2026/01/02 18:00

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.358 2025年、良かったライブと心に残った楽曲

OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)


2025年、良かったライブと心に残った楽曲

あけましておめでとうございます。 昨年も多くの方々に大変にお世話になりました。ありがとうございました。

個人的恒例、年末年始休中担当。昨年の振り返りです。

スタッフズ・チョイス」は今年もあるみたいなので、アルバム/EPのベストはそちらに譲り、良かったライブ5選と、単曲ベースでの5曲を。

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まずはベスト・ライブ。日付順です。

1月、PULP〈rockin'on sonic〉
PULP、これまで観たことなかったんですよね。95年のグラストンベリーをはじめとして、ライブ動画はYouTubeで何度も何度も何度も観ました。そしてついに……。〈rockin'on sonic〉ありがとう! 観終えた後の「自分の中で抜けていた重要なピースが埋まった」感が凄かったです。

1月、君島大空合奏形態 (渋谷 LINE CUBE SHIBUYA)
君島大空の音楽活動にリアルタイムで立ち会えたのは自分にとってなによりの喜び。表現する側も受け取る側も、日本の若者たちがロックもバンドも死なせず、融通無碍に好きなもの・新しいものと一緒くたにして遊び続けてくれて、本当にありがとう。

6月、超右腕 (下北沢 BASEMENTBAR)
ここまでピュアに音楽だけがある時間はそうそうないと思いました。音楽が素晴らしくて、音楽で幸せ。最高のアルバムの最高のレコ発、最高のライブでした。

8月、SYAYOS (下北沢 ERA)
とんでもなかったやつ。アルバムの良さは分かっていたもののライブがここまで凄いとは。想像をはるかに超えられました。バンドとしてのアイデアと、それを出音も含めてキレッキレのサウンドにする実力。とにかく外音がむちゃくちゃ良かったです。スケール感が底知れない。こういう突出の光景をひさびさに体験しました。

10月、zoo (下北沢 THREE)
6月の超右腕に続いて、Gt./Vo. みちのぶななこ。声・歌・歌詞・歌メロのマッチングの良さは、いま一番好きです。「青春のもどかしさ」と「音楽が、ギターが、好き」がこれほどまでに美しく・強固に手を結んだ音楽はそうそうない。こんないいライブ、こんないい夜、めったにないよな、ってレベルで良かったです。歌って、ギターって、いいなあと思う夜でした。

・・・

続けて単曲ベースでの5曲を。「スタッフズ・チョイス」で選ぶアルバム/EPに収録されている曲は外して。ちなみに去年は好きな曲がちゃんとアルバム/EPに入っている率が高かったです。つまり、2025年はアルバムの年だった、ということなのかも。かつ、OTOTOYで配信している曲、邦楽でいきます。

Khaki “文明児”
2025年いちばんの「問題楽曲」だと思うKhakiの “文明児”。展開の目まぐるしさと、聴き手の感情の掻き立てかた、どちらかだけならいくらでもありますが、このコンビネーションは稀有だと思います。ライブバージョンもありますので、お好きなほうを。

しろつめ備忘録 “ebb:flow”
メンバーが一人減り新体制となり、12月にEPもリリースした、しろつめ備忘録。アーティストの試行錯誤をみる/聴くのが大好きな私的には、4月にリリースされた、このデジタルシングルを。

古里おさむと風呂敷き “まちのあかり”
沁みるなあ。歌詞がハマりすぎなメロとアレンジ。アウトロも大好物。東京の住宅街好きに。沁みるなあ。

daisansei “春団欒”
グッドメロディの魔法使い、daisansei。優しく切ない歌メロ、言葉にしておかないと通り過ぎていってしまう何気ない情景や記憶を紡ぐ歌詞。daisanseiは日本のポピュラーミュージックの系譜の正統な後継者だと思います。

Sad Happy Birthdays “Friend Song”
ノスタルジックなインディロックのエッセンスをまといながらも、たしかに2025年の聴き手の心を揺らす。後半の視界の広がりかたが大好き。

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ついでに昨年、編集部でかかわったものも紹介します。

編集としては、aldo van eyckを、

最終的には訳のわからないものを作りたい──aldo van eyckが『das Ding』で示す一貫した裏切り

インタビュアーとしては、Hammer Head Sharkを、

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筆者としては、colormalのレビューのほか、

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REVIEWS連載のOTOTOY編集部による日本のインディ・ポップ〜ロック編 (6月) (8月) (10月)、毎週のOTOTOY Weeklyショートレビュー、そして、2025年編集部おすすめレビューとその英語版などにかかわりました。

ちなみに今年最初は、NaNoMoRaLです! (インタビューと編集担当)

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昨年一年間、たくさんの素敵なライヴを観せていただいて、たくさんの素敵な楽曲を聴かせていただいて、本当にありがとうございました。

今年もOTOTOYをよろしくお願いいたします!

この記事の筆者
高田 敏弘 (takadat)

Director。東京都出身。技術担当。編集部では “音楽好き目線・ファン目線を忘れない” 担当。

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