゃんと見た景色ですか。
そう。でももう過ち(=永遠の体を手に入れたこと)は取り戻せないから途方にくれるんです。「みんな死んでるのに自分はこのまま生き続けなきゃいけないんだ!」って。そして、最後は、モアは飛びすぎて飛びすぎて風になっちゃって今もどこかで飛んでるよっ、て話です。
――『MOA』を聴きながら絵本を読むのも良さそうですよね。
それもいいと思います。『MOA』を聴きながらこの絵本を読むっていうのは1番直結してるから。『Bedroom Orchestra Ⅱ』の音楽は、「サントラ的なBGMがあったら楽しくない?」って発想で作ったものなので。
Neat'sは、いっぱいいるんですよ
――サントラにする上で、意識したことはありますか?
『MOA』と変えること! それは物語云々ではなくて、もうちょっと音楽的な発想で、アレンジのおもしろさを突き詰めたいってものですね。『MOA』がすごく開けた作品なので、真逆をいってみたくて。それでもやっぱりメロディーは残るから、メロディーさえ残っていれば音楽は形を変えられるし、素敵になるって実験をしました。
――両方のアレンジでライヴもやったんですよね。
やりました。Neat'sは、いっぱいいるんですよ。
――え?
いつも頭の中でいろんな人がいて会話してる。重要人物がいっぱいいます!
――1番の重要人物は誰なんですか?
順位は特にないんですけど… 担当はありますね。音楽担当の中にもアレンジ担当とメロディー担当と全てを統合するプロデューサー的な人と。
――なるほど。
でもアーティストってみんなそうじゃないのかな? 言い方は違うかもしれないですけど、自分の考えを客観視するもうひとつの目というか。
――妄想ってもっととっ散らかってるイメージがあるんですけど、この絵本はお話としてちゃんと完結してますよね。それによってアルバムの世界観も明確になったなと思います。
音楽自体には全てを詰められないし、曲はあくまで曲だから、そうしなくてもいいと思っていて。だからお話を伝えるものとして絵本に分けてる部分もあって、そこまでをひっくるめて作品として作りたいんです。その結果、アルバムの物語や世界観を鮮明に感じてくれたら何よりですね。

――もうひとつ疑問だったのが、どうして『MOA』と『Bedroom Orchestra Ⅱ』を一緒に出さなかったんだろうということで。僕はインタヴューの機会を得られたので、2作の関係性や物語がどういう世界なのかを訊けたけれども、そうじゃない人たちはNeat'sさんが伝えたい世界の全てを理解するのが難しいじゃないですか。
出してもいいんですけど、例えばこれを1万円のセットにして、CDと絵本の超ゴージャスセットを出しましょう! ってしたら、作品としてはすごく意味があるような気がするんですけど、Neat’sとしてはもっと大衆的なものでありたいと思うんですよね。高価なことやってるなっていうより、あくまでも大衆向けなポップなアーティストでありたいから、イメージとかも含めてこれが1番いいのかなと思って。
――なるほど。一緒にしたら、自分の伝えたい世界ではあるけど、値段も高くなるし、ハードル高いじゃんと。
そうそう。嫌じゃないですか! 若いファンの人も多いし。そういうので距離が遠くなるのってすごくもったいないことだと思うし、「やりたいことをやりたいんです!」ってやってるわけじゃないんだから。ポップに表現しながら、『Bedroom Orchestra Ⅱ』のような面もあるんだよって見せたいし。
――今日のNeat'sさんかっこいいですね!
うそ(笑)! どの辺りがですか?
――プロデューサー的な観点をしっかり持ってるんだなと思って。
そういうの結構考えてるんですよ。どういうアーティストに見られたいかってすっごく重要なことだと思います。自分でやってると、自分がレコード会社の人みたいなものじゃないですか。だからこそ『MOA』と『Bedroom Orchestra Ⅱ』を別にしたんです。『MOA』ですごく大衆的なところを開くんだけど、『Bedroom Orchestra Ⅱ』ですごいコアなところでもやるっていう真逆な二面性を持ってるアーティストなんだってみんなを揺さぶりたいんですよね。ポップなところが好きな人とコアなところが好きな人が繋がればいいなって。そこの両極端のバランスはすごく大事。
わたしが毎日そうやって本気でみんなと向き合ってるのって、意外と見えないもんなんだなと思って
――そのバランスを考えるようになったのは何故なのでしょうか。
人の先入観がすごく嫌いで。例えば私のことを知らない人は、『MOA』を見聞きして「Neat'sってポップな宅録の人なんだろうな」とか分類するじゃないですか。そういう風にカテゴライズされるのが嫌なので、絵本も描いて、映像も作って、って色々やった結果「結局Neat'sってどういう人なの!?」ってなるように、みんなの脳みその先入観の鍵を外したいんです。いろんな私がいるし、すごく明るい人だねって言われる時もあれば、暗いねって言われるときもあって。さっきの飯田さんみたいに「え! Neat'sさんそんなことも考えてたんだ!」っていう驚きはやっぱり話さないと分からないことじゃないですか。
――そうですね。ずっと妄想癖のある人だと思ってました(笑)。
そうですよね(笑)。そうやって深入りしたいっていうか。それはファンの人との間でもそうで、最近はTwitterとかLINE@とかでも毎日みんなとやりとりするし、私は分かり合えてる気持ちでいたんですね。だけど、昨日星空フェスのためのプロジェクトのクラウド・ファンディングで支援してくれたみんなにお礼をしようと思って、応募してくれた127人全員にビデオを録ったんです。当たり前のように127テイク。それを何気なくつぶやいたら、みんな「ひとりひとりに!?」ってどひゃーと驚いてて。
――ファンからしたら嬉しいでしょうね。
すごく喜んでくれて、さらに好きになりましたって言ってくれたけど、わたしが毎日そうやって本気でみんなと向き合ってるのって、意外と見えないもんなんだなと思って。考えてることや死ぬ気でやってることっていうのがそれほど伝わってないってわかって、発信し続けないといけないなって。

――『MOA』を作る時はもうやめようと思った瞬間もあったって仰ってましたけど、今はどういうモードですか?
制作モードですね。スイッチオンしてます。でも制作期間には段階があって。さっき言ったプロデューサー脳みたいな人は結構後になって出てきて「出口をどうするか」ってことを考えるので、1番最初はもっと原点回帰みたいな、すごくパーソナルなことを考えてます。今はまだその地点。
――Neat'sさんは燃え尽き症候群みたいになったりはしないんですか?
いま、すっごいなりそう!
――(笑)。
『MOA』が完成した次の日からすでにそれに怯えてました。こんなに自分を全て出した作品を作っちゃったから、越えられないぞと、半年以上ずっと悩んでました。プロデューサーみたいな人がすっごく邪魔してくるの! 「この作品出したから次はこれじゃない路線のものを出してみようじゃないか」とか「あれよりもキャッチーなものってなんだろうね」って問いかけてくるのがすごくウザくて(笑)。
――そのプロデューサーの人が頭の中にいるんですよね?
そうなんです。どいて欲しくてたまらないんですけど、プロデューサー的な脳が最初に出ちゃうとなんかいい感じにまとまっちゃってダメなんです。それは打算的なものになるし、中身がなくなっちゃうから、後半までどいてて欲しい。生み出す瞬間はひたすら自分に向き合ってピュアなものを求める。じゃないと中身の説明ができなくなっちゃうから。
――じゃあ今はとにかくやりたいことを模索しているところですか?
そうですね。ピュアNeat'sの原液を抽出してる感じ。『MOA』の時は奇跡のひらめきがあったんです。衝撃的に「うわ!」ってなる感じ。そういうのがまだないから、今はとにかく洗い出してます。
――今回はひらめきを待つんじゃなくて掴みにいってるんですね。
そうですね。それがたぶん商業として大衆的にやってる人の使命だと思いますね。だって次のひらめきは10年後かもしれないし、出てくるかも分からないから。私は芸術家じゃないので、今はそういうやり方でやってます。
――今日のNeat'sさん、さっきからかっこいいですね。
やったー(笑)! でも今までの経験から学んだんですよ。待ってたら何も出てこなくて辞めたくなっちゃうから。
このヘッドフォンの音を聴かせたらめっちゃ感動するのにな
――4月25日に"星空サイレントヘッドフォンフェス"を開催されますね。これはいつ頃思いついたんですか?
以前フジロックか何かに行ったときに、屋内でみんなでヘッドフォンをしてDJを聴くようなブースを後ろから見て、なんか面白いなって記憶に残ったんです。その後、機材が壊れてモニターが使えないから私だけヘッドフォンをしなきゃいけないっていうライヴがあって、みんなは普通に座って聴いてるんですけど、ふと「今みんなにはどう聴こえてるんだろう?」って不安になってきて、このヘッドフォンの音を聴かせたらめっちゃ感動するのになって思ったことがあって。そこからヘッドフォン・ライヴをやりたいと考えるようになったんです。あとは実現するためにどうしたらいいか調べまくりました。プロデューサーNeat'sがいろんなものを時系列に並べていって、ヘッドフォン・ライヴをしよう、実現するために応援してくれる会社やスタッフを見つけた、じゃあ場所はどうしようって。
――開催場所は『MOA』のジャケットを撮影したところですね。
部屋だと普通すぎるし外かな、ワード的に星空だと可愛いな、星空を見ながらヘッドフォン… これめっちゃいい気がする! 星空が見える場所、大草原… 『MOA』の撮影場所でやったらお話的にもすごく繋がりができるし、みんなに体験してもらうべき場所だわ! と思ってそこに決めました。

――今回はクラウドファンディングで募集したんですよね。
これもやっぱりわたしは1人でやっているし、宣伝的なことも考えようと。SNSだけだと広がりに限界があるし、だけどすごいおもしろい企画だから、何かないかなって思って、クラウドファンディングにしました。
――皆がヘッドフォンで一斉に野外で同じ音を聴ける環境を作るって一筋縄では行かなそうですけど。
調べあげました。最初いろんな人に相談したら、専用のラジオを作らなきゃいけないから秋葉原に行って部品を買いなさいって言われたんですけど、それは無理だ、私の能力にはないやって諦めてて。でも、世の中のどこかにはきっとある気がして、「ヘッドフォン/ライヴ」とかでいっぱい調べてたら、今回お世話になるAZDENさんに当たったんですよね。それがたまたまJ-WAVEのナヴィゲーターさんのDJ TAROさんがやってるイヴェントで、連絡して「どこの会社ですか? 」って教えてもらって、今回に至ります。その会社はワイヤレスヘッドホンを開発している会社で、ブルートゥースみたいな発信器が一つ置いてあればみんなに飛ばせるようになってるんですね。テストに行って、100人規模だったら全員問題なく聴こえそうだって。でも、そのヘッドフォン会社の人も野外は初って言ってました。
――ヘッドフォンも貸し出してくれるんですね。
はい、無料でワイヤレスヘッドフォンを貸し出して、私が木の下に楽器を組んで夕暮れに差し掛かったらライヴをして、私もヘッドフォンで歌ってみんなに聴いてもらって星を見るっていう。
――いい企画じゃないですか!
そうなんですよ。いいですよ、すごく!
――まだ参加できますか?
できます! イープラスでチケット売ってるし、専用バスの予約も受け付けてます。来てください。
――妄想号ってやつですよね?
そう! 妄想バス(笑)。
――タイトルにフェスと入れたのはロケーションですか?
フェスでライブをやったことがなくて、すごく出たいんですよ! フジロックとか呼ばれたいなって(笑)。でもまだお呼ばれしないし、そもそもNeat'sはフェスっぽくないから、フェスのイメージを付けようと思ってネーミングをフェスにしました(笑)。
――そんな思惑が(笑)。
やっぱり先入観をぶち壊したいんですよね。今回、フードコートを出したり、雑貨のお店を出したり、フラッグを装飾したり、最大限できる手作りフェスを開催して、そのレポートとかをアップして「Neat'sフェス似合うね! いいね! よーし、フジロック登場! 」みたいな(笑)。
――やっぱりプロデューサーだ(笑)。雨が降らないといいですね。
絶対降らないです。降らないイメージしかない! 大丈夫(笑)!
Neat's 過去作品
Neat's、3枚目のアルバム。これまでの作品と同様に作曲・編曲に加えてアートワークやPVの監督・編集も自身で手掛ける。同作には、昨年リリースされたセカンド・アルバム『MODERN TIMES』に引き続き、ギターで戸高賢史(ART-SCHOOL)、エンジニアとしてthe HIATUSなどを手がける柏井日向が参加。さらにボーナストラックとして、『Sound & Recording Magazine』誌の企画で制作された砂原良徳によるトラックが収録。彼女が元来持っているポップ・ミュージックの感性を遺憾なく発揮された現時点の最高傑作。
Neat's / Bedroom Orchestra データ版 ~気軽な配信データのみ~
OTOTOYとの連動企画、Neat'sの2.5thアルバム『Bedroom Orchestra』。小さな少女と大人の女性のあいだで揺らぎ衝突する不安定な心を、"ナイーブ"という主人公の旅に沿って、アートワーク、ストーリー、そして音楽で展開するプロジェクト。「気軽な配信データのみ」版は、下記chapter.1〜8までの楽曲をダウンロード&電子書籍BCCKS内にて『Bedroom Orchestra』のアートワークとストーリーをお楽しみいただけます。
Neat's 『Bedroom Orchestra』Archive
>>chapter.1「Hello, Alone」
>>chapter.2「スロウモーション・ファンタジーズ」
>>chapter.3「BBB」
>>chapter.4「首飾り」
>>chapter.5「モダンタイムス」
>>chapter.6「苦いコーヒーに溶けないでシュガーキューブ」
>>chapter.7「ミス・クラウディの場合」
>>chapter.8「惑星」
USインディ・シーンの影響を伺わせるセカンド・アルバム『MODERN TIMES』。戸高賢史(ART-SCHOOL)を迎えたアナログ・バンド・スタイルと、宅録度数100%の楽曲がパッケージされた1枚。
LIVE INFO
星空Bedroom Orchestra〜サイレント・ヘッドフォン・フェス〜
2015年4月25日(土)@静岡県富士宮市 ふもとっぱらキャンプ場
Neat's主催の初野外フェス開催! 会場は3rsアルバム『MOA』のジャケットや表題曲のMVを撮影した「静岡県 富士宮市 ふもとっぱら」。富士山をバックに、夜には満天の星空の下、お客様全員がワイヤレス・ヘッドフォンを装着してNeat’sの奏でるBedroom Orchestra堪能することができる。ライヴに加え、小規模なフードコーナー、フリー・マーケットなども出店予定。
2015年5月30日(土)@秋田Club SWINDLE
出演 : Neat's / TRIPLANE / porehead / Made in Asia / ACT ONE AGE / Brand New Vibe 他
PROFILE
Neat's
新津由衣によるソロ・プロジェクト。 作詞・作曲・編曲を自ら手がけ、Bedroomから発信する変幻自在のファンタジー。 アートワークや作品のディストリビューションも自ら手がけるD.I.Y.な活動も話題になっている。 バンド・スタイルでのライヴと並行して、"Bedroom Orchestra"と称した、ループ・マシーンやサンプラーを駆使した独奏スタイルのライブも精力的に行っている。