2024/10/21 18:30

先週のオトトイ(2024年10月21日)

OTOTOYスタッフが先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOYスタッフが自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

ー浅井直樹の復帰後2作目は、怪しい世界観をさらに大胆に構築したものに! (津田)

ーポップかつ淡々と進んでいく掴みどころのないテンションがクセになる (石川)

ー大阪発ちょーかわいいバンド、三四少女! (西田)

ー学園アイドルマスターの新曲は姫崎莉波ソロ、作詞作曲は諭吉佳作/menが担当! (藤田)

ーレゲトンとエレクトロニカ、ミレパとRauw Alejandroのスーパー・コラボ! (菅家)

ー曲に込められたリスペクトと美しさが心を打つ。志磨遼平の自叙伝『ぼくだけはブルー』も必読です (高田)

その他の追加曲は、 小西康陽 “きみになりたい”tamanaramen “naminokatachi”Gateballers “Wake up”MHRJ “君の変”野田愛実 “ties”神聖かまってちゃん “カエルのうた”宇宙まお “Picnic (with COL)”Wang Dang Doodle & ようせいハム子 “とっととおウチにかえりなさい!”

編集後記

一日
金曜すでに疲れた体を引きずってクアトロ〈pure vives only〉に行ってから、月曜まで、ほぼ1日しか経っていない気分。つまり遊びすぎた。クアトロ→フォレスト→阿佐ヶ谷カフェイン→U.F.O.CLUBとどこも楽しかったのでよしとします。ダラダラ人と遊ぶ感覚わからなかったけど、調子がいいのでやってみたら長い時間いる分人と仲良くなれるということがわかりました。でも次は二ヶ月後とかでいいかな、この遊び方は。(津田)

出血
料理をしていたら日本酒の一升瓶を手の高さから落としてしまい、足の親指を深めに切ってしまいました。縫合はしなかったものの、肉をくっ付けるために巻かれた包帯で靴が履けない状態に。なかなか不便です。今回学んだことは#7119は便利だと言うこと、夜間救急は高くつく、ということです。お気をつけください。(菅家)

ほどけてささる
先週17日(木)は折坂悠太〈呪文ツアー〉のLINE CUBE SHIBUYA 2デイズ公演1日目へ。ホールの空間全体を鳴らしている印象で、その空間を通して音がじんわりと染み込んでいく感覚がとても心地よかったです。ぐわーっと鬼気迫る展開のあとの “無言” で緊張をほどくような緩急のつけかたは圧巻でした。折坂さんがぴょんぴょん跳ねながら「ありがとう、ありがとう」と繰り返していたのも印象的です。いや、こちらこそ素晴らしい音楽をありがとう、です、ほんと。18日(金)は渋谷クラブクアトロの新進気鋭のイベント〈Pure vibes only ~漂流 Drift~〉へ。いつもキレキレのブッキングで、今回は池間由布子、ENDON、Glans、高倉健が出演。個人的に光っていたのはGlansと池間由布子。池間さんは一見このちぐはぐなブッキングに戸惑ったそうで。観客としては池間さんの言葉の強さや凛とした冷たさがより際立ったように感じ、それはやはりあのブッキングの効能であり……。いつも刺激をもらっているクアトロ企画、次も楽しみです。(石川)

今週読んだ本
・近畿地方のある場所について 背筋によるホラー小説、モキュメンタリー「近畿地方のある場所について」を読んだ。読み味としては「残穢」、「変な家2」に近い。様々な恐怖体験の点と点が合わさって線になって、じわじわと脳を刺激するタイプの小説。がつんとくるわけじゃないけど、薄気味悪さが半端なかった。

・ラブカは静かに弓を持つ 安壇 美緒著「ラブカは静かに弓を持つ」。著作権法を取り締まる仕事をしている主人公が、音楽教室に生徒としてスパイとして送り込まれるという話。潜入捜査ものでもありながら、音楽ものとしてのエモーションもあり、青春ものの爽やかさもあってすごく良かった。(西田)

橋本絵莉子をO-EASTでみた
チャットとは確実に異なり、チャットとは確実に地続きで、正統なロックンロールで、常に何かが奇妙で、つまり橋本絵莉子以外の何者でもありませんでした。誕生日のツアー・ファイナルとなったのは偶然だそうです。箱が空いていたのがこの日だったと (おめでとうございます!)。ライヴを観るのは2022年以来、2022年のドラムは恒岡章でした。この日のドラムはチャットモンチー・乙女団でもあった北野愛子。メンバー紹介では2人とも紹介されました (涙)。セトリの真ん中あたりで何も言わずにチャットの曲 “どなる、でんわ、どしゃぶり” をやる、橋本絵莉子。2年前には、六本木は危険、特にここ (EX THEATER ROPPONGI) らへんは危ない、気をつけて早く帰ったほういいとMCで言い、今年は、渋谷は危険、特にここ (O-EAST) らへんは危ない、気をつけて早く帰ったほういいとMCで言う、橋本絵莉子。唯一無二。
 ところで。“私はパイロット” の歌詞にも出てくる「かわいいおばあちゃん (おじいちゃん)」というフレーズ。これは誰が発明したのだろうか。類似の概念は数百年・千数百年前からありそうですが、日本語における「かわいい」のこういう使いかたはここ数十年のことのような気がします。私が最初に目にしたのは、たぶん岡崎京子だったと思います。どの作品だったかな、分からないや。(高田)

Old To The New, New To The Old
ここ数週間、日本のニュー・ロックでサブスクにないものばかりを掘って聴いている (いわゆる『JAPROCKSAMPLER』で取り上げられてる周辺)。なかでもフード・ブレイン最高。『晩餐』が大名盤すぎますが、若松孝二のサントラの映画用に書き下ろした曲をまとめた『新宿マッド』も良き。この辺りって徐々に配信も進んでるような気もしますが、まだ出てこないのは単に勿体ぶってるだけなんですかね?入手困難になってる作品も多いんで、どんどん掘り起こしてほしい配信にも載せるべき。(高木)

先週の特集記事

先週のオトトイ(2024年10月15日)

【ヒプノシスマイク どついたれ本舗インタヴュー】白膠木簓役 岩崎諒太が魅せる、芸人としての矜持

envy、キンプリ、ITZYのALや『アイマス』等サントラ・シリーズはじめ注目の新譜を紹介【10月第3週】

【ヒプノシスマイク どついたれ本舗インタヴュー】躑躅森 盧笙役 河西健吾が感じる、オオサカの空気

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.295 街でみかけたモンシロチョウはどこに居場所を見つけたんだろう

【ヒプノシスマイク どついたれ本舗インタヴュー】天谷奴 零役 黒田崇矢が表現する、ひとりの人間の心

【PIGGS、とらえる vol.43】プロデューサー陣が考える、PIGGSにとって大事なこと

OTOTOY NEW RECOMMENDから

TOP