やり続けることの先に何かがあると信じてーーLIFESHOP、メンバー脱退を乗り越えニュー・アルバムを完成&期間限定フリー・ダウンロード
2012年に全国流通盤をリリースし、そのツアー終了後、メンバーの脱退により2年がかりで再スタートを切ったLIFESHOP。「バンドをやり続けることの大事さとつらさ」を感じ、逆境を見事に乗り越えて一から作り上げていった最新アルバム『FREE MODERN INFORMATION』は、聴いてくるこちらに突き刺さってくるほど疾走感のあるビートに、これまでの経験や苦悩を昇華させ、未来へと繋げていくような、寸分も迷いのない見事な作品に仕上がった。
9月17日にリリースされるアルバム『FREE MODERN INFORMATION』からのリード曲「FREE MODERN INFORMATION」をOTOTOYでは無料配信。華やかすぎる再スタートを最大限でぜひ感じて欲しい。
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ニュー・アルバムは9月17日配信開始!
今作はレコーディングエンジニアにASIAN KUNG-FU GENERATION、Syrup16g、ART-SCHOOL、THENOVEMBERSを手掛けた岩田純也を迎え、2012年の初の1stミニ・アルバム『People always praying』発表からメンバー脱退等を経て2年の時間を要したLIFESHOPの新たな展開や覚悟を感じさせる一枚となっている。
LIFESHOP / FREE MODERN INFORMATION
【発売日】
2014年9月17日
【Track List】
01. INITIATION
02. FREE MODERN INFORMATION
03. NOTHING TO EVERYWHERE
04. ミュンヒハウゼンのトリレンマ
05. ユージュアルプライオリティ
06. Resonance She Wants
07. CANARIA
INTERVIEW : LIFESHOP
音で絵を描く、というのはこういう作品を言うのではないだろうか。JUNが描く言葉とメロディによるスケッチの上を、空間系のエフェクターを中心にさまざまな音色を聴かせるISMIのソリッドなギターが縦横無尽にキャンバスを駆け、絵の具のように色を塗って行く。完成した風景画はリアルな都市の現実でありながら、観る者1人ひとりの心象風景と重ねることが出来る騙し絵のようでもある。メンバーの脱退を経て一から作り直したという7曲を収録したこの作品が生まれるまでの道程と、これからのLIFESHOPについて話を聞いた。
インタヴュー&文 : 岡本貴之
2年って長いけど、体感としてはあっという間だったなと思います
ーーLIFESHOPは現在サポート・メンバーを含めて4人編成で活動しているんですよね?
JUN(Vo.Gt) : 2012年に初の全国流通盤『People always praying』を発売したときにはベーシストもいまして、ドラマーだけサポートの体制で。ISMI君がその時のリリース直前に加入したんです。当時は同じベクトルでみんなやっていて、自分たちでやれる範囲でガムシャラに色々やって、ツアーも15本をファイナルまでやったんですけど、終わってからベーシストが燃え尽きたというか(笑) 、モチベーションの違いが出てしまったんです。彼にとってはそこがゴールだったというか。
ーーそこがスタートラインだったのに、メンバー間で認識の違いがあったんですね。
JUN : そうですね。本当は今作を2013年に出したかったので、昨年は立て直しの1年でした。最初は正式な(ベース、ドラムの)メンバーも探したんですけど、ライヴも決まっていたこともあってスケジュールに合わせて知り合いのバンドからサポートをやってもらって。それはメンタリティの上でも大変でしたし、非常に逆境の1年でしたね。その後サポート・メンバーもレギュラーで決まったんですけど。今回の収録曲も前回の作品を出したときにスケッチというのは出来てたんですけど、一回全部ボツにしまして。新しい今の体制で出来るものに作り直しました。
ーーそれは、その時のメンバーと一緒に作ったものだったからですか?
JUN : う~ん、その時は直感的に出せないなと思ったんですよね。これを出した所で、自分との向き合い方が過去のものになっている気がして。こういう物ってタイムラグってあるじゃないですか? リアルタイムですぐリリースできるものじゃないんで。作った時の温度感とリリースする時のわずかな時間と言うのが自分にとっては想像した時に違和感が非常にあったんです。
ーー普通にリリースしてもタイムラグがありますからね。
JUN : リリースが決まって自分たちが精力的に活動していく時にその曲をやれなくなってしまったら、僕がこのバンドをやる意味合いがなくなってしまう気がして。だったらもう、この状況だから出来る新しい曲を生み出していこうと思って作った曲たちですね。再スタートいうことで新しいLIFESHOPを知ってもらえたらなと思います。
ーーISMIさんは2012年に加入したばかりなんですね。
ISMI(Gt) : そうですね、僕が入った時点で前作を出すことが決まっていたんで、本当にバタバタの2年でしたね。リリースしてツアーに出てファイナルがあって、年が明けたらベースが辞めちゃう、みたいな(笑)。
ーーいきなり激動の2年間(笑)。
ISMI : 本当に今日までバタバタでしたね。
JUN : 2年って長いけど、体感としてはあっという間だったなと思います。
ーー元々は3ピースでJUNさんがギターを弾いて歌っていた所にISMIさんが加入したそうですが、ギターの音色やタイプの相性ってありますよね。JUNさんがご自分以外のギタリストを入れたかったそもそもの理由はなんだったんでしょうか?
JUN : 僕が影響を受けたのはRadioheadやNirvanaのようなギター・ロックなんですけど、当初はその色が強かったんです。アレンジに関してもメロディ主体のものが多かったので、どうしてもバッキングに比重が行くことが多かったんですよね。自分の中でアレンジの幅を広げる際に、歌いながら弾けないパートというものが多少出てくるんで、それを1人でオーバー・ダビングした時にライヴでの再現性というのが段々難しくなってくるかなと思いまして。それと歌に専念したいなという気持もありました。今も曲によっては僕もギター・ソロを弾いたりはするんですけど。 ISMI : 僕はプレイにしてもサウンドしてもJUNに相談して決めているんですけど、基本的には今は彼がバッキングで僕がリードという役割にはしています。
ーーお2人が持っている音楽的嗜好の共通点はどんなところなんでしょうか。
JUN : 僕はコンポーザーでもあるので(作詞・作曲を全て担当)、幅広く聴いています。ダンス・ロックも聴くし、DUBとかエレクトロニカも音楽性の中に織り交ぜていきたいんで。
ISMI : 僕は海外のオルタナティヴ / グランジ・シーンも影響受けましたし、邦楽のギター・ロックも聴くんですけど、JUNがたまに「これ良いよ」ってCDを貸してくれたりする物には僕も共感することが多いですね、感性の部分で。
JUN : 2人共1990年後半から2000年代のギター・ロックからの影響は受けているんで、そこは素直に影響として出していきたいですね。
ーーお互いのギターの手グセがわかる感じですか?
JUN : はい、それはあります(笑)。ただ今は客観的にリアレンジする作業をしているんで、そこからの脱却を図ってるところですね。もっと今までに無いアレンジにしていきたいなと思っています。
ーーアルバムを聴くと、高音の鋭さ重視のギターなのかなと思ったんですが、ギターの音色のバランスというのはやはり気を遣うところでしょうか?
JUN : 気を遣ってますね。前の作品は2人ともストラトキャスターだったんですけど、それを経た上で今僕はテレキャスを弾いています。NUMBER GIRLとかが好きなんで、バッキングとリード・トーンの違いというのは今後はもっと差をつけていきたいとは思っているんです。今回も色々チャレンジしてみたんですけど、レコーディング・エンジニアも岩田(純也)さんという、僕がずっと憧れてる方にやって頂いて。
ーーASIAN KUNG-FU GENERATIONの作品等を手掛けている方ですね。
JUN : そうです。あとはART-SCHOOLとか。非常にオルタナの視野というのが広い方なんで、自分たちも音像の再認識できたので、それを今作を経てより深めていけたらなと思っています。
楽曲的なアプローチに関してはバンドのフィジカル面が強くなりましたね
ーー『FREE MODERN INFORMATION』というタイトルはどんな想いを込めているんでしょうか?
JUN : 前作のタイトルが『People always praying』だったんですが、これは震災後の作品ということもあって歌詞の内容も暗めの物が多くて、音像もシューゲイズっぽいアルバムでレクイエム的な要素が強かったんです。今回はメンバーが抜けて自分の中の変化もあったんで、気合いが入っているというのも含めて付けたタイトルです。時代の変化と共に共通認識が人ぞれぞれ変わっていって、前は「こうあるべきだ」というコミュニティが大きかったと思うし、それに対してみんな従わなければいけない暗黙の了解があったと思うんです。でも今ってコミュニティが細分化されて必ずしも答えが1つじゃなくて色んな答えが点々と生まれてきていると思うんです。人間社会はどんどん便利になってきているんですけど、“進化することだけ”の人間社会になっていないかというアイロニックな部分も含めて僕なりのフィルターを通して色んなキャラクターの曲を盛り込んでます。リード曲は結構社会風刺ですが、あんまりアンチテーゼなことは言っていないつもりなんです。言葉遊びも含めて、社会に対するメッセージ性も入れてみた感じですね。
ーー身の回りの事を歌っているというよりは、世の中の事を俯瞰で見た情景として歌っていますね。こうした一歩引いた視点というのは元々JUNさんのテーマなんでしょうか?
JUN : 僕は元々宅録から1人でこのLIFESHOPを始めているんで、自分の世界観と言うのが非常に強かったんです。だからバンドでやっている割には、アレンジや作品自体のテーマも触られたくないというあまのじゃく的なところもあったんですけど(笑)、これまでは内省的な色が強かったんです。今回はアレンジも含めてキチンと全員で話し合って、スケッチの段階からあまり作りこまずに、コードとメロディだけをスタジオに持って行って作り上げた作品です。歌詞の内容は前作よりも言葉遊びを増やしてみたんですけど、楽曲的なアプローチに関してはバンドのフィジカル面が強くなりましたね。
ーー楽曲は「INITIATION」をはじめとして、エフェクターを細かく駆使してギター・サウンドを作り込んでますね。
JUN : 今回は音作りに関してはエンジニアの岩田さんに提案してもらったものもあって、非常に勉強になりましたね。アルバムの世界観を少しスペーシーな曲調というか、エフェクティブな要素をより強めたかったので、そこの部分は気を遣いました。
ーー出だしからそういったところは伝わってきますね。この曲の歌詞に〈スタンリーキューブリックの映画の1シーンより美しくいたい〉という歌詞が出てきますが、映画から曲の着想を得るということもあるんでしょうか?
JUN : 多いですね。本も多いんですけど、映像の世界観というのが僕にとっては圧倒的なので。本は文字をその人の脳内で変換してその人なりの映像美というのが出てくると思うんですけど、映像は結論が出ている物ですから、その作者の色とか考え方に影響は受けやすいですね、僕の場合は。
ーー「スタンリーキューブリックの映画」という歌詞を聴くとどの映画のことなのか特定したくなってしまうのですが(笑)。
JUN : そうですよね(笑)。色々あるんですけど『Dr. Strangelove』もそうだし、『シャイニング』も好きだし。『2001年宇宙の旅』もそうですけど、僕はスタンリー・キューブリックがしてきたことはすごいことだなと思っていて。なぜこの曲の歌詞に入れたのか考えてみると、出だしは世の中に問いかけているようなセンテンスで始まるんですが、必ずしも暗い物が黒とは限らないというか、鮮やかな闇もあって良いと思っていて。歌詞の内容としてもダークなことばかり歌いたいわけでもないですし。「スタンリーキューブリック」という言葉で何かが引っかかってくれたら、僕としてはやったなという感じですね。
ーーISMIさんはこういうJUNさんの曲の世界にはどんな魅力を感じていますか?
ISMI : JUNが最初にスタジオに音源を持ってきたときには歌詞がついていないんですよ。結構後から付ける方なんで。言葉はいくつか並んではいるんですけど、その言葉から「こんな感じの曲だろうな」とか連想はするんです。「FREE MODERN INFORMATION」は凄く衝撃的だったんですけど、これも後から歌詞が付いたんです。僕が想像していた楽曲の景色が結構違っていて、「あ、こういう捉え方だったんだ!?」というのは発見でしたね。JUNがこういう風に思って歌っていたんだっていうのは面白いし、興味を惹かれるところですね。
ーーそこは言葉とギターの交感でお互い引き出されるものもあるのではないでしょうか。
JUN : そうですね、僕は言葉が一番苦労するんで。レコーディング中も変えました、今回は。LIFESHOPというバンドのテーマとしては、現代の神話的なイメージを言葉に織り込んでいきたいんです。僕は宗教絵画とかも美術品として好きで、神秘的な物に惹かれるんです。かといってメタル・バンドの曲みたいに本当の神話を歌うのは僕の中で違うなと思うので、スタンリー・キューブリックとか、現代的な言葉を入れているんです。それと、アウト・プットは全然違うんですけど、影響を受けたナンバーガールの向井(秀徳)さんみたいに、〈新宿の窓に天狗が~〉(ナンバーガール「SAPPUKEI」)みたいな面白いイメージというか、ただ幸せのことを幸せ、悲しいことを悲しいというよりは、聴いてくれる人なりに何か違う映像に変換してくれれば良いなと思うんです。あとは、なるべく使い古された言葉の連なりはしないように気を付けましたね。
今後もアプローチの仕方を色々変えていきたいです
ーー「ミュンヒハウゼンのトリレンマ」という曲はどんな意味なんですか?
JUN : 他の方からも聞かれました。たぶん、聴きなれない言葉だと思うんですけど。
ーー言葉の意味はわからないんですけど、一際ノリの良い曲ですよね。
ISMI : ははははは。
JUN : そうなんですよ(笑)。これも僕の中での試験的なアプローチなんです。哲学的な用語で、この世の理論とか人間がおこなう事実における摺合せ、弁証法で突き進む中に、確証的な物はないんだよというのが大雑把な意味なんです。楽曲はライヴで盛り上がりそうなダンサンブルな曲にしたんですけど、逆にタイトルに対しては「ん!?」って思うようなギャップがあるものにしたんです。音楽ってやっていくと最初の純粋な気持ちから色んなものが継ぎ足されていって、最初の想いが生き方によっても変わって来てしまうんですが、最終的に残るのはその時に自分が衝撃を受けた音楽の衝動だけなので、そこは裏切らないというか、必ず残るものなんじゃないかという気持を歌詞にしてみて、それが哲学的な実験方法の名前だったんでタイトルにしました。
ーー「ミュンヒハウゼンのトリレンマ」って一回で言えないです(笑)。ISMIさんは言えました?
ISMI : いや、元々そういう感じでタイトルを付けてくるって知ってたんで、「ん? また来たな」っていう感じでしたね、僕は(笑)。
JUN : 僕は最初に音楽に出会う時にタイトルに惹かれることも多かったんで。手に取ってくれた方が試聴出来ない環境にあったときにタイトルがきっかけになってくれたら嬉しいなと思うので、タイトルの付け方にはこだわってますね。
ーータイトルでいうと、最後の「CANARIA」には“炭鉱のカナリア”とか、昔オウム真理教の事件があった時に強制捜査に入る警察がカナリアを連れていたように、“危機を察知する”イメージが浮かびました。
JUN : それは初めて言って頂いたんで嬉しいです。これは、塩田明彦監督の『カナリア』というオウム事件をモチーフにした映画があるんですけど、DVDのパッケージがヘッド・ギアを着けた少年と少女が自分より背の高い草むらの中で抱き合っているもので、この曲を作る時にそのイメージがパッと出てきたんです。今回、新たにバンドを見つめ直して再構築した作品の中で、今までのLIFESHOPに一区切りして新しい楽曲のアプローチにいこうと思って書いた曲なので、聴いてくれる方が真っ白なキャンバスにその人なりの色を塗ってくれるような楽曲であってくれればなと思います。非常に人間性を歌った曲ですね。
ーー激しい曲が多いアルバムの最後に非常にゆったりとした楽曲で、チル・アウト的な終わり方にしたかったのかなと思いました。
JUN : はい、そうですね。これを最初の曲調のまま最後までやることも可能なんですけど、最後に何か光というか、人間らしさを織り込みたいなと思ったんです。最初の「INITIATION」は通過儀礼という意味で、ちょっと攻撃的な状況から始まって、後半から自分がそれを経て何を見ていくのかというのをキチンと完結していきたいなという想いがあったので、曲順に関しては最初からこのようにしたいとは思っていましたね。アルバムの基本軸としては闇から光へいくような。それはバンドにとっても、聴いてくれる方にとってもそうであればと思います。
ISMI : エフェクトも「CANARIA」に関して言えば、それまでの攻撃的なものよりは、光に向かっていくような音色というのを使っていますね。
JUN: 最初にオルガンのようなエフェクトを使っているので、讃美歌というか。ギターを時にはギターらしく聴こえなくするというのも今後やっていきたいので。今回初めて試したサウンド・アプローチもあるので、今後それを消化していきたいと思いますね。
ーーライヴではどんな所に注目して欲しいですか?
JUN : ライヴでは作品の聴き方とは全然違う意味で、一緒にLIFESHOPの世界観を共有してくれたらなと思います。前作まではどちらかというと、楽曲をしっかり聴くというかゆらゆら棒立ちで聴いてくれている方が多かったんですけど、今回はバンドを再構築したということもあってライヴ・パフォーマンスも新しいものになっています。サポート・ベーシストのshotaro君もパンク上がりで今までのLIFESHOPに無い動きもしているので、それについてきてくれるお客さんも増えて来ましたね。新しく聴いてくれる方がいたら、スタジオテイクとの違いを楽しんでもらえたらと思います。
ISMI : 前作を聴いてからライヴに来たお客さんに「ライヴは全然違うんだね」って言われてたんですよ。『FREE MODERN INFORMATION』はライヴ感、熱量が凄く詰まっているので、その熱をライヴで感じてもらえたらなと思います。
ーー「CANARIA」で〈ここがまだ道の途中だとしても~〉と歌っています。この先音楽活動をしていく上での夢があれば教えて下さい。
ISMI : “やり続ける”ということを、メンバーの脱退があったりして強く思ったんですけど、立ち止まることは簡単に出来ると思うんです。やり続けるということは苦労の連続ですし、簡単ではないと思いますけど、やり続けることの先に何かがあると信じてこれからも突き進みたいです。
JUN: 僕は以前はライヴでも内省的な立ち振る舞いをしていたんです。わかってくれる人にわかってもらえればいいっていうスタンスだったんで。でも音楽活動を続ける中で共感してくれたり、毎回ライヴに来てくれたりとか、作品も発表した段階で「予約しに行きます」と言ってくれる方も沢山増えて来たので、自分だけのものじゃないなという再認識が強くなったんです。楽曲に関しても沢山の人に聴いてほしいなという気持は前作よりも遥かにあります。僕らのやっていることってアンダー・グラウンドでもないし、アウト・プットとしてはギター・ロックのフォーマットの中での自由度というのを試しているので、チャートにあるものや、みんなが知っている音楽しか聴いていない方にとっても、聴くチャンスがあったときに「あ、良い曲だな」って聴いてもらいたい気持があります。今後もアプローチの仕方を色々変えていきたいですし、“次のLIFESHOP”に繋がる作品となっているので、ライヴ会場にも足を運んでくれるきっかけの一枚になってくれれば非常にありがたいですね。
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LIVE INFO
LIFESHOPレコ発
2014年9月14日(日)渋谷@O-Crest
PROFILE
LIFESHOP
オルタナ、ダンス、グランジ、UK、シューゲイザーと日本人が持つメロディ感を融合した音像世界は、時に激しく、時に優しい。そして記憶に残る美しさである。 LIFESHOPの生み出す音像はどこかで感じた事のあるようなしかしまだ誰も見た事の無い景色。 日々の雑踏に隠された原風景を切り取り、独特の感性で表現する。 ミニ・アルバム『People always praying』をBEAST WORKS / Boundee by SSNW(ビーストワークス / バウンディ バイ スペースシャワーネットワーク) より発売する。 TOWER RECORDS渋谷、 新宿、大阪NU茶屋町、名古屋PARCO店にて試聴機展開され反響を呼ぶ。 LIFESHOPというファンタジーを貴方へ。