OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.63
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
希望に満ち溢れた楽曲はここに
14歳のときに弾き語り配信で活動をはじめ、2019年6月5日の21歳の誕生日にメジャーデビューを果たした女性シンガーソングライター湯木慧(ゆき あきら)。OTOTOYでも彼女の楽曲が配信されているので今回、私がおすすめする湯木慧の10曲をピックアップしてみました!
私は、2017年11月5日の『Love music』の放送で湯木慧を知った。そのとき“存在証明”という曲を披露していて真っ白な衣装を身にまとった彼女は、間奏中にパレットに出された絵具を手に取り心臓がある位置を強く握りしめた。そのパフォーマンスが印象的で、その瞬間から彼女の虜になったことをいまでも鮮明に覚えている。また、アコースティック・ギター1本と落ち着いた美しい歌声は、私が音楽を好きになった原点となるYUIとどことなく雰囲気が似ていた。
番組を観たあとに改めて“存在証明”をフルで聴いた。私は当時、音楽業界の仕組みを学ぶ専門学校に通っていたけど就職先を音楽業界にするか音楽とは関係ないところで働くか迷っていた。しかし「自分で決めたこの道なんだと明日へ一歩踏み出すのです。」という歌詞を改めて耳にし、上京して音楽業界の専門学校に入った意味に気づかされ、背中を押してもらった。それから、辛いことや苦しいことがあったときは“存在証明”を聴いて心を落ち着かせている。私にとって唯一無二の楽曲である。
そのほかにも、“キオク”、“ハートレス”、“一期一会”、“74億の世界”など、聴き手側に寄り添い胸に突き刺さる楽曲を作る湯木慧。彼女の魅力は歌だけではない。“存在証明”や“一期一会”のMVでもその才能が発揮されているのがわかりますが、個展を開くほど絵が上手なんです! (絵の詳細は湯木慧のHPをチェック!) それでは、歌以外にも才能を生み出す湯木慧の楽曲を、この機会にお楽しみください。
