先週のオトトイ(2024年09月24日)
OTOTOYスタッフが先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。
OTOTOY NEW RECOMMEND
毎週月曜更新中、OTOTOYスタッフが自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。
ーヒグチアイが贈る、リアルなウェディングソング (西田)
ー「公園で遊ぶ女の子たちのMVが作りたくて曲を作ってもらいました」とのことなのでこっちのMVが本体? (高田)
ー石野理子(ex. 赤い公園、アイドルネッサンス)率いるロック・バンド、Aoooの楽曲がついに配信解禁! (藤田)
ー結束バンドの新作ミニ・アルバムより、佐藤千亜妃が作詞作曲を担当した一曲を (石川)
ー春ねむり&Frost ChildrenのEPより、A-Trakがスクラッチで参加 (津田)
その他の追加曲は、 Geloomy “Shock!!中毒”、shallm “stardust”、TANUKICHAN “Low”、つきみ “とうきょうハイヒール”、the bercedes menz “バラッド”、Wienners “TOKYO HOLI”、OGRE YOU ASSHOLE “ただの好奇心”、accountings “港”、フーテン族 “真夜中の幼稚園”、SPARTA “Flip”。
編集後記
先週おもしろかったエンタメ
・「極悪女王」 1話だけ見ようと思ってたんだけど、結局全話一気見してしまった。主演のダンプ松本役のゆりやんのポテンシャルがすごいんだけど、唐田えりかさんのガッツもやばい。あと、剛力彩芽さんってやっぱりとんでもなく華がある人だなと思った。白石和彌監督常連の音尾琢真さんも最高。残酷なシーンもあるけど、シスターフッドなドラマでもあるなと思いました。
・TOKYO ZERO -Hybrid scene- vol.2 先週木曜にWWW Xで開催された対バンイベント。参加アーティストは、Deep Sea Diving Club、フレンズ、TOSH、Geloomy 、NEWLY、お風呂と街灯。16ビートで踊らせる感じが、見ていて楽しいやつでした。(西田)
鳴き止んだ雛たち
21日は知人が開催した企画〈鳴き止んだ雛たち〉を見に行った。都立家政駅から少し歩いたところにあるカフェで、4組のアーティストがアコースティックライヴを披露した。演奏が終わった後はバータイム。キッシュやチョリソー、砂肝のコンフィなどを食べて、音楽について沢山語りました。めちゃくちゃ身内なライヴだったけれど、全員のいいところが引き立ったライヴでとても良かったです。小規模なライヴも楽しいなあ。(菅家)
つながっている
先週、歯医者でBGMにTylaが流れていた。なんか遥か昔にSadeがよくBGMで流れていたのに似てるなと思った。流行り廃りは幾重にも折り重なりながら進む。
「巨人の肩の上に立つ (wikipedia)」という表現がある。もともとは学問などにおいて偉大な先人の成果をもとにしながら、さらに発展させて次の成果を得ることを言う。先週SNSで私が先輩たちの肩を使った話を書いた。私の (到底巨人とは言えない) 肩を使ってくれたひとも幾分はいただろう。音楽の話ではなく技術の話なのでここにそれは書かない。いや、OTOTOYは音楽と文章と技術でできていると個人的には思っているので3分の1は合ってるのだけど。いずれにせよ自分の話なので、略。
「巨人の肩の上」の比喩は文化や創作的表現においても同様の意味を成す。ほぼ誰しもが先人たちの肩の上からすこしでも遠くを見ようとしている (右足と左足が違うひとの肩にあるのがよくある手)。ポピュラー音楽の文脈だとそれが「パクり」だ「オマージュ」だと下卑た物言いになりがちなのは「商業」であるが故だろうか。SadeからTyla、その間に何人の巨人が立っているのだろう。まあ「つながっている」なんて思ったのは私だけかもしれないが。(高田)
本所七不思議
先月くらいにセールで購入したっきりプレイできず放置していたゲーム「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」をようやくクリアしました。スクウェア・エニックスから発売されたこちらのゲームは、昭和後期の墨田区を舞台にしたホラー・ミステリーアドベンチャーで、実際に墨田区に存在する「本所七不思議」をもとにした呪いを巡って繰り広げられる上質なストーリー、個性豊かなキャラたちが非常に魅力的な作品だ……という噂通り、非常に面白く、綺麗にまとめられた良作でした! こういったノベルタイプのゲームに触れることが普段はないので新鮮な気持ちでプレイできてよかったです。欠点を挙げるとすれば、キャラクターたちへの思い入れが深くなり過ぎてプレイ後の喪失感が激しいことでしょうか。続編が出ることを楽しみにしています。(藤田)
Love Deluxe
優河の『Love Deluxe』ツアー・ファイナル@WWW Xがとても良かった。アルバムのプロデュースも手がけた岡田拓郎をはじめとした名手揃いのバンドを背に、のびのびと歌い、踊り、自身を解き放つ優河さんの姿がキラキラしていて印象的だった。従来のフォーキーでシルキーな曲と、アルバムで新たに挑戦したR&B寄りの踊れる曲が混ぜこぜで、終始音に身をまかせて揺られた。楽曲もさることながら、私は優河さんというひとが好きだ。セクシーで、それでいてナチュラルで、大きな愛で包み込んでくれる。自分と遠い存在に感じるからこそ惹かれるのだと思う。彼女が彼女でいてくれることが嬉しい。そして、そう思える自分のことも少しだけ、嬉しく思う。(石川)
先週の特集記事
OTOTOY NEW RECOMMENDから