OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.352 インディーズ・バンド最前線
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
インディーズ・バンド最前線
インディペンデントという言葉は、「独立」や「自主的な〜」という意味がある。音楽における「インディーズ」とはメジャー・レーベルの資本傘下外で活動しているアーティストを指すことが多い。よく名前をみるバンドでも実はインディーズだったりもするし、曖昧な言葉だなと思う。
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今年のシーンはかなり豊作だった。揺れるは幽霊、iVy、Khaki、kurayamisaka、雪国、ひとひら、ルサンチマン、sidenerds (11月末とポストしていた) など、さまざまなバンドが作品集をリリースしており、次のステージへ進んでいるように見えた。ここ数年で力をつけてきたバンドがきちんと評価されメジャー・シーンに進出した年でもあり、新たに面白いバンドが沢山現れた年でもある。彼ら、彼女らはライブも音源もマーケティングも面白い。
音源にはそれぞれの面白さがあり、宅録かつGarageBandでつくられていたりもする。ギターはアンプ・シミュレーター、ドラムは打ち込み、ミックス、マスタリングを本人たちで...。そんなDIY精神が産む音源は楽しいし、粗があった方がしっくりくることも多い。しっかりすれば録音に遜色ないクオリティにもなるし、SYAYOSなど、ハイファイな方が良いと思うバンドはしっかりスタジオで録っていたりして、若いミュージシャンのセルフ・プロデュース力には驚かされる。
SNSで名前を見かけたバンドのライブにフラっと遊びにいくと、メンバー全員の服が真っ赤だったり、CDの包装が布でハンドメイドだったり、フルートを吹いていたりそれぞれの個性が光っています。
各々が本来のオルタナティヴを見失わず、メイン・ストリートを逸れながら良いもの、面白いものに突き進んでいる実感があり、面白くならないわけがない。複雑化、肥大化した “オルタナティヴ” をさらに大きくしていってほしい。メディアとしてもファンとしても、とてもとても応援しています。











































































































































































































































































































































































































