歌うアホウドリ、言葉の壁をぶち破るーー徹底的に喜怒哀楽を描くバンド、5年間を集約した12曲でデビュー
ラップ、ポエトリー・リーディング、歌と叫びを織り交ぜ、徹底的に喜怒哀楽を表現する楽曲の作成と演奏を志す4人組バンド、歌うアホウドリ。2011年の結成から5年という月日を集約した12曲入り初の全国流通盤『無我夢中』をこのたびリリースした。言葉そのものに深いこだわりを強く持ちながらも、音と言葉を組み合わせることで言葉の壁をぶち破ることを目標にしてきた彼らが、「言葉」と「音」を惜しみなく詰め込んだ渾身のアルバム。OTOTOYでは本作を配信するとともに、インタヴューで4人に切り込んだ。言葉と音が生み出す圧倒的な感情の表現を体験してみてはいかがだろう。
5年間を集約した1stフル・アルバムを配信
歌うアホウドリ / 無我夢中
【配信形態 / 価格】
WAV / ALAC / FLAC / AAC
単曲 200円(税込) / アルバム 1,800円(税込)
【トラック・リスト】
1. 終わりと始まり
2. The World Is Mine
3. 曼珠沙華
4. Skit
5. 灯台
6. 音の街に眠る猫
7. Early Night
8. 独り言
9. 折れた翼
10. 泡沫
11. 灯す物語
12. Bonus Track
INTERVIEW : 歌うアホウドリ
『無我夢中』は、はみ出しそうな言葉が強烈に耳に残るアルバムだ。ポエトリーリーディング、ラップ、歌。呼吸するのを忘れそうなほど濃密なリリックを放つヴォーカルは、その言霊が生み出したかのようにピタリと寄り添うサウンドを纏って次々とストーリーを紡いでいく。それは、誰かに向けた直接的な愛情表現でも社会へのアジテーションでもない。それらを控えめに言下に置きながら、自分自身の内なるものにこそ怒りや失望を感じ、希望の光を求めているからこそ、己と向き合う言葉が溢れて止まらないのだろう。彼らはどうしてここまで言葉にこだわるのか? そして彼らはなぜ“歌うアホウドリ”と名乗っているのか? Satoshi(Vo.Gt)を中心にバンドの核心に迫った。
インタヴュー&文 : 岡本貴之
写真 : 大橋祐希
曲作りが終わっていざ発売となると燃え尽き症候群みたいな感じ
ーーラップ、ポエトリーリーディング、歌と言葉がとても耳に残るアルバムですが、1作を作るのにものすごいエネルギーを使ったんじゃないですか?
Satoshi(Vo) : まさにその通りで、エネルギーを使いすぎて、今週のライヴ後くらいに“死のうかな”って思ったくらいで。
一同 : (苦笑)
Satoshi : こういう形の音楽を昔から目指してきてはいたんですけど、詞の比重が昔より多くなっているんです。初めてフル・アルバムを作ることになって、詞と向き合う時間の長さがエグ過ぎて。それに没頭し過ぎたが故に、曲作りが終わっていざ発売となると燃え尽き症候群みたいな感じはありますね。
ーーそれだけこれまでの活動のすべてを注ぎ込んでいる作品ということだと思うのですが、歌うアホウドリはどうやって誕生したバンドなのでしょうか。SatoshiさんとHidehitoさんが中心となって結成されたそうですが。
Satoshi : 2人ともアメリカの大学に留学していたんですけど、そこで出会ったわけではなくて、アメリカの大学の日本校に別々の大学から編入してきて知り合ったんです。僕は当時アメリカでバンドをやっていたんですけど、日本に戻ってきてメンバーがいなかったので、彼を誘ってスタジオに入ったんです。
Hidehito(Dr) : 割とすぐにスタジオに入りましたね。会った翌日くらいの勢いで。そのときは今のベースではなかったんですけど、3人でスタジオに入ったんです。
Satoshi : そこから音をもっと重ねたいなと思ってギターを探してたんです。それでmixiとかでメンバーを集めてギターとキーボードの2人組が入ってきて、そいつらがベースも連れてきて5人組でやっていたんですけど、それからギターとキーボードがいなくなってまた3ピースになったんです。
Hidehito : それから1年くらいしてからギターの門脇が入ってきて、その後ベースが辞めて、サポートをしてくれていた佐久間が正式に加入して今の形になりました。
ーー4人でどんな音楽をやろうと話していたんですか?
Satoshi : 普通のロックをやっていたこともあるんですけど、“誰でもできるなんじゃないかな”って思いはじめて、その中でラップもやり出して。不可思議 / wonderboyとかTHA BLUE HERBとかShing02とか色んな方々からの影響はあるんですけど、こういう方向で自分なりの言葉の紡ぎ方ができたら、ちょっと他とは違うバンドになるんじゃないかなと思ったんです。佐久間はもともとシンプルなベースを弾くのが好きな人で、彼(Mitsuyoshi)は逆に全くヒップホップを聴かないメタルのギタリストで。
Mitsuyoshi(Gt) : メタラーでしたね。ピロピロ弾いてました(笑)。
Hidehito : 2人でやっていたときからラップの曲はゼロではなかったんですけど、共通認識としてラップの曲ってライヴでやってもちゃんと聴こえないだろうというのがあって。だから歌もののセットを組んだ中にラップを1曲入れたりしていたんですけど、だんだん“別にラップで良いんじゃないか”みたいな感じになって行ったんです。ベースの佐久間が入ってから、彼女が良い間を取ってくれるというか、ゴチャゴチャ音が鳴っていない状態になったので、ラップしても邪魔になっていない感じが良いのかなって思います。
ーー「Early Night」の演奏にはミニマル・ミュージック的な印象も受けました。
Satoshi : もともヒップホップが好きではあるんですけど、自分たちのやっている音楽がヒップホップとはちょっと違うところにいるなという実感もあって。うちらの曲はギターがコード弾きしている曲が多いんですけど、「Early Night」は単音でずっと弾いていて。こういう演奏に到達したいなというのは昔から課題として持っていて。それが上手く出来たんじゃないかなと。
Mitsuyoshi : この曲は、スタジオで適当にジャムっていて、リフが入ってきて。ラップの歌詞を僕らはレコーディング当日まで知らないんですよ。だからどんな曲になるかはわからなくて、全然イメージと違ったりすることもあるんですけど、それが面白いですね。
Hidehito : 録音する前から曲はあったんですけど、基本的にライヴのときはフリースタイル状態なんですよ。だから自分たちが演奏していてもSatoshiがどういうことをやってくるかわからないんですよ。
Satoshi : ライヴで歌詞を作っちゃうときがあるんです。ライヴをやっているときに、メンバーがそのときに出している熱の中で自分が歌ったものは彼らの心も代弁していると勝手に感じているし、そのときにしか出ない言葉もあるので。
助走が終わって飛んだ後は誰よりも長く美しく飛んでやろう
ーーフリースタイルとはいえ、Satoshiさんの中には核になっているテーマはあるんじゃないですか?
Satoshi : 1つのテーマから逃げられなくなって、どの曲でやっても絶対この単語を使っちゃうなという時期があるんです。たぶんそれは、俺は今歌いたくてしょうがないことだと思うんですよ。そういうときは、その単語がテーマとして当てはまる曲を探してガチガチに1曲として書き上げると、不思議とフリースタイルをしているときにその単語は出てこなくなるんです。
ーーそういう言葉を重視した音楽に向かったSatoshiさんの原体験ってどこにあるんですか?
Hidehito : 映画か落語じゃない?
Satoshi : ああ、そうだね。立川流がすごく好きなんですけど、立川談志さんがやっていた「芝浜」とかの即興性に、自分の曲で挑もうという部分は恐れ多くもあるんじゃないかと思うんですよね。落語家のみなさんがやる古典落語なんかはプロットとしてガチガチに固まっている部分があるじゃないですか? でも1人ひとり演じ分けがちゃんとあって、「こんなところでこんなセリフを言うつもりじゃなかったけど言っちゃった」という言葉が良かったりもするので。そういう意味で言うと噺家さんたちの持っているものを勝手に受け継いでいるかもしれないですね(笑)。
ーー歌うアホウドリというバンド名について教えてもらっても良いですか? たぶん、気になる人が多いと思うんですよ。
Satoshi : もともと、アメリカ留学していたときにポエトリーに近いことをやっていたんです。自分は小さい頃に足が悪くて手術して車椅子生活をしていた時期があったんですけど、ポエトリーリーディングをするなら、そういう自分の原体験を歌にするのも良いのかなと思って。足が使えない人間を翼が折れた鳥に重ね合わせてみたんです。それでアホウドリっていう鳥が気になってどうしてそう呼ばれているのか調べてみたら、理由の1つはあまりにも警戒心がないということ、もう1つはアホウドリは鳥類で一番羽がデカいらしいんですけど、羽がデカすぎるので助走をしないと飛べないらしくて。その助走のバタバタしていてダサい様がアホみたいっていうことでアホウドリって呼ばれているらしいんですよ。それがアメリカ留学までして日本に帰って来てバンドをやっている、周りからしたら「なんてアホなんだ」って思われそうな自分とシンクロしたんです。それに、この時代にバンドをやって生計を立てることを目指していることも人から見たらアホだなって思われるでしょうけど、でも一番羽はデカいから「助走が終わって飛んだ後は誰よりも長く美しく飛んでやろう」という意気込みを込めてこのバンド名にしました。
ーー初の全国流通盤と配信、1stアルバムということでジャケットも含めて、バンドのイメージを決定付けるものになると思うのですが、どんな作品にしようと考えて作ったのでしょうか。
Satoshi : 最初はもっとミクスチャー感のあるアルバムを作ろうとしてたんですけど、これをざっくばらんに並べただけだとその辺の中途半端なアルバムになってしまうという意識が出てきて。それで言葉を中心に据えて作ることにして、どんどん曲を入れ替えて短期間で作って行ったんです。
ーー『無我夢中』というタイトルについても教えてください。
Satoshi : 一番最初は、全然違うタイトルにしようとしていて。「独り言」という曲があるんですけど、全然違う歌詞で、「ディスコグラフィー」っていう曲だったんですよ。その内容が、自分がどういう音楽を聴いてきたのかっていうのをメロウなラップに乗せてやりたくて作っていたんですけど、こんなこと発表して誰が面白いんだと思ってやめて(笑)。ただ、「ディスコグラフィー」っていうのは今まで自分が聴いてきた音楽を通ってきたからこそ、ここでこういうアルバムを作るっていう意味で、アルバムのタイトルにしようと思ったんですけど、最初にお話したように曲が入れ替わって行ったので、制作期間的にもギリギリだし、やってることもおかしくなってきてるし、とりあえず無我夢中で走り抜けるしかないっていうのが、奇しくもアホウドリの助走の様と自分の中で重なったんです。がむしゃら感と無我夢中という言葉の響きと、自分が今やりたいことが全部リンクしたんですよね。
ーー当初ミクスチャー感のあるアルバムにしようと思っていた、という意味では2曲目の「The World Is Mine」にその名残がありますね。
Hidehito : 3人でやっていたときに、どうにかして色を付けようとしてドラムはわけわからないことをやってくれって言われて。それでタムのガチャガチャした感じを無理やり突っ込んで、そこから生まれた感じです。でもこれに歌を乗せるのは無理だから、語っているようなラップを入れたんです。
Mitsuyoshi : 僕は一番好きですね。もともとこの曲は僕が入る前からあった曲なんですけど。この曲がなかったら僕は入っていなかったかもしれません。
Satoshi : たぶん、一番最初に聴かせたのがこの曲なんだよね? 「こういうバンドをやってるんだけど」って。それでこいつがなぜか親にこの曲を聴かせて。もっとマイルドな曲を聴かせれば良いのに(笑)。
Mitsuyoshi : 「こういう曲やってるんだ」って聴かせたんです。そうしたら「お母さんちょっとこういうのわかんないけど…」って。
一同 : (爆笑)。
Satoshi : ミクスチャー感を出すっていうのは、こういう曲をもっと増やそうとしていたっていうことです。でもそっちもでもないなって思っちゃったんですよね。こういうのってあんまりないと思うんですよ、アルバムを通して聴いても。ミクスチャーといってもちょっと違うと思うし、ラップといってもおよそ想像されるラップとはちょっと違うし。
弱った心に寄り添うようなものを作りたかった
ーー演奏している3人にお伺いしたいんですけど、ベースが8ビートを淡々と刻んでいたりドラムも打ち込みのようにループ感のある演奏をしている曲がありますけど、言葉の情報量が多い分、そういう演奏に徹することに快感があるのでしょうか。
Hidehito : 好きなドラマーがチャド・スミス(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)だったりするのでバンドを始めた当初は力感が大事だと思っていたところがあって。ザ・ルーツのドラマー、クエストラブもすごく好きなんですけど、クエストラブは機械みたいなことはやろうと思えばできるけど、人間っぽさ、揺らぎを必ず出したりしているんです。僕はその逆を辿って行ったというか(笑)。バンドでもっとラップを多くしようとして行く中で、それを突き詰めていく中でシンプルな演奏がだんだん面白くなって行ったところはありますね。
Juri(Ba) : 私が入った当初はドラムもギターも手数が多かったので、その中でベースもうるさかったら、ボーカルが立たないなと思って。手数で表現するというよりも、ライヴとかでもシンプルな中でハマる瞬間っていうのがあるんです。例えばシンバルとキックとベース音が同時に当たる瞬間だったりとか、本当にわかる人にしかわからないような0.0何秒ズレた瞬間がバスドラと合っているとか、そっちをやっている方が私的には気持ち良いし楽しいので、やっていてシンプルな演奏がつまらないと思ったことはないですし、逆にその方がごまかしが効かなくて面白いと思います。今回のアルバムを基盤にしてまだ精進しなきゃいけないなとは思っていますね。
Mitsuyoshi : 僕はリフから曲を作って行くことが多いんですけど、僕には言葉で伝える役割って絶対できないしドラムのようにキープすることもできないし、他の人が僕が出来ないところを補ってくれて曲が出来ると思っているんです。曲の中で弾いているリフは、そういうみんなが良いと思ってくれたリフなので、シンプルに繰り返し弾くことはもちろん嫌じゃないし、むしろそう弾く方が難しい気がしますね、ピロピロ弾くよりも。ピロピロ界から戻ってこれて良かったです(笑)。
ーーアルバムを聴いて思ったのが、歌詞にほとんど他者が出てこないですよね。ただ、「独り言」には、“君”が出てきますし「音の街に眠る猫」には“あなた”が出てきます。それは誰に向けて歌っているんでしょうか。
Satoshi : ラップって、わりと自分のことを歌う方が多いと思うし僕も自分のことを歌っているところもあるんですけど、出てくる“君”“あなた”っていうのは、自分に近しい人を思い浮かべて書いているかもしれないですね。最近思ったんですけど、「傷ついたり弱った心に寄り添いたい」と思って書いている歌が多いんです。それは、一番最初はそうやって始めたつもりがだんだん薄れて行って、「なんで歌詞を書いてるんだろう?」っていう状況までになったんですけど、この前、ふぁっと死のうと思って考え直したときに、「弱った心に寄り添うようなものを作りたかったんだな」と改めて思って。弱った瞬間の自分であり、自分が近くで見てきた人たちが弱った瞬間であり、そういう人たちの弱った心が、“君”とか“あなた”という言葉を自分の中で想像させて書いていると思います。
ーー「泡沫」という曲にはそういう内面の葛藤が描かれていると思いますが、他の文学的な歌詞と比べてこの曲だけやけに生々しいですよね。
Satoshi : これはもう、イライラしていたんでしょうね(笑)。この曲はわりと初期の頃に出来た曲というか、今の形になって行ったのを決定付けた1曲なんですけど。今まで自分の気持ちを普通に歌ったことがなくて、詞に昇華したいなという気持ちがあったんですけど、この曲は割と直接的な言葉で書いています。自分自身を吐露するような曲を作る時期だったんですよね。
ーー歌うアホウドリは、これからどんなところに音楽を届けて行きたいですか?
Satoshi : 中学校のときに自分がディスクユニオンとかに行って中古CDを買って友だちと交換し合ったりして「これやべえな!」って何回もなってたんですけど、その当時の自分にかっこいいと思わせるようなものを作っていきたいです。できればアルバムを通して世界観を聴いてもらいたいですね。まだまだ助走かもしれないですけど、全国流通、配信されることで1人でも多くの人に聴いてほしいと思っています。
RECOMMEND
ロックを基調にしたソリッドなトラックと、ヒップホップのスタイルで紡がれる攻撃的なリリック。独自のミクスチャー・サウンドを鳴らしてきたUHNELLYSが、最新作『CHORD』を24bit/48kHzでハイレゾ配信開始。通算5作目のフル・アルバムである今作は、原発問題(「DOORS」)、動物虐待(「BOWOWOW」)、宗教問題(「7」)、人種差別(「LETTER FROM」)に言及するなど、これまでになく社会への問いかけが感じられる覚悟の作品。
MOROHA / MOROHA Ⅱ
ギターとMCという最小編成からなる2人組、MOROHAのセカンド・アルバム。ファンの間で音源が待ち望まれてきた「三文銭」、ライヴで披露するや瞬く間に大きな反響を呼んだ「ハダ色の日々」など、心揺さぶる楽曲を収録。
chori / 祝福のおわった夜に
京都は西陣生まれ、宇治川のほとり観月橋在住の詩人、chori。スポークン・ワーズ、ヒップ・ホップから伝統芸能まで貪欲に吸収しながら、従来の詩の朗読とは確たる一線を画することばの絵筆が、ギター、コントラバス、ドラムスのつくりだすキャンバスのうえで踊る。「唯一無二」「独特な世界観」などといった紋切り型の形容詞では語りきれない、革命的な表現を日夜発信しつづけ、満を持して全国デビュー・アルバムをリリース。
LIVE INFORMATION
歌うアホウドリ presents 1st Full Album『無我夢中』発売記念LIVE
『助走Vol.3』
2016年6月16日(木)@代官山LOOP
時間 : 開場 18:30 / 開演 19:00
料金 : 前売 2,400円 / 当日 2,900円 (+1ドリンク)
出演 : 歌うアホウドリ / UHNELLYS / memento森 / GOMESS
PROFILE
歌うアホウドリ
2011年、Vo.SatoshiとDr.Hidehitoを中心に結成。後にGt.門脇充芳、Ba.佐久間珠理が加入し現行体制へ。 メンバーのほぼ全員にアメリカ渡航経験があり日本語ひいては言葉そのものに深いこだわりを強く持つ。 ラップとポエトリー・リーディングに歌と叫び。喜怒哀楽を徹底的に表現する楽曲群の作成と演奏を志す。 言葉の壁を音と言葉その物でぶち破ることを目標に現在まで活動を続ける。 これでまでに自主制作版ミニ・アルバムと100円シングルを1枚ずつ作成。2016年6月15日に自身初の 全国流通盤1st Full Album『無我夢中』(11曲+ボーナストラック1曲の計12曲)をリリース予定。