2021/03/05 18:00

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.106

OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)


“さくら”ソングと一緒に!

「東京」、「恋」、「ありがとう」など、曲のタイトルによく用いられる単語ってありますよね。春の代名詞である「桜」も、もれなく人気なワードで、漢字の「桜」だけでも数百曲以上はあるそう。ひらがなや英語も含めて考えると、いったいどのくらいになるのでしょうか...。今回は、3月第1週目ということで、膨大なリストの中から、タイトルに「さくら」(英語、漢字含む)が入った、おおよそ2000年代の“さくら”ソングをピックアップしました。

前向きだけど哀愁漂うところが、出会いと別れの季節である春にぴったりで、3月になるとプレイリストの曲を聴きたくなります。特にFUNKY MONKEY BABYS “桜”は、小学生のころにお母さんたちが主宰してくれた卒業イベントの会場BGMだったので、特に思い出深くて。プレイリストには収録していませんが、星野源 “桜の森”、きのこ帝国 “桜が咲く前に”、清水翔太 “桜”もよく聴いていたっけ。考えたことなかったのですが、意外にも“さくら”ソングをよく聴いてきたようです。入学や卒業など、節目がたくさんあった10代に聴いてきたからこそ、自分にとって大切な曲になっているのかも。

曲を探していて気付いたのですが、福山雅治、森山直太郎、コブクロ、 FUNKY MONKEY BABYSは、リリースから10年以上経った今でも、Spotify上のランキング「人気の曲」で10位以内に入っているんですね。ゆずや宇多田ヒカルも、リリース年のオリコンランキングにランクインしていたり、フジファブリックに関してはメジャー・デヴュー曲だとか。“さくら”ソングがアーティストに与えてきた影響って大きいんだ...。最近のアーティストでいうと、もさを。や優里、あいみょんなど、特にティーン世代からの絶大な支持がある若手アーティストも“さくら”ソングをリリースしていますし、こうやって時が経つにつれ、味わい深い曲へと成長していくのだろうな。

みなさんが毎年春に聴きたくなる曲は何でしょうか。花粉の勢力が年々強くなっている気がするけど、花粉症に負けず、このプレイリストと共に今年の春も楽しむぞ!

この記事の筆者
梶野 有希

1998年生まれ。誕生日は徳川家康と一緒です。カルチャーメディア『DIGLE MAGAZINE』でライター・編集を担当し、2021年1月よりOTOTOYに入社しました。インディーからメジャーまで邦ロックばかり聴いています。

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