90年代USグランジ難破船が辿り着いた先は──新時代を告げる“ニトロデイ”という名の大型船が出港

新時代の到来だ。昨年の12月に〈RO69JACK 2016 for COUNTDOWN JAPAN〉で他のバンドとは明らかな異彩を放ち優勝を果たしたロック・バンド、ニトロデイ。結成わずか1年足らずでの優勝という実績からもバンドの非凡な才能がひしひしと感じられる。なによりもこのバンドの最大の特徴はその若さと、いまの時代や流行を無視した音楽性だ。メンバーは現役高校生が主で、その高校生たちが鳴らす音楽は90年代のUSオルタナをルーツにした、いわゆるグランジである。現役高校生がグランジというだけでも興味を持っていただけるはずだが、インタヴューを通じてバンドの頭脳であるヴォーカル、小室ぺいのルーツや現況が見えてきた。大型新人、ニトロデイのインタヴューをぜひお楽しみください。

Nirvana meets NUMBER GIRLな国産グランジ!


ニトロデイ / 青年ナイフEP

【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC

【配信価格】
単曲 250円(税込) / アルバム 600円(税込)

【収録曲】
1. 青年ナイフ
2. 最低
3. アルカホリデー
4. 月曜日


ニトロデイ / 青年ナイフ


INTERVIEW : ニトロデイ

左から松島早紀(Ba.) / 小室ぺい(Vo.&Gt.) / 岩方ロクロー(Dr.) / やぎひろみ(Gt.)

2017年6月18日(日)に渋谷で開催された〈YATSUI FESTIVAL! (以下、やついフェス)〉にて、渋谷Gladでのライヴのトリを務めるなど、早くも注目を集めつつあるニトロデイ。OTOTOYではこの〈やついフェス〉でのライヴ終了後、ヴォーカルの小室ぺいにインタヴューを敢行した。この時代にグランジという音楽を武器に音楽をはじめるに至った背景から、自身のルーツまで告白してくれた。ライヴでは耳をつんざくほどの轟音をかき鳴らし、気怠そうに歌っていた彼も、インタヴューをしてみると秘めた野心も。まるで“燃える氷”メタンハイドレートのような心に、どこか当時のグランジ・アーティストの精神が受け継いでいる気がしてならない。小室ぺい以外のメンバーも、高校生とは思えないギークな趣味を持つ個性的で頼もしいメンバーが集っている。これほど今後のブレイクとスケールを期待してしまう新人はなかなか出てこないだろう。このインタヴューを読めば、きっとあなたもそう思うはず。

インタヴュー : 飯田仁一郎
構成 : 高橋秀実
写真 : 大橋祐希

あんまりいまのメインストリームの音楽が好きじゃない

小室ぺい(Vo.&Gt.)

──まだ現役の高校生なんですね! バンドの結成はいつですか?

小室ぺい(Vo.&Gt.)(以下、ぺい) : 2016年の3月です。高1の終わりですね。

──結成までの経緯を教えてください。

ぺい : 以前はいまよりもっとポップなバンドを組んでたんです。そのバンドでライヴを重ねるうちに、ライヴハウスでドラムの(岩方)ロクローくんとギターのやぎ(ひろみ)と知り合って。それでバンドがいまの形になるときに誘いました。音楽性が前のバンドとニトロデイでかなり変わったことで、2人が興味を示してくれて。ベースの松島は同じ部活でやっていて、うまいのも分かってたので、声をかけました。

──ニトロデイの音楽性はグランジに属すると思うんですけど、90年代に隆盛したこのジャンルを、2017年にやろうと思ったきっかけは?

ぺい : もともとこのバンドではグランジをやろうと思っていたんです。きっかけはNirvanaの『Nevermind』ですね。高1のときに初めて聴いたんですけど、めちゃくちゃかっこよくて! すぐバンドをやろうと決めました。それくらい衝撃が大きかったですね。

──他にも、好きなバンドにNUMBER GIRLなど挙げていて、こういった音楽を聴きはじめたきっかけはありますか?

ぺい : Nirvanaを聴く前に、最初にかっこいいなと思ったのはNUMBER GIRL。学校も部活も同じベースの松島からNUMBER GIRLの「タッチ」を教えてもらって。それを聴いた瞬間衝撃を受けて。あとからそれがいわゆるオルタナってジャンルだと知って。そのジャンルを辿っていったら、気づいたら90年代のアメリカのグランジ全体が好きになってたんです。

やぎひろみ(Gt.)

──ぺいくんにとって、80年代後半〜90年代のグランジの魅力は?

ぺい : ムーヴメントを産み出したところですね。実はあんまりいまのメインストリームの音楽が好きじゃないんです。でも、メインストリームだった音楽を押し退けて、グランジがメインストリームになった時期があることを知って。やりたいことをやって、新しいムーヴメントをつくるのはすごくかっこいいし、僕らもそうなりたいです。

──Nirvana、NUMBER GIRLを知るまではどんな音楽を聴いてたんですか?

ぺい : 中学くらいまでは周りの友達と似たような音楽を聴いてました。小学校のときはYUIとか、中学では椎名林檎とか。それで高校のときにNirvanaやNUMBER GIRLに出会って、聴く音楽が変わっていって。その後は、向井秀徳さんが影響を受けている音楽を辿っていきました。PixiesやSonic Youth、Mudhoneyを聴きだしたり。でも正直に言ってしまうと、そういうバンドは作曲に活かすために聴いている音楽なんです。もちろん聴くのも好きなんですけど、普段聴いている音楽はまたちょっと違っていて。いまはヒップホップやテクノを聴いてます。

──意外ですね。ヒップホップやテクノではどんなものを?

ぺい : 1番好きなのはgroup_inouで、毎朝聴いてます。group_inouのcpこと威文橋さんの別バンド、uri gagarnも大好きです。テクノだとOrbitalとか。さっきたまたま〈やついフェス〉で(※このインタヴューは〈やついフェス〉出演後に行いました)、SEでOrbitalが流れてて、1人で勝手に盛り上がってました(笑)。両方に言えることなんですけど、自分たちにしか出せない音を突き詰めてやってるのは尊敬します。

表現するのが好きなんです。それは音楽に限ったことではなくて。

松島早紀(Ba.)

──ぺいくんが音楽をはじめたきっかけはなんですか?

ぺい : 表現するのが好きなんです。それは音楽に限ったことではなくて。例えば、短歌や小説、写真。この前は短歌甲子園があって岩手まで行きました。そのなかで1番自分が没頭できるのがたまたま音楽だったんです。

──言葉を文字にするのが好き?

ぺい : それもそうなんですけど、絵画も好きで観に行ったりします。非日常的な作品に出会うのが好きなんです。それが音楽をつくるうえでも活きていると思います。小説を読んで、物の見方を学んだり。オルタナだけじゃなく、表現全体からの影響は確実にありますね。

──小説で1番好きな作家さんは誰ですか?

ぺい : 1番好きなのは、金原ひとみの『星へ落ちる』。江國香織や川上未映子も好きです。女性作家さんをよく読みますね。

──ここまで表現全体に深い造詣があるとなると、ぺいくんと同じ趣味の友達は近くにいるんですか?

ぺい : たまにライヴハウスで会ったりしますけど、同じ学校にはいないですね。実は今日〈やついフェス〉の出番前に、高校の文化祭のライヴがあったんです。僕、軽音楽部に入っていて。そこではみんなワンオクとかSHISHAMO、AKBをやってました。僕はSyrup16gとART-SCHOOLとハヌマーンをやったんですけど、案の定めちゃくちゃ人少なかったです(笑)。

──同年代の友達はメインストリームの音楽をやってる一方、ぺいくんは踏み込んだドープなものをやってると。そういうメインストリームの音楽についてはどう思う?

ぺい : 否定はあんまりしないです。前まではすごい否定的でしたけど。いまはそういう音楽もあるんだな、と割り切ってます。みんなそれぞれやりたい音楽をやれば良いと思う。というか、みんなが好きだからその音楽がメインストリームになっていて、文化祭のライヴでもそういう音楽が多くなるのは当たり前だと思っています。でも、そのなかで好きな音楽をやることが大切だと思っていて。メインストリームじゃない音楽を周りに流されずにやれたのは嬉しかったですね。

──他のメンバーはどんな音楽を聴いてるんですか?

ぺい : ベースの松島はかなりの音楽好きで、邦楽洋楽問わず、80年代以降のポップスが好きです。L⇔RやGREAT3、Culture Clubとか。特に好きなのは岡村靖幸で、いつも聴いてるイメージがありますね。ギターのやぎは、ミツメとかのインディ・ロックが好きです。もともと僕とバンドをするまでは、空気公団、はっぴいえんど、スピッツだったりを聴いてて。バンドをはじめるにあたって、段々とグランジを好きになっていった感じです。あと、ギターの弾き方は田渕ひさ子さんとジョニー・グリーンウッドにすごい影響を受けてますね。ドラムのロクローくんは、andymori、銀杏BOYZ、エレカシ、RCサクセションみたいな日本のロックンロールが好きで、あんまり洋楽は聴かないみたいです。




























──音楽的な個性が豊かなメンバーとは普段どんな関係性ですか?

ぺい : 仲良いです。バンドをやってても、メンバー同士がよそよそしいバンドがときどきいるじゃないですか。それが嫌で、楽屋ではメンバーとふざけてます。人見知りなのもあるんですけど、仲良くなったらもっと喋ります(笑)。

岩方ロクロー(Dr.)

「内にあるものを表現する、吐き出す」みたいなことが性に合っている

──昨年の12月に〈RO69JACK 2016 for COUNTDOWN JAPAN〉で優勝したときはどんな心境でした?

ぺい : 個人的には2次審査が通っただけで嬉しかったですね。優勝発表会のときは優勝するとは全然考えてなくて。いざ優勝と聞いたときは信じられなかったですね。やっぱり評価をもらえたことは大きくて。「自分たちの音楽が間違ってなかったんだな」という自信になりました。メンバーの皆にプロになる意識を強く持たせてくれたのも〈COUNTDOWN JAPAN〉のおかげですし。

──グランジという、現代としてはかなりコアな音楽性で優勝を勝ち取ったわけですが、グランジのどこに影響を受けていますか?

ぺい : うまく言えないですけど、誰かのためじゃなくて、自分のなかにある“何か”を吐き出しているところですかね。個人的には“何か”を伝えたい、みたいなものはなくて、メッセージ性を持たせているわけじゃないんです。ただ「内にあるものを表現する、吐き出す」みたいなことが性に合っていると思います。でもそれは現状に不満があるわけでも、政治へのカウンターがしたいわけでもなくて。バンドの初期は抱えてるものもあったんですけど、いまは自分が歌いたいものを歌いたい。そっちのほうが自分にとってはリアルなので。

ニトロデイ

──今回リリースされる『青年ナイフ』で歌いたかった“内にあるもの”とは具体的にいうと?

ぺい : 歌詞は基本的にメロディが出来てから書くんです。メロディに沿ってこういうことを歌おうみたいなイメージが出来てくる。アルバムに関していえば、共通しているのはどうしようもない日常に対する諦めというか、やるせなさみたいなものを軸にしました。それをサウンドに落とし込むことで日常のなかの非日常みたいな描写ができていればな、と。ほとんどの曲で一人称で日常を歌っているのも、三人称よりも生々しいというか、リアルな日常感があるのでわざとそういった歌詞にしてます。

──歌詞のなかで”笑う”という言葉が気になったのですが、「最低」の〈笑いまくってる〉や「青年ナイフ」の〈笑いながら〉が、“嘲笑う”の意味合いで聴こえてくるんですけど、そういうドライな気持ちもある?

ぺい : 確かに普通の笑うとは意味合いは違うと思います。でも、嘲笑うでもなくて。可笑しい、ちょっと変、のほうが近いかもしれないです。なぜか勝手に笑えてくることあるじゃないですか。

──ぺいくんは音楽をやっていくうえでどんな人間になりたいですか?

ぺい : 有名になりたい。でも、視られる用の自分はつくりたくなくて。かっこつけたくないんです。ライヴのときもうるさくないと歌えない。音にかき消されるくらいが自分の声を意識しないで歌えてちょうど良くて。ありのままの自分で続けられればと思います。

──ではバンドとしては、今後こんなアーティストになりたい! みたいな目標はありますか?

ぺい : 大きいフェスにも出たいですし、CDもたくさん売れたら嬉しいです。現状はライヴにいっぱい人が来てほしいですね。7月22日に横浜BB STREETでレコ発のライヴもあるので。

──なかなかこんなバンド現れないと思っていますので、OTOTOYでもずっと応援しております。

ぺい : ありがとうございます!

RECOMMEND

ZAZEN BOYS / すとーりーず

作詞作曲、録音、ミックス、ジャケット、PV撮影編集など、マスタリングを除く全ての制作作業を向井秀徳がマツリスタジオにて敢行。 バンド・サウンドとしてのZAZEN BOYSを全面に押しつくした1枚

この作品に関する特集ページはこちら

Pixies / Head Carrier

1986年にアメリカはボストンで結成。USグランジ / オルタナ・ムーブメントを牽引し、カート・コバーンやトム・ヨークなど様々なアーティストに影響を与えたピクシーズ、2016年にリリースされた最新作。

この作品に関する特集ページはこちら

uri gagarn / my favorite skin

group_inouのラッパーcpこと威文橋が率いるオルタナティヴ・ロック・バンド、uri gagarn。メンバーの脱退、新メンバーの加入を経て生まれ変わった彼らの気合いが伝わる、8年ぶりにリリースされたアルバム。

この作品に関する特集ページはこちら

LIVE SCHEDULE

〈SEINEN KNIFE DAY〉
2017年7月22日(土)@横浜BB STREET
時間 : 開場 18:00 / 開演 18:30
出演 : ニトロデイ / 羊文学 / the twenties
チケット : 前売り 2,000円 / 当日 2,500円 / 高校生 1,800円(学生証提示の場合)※いずれもD代別
ご購入はこちらから
問い合わせ : 横浜BB STREET 045-681-8202

その他ライヴ
2017年8月6日(日)@稲毛野外音楽堂
時間 : 開場 11:00 / 開演 11:40
チケット : 入場無料
出演 : ニトロデイ / ユレニワ / Althea / MixoL'e / TRiFOLiUM / かたこと / みきなつみ

2017年8月25日(金)@下北沢THREE
時間 : 開場 18:00 / 開演 18:00
チケット : 前売り1,500円
出演 :
【LIVE】ニトロデイ / Tomato Ketchup Boys / SUNNY CAR WASH / No Buses
【DJ】JACKSON kaki / Koga Hirouchi / ツタヤくん / Kanzaki Satoshi

2017年8月27日(日)@横浜BB STREET
時間 : 開場 17:30 / 開演 18:00
チケット : 前売り2,000円
出演 : ニトロデイ / SEVENTEEN AGAiN / Ballon d'or / LINK / Dr.DOWNER / Steadys

詳細はこちら

PROFILE

ニトロデイ

小室ぺい 17歳(ギボ)
やぎひろみ 17歳(ジャズマスター)
松島早紀 18歳(ベイス オン ベイス)
岩方ロクロー 19歳(ドラムス)

Nirvana、ナンバーガール、Sonic Youth、Pavement、Pixiesなどに影響を受けた、ローファイな爆音グランジ・オルタナティヴを演奏する平均年齢18歳の横浜出身現役高校生バンド

ニトロデイ Official HP : http://artist.aremond.net/nitroday/

ニトロデイ Official Twitter : https://twitter.com/nitrodayrock

o

 
 

インタヴュー

スクールカースト最底辺からの刺客がやってきた! ──ハンブレッダーズ、初の全国流通盤を配信開始
[CLOSEUP]・2018年01月17日・スクールカースト最底辺からの刺客がやってきた!!! ──ハンブレッダーズ、初の全国流通盤がついに配信開始 高校の文化祭に出演する為、同級生によって結成された4人組"ネバーエンディング思春期"バンド、ハンブレッダーズが初の全国流通盤をリリース! Voムツムロによる「イケてない奴」なりの青臭さ全開の歌詞、その歌詞を乗せたメロディックな歌。そんな彼らの楽曲は、青春の1ページを切り取り、終わらない青春をメッセージとしてリスナーに届ける。今回OTOTOYでは、ハンブレッダーズとも所縁の深いライヴハウス、京都のライヴハウス・nanoの店長である土龍(モグラ)と共に対談形式のインタビューを掲載。活動初期の印象や、本作の制作など、どのようなバンドになっていきたいかなど語ってくれています。OTOTOY初登場! 快進撃中のバンドが放つ、初の全国流通盤!!ハンブレッダーズ / 純異性交遊'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC【配信価格】単曲 250円(税込) / アルバム 1,600円(税込)【収録曲】''1. DAY DREAM BEAT2. スクールマジシャンガール(純Mix)
by 阿部 文香
*鳥クルッテル.incが創る、360度音が上下左右から鳴る超常音空間
[FEATURE]・2018年01月15日・驚異の立体音響! 音楽での新たな体験、その可能性を形にする鳥クルッテル.incって何モノ?! 音楽で人と人が結びつけ、新しい音楽の可能性を見い出すためさまざまな音楽イベントやワーク・ショップを企画する2人組、「鳥クルッテル.inc」。彼らのイベントでは、四方を囲むスピーカーにより、一つひとつの音の色や形、動きが見えるように感じる取れる臨場感のある音響システムを使うことによって、360度縦横無尽に音が動き回る新感覚の音楽体験をすることができるという。今回OTOTOYでは、特別な音響システムを使用しなくても、この音楽体験ができる「Kachōfūgetsu 〜fireworks〜」を配信開始。彼らの活動や、サウンドの作り方まで、さまざまな話を訊いた。 OTOTOY配信限定!〈Kachōfūgetsu〉のイメージサウンド鳥クルッテル.inc / Kachōfūgetsu ~fireworks~'【配信価格】WAV、ALAC、FLAC(24bit/96kHz) : 540円AAC : 216円【Track List】1. Kachōfūgetsu ~fireworks~>> 〈Kachōfūgetsu〉特設サイト
by 岡本 貴之
音楽にはユーモアが必要──折坂悠太、新作EP『ざわめき』を独占ハイレゾ配信 & 井手健介との対談を掲載
[CLOSEUP]・2018年01月17日・音楽にはユーモアが必要──折坂悠太、新作EP『ざわめき』を独占ハイレゾ配信 & 井手健介との対談を掲載 後藤正文や小山田壮平など、多くのミュージシャンも賛辞を送るSSW・折坂悠太が初のバンド編成で録音に挑んだEP『ざわめき』をリリース。演奏には2016年から活動を始めたバンド編成でのライヴ・サポートを行なっているベース・寺田燿児、管楽器、弦楽器を扱う青野慧志郎、ドラム・田中久仁彦(yoji &his ghost band)、ピアノ・飯島はるか(に角すい)のほか、フルートに松村拓海(1983、俺はこんなもんじゃない)、トランペット・高橋三太(1983)、ヴィブラフォン・影山朋子が参加しており、弾き語りでは表現することの出来なかった音のダイナミズムと、ブルースや民族音楽、ジャズなどを吸収したのびのびと響き渡る彼の歌声が閉じ込められた作品となっている。そんな今作をOTOTOYのみでハイレゾ配信すると共に、シンセサイザーでアルバムに参加しているSSW・井手健介との対談を掲載。お互いが影響を受けたアーティストから今作に至るまで、たっぷりと語ってもらった。 ハイレゾ版の配信はOTOTOYのみ!!折坂悠太 / ざわめ
音楽は幸せな空間を作れるのか? ──新たなバンド・サウンドを得たAL『NOW PLAYING』を先行配信
[CLOSEUP]・2018年01月10日・音楽は幸せな空間を作れるのか? ──新たなバンド・サウンドを得たAL『NOW PLAYING』を先行配信 小山田壮平と長澤知之がプライベートのアコースティック・ユニットとして数年前に活動をはじめ、そののちに藤原寛、後藤大樹をバンドに迎えて2016年4月に1stアルバム『心の中の色紙』をリリースしたロック・バンド「AL」。そんな彼らが2018年のはじまりに快作の2ndアルバム『NOW PLAYING』をリリースする。今回OTOTOYでは本作の1週間先行配信を実施。本文の中でも語られているように、1stアルバム『心の中の色紙』よりも、よりバンドらしい作品ともいえる『NOW PLAYING』はどのように生まれたのか、ソングライターである小山田壮平、長澤知之の2人に話を訊いた。ちなみにこの2人でのインタヴューはAL史上初! みなさま必見です! よりバンドらしくなったALの最新作を先行配信 AL / NOW PLAYING'【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(16bit/44.1kHz) / AAC【配信価格】単曲 250円(税込) / アルバム 2,000円(税込)【収録曲】''1. 会いにいくよ2. NO
MOROHA、結成10周年記念インタビュー【前半】──「茶の間の胸ぐらをつかんで、ライヴ会場に!」
[FEATURE]・2018年01月14日・「茶の間の胸ぐらをつかんで、ライヴ会場に引きずり込め!」──MOROHA、結成10周年記念インタビュー【前半】 魂を震わせるリリックと、互いの持ち味を最大限に生かすためアコースティック・ギターとMCだけの最小編成にて行われるライヴで、彼らの音楽を聴いたもの、観たものを圧倒させるMOROHA。そんな彼らが2018年に10周年を迎える。このタイミングで6月6日(水)には再録ベスト・アルバム『MOROHA BEST〜十年再録〜』のリリース、そして12月16日(日)にZEPP TOKYOにて単独ライブも決定したのだ。着々と多くの人に向けて、彼らの音楽が届くよう歩みを進める彼らであるが、OTOTOYは、お茶の間にもMOROHAの音楽が届く未来がそう遠くないことを確信している! 今回OTOTOYでは、10周年を迎えた今までの活動についてを、インタビューや主宰のボロフェスタに招集する等、時には言い合いをしながらもデビュー当時からずっと応援し続けるOTOTOY編集長の飯田仁一郎と共に振り返る。まずはインタヴューの前半をどうぞ。 元旦リリースの最新曲をチェック!【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1k
by JJ
2018年の始まりにして年間ベスト級デビュー・アルバムーー “エモい”都市生活を鳴らすアイドル・・・・・・・・・に迫る
[CLOSEUP]・2018年01月05日・2018年の始まりにして年間ベスト級デビュー・アルバムーー “エモい”都市生活を鳴らすアイドル・・・・・・・・・に迫る シューゲイザー的な「エモさ」とアンダーグラウンド・パンク的な「ヤバさ」を楽曲コンセプトに活動するアイドル・ユニット「・・・・・・・・・」が、2018年1月12日リリースの1stアルバム『 』をOTOTOY独占で1週間先行でハイレゾ配信開始。日本ドローン界の雄、hakobuneディレクションの元、ノイズやアンビエント等を用いた1トラック72分の1stシングル『CD』がネットを中心に大きな話題を呼んだが、初アルバムとなる今作は、ForTracyHydeの管梓、Mavや、my letterのキヌガサチカラ、あヴぁんだんどやアシモフが手品師で知られるteoremaa等が楽曲提供を手掛け、シューゲイザーから、90sUK、90semo、ローファイ、ドラムンベース、エレポップまで、様々なジャンルを「エモい」にぎゅっと集約した全10曲。アイドルという記号性を取り除くため、アーティスト名もアルバム名も検索に引っかからないなど、コンセプトも練りこまれている彼女たちに改めて迫るインタヴューを掲載し迫った。
コムアイ、ケンモチヒデフミ、Dir.Fとともに振り返る、水曜日のカンパネラの2017年、そして2018年
[CLOSEUP]・2017年12月31日・コムアイ、ケンモチヒデフミ、Dir.Fとともに振り返る、水曜日のカンパネラの2016年、そして2017年 毎年恒例、水曜日のカンパネラの1年間を振り返るインタヴューも今年で5回目。2017年の水曜日のカンパネラは、日本武道館でワンマン・ライヴ、全国を巡るツアー、海外でのフェス参加も増えるなど、より一層グローバルな音楽活動を繰り広げました。さらにタモリ倶楽部に出演したり、NHKで松岡正剛氏と対談、ドラマにも出演するなどテレビでも大活躍。音楽以外の場所でも表現の幅を広げるカンパネラの2018年は果たしてどんな年になるのか? 2017年を振り返るこのインタヴューをご覧になって、2018年を想像してみてはいかがでしょう? 取材 & 文 : ねるねるね〜るね西澤 2017年リリースのデジタル・シングルを絶賛ハイレゾ配信中【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) (全タイトル共通)【配信価格】単曲 540円(税込) (全タイトル共通) INTERVIEW : 水曜日のカンパネラ ーー年末恒例、1年を振り返るインタヴューです。とはいえ、OTOTOYではこれが2017年初インタヴューなので、いろい
by 西澤 裕郎
サブスクで話題の、サニーデイ・サービスのあの作品がさらなる進化を遂げる!
[CLOSEUP]・2017年12月25日・サブスクで話題のあの作品がさらなる進化を遂げる! ──曽我部恵一が語るサニーデイの進化と変容 今年6月、突如Apple MusicとSpotifyにてストリーミング配信のみでリリースされたサニーデイ・サービスの『Popcorn Ballads』。このアルバムに収録された22曲は、ヒップホップやトラップ、そしてファンクの要素までをも含み、新たなサニーデイの進化に、前作『DANCE TO YOU』リリース時と同じく、いやそれ以上にぼくらを驚かせた。そんな衝撃のリリースから半年、このたび12月25日のクリスマスにサニーデイがリリースしたのは『Popcorn Ballads(完全版)』。今回新たに収録された楽曲や、客演を迎えて進化を遂げた楽曲まで…… まさにディレクターズカットと言える完全版の作品が届いたのだ。完成版となった『Popcorn Ballads』はどのように生まれたのか、今年の音楽シーンを振り返るとともに、曽我部恵一に話を訊いた。 サニーデイからのクリスマス・プレゼント、ハイレゾ配信! サニーデイ・サービス / Popcorn Ballads(完全版)'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bi
by JJ
筆者について
J J (JJ)

パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyのチーフ・プロデューサー。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。ototoyでは、リミエキのJJとして喋っている時は、JJ(Limited Express (has gone?))と記載しています。

同じ筆者による他の記事