OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.60
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
おうち時間であぶらだこ
コロナウイルスによる混乱の毎日が続いております。みなさんはいま、どんな音楽を日々聴いて過ごしていますでしょうか? 自分はといいますと……ここ最近はあぶらだこの全作品を聴きなおしておりまして、改めてその唯一無二の音に痺れております。
ADK時代に残されたハードコア・パンク・サウンドから、現時点での最新作、舟盤(ご存知の方も多いとは思いますが、基本的に彼らの作品は全てセルフ・タイトルになっていてジャケットのからその愛称が付けられています)における、その達観されたサウンドまで全てが素晴らしいのですが、残念ながらOTOTOYでは初期の傑作、木、青、亀盤の3枚しか取り扱いがないため、今回はその3枚の中からチョイスしました。木盤だったら1曲目の“FARCE”の祭囃子的なイントロでアガりますし、青盤は冒頭“北極”から“ガロア”の頭3曲の流れ、亀盤は好きな曲の上位に入る“五百段階右折”なんかを選んでみましたが、初期の作品からの選曲になってしまうので、どうしてもADK時代のハードコア色が残る楽曲を選んじゃうよね~といった感じではあります。初期3作をまとめるならば、リフのかっこよさとリズムのタイトさ、これに尽きるのかなと。もちろんその後の作品での進化の片鱗を感じさせる長尺曲の“翌日”や“焦げた雲”も外せませんでした。
個人的には月盤のバランス感がたまらなく好きなんですが、みなさんのベストはどの作品でしょうか? OTOTOYでは今回セレクトした初期3作品は全てハイレゾにて配信してますので、この週末のおうち時間に改めて聴いてみるのはどうでしょうか? あとはぜひ釣、穴、舟、ADKなどのタイトルももっと聴かれるべき作品だと思っているのでぜひダウンロード、サブスク解禁してほしいですね…。そして死ぬまでにはライブが見たい…!! とりあえず釣盤を取り込み直したいんですが、CDが見当たらないのでこの週末は探すことにします。