2022/06/17 18:00

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.173

OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)


2022年前半の音楽メモリー

もう6月? 上半期終わり? 信じられないです。今日だって、「もう金曜日?」という気持ち。年齢を重ねるにつれ、時の流れは遅く感じるようになると思っていましたが、逆なんですね。年々時間の経過を早く感じるようになっているので、なにかのタイミングで振り返らないと、色々なことを忘れちゃいそうです。

ここ半年は、3、4年前に聴いていた曲に改めて惹かれることや、色々なアーティストの過去作を掘ることの方が圧倒的に多かったです。もちろん新譜もチェックしていましたが、Spotifyの「お気に入りの曲」欄には、旧譜がズラリという感じ。「今年で20代の半分が終わる」ということをよく考えていたので、懐古の時間が自然と増えたんだろうなと思います。そんななかでも、秋山黄色の最新作『ONE MORE SHABON』は、たくさん聴きました。自分でレビューも書かせてもらったこともあり、思い入れが深いです。

フェスを含め、昨年よりもライヴには頻繁に行くことができました。なかでもRADWIMPS (幕張メッセ)、MY FIRST STORY (日本武道館)、ずっと真夜中でいいのに。(さいたまスーパーアリーナ) は、印象的な公演。ライヴハウスへもよく行っていましたが、大きな会場でのライヴへあまり行けていなかったこともあり、大衆的なアーティストのライヴが色濃く残りました。煌びやかな演出やステージ照明も大好きなので、広々とした空間でのライヴもやっぱり好きです。

アニメや映画を通して知った音楽の存在もすごく大きかった。アニメ『進撃の巨人』の数々の主題歌を担当している、Linked Horizoの楽曲はまさにパワー・ソングです。それから、今年5月公開の映画『ハケンアニメ!』主題歌「エクレール」も。一瞬で聴き惚れちゃったので、誰の曲だろうと思っていたら、ジェニーハイでした。「作詞・作曲:川谷絵音」か、納得です。“音楽×映像作品” のような、カルチャーの交差から芽生える感動って本当に素晴らしいなとしみじみ思いました。

2022年上半期、残り約2週間。あっという間に過ぎる時間のなかで色々なものを吸収して、下半期に活かしていきたいです。

この記事の筆者
梶野 有希

1998年生まれ。誕生日は徳川家康と一緒です。カルチャーメディア『DIGLE MAGAZINE』でライター・編集を担当し、2021年1月よりOTOTOYに入社しました。インディーからメジャーまで邦ロックばかり聴いています。

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