OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.128
毎週金曜日に編集部がセレクトするプレイリストをお届けする『OTOTOY EDITOR'S CHOICE』。8月恒例となったゲストによる特別編。今年はOTOTOY Contributorsスペシャルです。初回はライターでOTOTOYニュースチーム番長でもある岡本貴之さんセレクトの10曲をどうぞ。
2021 CONTRIBUTORS SPECIAL
2021 日本の夏、カラダ動かずともココロは踊る
まったくあれもこれも困ったもんだよねえ、なんて言ってる間に2021年上半期も終わり、いつの間にやらもう8月。夏ってこんなに暑かったっけ?とここ10年ほど同じことを呟いている自分がいます。10年ひと昔、やはり地球の環境は刻一刻と温暖化しているのでしょうか。
いきなり心にもない書き出しで失礼しました。だって暑いんですもの。今日は朝から取材原稿の作成に励んでいたものの、デスクが窓際にあるせいで強烈な日差しが差し込んできて、クーラーがまったく効いている様子がない。あげくの果てに下の階からドンツクドンツクとノリの良いEDMっぽい音楽が流れてくるおかげで、気が散ってしょうがありません。もしかしたらWii Fitだかビリーズブートキャンプだかそんな感じのトレーニングを音楽に乗せてやっているのでしょうか。真夏に汗をかきつつ激辛鍋を食べるとなぜか元気が出るように、暑さの中で体を動かすためにあえて暑苦しい音楽を聴いているのかもしれません。
なるほど、こうしてクーラーにあたりつつ椅子に座ったままPCの前に張り付いているのも確かに体のためにはよくない。少しでも体を動かしたくなる音楽を聴くべきだ。ということで自分にとっての体が動く音楽、R&B、ブルース、ファンクなどから選曲してみました。シブさの中にもアツさあり。体は動かずとも心はダンシングオールナイト、セクシャルバイオレットNo.1です。最後に並べたマハラージャン最新EPからの2曲、ホーンの入った派手なバンドサウンド “次いくよ” と1人で作ったテクノチューン “いうぞ” で無理やりにでも体を動かそうという意気込みを感じていただきたい。音楽とは体を流れるパルス。そういうことです。
うだるような暑さと、コロナのおかげで悶々としちゃう夏。せめて心踊る音楽を聴いていたいものですね。こちらからは以上です。(岡本貴之)
