GATSBY主催、アジア最大級の学生対象アワード開催!! ──〈12th GATSBY CREATIVE AWARD〉レポート

若者にクリエイティブな活動と発表の場を提供したい、との思いからメンズ・コスメ・ブラント「GATSBY」が2006年から立ち上げた「GATSBY 学生CM大賞」。昨年、名称を「GATSBY CREATIVE AWARD」と改め、学生を対象としたアワードとしてはアジア最大級となる、このアワード。今回開催される「12th GATSBY CREATIVE AWARD」では、CM部門のほか、DANCE部門、ART部門、FASHION部門、MUSIC部門、SMART PHONE部門、HAIR STYLE部門の6部門を新設。さらに3月10日に開催された「12th GATSBY CREATIVE AWARD FINAL」では、アジア各国からも各ファイナリストが集結し、クリエイティブを通じて国際交流も。多くの若き才能が集まったアワードの様子をレポートでお届けします!

〈12th GATSBY CREATIVE AWARDS FINAL〉

2018年3月10日(土)渋谷ヒカリエ 9 階 ヒカリエホール ホール A
審査員 : テリー伊藤、千原徹也、カリスマカンタロー、中川悠介、紗蘭、菅本裕子(ゆうこす)、松本拓馬、多田カズマ、芳乃内史也、三浦伸司
司会 : Chigusa、まーくん
開催部門 : CM部門、DANCE部門、ART部門、FASHION部門、MUSIC部門、SMART PHONE部門、HAIR STYLE部門

REPORT : 〈12thGATSBY CREATIVE AWARD〉

文 : 岡本貴之

2018年3月10日(土)東京・渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホールAにて〈12th GATSBY CREATIVE AWARDS〉が開催され、各国から参加した若きクリエイターたちが作品を競い合った。

今年で12回目を迎えたイベント〈12th GATSBY CREATIVE AWARDS〉は「株式会社マンダム」が主催して12の国と地域の学生を対象として開催する、アジア最大級の学生のためのクリエイティブ・アワード。決勝の舞台となる〈12th GATSBY CREATIVE AWARDS FINAL〉には、予選を勝ち抜いた各国・地域のファイナリストが集結。審査員にはテリー伊藤、“モテクリエイター”ゆうこす、モデルの紗蘭、アソビシステム代表取締役の中川悠介など、各分野のスペシャリストが参加してプロの視点から審査を行い、開催各部門のアジアNo. 1クリエイターを決定するというもの。

各分野からスペシャリストが審査員として参加

当日は入場無料で一般公開され、ファイナリストによるパフォーマンス披露や、当日会場の様子をSNSに投稿するとリアルタイムで巨大スクリーンに表示される仕組みなど、来場者も一緒に楽しめる企画が盛りだくさんとなっていた。会場はかなり広く、中央の丸テーブルには出場者とその関係者が、周囲の椅子席には一般の観客とメディア関係者が着席しているだけでなく、後方には多くの観客が立ち見をしており、イベント開始当初から一種異様な賑わいを見せていた。

イベントは、ゲストの6人組、Beat Buddy Boiのライヴからスタート。ダンスとラップ、コール&レスポンスで広い場内を華やかに盛り上げてオープニングを飾った。若手クリエイターが作品を競う大会ということもあり、会場には、出場者の仲間等、若者が多く集まっており、ライヴにもノリノリで呼応。また、入り口で投票券が配布され、審査員の投票と合わせてクリエイターの作品に自ら投票できる仕組みとなっており、より一層イベントの盛り上がりに一役買っているようだ。MCを務める女性パーソナリティのChigusaとマルチMCのまーくんの進行で審査員が紹介されると、いよいよ各部門の審査がスタートした。

いよいよ審査開始!

まずは「DANCE部門」から審査開始。トップバッターを務めた香港からの女性ダンサーに始まり、タイ、カンボジア、そして日本人の参加者が次々と迫力のダンスを見せていく。17歳の現役高校生や大学生も参加しており、会場に詰め掛けた同世代の観客からは、テンションの高いイケイケな大きな声援が飛びかっている。こんなところは、若い世代をフックアップしようというこのイベントならではのムードだ。

「ART 部門」では、ノミネートされた参加者が全員壇上に上がり、それぞれの作品がステージ後方のスクリーンに映し出された。「GATSBY」のロゴを配置しながらも、「G由G在」といったワードと共にイラストで商品を表現したり、煌びやかなネオンでロゴを作ってみたりと、どれも既成概念を覆す個性的なものだった。

「FASHION 部門」では、日本人女性のクリエイターとモデルのコンビ、香港から参加の女性、タイから参加の男性がステージへ。ルーズソックスが用いられたりと、それぞれのお国柄も反映されたものになっていたのが興味深い。ここで休憩を挟み、観客もそれぞれの部門への投票を行った。

また、休憩前にはカンボジアのスターであり、ギャツビーアンバサダーを務めるNicoがステージに上がり挨拶。休憩明けにはゲストライヴとして、「二松学舎大学付属高等学校」のダンス、「早稲田大学Choco Crunch × 三津巴」によるボイスと三味線のコラボが行われ、それぞれの個性的なパフォーマンスに観客はくぎ付けとなっていた。

16時頃、「MUSIC 部門」がスタート。日本を含む3か国から計8組のアーティストがライヴ・パフォーマンスで競い合った。トップバッターとなった19歳の香港在住シンガー、CHAN KWAN MINGは、ラップをリアルタイムサンプリングして重ねていく手法で、音の壁を作り出していく。

北海道 帯広市を拠点にライヴ活動中だという山本あいりは、「18歳の私が詰まった曲を聴いてください」とギターで弾き語り。意志の強さを感じさせるメッセージソングを歌い、今後も北海道でライヴ活動を積極的に行なっていきたい、と抱負を語った。

ここからはヒューマンビートボクサーが続く。加藤創太は、大阪府在住の現役高校生。「Asia Beatbox Championship 2017」出場経験もありとのことで、ルーパーを駆使した巧みなトラックをその場でクリエイトして聴かせ、客席の仲間たちから大声援を受けていた。

続く甲斐正悟は北海道在住の現役高校ヒューマンビートボクサーで、同じく「Asia Beatbox Championship 2017」に出場、3位入賞を果たしている実力派だ。こちらは声だけで勝負。メロディを奏でながらリズム・トラックも聴かせる驚きのテクニックを見せてくれた。

岩手県在住17歳の高校生、下長根蓮は「Grand Boost Championship」で準優勝の実績あり。2人続けてのヒューマンビートボックスのライヴを受けての登場だっただけに、どのように個性を出すのか注目されたが、なんと鍵盤を弾きながらボイスでリズム・トラックを奏でるという、逆転の発想的なパフォーマンスを披露してどよめかせた。情緒的で激しいピアノとボイスが繋がるユニークなもので、その発想の斬新さは光るものがあった。

ガラッとジャンルも雰囲気も変わり、松本千夏(19)金子綾希(18)のギター弾き語りデュオ「みかんサイダー」がステージへ。歌う前にミニコントを交え“学校あるある"をテーマに「みなさん、手拍子お願いします!」と元気たっぷりのステージングで濃いキャラクターをアピールした。

17歳の市谷奈菜は、宮崎県在住の現役高校生。地元宮崎をアピールすべく、チキン南蛮や宮崎弁をイラスト入りのフリップで紹介してから、宮崎弁を織り交ぜた応援歌を堂々と歌い上げて会場をほっこりさせてくれた。

最後に登場したのは、インドから出場の17歳THATTAKATHU DEVIKA AZHAKESAN。ブルースとジャズが好きで、「ポップスを聴く人にジャズとブルースを伝えたい」と言い、エレキギターを弾きながら見事な歌唱力で憂いあるメロディを披露。同世代とはいえそれぞれまったく違う個性が発揮され、大いに盛り上がった。MCまーくんの名インタビュアーぶりも楽しいコーナーとなっていた。

続いて「SMART PHONE部門」。4か国、4名がスマートフォンを使って撮影した写真作品を発表。あまりにも本格的な写真ばかりで、審査員からも「これ、スマートフォンで撮ったの⁉」というコメントが。クオリティの高いものが並び、作品はもとより現在のスマートフォンのカメラ性能に感心してしまった。

さらに「GATSBY」のイベントらしく、「HAIR STYLE部門」へ。男性、女性、海外からの参加者を含め、モデルを従えて壇上に上がり、それぞれ独創的なヘアスタイルがスクリーンに映し出され、束感を綺麗に出した男性のヘアスタイルに「作品としてちゃんと創り上げようとしてるところがいいですね」等、1つひとつのヘアスタイルが評価されていた。

投票休憩を挟み、女子のみで構成されたダンスチーム「山村国際高等学校」がグリーンを基調としたドレスを身に纏い、情熱的なグループダンスを披露。さらに東京理科大学アカペラサークルの4人組「Quap」が登場して圧巻のコーラス・アンサンブルを聴かせてくれた。

最後の審査となったのは、「CM部門」。12ヶ国14作品が競い合うもので、GATSBY製品をモチーフにした様々な映像作品が紹介された。デオドラントスプレーで消臭した脇にスリスリしたり、子どもがドクターに扮して父親をGATSBYで変身させたりと、ユニークなコンセプトの楽しい映像が続々と紹介され、若い世代のアイデアの豊富さに審査員のテリー伊藤も大絶賛していた。

各部門、どのような結果が?!

いよいよ、各部門の結果発表へ。結果は以下のとおりとなった。

「DANCE部門」… 桑原巧光(日本)



「ART部門」… Leung Sze Yan(香港)



「FASHION部門」… 佐藤綺(日本)



「MUSIC部門」… 下長根蓮(日本)



「SMART PHONE部門」… 土屋葉純(日本)



「HAIR STYLE部門」… 松岡諒(日本)



表彰式が行われ、受賞者には賞金とGATSBY製品が贈られた。各部門の受賞者をそれぞれの審査員が評する中、「MUSIC部門」の審査員中川氏によると、下長根蓮さんの優勝ポイントは、「パフォーマンスに一体感があったこと」とのことで、ピアノとビートボックスを組み合わせたパフォーマンスが観客の心を捉えたことが勝因に繋がったようだ。

イベントの最後には、審査員を代表してテリー伊藤氏が総評を。「このアワードに参加させてもらって僕も元気が出ました。日本は2020年に東京オリンピックを迎えます。たぶん、そのときはみなさんよりも上の世代の人たちが活躍すると思います。でも2021年からは、みなさんの時代です。ぜひ次の日本、世界を引っ張って行ってください。がんばってください!」と、アツいコメントで長時間にわたり盛り上がったイベントを締めくくった。

「MUSIC部門」優勝者 下長根蓮さんインタヴュー

──優勝おめでとうございます! いまのお気持ちを聞かせてください。

下長根 : ありがとうございます。すごくうれしいです。ビートボックスとピアノの組み合わせというのは、まだ誰もやったことがないことだったので、それに挑戦するということで怖い気持ちもあったんですけど、自分なりに試行錯誤していく中で、最終的にこうして結果を出すことができて本当に嬉しいです。これからも続けて行きたいですね。

──今日はヒューマンビートボクサーの方が3名出場していて、それぞれが全然違うパフォーマンスでしたよね。

下長根 : はい、そうでしたね。

──下長根さんがビートボックスとピアノでやり出したのっていつからなんですか。

下長根 : 本当にこのコンテストに参加するためにはじめたばかりなんです。音楽ならどんな形態でもいいっていう参加条件もあったし、いつも自分がやっているビートボックスだとつまらないので、他のビートボクサーと違うことをやった方が良いかなと思って。それで、小1から習っていたピアノを活かしてこういう組み合わせでやってみようと思いました。

──なるほど、はじめてトライしてその結果、優勝できたのはすごいですね! ライヴ活動もやっているんですか?

下長根 : 地元(岩手県)にあまりライヴをする場所がないということもあってライヴ活動という意味ではやっていないんですけど、関東のビートボックス・バトルの大会に出たりはしています。

──2017年の「Grand Boost Championship」で準優勝していますね。そこで自信をつけていまに至る感じですか。

下長根 : そうですね、はい。

──普段はどんな音楽を聴いてますか?

下長根 : 色んな音楽を聴きますけど、ピアノを習っていたこともあってクラシックを聴いたり、R&Bとかポップス、バラード系が多いんですけど、色んなジャンルのものを聴きますね。

──将来はどんな夢を持っていますか?

下長根 : じつは自分がパフォーマンスする側で行きたいとのは思っていなくて。将来のことを考えて、音響関係の大学に進みたいんです。ただ、大学の中でもライヴ活動をするチャンスはいっぱいあると思うので、ちょっとしたチャンスを逃さずに自分のパフォーマンスをして、ヒューマンビートボックスをもっとみんなに知ってもらえたらなって思います。

「MUSIC部門」優勝者 下長根蓮さん

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