OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.253
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
冬の星に生まれたら
父親がスカパラを聴いていたので、初めて耳にしたのは最初の歌もの3部作での “カナリヤ鳴く空”。子供ながらにこれはカッコいい歌声なんだと1発で理解できたのが最初の出会いでした。
そこから2、3年が経ち、色々自分でも音楽を聴くようになって当時地元のTSUTAYAで借りたのが確か『Chicken Zombies』と『RUMBLE』だった記憶。もちろんミッシェルはもう解散していて、ROSSOをバリバリやっていたような。
間もなくThe Birthdayが始まり、ファーストは当時渋くてあんまりだなぁとか思ったりもしつつ。初めてライヴを見たのが、忘れもしないフジテレビがやっていた〈FACTORY〉の特別版ライヴ的なもの。〈Zepp Tokyo〉でZAZEN BOYS、ギターウルフ、KEMURI、浅井健一、ザ・クロマニヨンにThe Birthdayといういま見ても豪華なメンツを、夜行バスで東京まで出て見たのが2007年の夏。あの時はまだ音源化されてなかった “ALRIGHT” がとても記憶に残ってます (ちょっと調べたらそのときの動画もネットの海に残っていた)。当時の14歳にはとても刺激的な一夜でした。
そこからまた何年か経ち、The Birthdayではギタリストが変わり、自分の音楽的趣向も変わってそれ以降の新譜は全然チェックしてませんでしたが、今年 “LOVE ROCKETS” が映画で流れるシーンに久しぶりにワクワクしてみたり。
以前住んでいた町で一度ご本人を見かけたことがありました、めちゃくちゃカッコよかったなぁ。亡くなって1番最初に聴かなきゃと思ったのは “シャロン” でした。ずっと好きです。ROSSO第1期の『BIRD』が配信サービスに無いのはもったいないので、今後追加されると嬉しい。あ、ミッシェルの〈TRIAD〉期の音源がOTOTOYにも追加されてますので、改めて名曲の数々を。年末の自分語りは以上です、1年振り返ると寂しいことがたくさん浮かんできちゃいますね。来年はどうかいい年になりますように。