2023/12/11 19:00

先週のオトトイ(2023年12月11日)

OTOTOY編集部が先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOY編集部が自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

今週の追加曲を編集部コメントと共にご紹介。

ー作者在住の豊田市をテーマに制作したそう。ノイズ炸裂の40分! (草鹿)

ーYuigot、待望の1st アルバムをついにリリース (藤田)

ー年明けにはフル・アルバム。楽しみ! (高田)

ーbokula.のメジャー・デビュー・シングル (梶野)

その他の収録曲は、HAPPY “Pineal Wave”meiyo “魔法の呪文(POP SOS Ver.)”家主 “SHOZEN”羊文学 “honestly”猫戦 “キューティー・ハニー・メロマンティック”ophill “コンビニ”the McFaddin “look around”緑黄色社会 “夢と悪魔とファンタジー”PK shampoo “死がふたりを分かつまで”ODD Foot Works “あなたの走馬灯に出れたら”

Spotifyで試聴の後はぜひぜひOTOTOYで音源の購入を。

編集後記

Yokai Jakiの新アルバム
週末は疲れが溜まり寝込んでいたので大人しく家に。せっかくならもっと具合が悪くなりそうな音楽を聴いてやろうと開き直り、色々と聴き漁っていた。すると、Yokai Jakiが11月に3枚もアルバムを出しているじゃないか。全部を聴く元気はなかったので最新の “#1 My Songs” を聴くとなんとびっくり。激しくシャウトする曲はおろか、リリックすらもほとんど後退している。そしてマイアミベーステイストのトラックが軒を連ねているのだ。しかも、Yokai Jakiのダーク&ダーティーな世界観とマイアミベースが相性抜群。トラップからマイアミベースへと歴史を遡りつつ、しっかり咀嚼している感じがわかるし、殊日本でこのようなトラックを作っているアーティストは現行シーンであまり見ないような気も。Yokai Jakiらしい音割れ感というか低音質なサウンドが、逆にクラシックのようなかっこよさを演出しているが、かといって古っぽいわけでもなくめちゃくちゃかっこよい。もう少しこちらの路線での楽曲も聴いてみたいところ。いい曲に巡りあえたはいいものの、体調がまだまだ芳しくないです。(草鹿)

でっかい音健康法
先週の「先週のOTOTOY」にて健康第一を目標に掲げた直後にインフルエンザになってしまいました。周りでかかった人はいない&私自身ほぼ外出ていなかったのですが、やはり油断してはいけませんね・・・コロナと違って熱が40度を越えることはなかったのですが、38.5度前後がずっと続くのと、インフル特有の関節痛が辛かったです。流行っているようなので皆さんもお気をつけください。なんとか自宅療養期間を終え、日曜は体を慣らすためにも外出。音楽ユニット・ひがしやしきの1stワンマンライヴ〈きみとぷに◯ットにでたかった〉を観てきました。チケットがわずか10分で即完売になったというこちらの公演。小さめの箱に所狭しと詰め込まれたオタクたち(ひがしやしき好きということは十中八九オタクだと思う)が「にゃんぱす」だとか「殺してくれ」だとか叫び踊る姿はやはり何度観ても狂おしくも美しかったです。“マイスリー全部飲め” から “もと内田いま藤田” が私的には一番ぶち上がりました。HumungasによるVJもすごく曲にマッチしていて、“君が永遠でとても嬉しかった” なんかは思わず涙腺が緩んだり。次のワンマンはもっともっと大きな会場で観られることを楽しみにしております。(藤田)

Måneskinを東京ガーデンシアターでみた、と、リーガルリリー
去年のSUMMER SONICでのライヴの印象が強烈だった、Måneskin。単独来日公演です。行くしかありません。結果…… 格好良いが過ぎました。(先週感想を書いていた編集部・梶野など) 編集部内・部外、実際に観たひとたちと感想を分かちあったのですが、とにかく良い・凄い・特別なことはなにもしていないのに魅せる力が強すぎる・等々、口にすることは皆おなじ。ステージの4人を、熱狂のオール・スタンディングのアリーナをバルコニー3の上空から見ていると、ロックの未来は任せたと皆が言う言葉が自分の頭にも同様に浮かびました。若い人も多い多様な客層で満員のアリーナ。皆を引き連れ、突き進んでほしいです。
 そして、今週の後記はMåneskinで当然決まり! と思っていたら、日曜日のリーガルリリーの3マン企画『cell,core 2023』@​Zepp Shinjukuのリーガルリリーが打ちのめされるくらいに良かったので、これも書かざるを得ません。7月の野音の時点で怖いくらいに進化しているのですが、更なるアップデート。前に観たことあるひとも「“リッケンバッカー” なら知ってる」ひとも、ぜったいに今みたほうがいいです。たぶん日本のなかでも異次元の領域に至りつつあります。強くて新しい。ゲストだったZepp (Shinjuku)でみるのは格別なANORAK!も小山田壮平 (band set)も大変に良かったです。そのほか先週は、Snail Mailあり、楽しく有意義なパーティーあり、濃い週でした。(高田)

EMOの細道
先週の後記を書きそびれたので先週の話題ですが、2日(土) にeastern youthのツアー・ファイナル@O-EASTへ。前売り完売満員御礼ということでフロアは1Fから2Fまでパンパン。開演前から熱気に耐えられず、上着そのままで入ったのを後悔。ライヴは1曲目の “今日も続いてゆく” から、まさに35周年大総括といった名曲の連打連打、からのさらに連打というセットリストに震えました。MCの大久保の磯丸水産の話もオチまで完璧でグッと来たり。どういう形であれ、バンドが続く、しかもそれが35年もなんてことはものすごいミラクルなことなんだなとライヴから1週間経ってより強く感じている次第です。(高木)

bokula.、メジャー・デビュー!
先週の月曜日、bokula.のライヴを観に渋谷 CLUB QUATTROへ。久しぶりにあの柱を観た気が。bokula.のメンバーは、99年もしくは01年生まれなので、会場内もとてもフレッシュなお客さんが多かったのはとても納得ですが、SEがKOTORIやShout it Outだったことになんだが驚いてしまいました。自分が聴いていたバンドががすでに誰かのルーツになっている感じといいますか。またひとつ新たな世代が生まれているのですね、というのを身をもって感じ、嬉しくなりました。熱量を一瞬で作り上げる技術と、その熱量をさらにどんどんヒートアップさせていくスタミナ、すごくかっこよかった! この日、メジャーデビューを発表されていましたが、フロアの盛り上がり方をみて、バンドの明るい未来を感じました。(梶野)

荒川良々も良かったぜ
映画「首」を観た。誰もが知る「本能寺の変」を描いた怪作だった。狂いに狂った信長役・加瀬亮も、じわじわと狂っている光秀役・西島秀俊も最高。何より「武士の美学」のようなものを馬鹿にしながらヘラヘラ笑う、秀吉役のビートたけしがとにかくクール。これは昨今のお笑いブームに対するたけしの回答なのかなとも感じた。(西田)

先週の特集記事

ディス・イズ・カヴァー・ソング vol.5──柴咲コウ「ACTOR'S THE BEST 〜Melodies of Screens〜」

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.250 白い息の向こうにはツイン・ピークス

悲しみも寂しさも乗り越えた旅路の終着点──〈MYTH & ROID One Man Live 2023 Autumn Tour “AZUL”〉

REVIEWS : 069 Alt-Gaze Essentials (2023年11月)──管梓 a.k.a. 夏bot (エイプリルブルー/ex-For Tracy Hyde)

なぜ、QUEENSは自らの弱みをさらけ出す決断をしたのか?

OTOTOY NEW RECOMMENDから

TOP