2025/07/18 18:00

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』

みんなが違った感覚のままで暮らしていくには?──ゲスト : イ・ラン(マルチ・アーティスト)

見汐麻衣、イ・ラン (L→R)

シンガー・ソングライターの見汐麻衣が、いまお会いしたい方をゲストにお迎えする対談連載、『見汐麻衣の日めくりカレンダー』。「大人になったと感じた時のこと」をテーマに据え、逆戻りの「日めくりカレンダー」をめくるように、当時のあれこれを振り返ります。

第5回目のゲストは、韓国はソウル生まれのマルチ・アーティスト、イ・ランさん。アルバムを発表すればさまざまな賞を受賞し、エッセイやコミックでは飾らない言葉で多くの共感を集めています。今回の対談では、「いつ大人になったのか」にテーマを絞らずに、幼少期に経験した人生を変えてしまうような出来事や、社会の中で感じる生きづらさと向きあう術について、お互いの内面に深く潜って語り合いました。その時間は、知らずに抱えていた傷を癒す、カウンセリングのようなものでもありました。

話題はやがて、「芸術家とは何か」という問いにも。イ・ランさんは、表現することとは「何かを伝えたい」という衝動から始まり、それが人の目に触れたときに自然と社会的な意味を帯びていくものだと語ります。そしてその最小単位が、“言葉を発すること”だと。語ること、対話をすることの大切さがにじみ出た対談をお届けします。

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』過去の記事はこちらから

【第5回】ゲスト : イ・ラン

文 : 石川幸穂
通訳 : 浜辺ふう
写真 : 安仁

ライブは「グループ・カウンセリング」?

見汐麻衣(以下、見汐):私がイ・ランさんの音楽を初めて聴いたのは、2016年に発表された『神様ごっこ』でした。直感的に「この人と会って話してみたい」と強く感じたのを覚えています。その後、渋谷の〈7th FLOOR〉でのライブ(2016年11月)でステージに立つ姿を見て、ミュージシャンという印象をあまり受けなかったんです。音楽を聴いてもらうことだけを主軸に置いていないというか、語られること、伝えようとする意思、そのどれもが今起こっていることに素直に反応してうたっている、話している動いているという自由さの中にいろんな感情が混ざり合っていて、「この人はいったい何をやっている人なんだろう?」と興味が湧きました。ステージの上で無防備で在ろうとする姿に驚いたというか。勝手な感想ですがその姿に何故か“葛藤”を感じたんですよね。

イ・ラン:葛藤?どこで感じたんですか?

見汐:あなたがただそこに立っていること自体に既にメッセージがあり、言葉にする以前ににじみ出てくるものを素直に放っているんだけれど、その自分自身に対して相反する感情の機微を感じたんです。大きく笑いながらも哀しんでいるように感じる瞬間があって。私にはそれがすごく魅力的で。

イ・ラン:ありがとうございます。去年のライブ(2024年9月 @渋谷WWW)も観に来てくださったんですよね。どうでしたか?

見汐:「ルー・リードみたいだ」と思いました。佇まいが。すごく印象深いライブでしたが、その時も「音楽をやりたい人」ではなく、自分の表現のひとつとして音楽があるんだろうなと感じて。「表現する人」という印象ですね。

イ・ラン:ライブの後に折坂悠太さんと話していて、彼が「オンニ(韓国語で「お姉さん」)はミュージシャンじゃないですね」と私に言ったんです。「グループ・カウンセリングみたいなライブだった」と。お客さんだけでなく、ステージに立っている私も一緒にカウンセリングを受けているようで、すごく不思議だったと話していました。

見汐:すごくわかりやすい。

イ・ラン:でも、それが私が頻繁にライブをしない理由でもあります。1年に1回くらいがちょうどいい。

見汐:折坂さんに言われた「ミュージシャンじゃない」という言葉に対して自覚はありましたか?

イ・ラン:はい。私はルー・リードやパティ・スミス、アレン・ギンズバーグたちのような、スポークン・ワードの文化に影響を受けた音楽が好きで。曲も、まず言いたいことが先にあって、それに後からリズムやメロディをのせるように作っています。

見汐:イ・ランさんの文章も、文体が構成が云々でというより、まずは言いたいことが明確にたくさんある人なんだろうなと、読みながら感じていました。それがどれもすごく面白くて。

イ・ラン:話すことが好きなんです。ひとりでいるときも、よく独り言を言ってます(笑)。

見汐:あぁ……、私も常に独り言ばかり口にしています。イ・ランさんは何をしているときがいちばん楽しいと感じますか?

イ・ラン:人と会って話しているときですね。韓国語には「パンツを脱ぐ」という表現があって、裸で生きているように素直な人のことを意味します。あまりいい意味では使われませんが、私はよく「あなたはいつもパンツを脱いでいる」と言われるんです。

見汐:私もこの対談の撮影の日に初めてあなたに会って、パンツを脱がされました(対談はオンラインにて実施)。嫌味も衒いもなくまっすぐに心に入ってくる人だなと。

イ・ラン:パンツを脱ぎたくない人には、ものすごく嫌がられますけどね。

見汐:嫌がる人と口論や喧嘩に発展することはありますか?

イ・ラン:もちろんありますよ。でも喧嘩ができるのは元気な証拠だとも思います。世の中にはパンツを脱ぎたくない人もたくさんいて、そういう人は私と交わりたがらないし、喧嘩にもならないです。事務的な部分できちんと仕事をするためには、パンツを履いているような人とも関わらないといけないし。私は根本的にはパンツを脱いでいる人間だけど、いろんな人と関わりながら生きていくために、周りの人がどうやって生きているのかを見て学んでいます。“大人のコスプレ”をしているような感覚ですね。

この記事の筆者
石川 幸穂

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この記事の編集者
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