2025/04/07 19:40

先週のオトトイ(2025年4月7日)

OTOTOYスタッフが先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOYスタッフが自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

・SMTK “Kakko”

ー石若駿によるカルテットSMTKの新譜は、アヴァンギャルドに音が飛び交うフリージャズ (津田)

・mekakushe “恋のレトロニム”

ーmekakusheが仕掛ける、オリエンタルなポップ・チューン (西田)

・TENDRE “RUNWAY”

ー春のように爽やかで懐の広い、TENDREによる2025年一発目のシングル!(菅家)

・Blume popo “抱擁”

ー1月リリースのEPからさらに歩みを進める新曲。彼らが掲げる “ポスト・ポップ” という新概念のピースとなり、EPと補い合う (高田)

・トリプルファイヤー “相席屋に行きたい (Cornelius Remix)”

ー最新アルバム「EXTRA」に収録の名曲"相席屋に行きたい"をCorneliusがリミックス (藤田)

・THEE MICHELLE GUN ELEPHANT “シャンデリヤ -Remastered- (96kHz/24bit)”

ーアベフトシここにありという強烈な1曲をハイレゾ・リマスターで (高木)

その他追加曲は、iVy “any n○ise”冥丁 “十津川”音羽-otoha- “pineapple tart”gaburyu “ドラゴメイト”bearstape “めまい”Texas 3000 “Universe Drawer”名取 さな, 塊魂 シリーズ SOUND TEAM “ステキナノカデパレード”

編集後記

「SAKAMOTO DAYS」の新展開、激ヤバ

月曜はTDCホールでICEx。終始超キラキラしてたし、パフォーマンスのレベルも高くて最高でした。特撮大好きというメンバーが「東京ドームシティで僕と握手」のCMの話をしていて、女子はあんまりピンときてなかったけど、ニチアサキッズの僕には刺さったぜ。そして日曜は横浜スタジアムで日向坂46の「六回目のひな誕祭」。最後までエモくて熱いのにどこかふざけてて、佐々木久美さんらしい卒セレだった。途中からズビズビに泣いてしまった。本当に良いライヴだったな。(西田)

MATSURI SESSION

ボウルにいっぱいのポテトサラダを作り、ZAZEN BOYSの武道館ライヴのBlu-rayを見た。そもそも自分も何も知らずに観たライヴだったので、去年の秋から蓄えてきたZAZEN BOYSへの知識を踏まえ、二度目の鑑賞を楽しんだ。ツッコミどころが多すぎるし、音楽はカッコ良すぎるし、完全に初見の友達はすごく良いリアクションを取ってくれるし、改めてすごいバンドだなあと思った。(菅家)

アジア、日本、グローバル、西永福

土曜日、Shibuya Sakura Stageでの〈SIDE-B SPRING EDITION / TOKYO ALTER MUSIC SHOWCASE〉へ。3つのトーク・セッションでそれぞれ、フェスとアジア、MUSIC AWARDS JAPAN、SXSWでのJAPANショーケースの話を聴く。考えることたくさん、個別にいくつかお話もさせてもらいました。トーク後、北村蕗のライヴを観て離脱。ぺんぎんの憂鬱の企画へと西永福に向かい、SAGOSAIDのライヴ始まりのタイミングに到着。アジア、日本ど真ん中メジャー、グローバルの話をたっぷり聴いた後だが、それになにひとつ引けを取らない強度・オリジナリティ・格好良さに痺れる。多様性、横断、“不思議” であることの肯定、言われていることがちゃんとそこにある。その後のSEMENTOS、ぺんぎんの憂鬱と、この “とっ散らかった” (でも確実に芯がある) 企画が成立し客達がしっかりと楽しむ姿には可能性しかないです。それにしてもSAGOSAIDの3曲め、カッコよかったな。新曲っぽい、楽しみ。ライヴ終わり、たくさんの紙のフライヤーを頂きました。ぺんぎんの憂鬱のたなさんが毎日と言っていいくらいひたすら色んな箱でフライヤー配って迎えたイベントですもの。フライヤーはフライヤーを呼ぶ。さもありなん。
p.s.
SIDE-B SPRING EDITIONにポップアップ出店していた〈parklycoffee〉のコーヒーがむっちゃ美味しかったです。たぶんこれ。(高田)

もう4月

4日(金)は折坂悠太の『のこされた者のワルツ』NHKホール。11名のミュージシャンによるストリング編成で、豊潤な音の余韻がとても贅沢だった。大きな窓枠が吊るされた舞台の細やかな演出や詩の朗読もあり、単なるライヴではなく演劇のような広がりがありました。5月はEPを発表されるとのことで楽しみ!6日(日)はtacica結成20周年記念公演『水母の骨』、ヒューリックホール東京へ。多くのお客さんと共にお祝いできて嬉しかった。バンドが長く続くことって奇跡だから。言葉数少ない猪狩さんが繰り返していた「ありがとうございます」には、書いては消してを繰り返した筆跡があって、その行間に白眉があるなと。演奏も素晴らしくてずっと心が震えてた。先週末はほかにも浅野忠信の展覧会や山本精一の絵の個展とアコースティック・ライヴに足を運んだり、自分にしては活発に動いた。全部本当によかったな。(石川)

DC

土曜日は新代田FEVERにて〈Dischord〉のレジェンド、SOULSIDEの来日公演へ。骨太かつしなやか、これが “DC” だよなぁ〜というエモーショナルなハードコア・サウンドに打たれる。まさに質実剛健。アンコールで演奏したBAD BRAINSの “I AGAINST” もやばかった。この前のKarateに続いてSOULSIDEまで見れちゃって本当ありがたい限りでございます。(高木)

半径3メートル

半径3メートルだったか、居住地、職場、よく行く場所の周りには出会うべき人が潜んでいるらしいと、適当に入ったバーで聞いたことがあった。普段通勤は自転車で、どこかに遊びに行こうとすると帰る方向とは違うルートにいく羽目になるわけだけど、最近それがかなり面倒になってきている。それなら家の近所に行けばいいんだと思い、引っ越してから1年ぶりくらいに近くのレコ屋に行った。かなり期間が空いていたのに覚えていてくれて、お店やってる人はやはり記憶力がすごい。レコ屋に通うことで趣味趣向が方向づけられていくという経験がないので、通い詰めてみようと目論んでいる。思えば近所に住んでいる人ってなんとなく気が合う。同じ土地を選んでいるっていうところもあると思うけど…その店の雑で堅い雰囲気が、自分の感じにあっている気がした。「感覚的に聴くのもいいんだけどそれだけじゃないからね」必要な言葉は必要な時に、訪れる。(津田)

先週の特集記事

先週のオトトイ(2025年3月31日)

TOWA TEI、LE SSERAFIM、キセルのALやミッシェルのリイシューなど注目の新譜を紹介【4月第1週】

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.319 テープのつなぎ目が作った音楽のフィールド──ホルガー・シューカイ

“二刀流”を掲げるDortmund Moon Slidersが示す、自然な営みとしてのバンド活動──「好きなことをするのに、年齢制限はない」

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