OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.246
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
祝! ザ・ルースターズ配信解禁!
作品の配信解禁、もはや未配信の大物はだいぶ少なくなってきた昨今ですが、個人的にも久しぶりアガってしまったザ・ルースターズの全アルバム13作118曲配信解禁! なんだか色々と配信は難しいというのを耳にはしていたので、これは無理なのかもと思ってましたがついに! という感じでめちゃくちゃ嬉しい。
今回の配信にあたって全曲聴き返しているんですけど、音がめちゃくちゃいいんですよ。自分がこれまで持っていた音源は正直音にパンチがなかったりして (2018年のUHQCD版はいいらしいんですが未聴)、カッコいいけど両手を挙げて…とはなってなかったんですが、今回の配信用の音源はもう一聴してガッツポーズ出ました、最高です。
ということで今回は各作品から1曲ずつ (10曲縛りなので泣く泣く『C.M.C』と『PASSENGER』からは割愛)。大前提として初期はカッコいいんですよ、そりゃあ。あと、初期はカバーが全部カッコいい。『à-GOGO』の “I'M A MAN” からの “TELSTAR” に流れる、ラストのカバー2連発なんてたまらないっす。スリリングかつメランコリー、ニューウェイヴ、ポストパンクと時代の音を取り込みながら、バンドの混乱がそのままサウンドに乗っかった中期。花田、下山体制による、ロマンと色気に満ちた完成されたロックン・ロールとなって幕を降ろす後期。結局のところ、全部素晴らしいんです (笑)!
実は初期よりも中期~後期のほうが後続への影響は大きそうな気がしていて、1番パブリック・イメージ的に捉えられていそうな初期のサウンドをもろに影響を受けたニュアンスで演奏した、しているバンドって意外と数としては多くないのではという。それだけ初期のスタイルは後続を許さないぐらい完成されてしまったいたという示唆な気もしますが。なにはともあれOTOTOYでもロスレスにて配信中、音本当にいいのでチェックしてもらえたら!
このあと1個特集記事を仕込んでます、お楽しみに (ボソっ)。