OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.12
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
新インターン、Sくんに最近のオススメ聞いてみた
うーん、今回のEDITOR'S CHOICEはどういう内容で書こうか…あっ、そういえば4月から新たにインターンが加わったじゃないか! ということで今回は現在大学生の新インターン、Sくんに最近のオススメを色々と聞いてみました。
──セレクトありがとう! 普段は何をよく聴いてるの?
普段は主に日本のラッパーの曲を聴いてます。
──新譜で日本のラッパーの曲はKOHHと田我流を選んでるね。どっちも割と最近アルバムが出たばっかりだったけど良かった?
KOHHはオフビートでフロウもリリックも余裕がある感じ、田我流は地元に根ざした大人の男のラッパーとしてのリアルな心境みたいなのがリリックにわかりやすく現れていてグッときました。どっちもそれぞれのタイプを極めたって感じで良かったですね。
──分かる! あとはKaravi Roushiも新譜からのセレクトだよね。これは自分も噂でヤバいとは聞いてて、実際ヤバかった。Karavi Roushiはどこで知ったの?
最近好きなアーティストとか曲に対する反応をtwitterで調べまくってるんですけど、その中で自分が気に入った曲を同様にべた褒めしてる人がいてその人のツイートを遡って見てたんですよ。そしたらこの人のことめっちゃ推してたんで、なんとなく調べて聞いてみたらめちゃくちゃ食らって。最近めっちゃリピートして聴いてます。
──ちなみに「P1 feat. Young Love」を選んだのは?
トラックとかリリックでの言葉遣いとかを総合して聴いたときに、曲の全体像が日本であまりないタイプのやつだったんでぶち上がったのがこの曲だったので。
──なるほどね。海外のヒップホップからもScHoolboy QとNAVを選んでるけど洋邦の割合はどんな感じで聴いてるの?
日本が7、海外が3って感じです。基本的には日本のラッパーのリリックの方が入ってくるのと、「地元」とかの分かりやすいキーワードがついてくるんで周りの友達とかと一緒に聞いてみんなで上がれる要素が多いので日本の方を追ってる感じですかね。
──やっぱりリリックがしっかりと理解できるのって重要だよね。他には新譜だとヒップホップじゃないのも選んでくれてるけどこれは?
Kan Sanoはやけのはらや七尾旅人を聞いていた流れで知って、そこから聴くようになった感じです。イントロのキーボードがめっちゃよれた感じから曲に入る展開と、歌詞も徹底して今っぽいのがかっこいいんですよ。Catfish & The Bottlemenは中学の時に一緒にロックを聴いていた友達が教えてくれました。いわゆるフェスの大きなステージで聴くタイプの王道感が好きで選びました。
──ヒップホップじゃないのもしっかり追ってるんだね。あとはいわゆる新譜からじゃなくて旧譜からのセレクトだけどこれらを選んだのはなんで?
サニーデイ・サービスは留学生の子が教えてくれたことをきっかけに聴くようになったんですけど、この曲がは生まれた1997年に出た曲っていう理由だけでめっちゃ聴いてます(笑)。自分にとってはフォークの雰囲気を感じるのが新鮮で選びました。BESとISSUGIのこの曲は、この前のSCARSのリイシューをきっかけにBESのラップを聴きたい気分が聴きたい気分になったので。「口づけ」は大学の近くの古着屋で流れていてShazamで発見しました。レゲエのビートとフックのあとのエレピがいいんですよね。
──「口づけ」は知らなかったんだけどめっちゃいいね! あとはOTOTOYで配信ないけどオススメとかある?
MF DOOMのRae Downと山下達郎のsparkleのマッシュアップとHigher BrothersのMasiweiがソロで出したミックステープの曲がカッコよかったですね。
と、いうことで今回は新インターンのSくんに最近のオススメを聴いてみました。やっぱり若い子が追ってるものをちゃんとチェックするとカッコいいのがどんどん出てきますね! 自分からも老害感が出ないように、色々とレコメンドしてあげよっと。ということでまた次回!