【開催目前】SYNCHRONICITY’19──名物フェス / パーティ・オーガナイザーたちをも巻き込む気鋭のフェス

4月5日(金)の〈duo MUSIC EXCHANGE〉での前夜祭を皮切りに、4月6日(土)〜7日(土)に行われるSYNCHRONICITY’19。TSUTAYA O-EAST、TSUTAYA O-WESTなど渋谷の円山町エリアの9ベニューを中心に行われる都市型ミュージック&カルチャー・フェスティヴァルだ。5月18日(土)に大阪・服部緑地野外音楽堂で開催される『SYNCHRONICITY’19 OSAKA』も行われる。まさに世代もジャンルも超えた、多様なアーティストたちの出演が決定している。そんな唯一無二の存在になるにはやはり訳がある…… ということでOTOTOYではそんな唯一無二の存在となったこのフェスのその魅力に迫るべく、主宰、麻生潤に加えて、それぞれフェス内で独自のステージのブッキングを任されているオーガナイザー、星原喜一郎(New Action!) と飯田仁一郎(ボロフェスタ)の2人、計3人による記事をおとどけしよう。
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 水上健汰
写真 : 大橋祐希
文字起こし : 東原春菜
4月6日(土)〜4月7日(日)SYNCHRONICITY’19開催
前夜祭
2019年4月5日(金)
@duo MUSIC EXCHANGE(東京・渋谷)
open 18:30 / start 19:00
出演アーティスト : bonobos / Ovall / UDD(Up Dharma Down / Philippines)
1日目
2019年4月6日(土)
open / start 13:00
出演アーティスト : 浅井健一 & THE INTERCHANGE KILLS / SOIL&”PIMP”SESSIONS / SPECIAL OTHERS / 大森靖子 / 雨のパレード / アルカラ / cinema staff / mabanua / KID FRESINO / Awich / STUTS / AAAMYYY / Say Sue Me(Korea) / toconoma / ADAM at / Schroeder-Headz / TRI4TH / JABBERLOOP / カネコアヤノ(バンドセット) / Ghost like girlfriend / ニガミ17才 / GEZAN / 踊ってばかりの国 / THE LITTLE BLACK / スカート(弾き語り) / toddle / 羊文学 / KONCOS / キイチビール&ザ・ホーリーティッツ / CRCK/LCKS / Ryu Matsuyama / ニトロデイ / Nao Kawamura / Last Electro / Gai Sunya(yahyel) / sora tob sakana / Maison book girl / ポップしなないで / SAKA-SAMA / ギリシャラブ / The Taupe / nhhmbase / falls / the SHUWA / テスラは泣かない。 / SuiseiNoboAz / Lucie, Too / The Wisely Brothers / Special Favorite Music / Luby Sparks / 東郷清丸 / ザ・おめでたズ / Kick a Show / BLACK BASS / BROTHER SUN SISTER MOON / 座布団5000/ / VENUEVINCENT / sankara / babaroa / Mega Shinnosuke / レイラ / 山形りお / CHAILD / SOA / DJ Ko Umehara(-kikyu-) / DJ New Action!(星原喜一郎 / 遠藤孝行) / 松本誠治 / 白鳥雪之丞(Tears of Swan) / 出口博之(exモノブライト) / ハシダカズマ(箱庭の室内楽) / 西村ひよこちゃんemo / アイアムアイ / ミノウラヒロキ・マジックショー / Gravityfree(Live Painting)
2日目
2019年4月7日(日)
open / start 13:00
出演アーティスト : 渋さ知らズオーケストラ / ZAZEN BOYS / eastern youth / 在日ファンク / BRADIO / OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND / tricot / CHAI / 犬式(INUSHIKI) / MOROHA / LUCKY TAPES / SIRUP / Tempalay / MONO NO AWARE / DENIMS / TENDOUJI / 下津光史(踊ってばかりの国) / fox capture plan / bohemianvoodoo / ichikoro / Yasei Collective / SANOVA / DATS / TENDRE / THREE1989 / UDD(Up Dharma Down / Philippines) / tfvsjs(Hong Kong) / 長谷川白紙 / The Songbards / Newspeak / DALLJUB STEP CLUB / showmore / ワンダフルボーイズ / Limited Express(has gone?) / Emerald / the engy / TOKYO HEALTH CLUB / Dos Monos / 徳利 / WRENCH / ATATA / killie / skillkills / Gateballers / Attractions / the hatch / ボギー / メシアと人人 / バレーボウイズ / No Buses / Mom / MGF / メロウ・イエロー・バナナムーン / Johnnivan / The Cynical Store / YOOKs / Mellow Youth / Cody・Lee(李) / Bearwear / Chapman / Shiki / 百獣 / 1inamillion / VENUEVINCENT / cOups. / sikisi / DJ Ko Umehara(-kikyu-) / DJ New Action!(星原喜一郎 / 遠藤孝行) / アイアムアイ / ミノウラヒロキ・マジックショー / Gravityfree(Live Painting)
チケット情報:<前売チケット>発売中
【4/6(土)、4/7(日)通し券】11,000円(ドリンク別)
【4/6(土)、4/7(日)一日券】5,800円(ドリンク別)
イープラス(URL:http://eplus.jp/synchronicity19/)
※前売券完売の際は、当日券の発行はございません。
詳しいチケット情報などは公式ウェブへ
https://synchronicity.tv/festival/
主催:EARTHTONE Inc.
企画・制作:-kikyu-
協力:シブヤテレビジョン / duo MUSIC EXCHANGE / カルチャー・オブ・エイジア / LOFT9 / ボロフェスタ / New Acion! / 西村ひよこちゃん
招聘協力:THISTIME / EVIC / WORDS Recordings
初の大阪でも開催
SYNCHRONICITY’19 OSAKA
2019年5月18日(土)
@大阪・服部緑地野外音楽堂
出演アーティスト : 渋さ知らズオーケストラ / SPECIAL OTHERS ACOUSTIC / toconoma ほか
詳しいチケット情報などは公式ウェブへ
https://synchronicity.tv/festival/
チケット・プレゼント企画あります!
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INTERVIEW : 麻生潤(SYNCHRONICITY) x 星原喜一郎(New Action!)
今年で14年目を迎える、都市型フェスSYNCHRONICITY。インスト・バンドやジャム・バンドを中心に始まったこのフェスも、今や様々な音楽が一体になったフェスとして注目されているが、それを可能にしている1つの要因が、主催の麻生潤が巻き込んでいる他のオーガナイザーの存在だろう。京都の老舗ロック・フェス「ボロフェスタ」、奇抜なDJスタイルで、アイドルやバンド、シーンを問わず様々なアーティストと共演してきた「西村ひよこちゃん」、そして常連メンバーとして定着しつつある、ロックDJとバンドのクロスオーバーを支えてきたパーティー「New Action!」。それぞれがブッキングを担当しているステージが、SYNCHRONICITY内に存在し、更なる個性を与えている。SYNCHRONICITY’19の開催が迫る中、急遽その雑多な面白さにフォーカスすべく、SYNCHRONICITY代表の麻生潤、New Action!代表の星原喜一郎、そしてインタビュアーにはボロフェスタ代表の飯田仁一郎を迎えて、当日の見どころ、そして様々なカルチャーを巻き込むSYNCHRONICITYの目指すものについて話を伺ってきた。
ここで3人がそれぞれ主宰するフェス / パーティをおさらい
SYNCHRONICITY
未来へつなぐ出会いと感動 – CREATION FOR THE FUTURE – 」をテーマに開催する都市型ミュージック&カルチャーフェスティバル。"都市"にフォーカスし、音楽、ライブペインティング、映像、ダンスパフォーマンス、デザイン等、ジャンルを超え様々な音楽やアートが交わる空間を通して、未来へ続く前向きなエネルギーを生み出すことを目的に開催。今年で14年目を迎える。
公式ウェブ
https://synchronicity.tv/festival/
ボロフェスタ
「音楽と人をつなぐ、音楽で人をつなぐ」を掲げ、2002年から京都で続く音楽フェス。代表の飯田仁一郎やLive House nanoの店長土龍などを中心に毎年100人以上のボランティアスタッフで運営され、その文化祭ノリとも言うべき独特な雰囲気は、唯一無二!
公式ウェブ
http://borofesta.jp/
New Action!
DJ星原喜一郎が主宰を努めるアミューズメント・パーティー〈New Action!〉。その名の通り、新しい音楽と出会う楽しみや刺激を届けることをコンセプトに、ジャンルレスに様々なアーティストのフレッシュな音楽を発信中。LIVE、DJ、VJ、FOOD、etc…… 楽しみ方はあなた次第。おもちゃ箱をひっくり返したようなポップでハッピーなパーティー空間へようこそ!
公式ウェブ
http://new-action.daa.jp/
世代や音楽のカルチャー、いろいろなものを混ぜ合わせてみんなが共感できるものを作りたい。

──今年で14年目になるSYNCHRONICITYですが、ここ数年にかけてNew Action!がキュレーションするステージがはいり、昨年で言うとless than TVステージがあり、いろいろな他のイベントや、他団体を巻き込んでSYNCHRONICITYは形成されています。それは今やSYNCHRONICITYの大きな特徴だと思っているのですが、麻生さんはSYNCHRONICITYでどんなものを描きたいと思っているのでしょうか?
麻生 : やっぱり、自分一人で触れられる文化や分野には限界があって、でも、それを人の力を借りることによって、今までは決して作ることが出来なかったものが出来ると思っています。今年で言えば、西村ひよこちゃんがキュレーションしたNishimuraHiyokochan Collaboration Stage だったり、京都で長く行われているボロフェスタのBOROFESTA Collaboration Stage だったり、もちろん恒例のNew Action! Collaboration Stage だったり、タイムテーブルを見てもそれぞれの個性がしっかり出ているステージになったなと思いますね。自分にとっては、そういったいろんなカルチャーが交わっていく様を描くことが大切なことなんですよね。それを僕がプロデュースすることで、SYNCHRONICITYとしてまとめているという感じです。世代とか音楽のジャンルによっていろんなカルチャーがあるし、そういうのを混ぜ合わせて、みんなが共感できるものを作りたいというのが一つのテーマですね。

──New Action!と麻生さんとは何がきっかけで一緒にSYNCHRONICITYを作るようになったのでしょうか?
星原 : 初めて麻生さんに存在を知っていただいたのが、2014年のYogee New WavesとDJクルーのNew Action!が共同で主催するサーキットイベント<UTOPIA SHANGRI-LA TOGENKYO>で、遊びに来ていただいたのがきっかけですかね。
麻生 : うん! 行った!
星原 : その後、共通の知人を通してお会いして。
麻生 : そう。その時に、新しい世代の音楽をうまくまとめているなと思ったんですよね。それに加えて、SYNCHRONICITYにはない、バンドとロックDJの共演という違うベクトルを持っていたので、一緒にできればなかなか面白いなと思って声をかけましたね
──New Action!としてやりたいことをあえて言うとしたらどんなことですか?
星原 : New Action!を始めたのが2009年なんですが、当初はDJとバンドの接点がほとんどない状況で、それを何とか結びつかせたくてやってました。その後色んなロックパーティーが生まれて、シーン全体が一気に盛り上がったと思うんですけど。少しずつ飽和、衰退していってるのが現状で。だから今は、そんな中を何とか工夫して、頑張って続けていこうみたいな気持ちが正直強いです。
──めっちゃわかります! 僕らも京都のボロフェスタで、それこそNew Action!のようなDJとバンドが共演するオールナイトイベントをやっているんですけど、以前ほど刺激的じゃなくなってきたなと感じるようになったんですよ。クラブでバンドとDJが共存するのは、もはや当たり前になってしまった。だから、今まさにすごい悩んでます。
星原 : ただ、自分たちが歳を取っちゃっただけの感じもするんですけど、まだやり方はあるだろうなと思っているところですね。新しい挑戦をいろいろしていかないと、止まっていたら置いていかれちゃうだけなので。

──それこそSYNCHRONICITYは今年で14年目ですが、そういた時代の変化みたいなものは感じますか?
麻生 : たくさんあるね。僕らの一番最初のスタート時点は、星原君とは違ってロックじゃなくて、もうちょっとクラブだったんですよ。テクノとかハウスとか、クラブカルチャーがすごく面白くて盛り上がっていた一方、自分の身の周りでは犬式 a.k.a. DogggystyleとかSPECIAL OTHERSが出てきて、テクニカルですごくカッコよくて、その人たちってクラブカルチャーとも凄く相性がいいと思っていたところ、周りでもそういったクロスオーバーがまさに起こり始めていたんですよ。その時に、それを自分たちでも体現したいと思ったことがきっかけで、SYNCHRONICITYは始まりました。でも今、当時のようなカルチャーがほとんどなくなってるし、勢いを感じれずにいます。
──なるほど。でもまた今、tofubeatsやパソコン音楽クラブなどを筆頭に、ハウスやテクノのシーンがすごく面白い動きをしていますよね。
麻生 : また新しいカルチャーですよね。
──BOROFESTA Collaboration Stageにもそういったところから長谷川白紙に出演してもらおうと思ったんです。
麻生 : 長谷川白紙かっこいい! すごく!
星原 : 長谷川白紙がすでに決まっていることを知らなくて、こちらからも遅れてオファーかけちゃいました(笑)。ブッキングがボロフェスタと被ることは結構多いだろうなって思ってはいたんですけど。
──そうですよね。僕らもNew Action!と被らないように意識してましたよ(笑)。
大切なのは若い人たちへのリスペクトを忘れないこと。

麻生 : そうそう! ボギーさんをすごく見たいんだけど! ボロフェスタに出演したときのボギーさんの「贈る言葉」をYou Tubeで観てね、あの場に居れたら最高だって思いながらSYNCHRONICITY のYouTubeのプレイリストに入れちゃいました。(笑)
──ありがとうございます。ボロフェスタの普段の意識として、SYNCHRONICITYやNew Action!と同じように、何年たってもカッコイイバンドも呼ぶし、新しく盛り上がっているシーンも意識してブッキングをしているんですが、SYNCHRONICITYというイベントの中で、どうやってボロフェスタ色を出すかを考えたときに、ボロフェスタ特有の学際的なノリも大切にしたいなと思ったんですよね。なので、ボロフェスタのステージで一番ボロフェスタらしいのは、ミノウラヒロキ・マジックショーです!
星原 : ああ、やっぱり!(笑)
麻生 : 普段ならマジックショーとか絶対ブッキングしないもん。(笑)
──マジックショーがたくさんのお客さんに見てもらえたら、僕ら的には勝ちです! 麻生さん的にはNew Action!やボロフェスタにはどんなことを期待してるんですか?
麻生 : New Action!はいつも変わらず時代への嗅覚があると思っていて、もちろん僕もアンテナを張ってるし、新しいアーティストも知ってるけど、New Action!に教えてもらうことは多いですね。今回で言えばKID FRESINOとAwichを一緒にブッキングしたのは、「二人は今まであまり一緒にやったことがないから、一緒にやると面白いですよ」とNew Action!に助言をもらい実現しましたね。彼らとやっているのは、SYNCHRONICITYの空気というのをわかってくれているというのも大きな理由だし、そして、実際に多くの人がNew Action!のステージに足を運んでますからね。
──星原さん的には、自身の年齢が上がっていく中、そういった嗅覚を保つ秘訣ってなにかあったりするんですか?
星原 : そうですね。若い人へのリスペクトを絶対に忘れないっていうことですね。
──どういうことですか?
星原 : 若い人たちの意見だったり、話してる内容だったり、流行ってることとかを蔑ろにしないということですかね。歳を取って、上の立場になって、ダサいなって感じちゃったりするのは、もしかしたらそれは自分が歳を取って、感覚が昔のまま変わってないだけかもしれない。なので、素直に一回、若者の意見に踏み込んでみたりもします。常に変化している音楽シーンにおいて、若い人へのリスペクトを止めたら自分も止まっちゃうなと思って。
──僕も、最近そう思うことが多いんですよね。だからいつもOTOTOYの若い人達に、今何が面白いかってよく聞くんですけど、New Action! Collaboration Stageに出演するMomやNo Busesとか、見事にOTOTOYのインディー担当が「最近めっちゃ好きなんですよ。」って言ってるアーティストばかりだった。そういった意味でも、New Action!のブッキングは筋が通っていると思います。麻生さん的にボロフェスタに求めることはありますか?
麻生 : ボロフェスタは、京都の一つの音楽シーンを体現してるフェスだなと思っていて、そこを僕はすごく面白いと思っているんです。最初は、それが混ざり合った時にどうなるだろうっていう期待感だけだったんですけど、飯田くんは結構考えるし、自分の思ってることを上手くやるから、結果として今の形になったことが楽しみだなっていう。

──頑張ります(笑)! あと、NishimuraHiyokochan Collaboration Stageが入ってきたことによってアイドルが入ってきましたね。
麻生さん : これは自分にとってもフレッシュだし、どういう反応が出るか楽しみですね。正直、アイドルは知らないし、僕だったらオファーできないところだと思う。
──そのステージにMaison book girlやsora tob sakanaが出ると聞いて、僕たちもその新しい雰囲気に触発されちゃってアイドルに声をかけたんですよね。“BOROFESTA Collaboration Stageでアイドルを呼ぶとしたら”というところを考えて、最近、地下アイドル・シーンで少しずつ人気を獲得してきたSAKA-SAMAというアイドルグループを入れたんですよね。そうやって化学反応が起きたことに対して、さらに我々が何かするみたいな、お互いが上手くやろうと主張し合う感じもまた新しいですよね。
麻生 : 僕の感覚としても結構、冒険してる感じがります。
カルチャーが1つの場所に詰まった、街のお祭りを作りたいんです。

――New Action!やボロフェスタ、西村ひよこちゃんなど、いろいろな人に任せているんですが、これがまた、サーキット・フェスでよくある、ここのエリアはこんな感じにしてくださいともどこか違うじゃないですか。というかSYNCHRONICITYってサーキット・フェスなのかといわれると、また違った雰囲気がありますよね。
麻生 : SYNCHRONICITYのことをどう呼んでもらっても構わないんですが、僕はサーキット・フェスとは全然思ってないんですよね。始めに話した、SYNCHRONICITYはどういったものを目指しているのかという話につながるんですけど、自分の中での理想としてはアメリカにあるようなジャズフェスとか、ああいった街と一緒にあるお祭りのような感じに落とし込めていければいいなって思っているんですよね。音楽があって、フードがあって、いろいろなカルチャーが1つの街に詰まったものになれば面白いと思っているんですよね。
──街のフェスを誰もサーキット・フェスって言わないですもんね。では、改めて今年の見どころはどこですか?
麻生 : まず6日(土)は、SYNCHRONICITYにとって今までと比べても、一番雑多な感じのイメージですね。アイドルを呼んだりしたNishimuraHiyokochan Collaboration Stageでは、昨年のless than TV的な立ち位置のようにエッジがきいてて新しいものを持ってきてくれたし、そこにボロフェスタも加わってくるし、SYNCHRONICITYとしても大森靖子や雨のパレードなど今までとは違ったところが入ってきて、そういった雑多さがどう出るかというところですかね。
──わかります。アルカラとか雨のパレードとか面白いなと思いましたよ。
麻生 : 彼らみたいなバンドが、どういう風に作用するかですよね。6日(土)はいろいろ冒険をしてて、最初インストを中心に組んでいこうかなと思っていたんですけど、アイドルとかも入ってきはじめてね。
星原 : (笑)。
──(笑)。完全に西村ひよこちゃんにやられてますね。

麻生 : 7日(日)は、今までのSYNCHRONICITYの雰囲気を残しつつさらに広げてるという感じかな。あと、LOFT9のステージが今回、6日(土)7日(日)の両日ともフリーになったので是非そちらにも足を運んでほしいですね。
──星原さんのNew Action! Collaboration Stageのおすすめは?
星原 : どの人たちも甲乙つけがたい良いアーティストなので、具体的に挙げるのは難しいですね。でも、強いて挙げるとすれば、両日の最後の流れですかね。6日(土)では、ザ・おめでたズという大人数のヒップホップ・クルーのフロア・ライブからの僕らのステージでのDJ、7日(日)はAttractionsというバンドのステージからのフロアでのDJと、どちらのバンドも間違いなく盛り上げてくれる人たちなのですが、その盛り上がりをいかに引き継いでさらにDJで盛り上げるかということが、New Action!の醍醐味でもあるので、そこを見てほしいですね。
麻生 : ボロフェスタもそうだけど、ほとんど間を空けずにやるタイムテーブルってよくできるよね。
──ボロフェスタも、そういったタイムテーブルはいつもやっているんですよね。僕たちのステージで言うと、今回は7日(日)の長谷川白紙、徳利、Dos Monosや、the hatch、ボギー、Limited Express (has gone?) など、ほとんど間を空けずにやるステージがあって、そこには僕達なりの思いもありますので、そこはまとめた一つのステージとして観てもらって、来たお客さんになにか感じてもらえたらなと思っています。
麻生 : いろいろタイムテーブルを見て、どう回っていくかみたいなことってみんな考えると思うんだけど、僕はいつも計画通りにいかないんですよね。人がいっぱいだったりで違うアーティストを観たり、また呑み始めると、そのまま止まらなくなっちゃって、その後のスケジュールが潰れたりとかね。(笑)でも、意外とそういうのも楽しいんですよね。今回は、いろんな飲食店にも協力してもらっているので、そういう楽しみ方もして欲しいなって思ったりしています。ほんとに、お祭りですね。

4月6日(土)〜4月7日(日)SYNCHRONICITY’19開催
前夜祭
2019年4月5日(金)
@duo MUSIC EXCHANGE(東京・渋谷)
open 18:30 / start 19:00
出演アーティスト : bonobos / Ovall / UDD(Up Dharma Down / Philippines)
1日目
2019年4月6日(土)
open / start 13:00
出演アーティスト : 浅井健一 & THE INTERCHANGE KILLS / SOIL&”PIMP”SESSIONS / SPECIAL OTHERS / 大森靖子 / 雨のパレード / アルカラ / cinema staff / mabanua / KID FRESINO / Awich / STUTS / AAAMYYY / Say Sue Me(Korea) / toconoma / ADAM at / Schroeder-Headz / TRI4TH / JABBERLOOP / カネコアヤノ(バンドセット) / Ghost like girlfriend / ニガミ17才 / GEZAN / 踊ってばかりの国 / THE LITTLE BLACK / スカート(弾き語り) / toddle / 羊文学 / KONCOS / キイチビール&ザ・ホーリーティッツ / CRCK/LCKS / Ryu Matsuyama / ニトロデイ / Nao Kawamura / Last Electro / Gai Sunya(yahyel) / sora tob sakana / Maison book girl / ポップしなないで / SAKA-SAMA / ギリシャラブ / The Taupe / nhhmbase / falls / the SHUWA / テスラは泣かない。 / SuiseiNoboAz / Lucie, Too / The Wisely Brothers / Special Favorite Music / Luby Sparks / 東郷清丸 / ザ・おめでたズ / Kick a Show / BLACK BASS / BROTHER SUN SISTER MOON / 座布団5000/ / VENUEVINCENT / sankara / babaroa / Mega Shinnosuke / レイラ / 山形りお / CHAILD / SOA / DJ Ko Umehara(-kikyu-) / DJ New Action!(星原喜一郎 / 遠藤孝行) / 松本誠治 / 白鳥雪之丞(Tears of Swan) / 出口博之(exモノブライト) / ハシダカズマ(箱庭の室内楽) / 西村ひよこちゃんemo / アイアムアイ / ミノウラヒロキ・マジックショー / Gravityfree(Live Painting)
2日目
2019年4月7日(日)
open / start 13:00
出演アーティスト : 渋さ知らズオーケストラ / ZAZEN BOYS / eastern youth / 在日ファンク / BRADIO / OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND / tricot / CHAI / 犬式(INUSHIKI) / MOROHA / LUCKY TAPES / SIRUP / Tempalay / MONO NO AWARE / DENIMS / TENDOUJI / 下津光史(踊ってばかりの国) / fox capture plan / bohemianvoodoo / ichikoro / Yasei Collective / SANOVA / DATS / TENDRE / THREE1989 / UDD(Up Dharma Down / Philippines) / tfvsjs(Hong Kong) / 長谷川白紙 / The Songbards / Newspeak / DALLJUB STEP CLUB / showmore / ワンダフルボーイズ / Limited Express(has gone?) / Emerald / the engy / TOKYO HEALTH CLUB / Dos Monos / 徳利 / WRENCH / ATATA / killie / skillkills / Gateballers / Attractions / the hatch / ボギー / メシアと人人 / バレーボウイズ / No Buses / Mom / MGF / メロウ・イエロー・バナナムーン / Johnnivan / The Cynical Store / YOOKs / Mellow Youth / Cody・Lee(李) / Bearwear / Chapman / Shiki / 百獣 / 1inamillion / VENUEVINCENT / cOups. / sikisi / DJ Ko Umehara(-kikyu-) / DJ New Action!(星原喜一郎 / 遠藤孝行) / アイアムアイ / ミノウラヒロキ・マジックショー / Gravityfree(Live Painting)
チケット情報:<前売チケット>発売中
【4/6(土)、4/7(日)通し券】11,000円(ドリンク別)
【4/6(土)、4/7(日)一日券】5,800円(ドリンク別)
イープラス(URL:http://eplus.jp/synchronicity19/)
※前売券完売の際は、当日券の発行はございません。
詳しいチケット情報などは公式ウェブへ
https://synchronicity.tv/festival/
主催:EARTHTONE Inc.
企画・制作:-kikyu-
協力:シブヤテレビジョン / duo MUSIC EXCHANGE / カルチャー・オブ・エイジア / LOFT9 / ボロフェスタ / New Acion! / 西村ひよこちゃん
招聘協力:THISTIME / EVIC / WORDS Recordings
初の大阪でも開催
SYNCHRONICITY’19 OSAKA
2019年5月18日(土)
@大阪・服部緑地野外音楽堂
出演アーティスト : 渋さ知らズオーケストラ / SPECIAL OTHERS ACOUSTIC / toconoma ほか
詳しいチケット情報などは公式ウェブへ
https://synchronicity.tv/festival/