2023/05/12 18:00

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.220

OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)


コレクターって最高にかっこいい

青くてまんまる。耳は赤くて、お腹は真っ白。きゅるきゅるとした可愛い目。幼少の頃、たくさんの時間を一緒に過ごした、あのキャラクターがTwitter上で話題になっていました。

参考:https://news.livedoor.com/article/detail/24149175/

マリル!......マリルだ!

アニメ『ポケットモンスター』に初期の頃から登場しているキャラクター、マリルが大集合している写真がTwitterのタイムラインに流れてきたのです。幼少期の自分にとってはポケモンがいっちばん好きなもので、当時は私もポケモングッズをたくさん集めていました。大好きなおじいちゃんの膝の上に乗って、毎週テレビに映されるあの愛くるしいポケモンたちと熱いバトルに心を躍らせていました。そういう生い立ちもあってか、アコマリるさんの存在や活動がなんだかすごく印象に残ってしまい、私もどこかで紹介したいという気持ちになったのです。

アコマリるさんは、マリルのぬいぐるみを200匹以上保護しています。それだけではなく、フリマサイトでマリル関連のグッズが出品されているのを見つけると「(様々な事情があると分かりつつも)なんてことをするんだ! 自分が救いたい」という気持ちになるとのことで、マリルを助けてもう25年以上になるんだそうです。「これまでかけたお金は、それなりの一軒家が立つくらい」と自身のアカウントでおっしゃっていました。日本では手に入らないレアグッズを海外から取り寄せたり、マリルの絵柄が描かれているコアラのマーチを数年間冷凍保存していたり、マリルがちょっとでも描かれているグッズも欠かさず集めていたり……そんな熱心な様子が投稿されている、アコマリるさんのTwitter。いちばん感動したことは、保護したマリルを定期的に一匹ずつ点検されているところでした。お金をかけてただ集めるのではなく、その後もマリルのことを思いながらひとつひとつ大切にするというのは、いくら好きとはいえ、簡単に続けられることではないでしょう。

アコマリるさんは、将来マリルの博物館を作ることを目標にされているそうです。陰ながら本当に応援しています。

この記事の筆者
梶野 有希

1998年生まれ。誕生日は徳川家康と一緒です。カルチャーメディア『DIGLE MAGAZINE』でライター・編集を担当し、2021年1月よりOTOTOYに入社しました。インディーからメジャーまで邦ロックばかり聴いています。

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