2025/09/29 19:15

先週のオトトイ(2025年9月29日)

OTOTOYスタッフが先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOYスタッフが自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

ー幾多の海外公演を経てリリースされたニューアルバムから。進み続けるからこその、いまが一番カッコいい。(高田)

ーセカンド・アルバムから約1年、海外でのツアーなどを経てドロップされた新作EPよりタイトル・ナンバー(高木)

ークニモンド瀧口主催のCMT Recordsオーディションで選出された、来海の第3弾シングル(西田)

ー血肉湧き踊り天に召される…バスクのスポーツ新作EP(津田)

ーアニメ『ぐらんぶる』Season2のOPは湘南乃風&新しい学校のリーダーズの異色コラボ!?(藤田)

ーヘルシンキの橋本薫ソロ・デビューEPより、宅録の雰囲気がマッチした一曲(石川)

ーずとまよの万博ライブから一曲。間奏のいかにもなギターソロが最高。(菅家)

その他の追加曲は、 luvis “Oh”Sisters In The Velvet “Red Strobe”Sara Wakui “Beat Birds”竹村延和 “模倣の渦”kanekoayano “難しい(Live)”CRCK/LCKS “レンタル神様”

編集後記

Perfumeを東京ドームでみた
年に一度も行かないですが、アーティスト限らず東京ドームの公演前の雰囲気が大好きです。好き①、ひとが多い。こんなにたくさんのひとがこのアーティストをみにきたということに感動する。好き②、ひとびとの種々雑多さ。単一のトライブ (部族) だと4万人集まるのは難しい。たいていのドーム公演は老若男女種々雑多ほんとうにいろんなひとがいます。ターミナル駅の雑踏をそのまますくってもってきたかのような。そんなひとたちが同じTシャツ着たりタオル背負ってたりする。好き③、わくわくに充ちてる。ライブを楽しみにしているひとが4万人いるんですもの。そりゃ良い空気になります。
 さて、Perfume。「コールドスリープ」が分かっていれば2日めのチケットを買っていただろうけど、今回は初日で。事前に予感は感じませんでした。でも2日めも配信でみられたので、とても良かったです。ライブは、どんなひとも楽しませる、どんな感情も受け止める、その覚悟、みたいなやつ。個人的には、活動休止発表以前から、「ネビュラロマンス」のストーリーとも関係なく、いまのPerfumeの大事なテーマは「人間宣言」だと勝手に思っていました。ライブがはじまり3人の姿が見えた瞬間、巨大な「システム」の真ん中に立つ「生身の人間」としての存在の強さに心乱れ、あとはひたすら楽しかったです。日曜日のRAY、その翌日のPerfumeと、方向性も規模も違いますが、ここまでやるんだ、ここまでできるんだ、と感じたものは同じでした。続けて体験できて本当に良かったです。
 ほかにも、國のレコ発ワンマンむちゃくちゃカッコよかったとか、〈パンと音楽とアンティーク〉はほんと天才的なイベントとか、SHISHAMOの活動終了発表とか、書きたいことがたくさんありすぎの先週でした。(高田)

汚されることなんてあるわけないはずさ!
先週はお休みいただき札幌、苫小牧へ。生まれた土地なので度々一人で行ってうろうろしてきた場所に、友人二人を連れて行ってみた。一人で行く時はほぼ家にこもって音だけ聞きに行ってたのだけど、サウンドシステムとジャズとグルメの街であることを人と行動することで再認識。あそこには必要なものが全て揃っている。適当に動いていた割に全ての歯車が噛み合うように、物事が転がっていく感じがした。謎のサイトラが流れるバーに行ったり、プレシャスのサウンドシステム見せてもらったり、変なこともたくさん起こってしまいましたが結果おーらい。苫小牧のFAHDAYは精度の高すぎる地元のお祭りのような感じもありつつ、その奥に共通の向かう先があるようなビッグパーティーでした。アフターも含め終始楽しかった。生活のなかに音楽があり、音楽のなかに生活があり、その中心に人がいますね。ずっとニコニコ余裕そうに動き、すれ違いざまに言葉をかけ続ける加藤修平という人の器の大きさよ。凄すぎる。けど、日々のパーティーの先にあるということも、行くことでよく分かりました。フェスとは違うんだってこと。5日間共にした友人には、ずっと辛そうだったけど元気に遊んでてよかったと言われ、気にかけてくれる人の存在にも改めて感謝。まあもう少し頑張りますか。(津田)

夏の終わり
続いてきた酷暑からガラッと気温が下がり、この夏の疲れがドッと出たのか、先週の金曜日に38度近くまで熱が上がってノックダウン。今年は体調崩さず調子いいなと思っていたが、ここに来てどうやら体が限界だったらしい。週末はゆっくり休んだけれど、まだ本調子とはいかないので、ムリせず年末に向けての力を蓄えていきたい。ノックダウン前、祝前日の月曜日は思い出野郎Aチームの新EPのリリース・ツアー、渋谷クアトロへ。大入りのクアトロ、新曲も織り交ぜつつ、ワンマン恒例の2部制。1部終わって、階段下までドリンクの列が伸びているのが最高。ドラマ効果?もあってか初めて見に来たというお客さんも多かった様子。"僕らは踊らなくなった"が沁みた。そして先週は思い出野郎とレーベル・メイトでもあるSSW、mei eharaのインタビューも公開。新作『All About McGuffin』めちゃくちゃいいアルバムなので、インタビューと併せてぜひ。(高木)

ヒールレスラー・上谷沙弥
ラヴィットで放送された、「上谷沙弥 VS 羽南」の試合が忘れられない。平日の朝に、情報番組で女子プロレスの生中継をやるなんて、全くの前代未聞なこと。それを例えば芸人やアスリート相手にバラエティー風にするわけでもなく、「いつものスターダム」をテレビでやったことがまず素晴らしかった。「痛そう」とか「怖い」とかそういうネガティブな要素も含めて、そのまま届けて「プロレスってすげえ」と思わせたことが本当にすごい。感動した。(西田)

國をみた
土曜は國のワンマンをみに〈下北沢 ERA〉へ。すべての音が太く、分厚かった。分厚いアンサンブルのなかでしなやかで力強く伸びるヴォーカルがかっこよく、一言で表すと"強靭"。フレーズのひとつひとつに決意が込めまれ、観客は誰もスマホを構えず、ただ目の前のそれに釘付けになっていた。音楽的にも気持ち的にも大満足で、すごく暖かい気持ちで帰路につきました。ツアー帯同バンドがCarpenter'sBlue , butohesなのも最高。これから楽しみなバンドのひとつです。(菅家)

SSR 2025
日曜日はFRIENDSHIP.主催のサーキットイベント、〈SHIBUYA SOUND REVERS2025〉へ。初見のくゆるや揺らぎにビビッときつつ、Enfants・松本さんの「ときめいていこう、人生」というMCにドキッとさせられるなど。そして対談記事も展開させてもらった阿部芙蓉美とゆうらん船の並びは、イベントの締めくくりにふさわしい光景。4人編成のゆうらん船は最新アルバム『MY CHEMICAL ROMANCE』でいうところの"ロマンス"強めで、やさしさを湛えたステージに。アレンジ遊びが本当に秀逸で、ゆったり身を委ねつつふと訪れる違和感が心地よかったです。そして阿部さん。周りのざわめきの中で声とギターの音に耳をそばだてている時間は、余白さえも逃すまいと感覚が研ぎ澄まされてとても好きな瞬間だった。いろんなミュージシャンをいっぺんに堪能できる、贅沢なイベントでした!(石川)

自分にご褒美をあげる一日 この日の朝はウォーターベッドでのマッサージでスタート。まるで深海にいるような空間で、心身がふわっと軽くなる極上の癒やしを体験しました。その後は友人と合流し、江の島の絶景プールへ行きました。海を見下ろしながら泳ぐ時間は、まるでリッチなバカンス。水の中にいるだけで、心からリフレッシュできました。夕方解散後も夜は終わりません。気になっていたタイ料理barへ直行し、美味しいガパオにお腹を満たしながら、常連さんと意気投合し、チンチロで大笑いする楽しい夜に!癒やし、遊び、食、交流の全てが詰まった、大満足の平日休みでした。(福泉)

先週の特集記事

先週のオトトイ(2025年9月22日)

三台のドラムの轟音と共に、RAYが切り拓いた“アイドル”の可能性──「GROOVE! GROOVE! GROOVE!」

原点回帰、3つのルール──mei ehara、5年ぶりのアルバム『All About McGuffin』

【PIGGS、とらえる vol.56】SU-RINGが越えようと挑む、大きな存在

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阿部芙蓉美と内村イタルが語る、音楽の“キャッチーさ”とは──尽きない心配事、世相を受け止める眼差し

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第6回】ゲスト : 上村汀(上村一夫オフィス代表)

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